今回の滞在はずっとロンドン市内にステイ。
泊まったホテルはサウス・ケンジントンの「NUMBER SIXTEEN」
駅から歩いて2分ほどの距離で、白い瀟洒なつくりの邸宅風プチホテルです。
部屋もカラフルで落ち着いたトーンのインテリアで統一。ダイニングルームから見える中庭には、バラの生垣が。
部屋数が少なく、滞在者も常連さんや外国人が殆ど。

純喫茶★ロイヤル  -NUMBER SIXTEEN
この付近の建物はすべて、白に統一。
番地が16なので、ナンバー16というホテル名に。



純喫茶★ロイヤル  -NUMBER SIXTEEN
フロント脇のリビングスペース。壁もカワイイ。ココで毎朝、新聞を読んでましたw


純喫茶★ロイヤル  -NUMBER SIXTEEN
ダイニングルームから中庭へ。寒いけど、外で朝食も取れる。



2日目は、ロンドン市内観光、3日目にロンドンから近郊の街にある、アウトレットモールに行ってきました。
「BICESTER VILLAGE」
アクセス; ChilternRailways にMarylebone駅から乗って1時間ちょっと。

純喫茶★ロイヤル  -アウトレット

コンセプトや建物の感じが御殿場のプレミアム・アウトレットに良く似ています。
ブランドも、日本よりも豊富で、品ぞろえも格段にいいかもしれません。
ラルフ・ローレン、プリングル、ハケット、フレッド・ペリーなどイギリス発ブランドショップは、充実。
がっかりだったのは、いかにも工場から送られてきた二級品のようなコートや衣類を置いていた「バーバリー」。
やたら混んでいて、お客も殺気立って買い物していて、異様な雰囲気。。ある意味、ブランドの威力って凄い。。

色々見たけど、結局購入したのは、ロングのダウンコート。ファーが襟元についていてあったかそうなつくり。
ダウンにしてみればやや高いけど、元は取れそうな気回しのよさが気に入りました。
私は両親にポロシャツを買い、終了。

トラッド好きなIさんは、ジャケットやシャツなどを購入。薄い皮製のジャケットは、日本だったら10万以上はしそうなものが、4~5万で買えたようで、オシャレさんにはうれしいスポットのようです。

(まだまだ続きます)

最終日は、これまた電車に乗って、湖水地方へ。
飛行機で有名なVirginの電車「バージントレイン」にのりました!

純喫茶★ロイヤル  
EUSTON駅から、電車で2時間半で、Oxenholm駅へ。


純喫茶★ロイヤル  
乗車後は、飛行機と同様コーヒーとお菓子が配られます!(1等席のみ)

車内も無線LANが自由に使え、とても静か。客席もゆったりとしたつくりです。
サービスは日本よりも、格段に進化してます!(頑張れ、JR!)

現地につくと、個人観光ツアーガイドのアンドリュー氏がお出迎え。今回は私たち2名しか、ゲストがいないということで、貸切状態でしたw。
予想に反して、湖水地方はめちゃくちゃ暑い・・・。セーター&皮ジャンを持参した私ガーン
アンドリューによると、この数日間は天気が良いとのこと。ロンドンより、暑いじゃないか~!!

純喫茶★ロイヤル  
真ん中に見えるのは、湖。眺めのよい山頂からのショット

ひたすら緑の草原の景色が、よく見ると北海道に似ています。(確か緯度も同じくらいか?)
13年前にも一度ここは訪問しましたが、いまだもって何も変化していません。
定番の、ピーターラビットの作家のミス・ポターの家を見て、フェリーに乗り湖を渡りました。


純喫茶★ロイヤル  -フェリーに乗った
日差しが強烈に暑かった・・予想外の日焼け。
湖でフェリーに乗るところ@アンブルサイド 


純喫茶★ロイヤル  -GOTOBED
途中の町にあった、雑貨屋さん。女の子テイストたっぷりのお店。
キャス・キッドソンのハンドクリームを購入。

帰りは、電車のトラブルのため、バーミンガム付近で電車は1時間くらいストップ。。
疲れでウトウトしてましたが、その間も乗務員の方がコーヒーサービスをしてくれました。
LANでipodも使えたしで、そこまでストレスは掛からず。

計算外だったのは、ロンドンに戻ったのが11時過ぎていて夕飯を食べるお店が殆ど閉まっていたこと・・。泣。
ホテル近くの、レバノン料理の店がやっていて急遽飛び込みました。
初めて食べた中東料理。チキンのグリル焼きが美味でした!

長くなったので食事編は、また別のときに~。



先週から今週の月曜までロンドンに行ってきました!
(火曜から普通に働いているので、旅行してきたことを忘れてしまうw)

今回の目的は、ロイヤル・アルバートホールで行われる音楽イベント「BBCプロムス」へ行くこと!
3ヶ月くらい長期間で、色々なジャンルの音楽が大きなホールで演奏されるのですが、シーズンの最後は世界の有名オケがやってきます。しかもチケットは5000円前後と通常よりも安く聴けるというめったにないチャンス。

9日はBBCフィルハーモニー、10日と11日はウィーンフィルのステージ、3連チャン。
今回はずっとロンドン、しかもホールに近いホテルに滞在していたので、3日とも歩いていけました。
開演間近になると、サウスケンジントン駅からホールまで、人の流れが・・。
われわれもその波についていくと、見えてきました!
夢のアルバートホール。。円形のとても大きな堂々としたレンガ色のホールです。

純喫茶★ロイヤル  -ロイヤルアルバートホール

ホールの中は、こんな感じ↓

純喫茶★ロイヤル  -ロイヤルアルバートホール

広さは、武道館くらいの広さなのでしょうか?
オペラの劇場のように天井まで閲覧できる席が会場をぐるりと取り囲むのは、圧巻!
しかもアリーナは、なんと立ち見。クラシックを立って聴くというのも、、大変な気がします。その分料金は安いのでしょうけど。。

純喫茶★ロイヤル  
                ホールに若手演奏家の紹介も。

さて、3日間の演目と感想をざっと紹介。

9/9(水) BBC シンフォニーオーケストラ
・メンデルスゾーン 真夏の夜の夢 序曲と間奏曲
・O・リード・トーマス ヴァイオリンコンチェルト
・ベートーベン  交響曲6番「田園」

着いた当日ということもあり時差ボケで。。真ん中のコンチェルトは、現代曲で知らないということもあり、寝てしまいました。(日本時間で朝の6時。徹夜明けのクラシックって初めてですw)
BBCの音色は、思ったよりもクリアに聞こえず。真夏の夜~も、序盤から恐る恐る音を出している感じでちょっと心元無く、息もあわないようでした。
ホールが大きいせいか?とも思ったのですが、翌日のウィーンフィルとの力の差は歴然。。

田園は、テンポよく聞こえてきましたが、メリハリにかけたかな・・と。きびしめコメントですが、私のコンディションが悪かったのかも。

9/10(木) ウイーンフィル
・ハイドン  交響曲98番 
・シューベルト 交響曲9番「グレイト」

1年ぶりのウィーンフィル。やっぱり音の粒が揃って、完璧でした!
ハイドンの下手するとつまらなく聞こえるシンフォニーも、メリハリ&テンポ感の展開も絶妙。

シューベルトも良かったですが、古典のほうがウィーンフィルは合っているように聞こえます。
グレイトは、勇ましい堂々とした曲なのですが、骨太の迫力のある音の表現も出来るとは、さすがでした。

9/11(金)ウイーンフィル
・Rストラウス ドン・キホーテ
・ブラームス 交響曲4番

チェロ&バイオリンのソリストは、ウィーンフィルの主席メンバー。
まあ、実力のある方たちなので、わざわざソリスト呼ぶまでもないのでしょうが・・。
若手のチェリストは頑張ってました。まあ、団員だからなのかもですが、自分が引っ張るというわけではなくアンサンブルを楽しんでいる感じ。セルバンテス役のヴィオラが、すばらしい音色でした。

途中、指揮者のズービン・メータ氏が指揮棒を落としたのですが、チェリストがさっと拾って手渡すシーンが。
それからという訳ではないですが、さらにグッと調和が増したように聞こえました。
やっぱりオケはコンビネーションが大事!

ブラ4は、じっくりと円熟味のある演奏。CDで聴いた音よりも、しっかり太い音で聴けて満足。
第4楽章のチョッ早のパッセージも乱れなく演奏するのは、さすが・・
1点、気になったコンマスが女性というのが、意外。(今期試験的に登用されているらしい)
男性至上主義のこのオケが受け入れたというのは、よほどの実力者なのかもしれませんが。


最終日のラストナイトにはいけませんでしたが、十分にも楽しめた今回のプロムス。
次回は、食事&旅行について書きますね。
週末にしかブログは更新できてない・・。
今週は仕事が忙しかった。所属する部署が違うと、会社を見る面も変わるものです。
編集から広告へ・・・。やることが満載過ぎて、どこから手をつけていいのやら??
まあ、悲観的に観てても仕方ないので、自分がやれそうなところからやっていくしかないと思ってます。
(このブログ、会社の人も見てたりするので、迂闊なことも書けないW)

週中に参加したAdtechというイベントは、久々に旧知の方ともお会いできて楽しかった!
マーケ・広告の捕らえ方、最近の事例紹介など、とても刺激を受けました。
どんどん進化している業界なので、自分で積極的に動かないと・・どんどん遅れを取りますね。

今週は水曜から、ロンドンへ!
イギリス最大のクラシックイベント「プロムス」 を聞きに行ってきます~
※ネットが繋がったら、twitterしてみます。

メインはBBCオケとウィーン・フィル。
ウィーンフィルのブラ4・・どんな風に弾くのか興味深々。

仕事も遊びもなんだか加速度を増している気がする昨今。
体が何処までついていけるか、やや心配でありまする。

またブログアップに、日が開いてしまいました。
最近はもっぱらTwitter
か、facebookのほうが見る率が増えました。
短いメッセージで楽。ということもあるんですが。。
ブログはちゃんとテーマを見つけて書かないといかんと思っているのか?自分にとってのハードルがあがったような気がしています。

ブログで発信するのは、「これ食べた」「どこ行った」的なものなら、もっとシンプルな発信形式のほうが時間もかからないし、効率的にってことで、twitterなんでしょうけど。
後で自分で振り返ったりするときに、情報が少なすぎて逆に使えなかったりで、、これからも考えて情報発信したほうがいいかなと思っています。
(テーマは音楽に絞る・・とか目的を決めるなどにしようかと)

・・てことで

今週珍しく買った日本のアーティストのCD。
元スーパーカーのiLLの新譜
Force(初回生産限定盤)(DVD付)


¥2,756

Amazon.co.jp


「Lucky」とか「YUMEGIWA LAST BOY」など好きな曲はスーパーカー時代にありました。
(昔、日比谷野音で彼らを見たときのインパクトは今でも覚えてます)
コアメンバーの「ナカコー」の声はやっぱりソロでも健在で嬉しい。
この人の声のトーンは、細くも太くもない高さでかつ緩く響く。とても聞いていて好きな声。
歌詞も、韻を踏んだものとか、短いシンプルな言葉のループが多くて、時々何を言っているのか不明瞭。
でも日本語の意味がそのまま耳に入ると、歌詞が逆に気になってメロディのよさに酔えなかったりする。
後ろで何気なく流していても、心地よく聞こえる曲は貴重。

一緒にバンドルされていたDVDが今までのシングルカットを含めたPVが沢山入っていた。
どれも、ビジュアルでも十分楽しめる。
宇川直弘のプロデュースした「Kiss」
は、エロティックとアーティスティックのギリギリ路線。
もう一個の別バージョンのは、反対にキュートな感じ。これ↓↓



一番すきなのは、「Scum」
B級ホラーのゾンビ映画タッチの演出なんだけど、曲のスピード感とあっているのか?微妙な感じが良いw

「Deadly lovely」の新曲もいいけど、これらの曲も聴いて改めて好きになりました。
ちゃんと情報追っておこうと。

9月のライブ、行きたいなー。











しばらくブログを休んでました。。汗。
先週までは、異動があったせいかバタバタしていて、夜はPCを開く気もなれず・・
今週は、お盆明けでまだ仕事がゆっくりモードでようやく今の仕事に慣れてきました。
ぼちぼち再開。

週末は、レッスンへ。
バッハのドッペル、第3楽章。
自分はセカンドだけど、この楽章合わせるのが激ムズ叫び
途中でどこ弾いてんだか・・て感じになりますw
先生とだから、途中なんとかカバーしてもらっているけど
生徒同士だったら、まず壊滅的ですね。

youtubeで3楽章を発見。おそらく、プロムスの映像。


レッスン中に、先生が新しく購入した肩当を借りてみました。
KUNのbravo。足の部分が長く、楽器がかなり高めに持ち上がります。
今のvivaMusicaよりも高めにできるのもいいかも。
楽器の音も気のせいか?
通るかんじです。
値段は1万円。うーん、肩当にしては高いけど。。
次回はこれにしてみたいな。

純喫茶★ロイヤル  



週末、部屋の整理がてらCDの棚も掃除。(バラバラになっていたCDをケースに入れた程度ですが)
そしたら、前にKちゃんの友人からもらったイベントのミックスCDが出てきました。
90年代ブリットポップ中心の曲(今でもこの言い方はするのか?)をコンパイルしたものですが。
・Blur
・My Bloody valentine
・Aztec Camera
・Oasis
・・
うーん、懐かしい。
昔はよく聞いてたのに。今は、フジロックも足が遠のいてるし。
(伝説の第1回に行った私。。あれから怖くてフジロックいけてませんw)

マニックス、シャーラタンズ、クーラシェイカー、パルプ、、ティーンネイジファンクラブ。。
あ、ストーンローゼスも。
そのあたりもCDをよくかってたし、時にライブも行きました。

色々それから音楽遍歴を経て、クラシックの道へ。

最近改めてロックを聴くとよいな~という瞬間があります。
特に昔の曲はそれを聞いたころの自分も合わせて思い出す・・・というような感慨にふけるのですが。
まあ、年をとったってことなのかもしれません。笑


Good Morning Britian" by Aztec Camera
美形ボーカリスト、ロディ・フレイムのヘアスタイル。当時流行の髪型?!


最近、ブログよりもTwitterのほうをマメに更新するようになっています。
http://twitter.com/zerokana

このほうが、今日の出来事を気楽に報告できるので。
つい文章を長く書く、blogがご無沙汰に・・・。
目的が別のものなのですが。
Blogはちゃんと書かないとね。




iphoneアプリが日々増え続けていますが、一時期程度のゲーム熱は少し冷め(笑)
役に立ちそうなものを物色しています。

ipodは、やっぱり音楽系で使えそうなアプリでしょってことで
いくつかダウンロードしてみました。

ヘッドフォンKarajan beginner
音感トレーニングソフト。和音やスケール(メジャー・マイナー)のテストや音程を当てるピッチテストなどができる。
でもヘルツが低いせいか?音程が微妙にずれる・・。
ダウンロード


音譜iTick
メトロノーム。
テンポと拍子が視覚的に分かりやすい。
BPMを調節すると、Largo、Allegro、Prestoなど速度表記も変わるのが便利。
(なるほどBPM80がAndanteというのね。という感じ。自分は適当に覚えていたことがこれで分かった!)
ダウンロード
※詳細はこのサイト に書かれています。


耳JustTune
有料115円で購入。
チューナー機能があるということで期待したが、ipodtouchではマイクをつけないと機能しない。
ということでまだ性能がわからない。(ちゃんと音を拾ってくれるのか、不安だ。)
ただ、toneを出してくれるので、Aの音(442hz)を電子音だけどチューナー忘れたときにも使えなくもないか。





6月から始めたピラティスも、1ヶ月。全部で6回通いました。
・・で効果は?というと、まだ実感ありませんw

ピラティスはなんといっても、骨盤や肋骨、背骨などを意識しながらフローで動かしていくのですが、このひとつづづ関節を動かす感覚が難しい。
あと腰を床につけて座ったとき、背骨と腰骨が床と垂直になるようにするのも、私の腰の形では非常にキツイ。。

ピラティスは、マットやマシンなどを使うコースなど色々小道具が登場します。
私がその中でも、やってみたのは、
ストレッチポールと
LPN ストレッチポールEX ブルー LPN0011
¥7,587
Amazon.co.jp
この棒の上に仰向けに寝るのです!
左右のバランスが悪いとごろっと床に落ちるので注意。
なかなか、乗っかることができずに、レッスンでは挫折。
上級者は、この上に何分も乗っているとか・・。すごい。


マジックサークル
ギムニクマジックサークル【バランスボール】黒
¥6,720
Amazon.co.jp
先週、使ったマジックサークル。
両足や両腕に挟んで動くのですが、内腕筋や内腿筋を使う器具だそう。
ずっと持っているだけでも、結構疲れてきます。



何回かやってみてるけど、なんだか独自の動きをしているようで、筋肉を使いきれてないみたい。
今週はプライベートレッスンでみっちり、動きをマスターしてきます!
お腹が割れるまで、がんばってみるかな得意げ


先週に引き続き、オケ公演へ。(Iさん、いつもありがとうございます)
久々のNHK交響楽団の演奏会。
最近は、TVのN響アワーくらいでしか、聞かないのですが、
今回は場所が少しは音響が良いと思われる「オーチャード」だったので、期待できるかな。

演目は
・メンデルスゾーン 序曲「美しいメルジーネの物語」
・メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲
・ベートーベン 交響曲第7番

ソリストは、ドイツ人とのハーフの有希・マヌエラ・ヤンケさん。
2007年の神尾さんがチャイコフスキーで優勝したときの3位に入賞した実力の持ち主。

水色のサテンのドレスで登場した彼女は、外人並の堂々とした体躯。
見た目の「がっちり」した印象とは、反対にバイオリンの音色は、繊細で柔らか。
神尾さんのように「ガシガシ」弾くようでもなく、非常に伸びやかなボウイングで綺麗な音を奏でてました。

冒頭のおなじみのメロディも、彼女が弾くと「哀しい」というよりは、明るく「澄んだ」印象。
ヤンケさんは、とても素直な性格の持ち主なのでは?
メンコンは、もう少し「泣き」のイメージがあったんだけど・・若いフレッシュな人が弾くとそうはならないのかもしれないですね。。
昔、スワナイさんの演奏を聞いたときは、細いすすり泣きのように(ただとても神経質な音でしたが)感じたので。
弾く人によって同じ曲でも印象は、だいぶ変わるものです。

さて、後ろに控えているN響の面々。
相変わらず、無愛想だし弾いた後も、拍手なんか取り澄ましてます。
もうちょっと、楽しく弾けよ!!むっと思うんですが、、なんだかなあ。
日本のサラリーマンオケは、だからツマラナく感じてしまうのです。

メインのべト7。
さすが、N響だけあって弾きなれているし、着実に乱れもない演奏なんですが、なんか熱いものが感じられません。。一番テンポの速い3楽章で、なんと一瞬眠りに落ちてしまいました。w

指揮者が最終章には、煽りにあおって、ようやく火をつけ、盛り上がっていたものの。
それまでは、誰もが淡々と弾いていたように聞こえました。

4楽章のときに、2NDのトップの方がサイドの女性に「にやり」と笑いかけてたんですが、あの意味はなんだったのでしょう?
「今からエンジンかけるぞ!」的な合図だったのか?
その後、彼はノリにのって勢いよく弾きこんでたので、もっと早く始動してほしかったかも。

帰りに、東急百貨店の屋上でビールを一杯♪
もうビアガーデンの季節なのですね。
夕涼みに、屋外で食事というのも、ちょっと海外気分のような感じで楽しめる場所。
なかなかおススメです。


日曜日は、サントリーホールのコンサートへ。
北ドイツ放送フィル(NDR)でマーラーの第9番。
前から噂で気になっていた、熱血指揮者の大植英次氏が振るということで、期待。

会場へはなんと3分前にぎりぎり到着。。(Iさん、ご心配かけました・・)
ホールに入ると、空席は少しあるものの、観客からは少なからぬ熱気が感じられました。
私たちの席は、ステージ後方。ちょうどオケの後ろの席で、指揮者を真正面にみる位置です。
前から2番目だったので、ステージ後方にあるコントラの譜面が見えました。
(マラ9の譜面、しかも最終章アダージョのページが開かれていたが、あまり書き込みはしてなかった。。)

開演の知らせの音とともに、オケがステージ入り。
編成が大編成だけに、ステージには団員たちがびっしり。サントリーでも、ぎちぎちになってしまうくらいの人数が載るなんて。

・・メンバーが揃ったところで、大植氏がさっそうと舞台袖から登場。
むむ・・ガーン 大植氏は背がとても小さい・・。
しかも痩せているせいか、黒の燕尾服で余計しまってるようにみえます。
指揮台までにたどり着く際にも、ドイツ人の中に埋もれて見えなかったくらい(笑)
テレビで見たときは、そんな感じがしなかったのに、実像を見てちょっとビックリしてしまいました。
※大植さんのファンの方、スミマセン。


彼がタクトを振り下ろした瞬間、第1楽章の穏やかなメロディが始まりました。
始めは、弦が様子を見ながらの音の出し具合でやや物足りなく感じましたが、曲が進むごとに木管・金管とのバランスがよくなって聞こえてきたような気がします。

とにもかくにも、大植氏の指揮がとてもダイナミックで面白かった!
やれここ、ほれそこ!みたいな感じで、指揮棒や体全体で跳ね回って、各パートに指示をかけているので、見ている私たちも、次は何処のパートが動くのかわかります。
盛り上げるときは、腕を救い上げるようなジェスチャー、曲の波や感情のゆれなどは目の動きなどで表現している姿は、オペラの「役者」のようなステージぶりでした。w

これであれば、どのパートも、キチンと動けて、ブレない。オケを育てるのに評判が高い氏ならではの、指揮なのでしょうか。

終楽章は、かなりゆっくりした曲の運び。そして、最後は、さらに遅くなる。。
結果はう~~ん・・・。いまひとつ。
メロディ間の静寂を作り出すことで、最後の息絶える瞬間を演出しようとしていたようですが、かなり引っ張りすぎて曲がバラけたのと、会場からの咳などが目立っていて(なんで、日本人は咳をするのか?)完璧な「死」の瞬間を作り出すには、失敗していた気がします。

以前に聞いた、チェコフィルの演奏 では、天から光が差し込むような「神がかり」的な終わり方を経験しただけに、このオケでは感じることができませんでした。

後から知ったのですが大植氏の最後の北ドイツフィルの主席指揮者としての公演、しかも最終日だったらしい。
曲が終わったのに大植氏が、指揮台からなかなか降りなかったので、、なんで?と思ったのも合点がいく。
惜しみない拍手が団員からも途切れることなく贈られていたのも、熱い信頼があったからこそなのかも。

客が帰りかけている中、クラシックのファンならぬ「オタク」系な男性たちが、挨拶に出てきた大植氏に「ブラボ~」を連発しているのは、ちょっとしたアイドル扱いか??
リーゼントに褐色の肌を持った氏は、矢沢永吉にみえなくもない。。(Iさんの表現)w

今後の氏の活躍が気になるところ。
大フィルへの出場がその分、増えるのかな?
前例のない、とても興味深いコンサートになりました。

大植&北ドイツフィル来日レポート