◆新しい取り組みを成功させるコツ
いまどき、新規事業の立ち上げ、新規顧客開拓など、
いろいろと新しい取り組みにチャレンジしなければなりません。
そして、
新しい取り組みを上手く成功させるスキル
を持っている企業(個人でも)が、今の時代、非常に有利!
今回は、その基本中の基本、原則となるスキルをひとつ。
新しい取り組みをするときには、
新しい要素を出来るだけ減らす。
新人に、新規開拓させるのはそういう意味でもNG。
新製品を、自社の既存マーケットではなく、未知の市場で売り出すのも
もちろん失敗しやすい。
新製品の開発にも、新技術をいろいろ採用すると、不具合が生じやすい。
つまり、いかに既存のものを組み合わせていくか。新しい要素を減らせるか。
私の経験上ですが、通常、
新しい要素が3つ以上重なると、失敗する確率がかなり高くなる
と考えています。
ちなみに個人の場合、結婚・転居・転職を同時期に行うと、かなりハードルが高い。
意外と、この原則を軽視して、新しいことに取り組む企業が少なくありません。
もちろんやむを得ずということもありますが、ならば、そういうときこそ、
同時期にそれが重ならないようにしていくなど、
リスクヘッジをする発想が大事。
特に起業家の方は注意が必要ですね。
◆営業関連セミナー開催
9月16日
ちばぎん総研主催 商談力徹底強化セミナー
“お客様の性格をつかみ、的確に手を打つスキル”編
講師を務めます。
このブログでもご紹介している、心理学「交流分析」を、営業で実践的に活かすスキルを、
ワークを交えながら習得していただくためのセミナーです。
ところで、こう言うのもなんですが・・・・、私はあまりセミナー講師を積極的にやっていません。
なぜかというと、
「いい話を聞きました。先生ありがとうございます。」と言われても別に嬉しくないから。
むしろ、
「先生の話はたいしたことなかったけど、それをヒントに、自分でこう営業のやり方を変えて成功した」
と言われたほうが、まあ気分は悪いが、よほど嬉しいから(笑)。
つまり、何であれ、行動に具体的な影響を与えたい。
それがなければ話すだけ無駄。
と、考えているから。
では、なぜ今回このセミナーの講師をやるのか?
それは、聞くだけに終わらないように考えた企画を、ちばぎんさんに了承いただけたから。
その企画とは。
今回の参加者のみなさんに、セミナーの事前に、実際の特定の顧客を選んでもらい、
その顧客だったらどう答えるかと想像しながら、交流分析の心理テストの質問に代理回答してもらう。
(WEB上での受検)
その結果を私が一件毎個別に事前に分析し、セミナー当日、その結果をフィードバックする。
そしてセミナー当日、その分析結果をもとに、実際の特定の顧客に対して性格をつかみ、
的確に手を打つ、その実践的な検討をしてもらうこと。
一般論ではなく、具体的な自分の問題解決を図って頂くこと。
もちろんこの企画・・・講師としてはかなりな負担です。
実際、「何でそこまでやる必要があるの?」とか
「普通、そんなことまでやらないよ?」とも言われてます。
まあ普通に考えると、あまり賢い講師ではありませんね(笑)。
でも、どうせやるなら、どうせ参加いただくなら、と思うわけです。
ということで、頑張ってみたいと思います^^
◆新規開拓は誰がやるべきか
多くの会社で間違えていること。
新規開拓営業を、新人など若手にやらせている。
ベテランなどは、すでに既存顧客を抱え、新規開拓に時間を使う余裕もない。
新しい顧客を作るところから、新人はやるべき。
そういう考え方ももちろん大事。
しかし。
新規開拓は、営業の中で最も難易度が高いことは言うまでもない。
ローラー作戦なら構わないが、絶対に落としたい顧客を攻めるのに、
新人を使うことはないだろう。
大変な仕事だから、ベテランはやらない。いい年して変に頭を下げたくない。
ってのはもってのほか。
新規開拓は、その会社のエースこそがやるべき仕事。
是非、そこを間違えないで下さい。
◆心理テスト カレーライスの食べ方で
あなたは、カレーライスをどうやって食べますか?
↓ こんな感じのヤツ。
この心理テスト、以前どこかのテレビでやってたやつなんですが、。
お米 は 自分(主食・主)、
ルー は 相手(主に交わるもの)
ということで、それをどう混ぜて食べるのか?に、
”あなたが恋人との関わるスタイル”が現れてくるそうです。
自分の場合だと・・・・
カレーで一番嫌な食べ方は、最後に、お米とルーのどちらかが残ってしまうこと。
どちらが残ってても嫌。そこがものすご~く気になります^^
また食べ方としては、口に運ぶ分だけ、少しずつ混ぜながら食べます。
ぐちゃぐちゃに混ぜるのは好きではない。
だから異性ともベタベタするのは駄目。対等な立場で適度に交わるタイプ?
ちなみに、ある女性にこの質問をしたら、
「う~ん、その時々で違うなあ。決まってないよ。ルーの硬さとかにもよるしさあ」とのこと。
実はこの女性、恋愛では彼氏に合わせすぎてしまい、自分をうまく出せなくて、
いつも相手に振り回される、いわゆる“だめんずうぉーかー”・・・
・・・まさにカレーの食べ方にそれが出てました(笑)
さて。
あなたはいかがでしょうか?
◆ピンチがチャンスになる思考方法
重要顧客で大クレームが発生! 主要取引先との契約打ち切り・・・
普通に考えると、そういう状況を、誰でもピンチだと考えます。
だってそうだろう?それって当たり前じゃないか!?
・・・いえ、その時の、事実は、
あくまでも、契約が打ち切りになった、という事。
それを、ピンチにしてしまっているのは、あなたの受け止め方。(ABC理論)
事実と、受け止め方。
そこをつい我々はワンセットにしてしまいますが、
そこを厳密に切り分けねばなりません。
実際、事実が何であれ、
ピンチかチャンスか、これも受け止め方次第。
なのです。
事実が同じでも、受け止め方次第で、
ピンチがチャンスにさえ変わってしまう。
のです。
これは本当のことです。
その事例として、とっておきのネタを公開しましょう^^
元ヤクルトの古田捕手。
ランナーが盗塁してくる場面で、ピッチャーがワンバウンドを投げてしまったときに、
「おいしい!」と思うそうです。
最初何を言っているのか理解できませんでした。
この場面、普通なら、「しまった!」と考えるのが当たり前ですから。(私もそう思ってました)
さて、古田はこの場面(事実)を、どのように受け止めているのか?
「この状況で、もしもランナーの盗塁を刺せたら、一気にこちらに流れを引寄せることができる」
だから、この場面を、おいしいチャンスだと捉えられるのです。
しかも、ここで盗塁阻止に失敗しても当たり前。
そういう意味では何のリスクもないプレーですし、だから投球がワンバウンドした時には、
果敢に攻めるプレーを彼はするのです。
しかも、「しまった!」と思ってプレーするのと、「おいしい!」 と思ってプレーするのでは、
成功確率も違ってきますよね。
これが一流のメンタル。
つまり、事実がどうかが問題なのではない。
全ては、その受け止め方。
すべては、あなた次第
◆落合監督の抗議に見た、指揮官の矜持
先日、知り合いから巨人-中日戦のチケットを譲っていただき、急遽息子と観戦に。
その試合、中日の攻撃の際に、一塁塁審の誤審で、バッターランナーがアウト・・・ーー;
中日の落合監督がこの判定に対し、しつこく5分以上の抗議を続けたため、退場処分となりました。
もちろん、抗議をしても判定は覆りません。
退場も無意味。長い抗議には批判も多いと思います。
しかし、落合監督はあえて意図的にやっています。
彼は常に、グランドで指揮官としてどういう姿勢を見せるべきかを冷静に計算。
だからたとえ退場になっても、途中で引き下がることは絶対にしない。
どんなに野次が飛ぼうが、試合がそれで長引こうが、そんなことは二の次。
ちなみに試合再開となってから、気合が入った中日側にタイムリーが続き、
その回、一挙に同点に追いつきました。
落合監督の抗議が実を結んだ恰好です^^
試合は負けましたが、それはあくまでも結果。是非もなし。
企業も同じ。
トップ自らが戦う姿勢を示す。
不合理であろうが、批判を浴びようが、その姿勢を貫く。
それが戦う集団の指揮官として大事なこと。
あなたは戦う姿勢を意図的に
見せていますか?
それをしないでうるさいことばかり言っていても、それで戦う集団になるのか?
ということです。
大変勉強になりました。
◆猛暑が嬉しくてたまらなくなる
論理療法の実践的活用法!
事実自体は変えようがない。
不景気、猛暑・・・
たとえば、暑い日が続きますが、政府から、
猛暑対応費として、35℃を超えると、1℃気温が上昇する毎に、各家庭に2,000円支給される、
こんな法律が成立したとしましょうか。
38℃ならたった一日で6,000円!(まあ財源の問題は置くとして^^;)
8月なんて、結構な金額になるはずです。
こうなると、34.5℃にもなると、
「もっと上がれ!」なんて思ってしまったり、
38℃にもなると、
「おっこれでビールも豪勢に飲みにいける♪♪♪」
などと思う人も出てくるかもしれません。
つまり、記録的な猛暑が、ツライ ⇒ 嬉しい
に変わってしまう可能性さえ出てきます。
まあ現実的なところ話をすると、猛暑を利用して、
庭やベランダに暑さに強い野菜を植えてみるとか、
ダイエットには絶好の機会?
これらも猛暑を楽しむ手段になるかもしれませんね。
抗いようのない事実なら、その受け止め方
を、自分が意図的に変える
これは、”気持ちを誤魔化す”のとは決定的に違います。
もう少し話をしておきましょう。(続く)
◆何を武器にすべきか?
友人の知り合いなのだが、現在アメリカのエアフォースに所属しており、
イラクへ行き、今はアフガンに駐留。
イラクでPTSDとなり、それでもまだ戦地に送られている。
聞くところによると、
同じチーム内に自殺者も数人いて、精神的な問題で入院している人、
さらには離婚されてしまった人も数名。
さして給料が良いわけでもないらしい。
未だに自爆テロのニュースが絶えず、戦死者の数でさえ、
我々はきちんと認識していないが、
さらにこうしてなかなか表には出てこない事がある。
日本はどうか。
戦争を放棄して半世紀以上。
しかし戦争をしないという事と、戦わないという事は、全くの別問題。
むしろ武力行使をしないのならば、それ以上の「武器」を携える必要がある。
今こそ、その戦争終結に向けて出来ることもあると思うのだが。
・・・以上、本題とは関係ないですが、記事にして見ました。
雑記として書いてみました。
◆過去の出来事も変えることが出来る!
事実よりも、その受け止め方が大事だという記事を幾つか書きましたが、
それに関連して。
過去の出来事は、当たり前ですが、タイムマシンでもない限り、
変えることは出来ません。
しかし。
過去に起こった出来事に対して、
その受け止め方を変えてみる。
たとえば、
「子供の頃、父親が非常に厳しくて、怒られてばかりで、自分に自信が持てなかった」
でも、
「だけど、そうやって怒られていたのは、自分が悪いのではなく、父親の性格的な問題に過ぎない。
そもそも、今、大人の自分だったら、父親の愛情だったと理解できる。」
と、このように、”受け止め方”を変えることが出来ると、
過去に起こったことを変えてしまえるんです!
『心のタイムマシン』とでも呼びますか^^
これ、誰でも手にすることが出来ます。
しかもタダで^^
◆勝手な思い込みを避ける
前回お話しした論理療法。
とっても優れモノなので、
もうすこし噛み砕いておきましょう^^
その創設者のアルバート=エリスは、かつて、
自分は絶対に女性にはもてないと思い込んでいたそうです。
でも、意を決して公園で、見ず知らずの女性に、どんどんと声をかける実験を
してみると、(普通の人はやらないですよねえ・・・^^;)
そのうちの何人かは話をしてくれ、さらにその中の何人かは、
また会ってもよいと約束まで取りつけることが出来たそうです。
非合理な信条=私は絶対にもてるはずがない。女性に相手にされるわけがない。
を見事に自分で覆して見せたわけです。
確かに、すごくもてるわけではないかもしれないが、それでも可能性が
絶対にゼロだと言い切れるわけではないですよね。ここがポイントなんです。
そしてこれは、平たく言えば、
勝手な思い込みを避ける
という事。
実は自分が気づいていないだけで、勝手な思い込みを結構やってしまっており、
それで自分の感情や行動を、あまりよい方向に向かわせていないことが
往々にしてあるわけです。
「この客に断わられたから、次に客にもきっと断わられるだろう。」とか。
「今日は朝から電車が遅刻してついていない。今日は一日運が悪そうだ。」とか。
本当に、気づかないうちに、根拠に乏しい勝手な思い込みをしてしまうものです。
自分の頭の中の動き(ABC理論)を把握し、Bを自分で書き換えてゆく。
これがまさに、アルバート=エリスが言う、
性格は変えられないが、
人生は変えられる。
なのだと思います。
・・・こんなことが分かってくると、かなり『人間力』が高まってくると思いませんか?
それがもちろん、営業力を高めることになるわけです。