◆勝手な思い込みを避ける
前回お話しした論理療法。
とっても優れモノなので、
もうすこし噛み砕いておきましょう^^
その創設者のアルバート=エリスは、かつて、
自分は絶対に女性にはもてないと思い込んでいたそうです。
でも、意を決して公園で、見ず知らずの女性に、どんどんと声をかける実験を
してみると、(普通の人はやらないですよねえ・・・^^;)
そのうちの何人かは話をしてくれ、さらにその中の何人かは、
また会ってもよいと約束まで取りつけることが出来たそうです。
非合理な信条=私は絶対にもてるはずがない。女性に相手にされるわけがない。
を見事に自分で覆して見せたわけです。
確かに、すごくもてるわけではないかもしれないが、それでも可能性が
絶対にゼロだと言い切れるわけではないですよね。ここがポイントなんです。
そしてこれは、平たく言えば、
勝手な思い込みを避ける
という事。
実は自分が気づいていないだけで、勝手な思い込みを結構やってしまっており、
それで自分の感情や行動を、あまりよい方向に向かわせていないことが
往々にしてあるわけです。
「この客に断わられたから、次に客にもきっと断わられるだろう。」とか。
「今日は朝から電車が遅刻してついていない。今日は一日運が悪そうだ。」とか。
本当に、気づかないうちに、根拠に乏しい勝手な思い込みをしてしまうものです。
自分の頭の中の動き(ABC理論)を把握し、Bを自分で書き換えてゆく。
これがまさに、アルバート=エリスが言う、
性格は変えられないが、
人生は変えられる。
なのだと思います。
・・・こんなことが分かってくると、かなり『人間力』が高まってくると思いませんか?
それがもちろん、営業力を高めることになるわけです。