◆WEB上での無料ニュースリリース活用
私が営業改革コンサルタントして、クライアント企業のWEB営業力強化のために
SEO対策とともにやる重要な手法は、 ニュースリリースの発信。
まずは無料のニュースリリースが発信できるサービスを利用します。
私が利用するのは、25サイトほどでしょうか。
これらはその気になれば誰でも探せるものなので、敢えてそれらをここでは
紹介しませんが、YAHOOビジネスマネージャー は、活用して損はないと
思います。
無料のニュースリリースサイトを使う目的は、自社が書いた原稿がそのまま公開
でき、SEO対策上でのメリットがあるから。
別にそこから、いろいろな新聞や雑誌に取り上げられることを期待しているわけ
ではありません。(それを狙うには、別のやり方を私はしています)
実際に先月末からあるクライアントで、ちょこちょことニュースリリースを開始した
ところ、重要なキーワードで検索するとgoogleなどで、検索結果の1ページ目を
このクライアントの情報でほぼ占拠することが出来ました。
これは喩えていうと、どこかのスーパーの棚に、この会社の商品がずらっと
並んでいるような感じ。・・・こうなると、強いです^^
その結果、これまで、検索サイト経由からの問合せは、このクライアントには一件も
なかったのですが、先月末から、現時点ですでに6件ほど具体的な問合せが入るよ
うになり、しかも、その中の一件は、かなり有望な案件!!!
すごく優秀な営業マンです。24時間寝ずに働いてくれますしね^^
ところで、こんな話をすると、
「うちの会社は、ニュースリリースできるようなネタは思いつきません・・・・」
「これまで新聞などにも、広告掲載なしで記事が掲載されたことはありません・・・」
などと言われる企業も少なくないのですが、
実は、どの会社にも、ニュースのネタにできることがあります。
ネタは、どの会社にも必ず埋もれている!
と言っても過言ではありません。
それを一緒に見つけ出し、それをうまく表現しなおし、そして広く発信していく。
それも私の営業改革の大事なお手伝いの一環であるわけです。
◆たった一回で効果の出るSEO対策
中小のメーカーさんの中には、あまりインターネットの活用に力を入れていない
会社が少なくありません。
特に今時は、営業マンを一人雇うよりも、使いこなし方次第では、遥かに安い
コストでそれ以上の効果を挙げることも十分に可能な時代ですから、
私の営業改革コンサルティングとしても、やはり、WEBの活用は軽視できません。
さて、そこで私がWEB対策として手がけることの第一は、SEO対策。
まあ当然ですが^^
でも、中小メーカーさんの場合、それほど、ここにコストをかけるわけにも
行きません。
そこで私は、毎月幾らという形式ではなく、
たった1回だけで、かなり効果の出るSEO対策
を施しています。
最近、あるメーカーさんで対策を講じましたが、そのうち、ライバル企業よりも
重要キーワードで上位で検索できるようになると思います。
そうなれば問合せ件数が増えることが十分に期待できます^^
ただしこれは今のところ、当社のサービスメニューとして公開していません。
なぜなら、やる方はそれなりに手間がかかりますし、
1回3万円という価格にしており、まあこれで儲けるつもりもないので^^
ところで営業コンサルタントで、こういうことまでやっている人は少ないかも
知れません。面倒ですからねえ。
でも、できるだけ具体的に効果を出す。それが私の仕事であり、そのために
必要な手法や武器はきちんと揃えておく。これもその一環と言うわけです。
ちなみに、狙うキーワードにもよりますが、ライバル企業よりも重要キーワード
で上位に来ると、やはり喜んでもらえますし、顧客からの反応も出てきます。
それと、他の対策と複合的にしかけますので、うまくいけば、検索結果の1ページ目を
ほとんど自社の情報だけで占拠してしまうことも不可能ではありません。
そうなった場合は、ことさら気持ち良いですよね^^
ということで、WEB上での他の対策とは?
次号に続く~
◆他人のケータイ通話になぜイラつくのか?
なぜ電車内などで、対面での他人の会話はさほど気にならないのに、
他人の携帯電話の話し声にはイラつくのか?
コーネル大学の研究チームが、対面会話とケータイでの会話を比較し、
周りの人が受ける影響についての実験を行った。
そこから得られた結論は、ケータイの会話だと、
「会話の半分しか分からないから」
周りで声を聞く人にとって、電話の向こうで話す人が何を話しているかわからないのが、
ストレスを感じる要因になっているとのこと。
「人間は簡単に想像のつくものに対して、無視することができる。しかし次に
何が起こるかわからないものに対しては、常に注意を払ってしまう。
ケータイは話が半分だけ聞こえるために、無意識に話の全体像をつかもうと
脳は緊張した状態を持続することになる」らしい。
望まなくとも気になってしまい、「信じられないくらい、イライラさせる」結果
を引き起こすそうだ。
この“半分の会話”が周りの人にどれだけ影響を与えるのか、という実験も行ない、
その結果、半分の会話を耳にした人の集中力に影響が出ることも示している。
(the Psychological Science journal より)
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う~ん。少なくとも私には、この実感はない。
むしろ日本においては、「公共のルールを破っている人をみかけるとイラつく」という
要素もかなりあるような気がします。
まあその正否ともかく、この手の実験は、話題性重視という傾向と、検証が難しい
という面もあるので、鵜呑みにせずに、きちんと自分で見極める必要があります。
ただし、人間は不完全な状態なものが、より気になる
というのは、実験心理学では常識とされていること。
有名なところでは、完全な ○ と、 一部が欠けている円 の違い。
誤字脱字のある看板などなど。
この人間心理は、営業的に、いろいろな場面で応用が利きます。
あなたの営業ツールやトーク、その他もろもろで試してみてください。
◆セミナーに対する評価
さて先日のセミナーについて。
主催者側がとったアンケートには、参加者全員が、
「期待通り」「期待以上」に全員が○を付けてくださいました。
ただし、これは講師としては”当たり前”だと思っているので、別に
ここでは何も書くつもりはなかったのですが、
(ただし、いつもアンケート結果を見るまではプレッシャーがあります)
後日、受講者から下記のようなメールを頂きました。
銀行さんなどが主催するセミナーにおいて、講師にわざわざ声を
届けてくださると、とても嬉しいです^^ という事でご紹介↓
「先日はセミナー ありがとうございました
普段のセミナーでは
退屈で眠くなることが多いんですが
大変 面白く興味深い内容で
有意義な時間でした」
「先日は講義を有難うございました
大変為になる内容だと感じました
今後の自分の業務、私生活等にも
取り入れていきたいと思います」
(いずれも原文のまま。なのでもちろん匿名掲載とします。)
今回は特に営業マン向けの内容でしたので、彼ら独特の嗅覚で、
”役に立たない”と判断されれば、参加者は眠ってしまいます(笑)。
もちろん眠る方が悪いのではなく、講師が悪い。
こうした声を聞かせていただくと、講師も元気が出ます。やってよかったと思います。
それと、やはりこういう謝辞を発信できる方は、営業として、人間として、
素晴らしいですよね。私も見習いたいと思います。
まだまだ、営業現場には、心理学的スキルを学んでもらう必要があります。
もちろんそれ以外にも、お話ししたいことがたくさんあります。
ということで、今後も機会を作って、営業セミナーをしていきたいと思います。
◆私がタバコをやめられた本当の理由
それはずっと前。独身の頃のこと。
当時付き合っていた女性から、タバコをやめることを勧められ、
やめた。
否。「やめたこと」にしていた(笑)。
そして。
当時私は一人暮らしをしており、たまに彼女が一人で立ち寄ることもあったのだが、
ある日、たまたま私は、吸殻そのままの灰皿を残して出勤。
どうやら彼女が来たらしい。
灰皿がない・・・
(やばいなこりゃ・・・)
と思いつつ部屋を見渡すと、掃除された灰皿の上に、メモが。
そこには、短く、
『身体が心配だから、吸いすぎには注意してね』
という意味のことが書かれていた。
彼女に嘘をつき、隠れてタバコを吸っていたのだから、厳しく責められて当然の状況。
自分が逆の立場なら、相当怒るだろう。
でも、彼女がそこに残したのは、いたわりの言葉だけ。
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私の心の奥深いところに、何かが届いた。
その日、何度も読み返した。
あれからもう、どれくらいの歳月が経っただろか。
タバコは一本も吸っていない。
吸う必要も無い。
これが私がタバコをやめた本当の理由。
「禁煙」ではなく、「タバコをやめた。」 である。
ちなみにそれが、今の嫁さん。
・・・ではあるのだが、これは単なる美談ではない(笑)
実は、彼女は、このことを、覚えていないのだ。
まあ、”天然系”なので、計算してこういうことをやるタイプではない。断じて。
ちなみにさほど母性本能が豊かと言うわけでもない。
これも、あまり深く考えずにしたことだったのだろう。
でも世の中は、こうやって動いている。
ん?結論が違う?^^;
◆初秋の空気
連休中はゆるやかな記事で行きたいと思います(笑)。
ようやく関東も、夜は涼しくなってきました。
この時期、風呂から出て、電気を消して、畳で寝転がり、
虫の鳴き声を聞いていると、
身体が夏の暑さとの違いを、しみじみと感じることができます。
初秋の空気を、身体が味わう。
優しく癒されていく。
そんな感じでしょうか。
これは、この世に生きていないと味わえない至福。
そして、ただ、この世に生きているだけで味わえる至高。
お金も、何にも要らない。
でも、ものすごく深いところで味わえる幸福。
丸儲けなひととき(笑)。
今年は猛暑ではありましたが、それでも、日本には、
四季ではなく、12の季節がある。
私たちに、その気さえあれば、それを感じ取ることが出来ます。
◆セミナー無事終了♪
今週の木曜日に、ちばぎんさんでのセミナーを無事終了!
今回のテーマは、
営業活動において、実践的に心理学
(交流分析)を用いていく。
商談場面でそれを活かせるようにする。
というものでした。
営業系のセミナーは集客が悪いと一般に言われてますが、(特にこの時期)
ほぼ予定数通りの方に参加いただくことが出来ました。
恐らくこのテーマで、実務者が聞いて満足できる内容を話せる講師は、
あまりいないかもしれません。
<受講レポート>を見る限りでは、皆さん、それぞれに気づきがあったようで、
一生懸命準備してお話しした甲斐がありました^^
後は、いかにそれを実践していただくかです。
私は、とても意地悪な講師?ですので、その皆さんが書いたレポートを、
それぞれ参加された会社の社長宛に、直接こちらから送ることとしています。
完全に退路を絶っています(笑)。
ある受講者は、それを聞いて、えらく引いてました^^
普通そこまでしませんからねえ・・・やる側もリスクを背負いますから。
でもセミナーは出席するのが目的ではなく、その内容をいかに実務に活かすか、
いかに実践するかです。
少しでも実践力を高められることがあれば、やらなくては。
もちろん、皆さんが書いてくださった<受講レポート>は、
私にとっても糧であり、宝でもあります。
受講者の皆さんには、改めて御礼申し上げます。
◆なぜかウサギとカメの続き
長篠の戦の話しが、いつしかウサギとカメの話に^^
あの昔話は、コツコツと目標に向かって努力を続けることの大切さを説いている
ものと思われますが、その部分については確かにその通り。
でも、前提が間違っています!
前回 話したように、”陸上競技”は、カメが戦うべきフィールドではない。
他に得意分野があるのだから、そちらで勝負すべき。
水泳選手が、陸上の選手と競争するようなものです。
しかも、他人が設定したゴール
そこに向かっていくことの、おろかさ。
最近は、
”寝ているウサギさんを起こして、おててつないで、一緒にゴールしましょう♪”
などと、カメさんの、ボンクラさをさらに助長する人もいる。
勝負事の最中に昼寝をしている相手をみつけたら、トドメを刺す。
むしろ、それが礼儀と言うもの。
まあそこはともかく、
ウサギとカメ。
それがそもそも自分が勝てるフィールドか
どうかも考えず、
しかも他人にゴールまで設定されても、
そこに向かって、コツコツやっていけば、
成果が上がる。
まさに今の、日本を象徴するようなお話。
◆長篠の戦、分かりやすく喩えると?
さて前回の記事。
長篠の戦を、信長が仕掛けた心理戦と説きました。
これを分かりやすく喩えると、
うさぎとカメのお話。その冒頭部分。
カメは、うさぎの挑発にまんまと乗りました。
どれだけ、鬱陶しい挑発であっても、すかして 放って置けばよいものを。
しかも、走ってウサギに勝てるかもと思うのは、まったく自分が客観視できていません。
くだらないプライドを持ち、勝気で、自分の弱さを正視できていない、カメ。
やってみなければ結果は分からないと、考えるカメ。
(それはこの状況で言うべきセリフではありません)
武田勝頼は、まさにこの物語のように、まんまと挑発に乗っかってしまった。
・・・こんな風に喩えて考えると、分かりやすいような気がします。
ちなみに勝頼は、バカでも、弱くもないですよ。 むしろその逆。
ところで、うさぎとカメ。
もしもこの挑発に乗るとしたら、私ならこういいます。
「じゃあ、あの島まで、泳いで競争もしようよ。
かけっことの2番勝負で、一勝一敗の場合は、
どちらかを途中で棄権した方が負けってことでね♪」
これなら公平ですし、カメは絶対に負けませんね。
勝負をするなら、まずは、自分が勝てる土俵で戦わねばなりません。
別にカメは、陸上でうさぎと競争する必要は無いんです。土俵が違います。
勝負するのなら、水陸両用という特性を活かさねばなりません。
ちなみに宮本武蔵も、生涯無敗でしたが、日本一強かったわけではないと
私は考えています。
彼は確かに強かったが、それ以上に、負けない戦いしかしなかったのだと。
ここ、同じようで、全く違います。
◆長篠の戦で、どうしても残る謎
さて、先日NHKで長篠の戦の番組をやっていました。
バラエティ仕立てでしたが、なかなかきちんとした説明がされていてよい番組でした。
ただ、長篠の戦、どうしても謎が残ります。
それは、武田軍が、取り返しのつかない甚大な被害をこうむるまで、
なぜ集団自殺的な突撃を繰り返したのか?
いくら相手が堀をめぐらし、鉄砲を配備していようが、こちらから突撃しなければ
済む話ですから。
まともで冷静な判断が働かなくなった状況に追い込まれていたのではないか。
ちなみに番組の中では、武田軍は後方の長篠城の包囲を崩されてしまい、
完全に退路を絶たれて、「前に進むしかなかった」と説明していましたが、
実際には、最後の最後で武田勝頼はここからなんとか退却できていますから、
そうとは言い切れないと思います。
私が考える、まともな判断が出来なくなった心理的状況とは、まず、
ギャンブルの心理。
ある程度の損害が出ると、それを取り返そうと、さらに資金をつぎ込む。
あの心理。
「ここまでやったのだから、あとちょっとで、あの柵を突破できるはず。」
「いまここで諦めたら、ここまでの被害はなんだったのか。」
と。こういう心理が働いた可能性があるのではないか。
それとプライド。
この戦場から撤退しようとすると、地理的には相手の本陣から丸見え。
信長に完全に背中を向けて、屈辱にまみれて退却せねばなりません。
それもなかなか辛いものがあります。
武田勝頼は、勝気で、自信もあり、
またそうした強い自分を周囲に誇示せずにはいられない、
弱い自分を出せない性格であったことと、
また、組織的にも、それが出来ない立場にあったと推測します。
勝頼は絶対的な後継者ではなかったですし、そもそも武田軍は、
信長のような絶対君主、中央集権的な組織ではありませんでしたから。
また武田軍自体にも、「自分達は強い」と言う自負があったのではないでしょうか。
さておき、9時間にも及んだこの戦いの、”途中”の状況では、とても勝頼には、
この戦場からの退却するという大きな決断は下せなかった。
これがこの集団的自殺に到った、心理的側面からの理由付けです。
第二次世界大戦での日本軍も、途中でやめられなかった。
そうだとすれば、勝頼の性格、武田軍の性格を読みきった、信長の勝利。
信長の手の者が、武田軍にかなり深く入り込み、こうした情報を的確に
掴んでいたことは確かでしょう。
もしかすると、戦いの途中で、織田軍は、武田側をコケにするような挑発を繰り返した
かも知れませんね。
もちろんこれら推測には何の証拠もありませんが、理屈で考えてどうしても不可解な
行動をとっている場合、やはりその心理面に焦点を当てて考察する必要があると
思います。