営業改革コンサルトの活動日誌! -34ページ目

◆相手は自分の鏡である

先日書いた記事の続きです。


これは「営業」として、極めて大事なことだと考えています。



イチロー。


彼も、やはり食事に誘われた際に、好きなものを遠慮なく注文するそうです。


それは、仰木さんとか、複数の人が逸話として証言しています。


そして、その大先輩達は、それを「さすがイチロー」と評しています。



イチローは若い頃からそうだったようです。


もともとそれが出来るのがイチローのすごいところなのでしょう。


もちろんそれは、我儘とか、不遜とか、KYとかとは別次元のこと。


それらとの区別が判然としないと言う方は、もっと深く考えて欲しいと思います。




おごってやると言う相手に、自分が欲するまま、素直に食べたいものを言う。


そこには変な計算や遠慮はない。


あるがまま、欲するままをその人に素直に曝す。


そうやって、素直に自分を曝してくれる人には、相手も心を開きやすい。


また、そういう人は可愛がられやすい。


おごられるというシチュエーションに限られる話しではないですし、


ここが営業の極意といっても過言ではないと思います。


ま、もっともこれは、相手側に相応の「懐の深さ」がなければ通用しませんが^^



また、「あなたは懐の深い人ですね!」という扱い、振る舞いをされたら、


人は悪い気はしませんし、そもそも人というものは、


相手から扱われたように、反応してしまう


ものです。


だから、あなたが下手な遠慮をしないことで、相手の懐が広くなる、


ということでもあるのです。



逆に言えば、「不景気で厳しいですね」「お金、ないですよね」と


言われれば、おのずと、あなたへの財布の紐(心の扉)は硬くなって


しまいます。


実際、こういうメッセージを発しながら商売をしているところも


少なくありませんよね。



お客様は、あなたを映す鏡。


でもあるのです。



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遠慮、謙遜、配慮、そうした美徳と思われる心の中にも、実は、


よくよく注意しないと、己の慢心が潜んでいる。


邪(よこしま)な心が潜んでいる。


そこに気づき、「あるがまま」になること。


すると、よりラクに生きられるし、より人さまとも深く繋がることが出来る。


そういうことなのだと思います。



・・・今回の記事は、ある意味かなり難しい内容だと思います。


自分でもまだまだです。


また改めてお話しをしたいと思います。



◆ご馳走になる時、相手より高いものを頼めるか?

たとえばあなたが、お客様にご馳走していただけることになったとします。



そこであなたは、どういう注文をしますか?


「じゃあ私も同じもので^^」


と相手に合わせるという人が、けっこう多いのではないでしょうか。



もちろんそれが本当に食べたいものであれば構わないのですが。



しかし、


無粋で無遠慮な人間と思われたくないので、


他に食べたいものがあっても、まあ同じものを頼んでおけば無難かな、


とか、ましてや、


お客様よりも高いものを頼むわけにはいかない!


という心理がそこに働くことが多いと思います。



それが日本人的な謙虚さ。でしょうか。




ここで少し考えていただきたいことがあります。



おごってやるという人よりも、高いものを頼むということは、


その相手のことをそれだけ大きく見ている。


それよりも同じもの、安いものを頼むということは、


相手のことをその程度にしか見ていない。



という事でもあるのです。



相手の懐(ふところ)を大きく見ているからこそ、


高いものを注文できるのです。



もちろんそれは財布の話でなく、心の懐の大きさ。




あなたがご馳走する立場になって考えてみてください。


たとえば、自分の子供が、変に遠慮して、


我慢して安いものを頼んだりされると、


親としては、ちょっと複雑な気分になりませんか?



実は私も以前は 「じゃあ、同じもので」 派でした。


でも今は、自分が食べたいものが、


ご馳走してくれる人のものよりも高くても、


遠慮なくそれを頼みます。



最初はちょっと勇気が要りましたが、


でもそれで、(なんだこいつ!)と思うような人とは、


今後付き合わなければいいわけですから。


だからこれはある意味、付き合うべき人を選別する、


「リトマス試験紙」のような役割も果たしてくれます。



全ての人から好かれようとしないこと。


そのほうが大事な縁が得られます。




あ、蛇足ですが、この場合、


(折角おごってもらえるなら、少しでも高いものを頼んでしまえ)などと、


邪(よこしま)な考えであってはならないのは、当然のことです。


あるがまま。


◆「出会い力」

気持ちの良い朝です。



というのも、昨日の良い出会いの「余韻」がまだ残っているからで。


きっと、じわじわと、自分の滋養となるであろう出会い。



先日の記事にも書きましたが、新しい人に会っていくことは本当に


楽しいこと。



会ってみると、さらにそこから、いろいろな相乗効果というか、


化学反応というか、思わぬものが生まれてくることがあります。



ただし。


会うのは、誰でもよいというわけではありません。


どういう人と出会っていけるかも、


その人にとっての、


極めて重要な能力。


「出会い力」とでも言いましょうか。


そして、この能力はその気になればきちんと磨けます。






◆これが営業活動?


営業改革コンサルタント、もちろん自社の営業活動もやっております。


最近もある件でいろいろな企業に、アプローチをかけているところです。



そこでふと思ったのですが、


私にとって「新規訪問」は、営業活動の中でも、かなり楽しい仕事。




なぜそうなるかというと、


まず、新しい人に会いにいくために、


事前に何らかの方法で、相手にこちらの情報を伝え、


興味・期待を持っていただいてから、訪問するようにしているから。


飛び込み営業はやるべきですが、要はその工夫。



そして、あまり相手が興味がなさそうなら、


無理して訪問することは避けます。




そうやっているから、初めて訪問した先でも、


いきなり話が盛り上がることがしばしば。


そして、その会話の中で、


1)考え方や志が共有できそうな相手かどうか


2)相手のお役に立てることは何か?(求めているものは何か?)


それを確認することに、特に注意を払っています。



そして、楽しくおしゃべりをして、帰ってくる。

そんなことをやっているわけです。


もしかすると、傍らでこの会話を聞いていると、これが営業活動か?

と思われるかもしれません。

基本的に、「売り込み」や「お願い」をしていませんし、


リラックスして話をしてますからねえ^^



もちろん、訪問した先すべてで良い結果が得られるわけではありま


せんが、「見極め」は出来ていると思います。















◆禁煙よりも大事なこと

先日、とある同業系の先輩経営者の方とお話しをしたのですが、


「いやあ、なかなかしんどいですねえ・・・」


などと、正直にお話をして下さるのは良いのですが、


どうも、なかなか前向きなパワーを感じる会話にはなりません。



確かに、この厳しい時代、しんどいのは当たり前だとは思いますが・・・




しかし正直なところ、私は、彼ほど、今をしんどい状況だとは


思っていません。


なぜか?


最も厳しいときに独立したので、この状況が私にとっては「当たり前」だから。


そしてこの状況下でやれること、やるべきことをやっているつもりです。



彼には言いませんでしたが、


「いやあ、なかなか面白い時代ですねえ^^」


私は、本気でそう思っています。


厳しい時代だからこそ、智恵がモノを言うし、本物であることが大事。


それと、カラ元気でもいいから、元気がないと、


引寄せられるものも引寄せられません。



まるで挨拶がわりのように、「しんどい」「厳しい」「苦しい」などと口に


出す人がいますが、


何の得にもなりません。



もしも、そういう言葉を普通に吐いてしまっている方は、


今日から、いや、いますぐ、やめてみてください。


”寄ってくるもの”が、次第に変わってきます。





◆日本のメーカーが衰退する理由


これもある上場メーカーさんの話。


誰でも名前の聞いたことのあるメーカーさんです。



そこに、あるベンチャー企業が持ち込んだ、あたらしいテクノロジー。



それを使った新製品を開発するには、関連する周辺部品との整合性を


図る必要があり、関連メーカーとの生産技術的な調整が必要。


そうしたクリアすべき問題もいろいろあるので、


全体を俯瞰しながら、それらをつぶして行かねばならない。


新しい技術を取り入れるとはそういうこと。


しかし、そのメーカーさん、


「で、それをだれがやるの?おたくがやってくれますか?」と。


むろんベンチャー企業にはそんな調整能力、俯瞰能力はない。


大手メーカーが、技術開発力のかなりの部分をアウトソーシングして


しまい、社内にいる技術者は、自らは開発をしない、「手配師」「調整屋」に


なってしまってから久しいが、もはや、それさえも出来なくなっているのかと。


これ、もちろん実話です。



◆次回『営業白熱カフェ!』のご案内

営業改革コンサルトの活動日誌!


12月8日(水)開催の第2回


『営業白熱カフェ!』


さて、


今回の講義テーマは、

「ゴールから考える思考法」

営業工程でもクリティカルパスの発見を!

自分流ビジネスプロセス作りのコツ



それと、ワーク・セッションとして、

商談で主導権を握るための重要な武器、

「質問」について、

自分流の「キラー質問」を考えてみる。


を予定しております。



簡単な軽食もご用意してお待ちしております♪


出席希望の方は、

営業白熱カフェ! サイトからお申込下さい。

(先着10名様)



そのうち、半年間のテーマを公式HPにもUPしますので、

チェックよろしく♪







◆pasona本社を見学♪

毎日記事を書き始めて、ちょうど半年がたちました。


おかげさまで、読者登録件数200名突破しました!


ただ単に読者件数を増やすための作戦は取らずに


地道にやってきたわけですが、登録頂いた皆様、


本当にありがとうございます。



こちらも皆様の記事からいろいろと学ばせて頂くことも


少なくありません。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ところで今日は、仕事のついでに、


八重洲口のPASONA本社ビルに立ち寄ってきました。


一階がこうなっております↓


営業改革コンサルトの活動日誌!


農業従事者を育成する、そういう取り組みをされており、


社屋内で稲とか野菜を育てています。


う~ん、なかなかのインパクトです^^


どうせやるなら、ここまでやってこそ。


と思わされました。



見学自由。撮影自由。


お近くにお立ち寄りの際は是非。








◆衰退するメーカー その原因

ある大手メーカー(上場会社)さんでのこと


研究開発部門の生産性向上と、成果を高められるようにと、


改革のメスが入ることに。


そこの経営者が自慢げに話していた対策がこれ ↓



研究者が実験などで膨大な時間を取られているので、助手を配置し、


「研究者は頭を使うこと」に集中できるようにするんです。



との事。


・・・これを聞いて、正直「この会社は衰退するな・・・」と思いました。



ここでひとつ話をしましょう。


ガウス。


世に聞こえた天才数学者。


彼は単純計算を、絶対に助手に任せなかったそうだ。


なぜか?


そうやって


繰り返し作業を行う中でしか、掴めないものがあるから。


だから、単純作業の繰り返しを重要視していたのだそうです。


効率を追求すること自体は間違っていない。


しかし、それをやってはいけないこともあるのだ。


一見、無駄に見える作業。細かい仕事。単純作業。


たぶん、本当の意味で成功した人は、その大切さが分かっている。



◆営業白熱カフェ!参加者が書いてくれた記事紹介

第一回の営業白熱カフェ!の様子を、

参加者の方がブログで書いてくださいました!

岡部さんのブログ


中野さんのブログ



岡部さんはプロのライターだけあって、内容までしっかりと


書き込んでいただいており、もはやブログの領域ではありません^^


中野さんも美容事業の経営コンサルタントだけあって、


ご自身の気づきなどをきちんと書き留めていらっしゃいます。



↑ 私が書いたレポートよりも、このお二人の記事のほうが、


営業白熱カフェ!の様子が良く分かると思います。



あ、そろそろ次回の告知を始めなくては!