昔々は面倒でも、身勝手でも

分かりやすくて、感じやすい。

そんなのを愛と思っていて


作ったご飯を食べても感想一つ言わない。
傍にいてもろくに喋らない。
可愛いとか、大好きとか、そんな事は言わない。


そんな人は、愛が少ないんだと
愛されてないんだと思っていたのね。


でも大人になればなるほど
たくさんの色んな形の愛があることに気付く。


お皿を空っぽにする愛とか
傍にいて落ち着いていれる愛とか
ただ頭を撫でてくれる愛とか。

見守ったり、口を出したり。
理不尽なことを言ったり
思ってもない事を言ってみたり。

色んなひとのたくさんの行動が
全部全部愛から来てることに気付く。


もちろんその中には、嫌なものも
好みじゃないものも
嫌いなものもあったりする。
それを断ったりするのもまた
自分への愛だったりする。
 

そんな風に見てると
身の周りにあるもの全部が
愛でできてることに気付いていく。


信号だってコンビニだって
自転車だって学校だって
誰かの愛が作ったものなんだなーって。


誰かが寂しげに言う「愛されてない」なんて
馬鹿馬鹿しくて鼻で笑えるぐらい

私たちはびっくりするぐらい
愛の中で生きている。


そんな目線で毎日を見れたら
もっと優しい世界になると思うんだなあ。


うらお。