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私たちの家の外壁は、一部を除いて左官で仕上げていただきました。
近くで見るとこんな感じ。
「かき落とし仕上げ」といって、一回コテを使って平らに塗ったあと、完全に乾燥する前にブラシなどをつかって表面をこすり、左官材の中に含まれる細かい砂をかきだすと、こういう表情が出来上がります。
実は最初に塗っていただいたとき、骨材を引きづったような跡がついていて、「サンプルで見ていたイメージと違う
（真顔）」と、全面的に塗りなおしていただいたりもしました。
（真顔）」と、全面的に塗りなおしていただいたりもしました。我ながらすげーわがままで迷惑な施主だったと思いますが、こうやって出来上がった状態を見ていると、無理をお願いしてやり直していただいて本当によかったなぁ、と思います。
＊
左官の外壁というと、心配なのが「クラック」と「汚れ」です。
クラックについては、全面的にファイバーネットをいせこむ、富士川工業さんのノンクラック工法を採用した結果、今のところ目視できる範囲ですが、ヘアークラックなど細かいものも含めてまったく見当たりません。
この先経年でクラックが出てくる可能性はありますが、早い時期に目立つクラックが出てこなかったのはいいニュース
と言えるでしょう。
と言えるでしょう。一方の汚れ。
左官の外壁は、ほこりなどが染みこんでしまうと、後から洗い流すことができないので、特に「汚垂れ（おだれ）」と呼ばれる汚れがつかないか、心配していました。
先日の記事でご覧に入れた、雨水貯留タンク「レインセラー」の写真↓
特に、雨水が流れ落ちた痕でしょうか？前面に、いくつも黒いスジが残ってしまっています。
これは、晴れているあいだに天面に溜まったホコリや汚れが、雨によって流された時にシミとなって残ったもので、これが「汚垂れ（おだれ）」です。
「汚垂れ」は、建物の外壁面でもよく見られます。
特に、サッシまわりや、ウエザーカバーなど、外壁に取り付けられている物の、ほんの小さな突起から黒い筋が伸びてしまうケースがかなり多くあります。
特に、サッシまわりや、ウエザーカバーなど、外壁に取り付けられている物の、ほんの小さな突起から黒い筋が伸びてしまうケースがかなり多くあります。
※この画像は、汚垂れが見えやすくなるように加工してあります。
汚垂れが付きやすい窓周りや軒先・ケラバは、しっかり水切りを入れるなど、気を使った設計と施工をしていますが、実は、ここだけは思いっきり汚垂れがでそうだな、という納まりになっているところがありまして。
それが、こちら↓
2Fバルコニーの、網戸の外側についている転落防止手すりです。
手すりは外壁に固定していますが、外壁についているブラケットは、水切りをつけようがない（実際どうやって納めたらよかったんだ？といまだにわかりませんｗ）こともあって、もう間違いなく汚垂れがでそうな納まりになっています。
んが。
↑の写真を見ていただいてもわかる通り、これだけ真っ白な外壁にもかかわらず、今のところ汚垂れらしきものはまったく見えません。
東側外壁についているウエザーカバーからも、汚垂れが出そうな気配はありません
。
。とてもこれ、おそらくは使用した左官材料の性能のおかげかと。
サンウォールは、酸化チタンを練りこんだ、いわゆる「光触媒」として働く左官材料なんです。
光触媒の詳しい仕組みについては、Wikipedia等をご参照いただくとして、簡単に言ってしまうと「紫外線を浴びると汚れが浮き上がり、雨が降ると洗い流されてしまう」んです。
内装材に光触媒を使っても、十分な紫外線を浴びることができずにあまり意味がないケースもあるようなのですが、たっぷりと紫外線を浴びる外壁の左官材に光触媒を入れるというのは、非常に理にかなっています。
どのくらい効いてくれるかな？と期待していたのですが、今のところ予想以上に効果を発揮してくれているように思います。
左官外壁をお考えの方は、「サンウォール」検討してみても良いのではないでしょうか？
なお、サイディングにも光触媒を使っている商品がありますが、こちらは将来的に再塗装が難しいという欠点があるようです。
工務店・ハウスメーカーさんとよくご相談の上、検討していただければと思います。
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