乳の神様 チブサン古墳 | 筑前由紀のプチトリップ

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お寺や神社に行ったりしています。


チブサン古墳

熊本県山鹿市城字西福寺



この地方に君臨した豪族の墓で6世紀前半の前方後円墳です。周濠、埴輪、石人がありました。(石人は現在東京国立博物館が所蔵しています。)古墳内部の石屋形内壁に赤、黒、白で描かれた鮮やかな壁画があるので全国的に有名です。この古墳は、国指定の史跡となっています。


チブサン古墳にも石人がいた!


位置関係。


チブサン古墳の石屋形の模型の奥に、本物のチブサン古墳。



この模型、良くない?

原寸大模型ももちろん良いんだけど、これ位のサイズ感だと、ほどほどに本物を感じられるし可愛くて良い。



こんもりとふたこぶ、ひょうたんっぽく見えるけど前方後円墳。





個性的なチブサンという名前。

「乳房」が由来かもしれないし違うかも知れないけれど、少なくとも江戸時代には「チブサン=乳房」だったんだろね。

母乳の出が良くなるように、この古墳に甘酒を備えてお祈りしてたそうな。



被葬者がどんな人物かはさておき、乳の神様として信仰されていたってのが面白い☺️

一般の人からしたら、古代の豪族より乳の神様がありがたいよね。