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こんにちは!
月経リテラシーでいのちのエンパワメントを目指す、
スペインバスク在住のユミコです。
(プロフィールはこちらから)
日本は卒業式のシーズンですね!
日本の卒業式は、本当に立派なセレモニー、大きなイベントですよね。
ところが、私の息子たちの小学校は、「卒業式」はありませんでした。
(入学式もなかった
)
中学校では卒業式イベントはあったのですが、
生徒は好きな服、保護者はいつも通りの私服で参加だったので、
とても気楽でした。(笑)
舞台を自分たちでセッティングし、
歌を歌ったりギターを弾いたり、詩を読んだり。
先生たちからメッセージが送られ、卒業証書の授与、
そして最後に、生徒が準備した飲み物やスナック、サンドイッチ、
トルティーリャを食べながらお喋りしたり、写真撮影。
こちらの中学校は4年制で、高校か専門学校に行くか、
中学三年生で選択します。
バスクは職業専門学校のレベルが非常に高いのですが、
まず何か専門的に学びたい分野があるかどうかを見極める、
自己分析の授業があります。
高校に行くにも、この時点で科学技術系か、人文科学系、芸術系か、
どれを選ぶかで4年生で受ける科目が違うし、
進路や担任の先生と何度も話しながら、自己分析して
最終的にどうするか決めていくんです。
4年生で進路変更はできるけど、数学や化学など、
選んだ科目によっては進学前の夏休みに猛勉強しないと、
ついていけなくなる、ということも起こります。
…15,6歳で大人になったら何がしたいか。
そんな選択できる?!と思いますよね。
長男が中学1年生の頃、
「お母さんは将来何がしたいか、わかってた?」と
聞かれたことがあります。
私の答えは
「え、そんなことぼんやり憧れの職業はあったけど…」とか
「語学とか生物、地理が好きだったなあ」
という頼りない返事だったんですが、
「親として、この子の才能を伸ばせているだろうか」
「今の環境でいいだろうか」と心配になった事を覚えています。
小学生の息子たちに何度も言っていたことがあります。
「成績表の数字や評価は、
あなたたちのすべてを表してるわけじゃないんだよ」
実際、最後には成績表を見ないようにしていました。
人生どんな出会いや転機があるかわからない。
私も含め、40代になって大学院に行く人だっているわけですから、
今の若い人たちには、自分の気持ちをその都度確かめながら、
自分の可能性を信じて進んでいってほしいなと思います。
「これまでそうしてきたから」
まじめ過ぎるけれど… 大事な健康の話をします。
近年、医学の研究や医薬品の開発において、
/
男女間の生物学的・遺伝的・生理学的な「違い」を正しく認識しよう!
研究や治療に活かそう!
\
このようなアプローチが広がり、
女性の健康における格差解消に焦点が当てられてきています。
(性差医療といいます)
長くなりますが、できるだけ多くの方に知ってほしいことです。
関心ある方は是非お読みください。
これまで、
新薬やワクチンの研究開発では、男性の身体が基準にされてきました。
現在の医薬品の多くは、まだ雄の動物または男性のみを対象に試験されています。
たとえば、アメリカの食品医薬品局(FDA)は、
約 16 年間にわたって生殖期にある女性が初期段階の臨床試験に参加する
ことを禁止していました。(1977-1993)
1990 年代、他の国々でも同様の制限が適用されていました。
ある薬品で胎児に深刻な奇形が生じた悲劇を経て、
警戒してこのようになったそうですが、
これにより薬の治験は主に「成人男性」を対象に行われ、
女性特有の薬の代謝や副作用、適切な投与量は、
長らく不明なままになってしまいました。
皮肉にも「保護」を目的とした規制が、女性の健康に
深刻な弊害を生んだのですね。
いまは臨床試験におけるジェンダーの多様性を促進、
さらには義務付ける政策がある国もあります。
女性が排除されてきた主な理由は、
第一に偏見、そして女性科学者が少なかったこと、
ほか安全上の問題やコスト(研究費が出ないなど)、
あるいは単に
「これまでそうしてきたから」。
これは女性にとって明らかにバッドニュースですよね。
女性の身体を考慮して開発されていないと、
誤診や過剰投薬を受ける女性が増えることにつながります。
そして、多くの妊婦さんは、服用中の薬が自分や胎児にとって
安全かどうか分からないこともあり、
通常の服薬を念のため中止する、ということも起こっています。
薬の副作用については女性のほうが、より頻繁に訴えています。
また、特定の年齢層では、心筋梗塞後の死亡率が男性よりも
女性の方が高いこと。
心筋梗塞の「典型的な症状」とはいまだ男性に現れる症状で
定義されることが多いです。
実際の女性にある症状は、
・胸が重い感じ
・吐き気
・めまい
・消化不良のような感覚
・激しい疲労感
・背中や顎の痛み
など。
でも、
不安や消化不良だと医師に言われ診断が遅れたり、
女性本人が「風邪や更年期障害だろう」と思って受診すらしない、
ということがあるのです。
そして、
「多くの人に起こっているからといって、
それは普通であるべきではないこと」
そう。
いまでは全体の9割にまで影響しているかもしれない、生理痛です。
19世紀の医学では、「月経は定期的に起こる女性の病気だ」
と信じられていました。
人間の排卵の仕組みが科学でわかったのは、1930年。
まだ100年も経っていない。
それまで、排卵は月経の直前、または直後に起こると
考えられていたそうです。
この頃まで、ホルモンと月経周期は関連付けられませんでした。
個人的に「もう笑うしかない…」ということのひとつは、
「男性の勃起障害に関する研究文献は25.000ほどある一方で、
女性の月経周期の健康について(PMS、月経痛)は5.000ほどしかない」
という医学の現実。
5.000と言っても、本当に女性の健康に役立つものは半分ほど。
…本来、月経周期は女性の
「バイタルサイン」なんですよ!!!(泣)
さいごに、
6年間勉強する医大で、月経と更年期・閉経について
どのくらいの時間勉強するのかあなたは知っていますか?
妊娠と分娩が 20~40 時間 であるのにたいし、
◎月経周期 2~4時間
◎更年期 2~3時間
です。
これはあくまでヨーロッパの平均とされる数字ですが、
日本でもあまり大差はないようです。
世界的に、医学では生殖機能の観点では教えられても、
女性全体の健康状態の指標である月経周期の教育は、
ほとんどありません。
一般人が、妊娠出産については余るほど情報が手に入るのに、
月経や更年期の健康に関してほとんど何も知らないのは、
当然なんですね。
女性の身体は生殖機能として多く研究されてきましたが、
生理学的機能はあまり研究されてきませんでした。
これからなのです。
性差医療は、女性の権利を
「男性と同じになること」ではなく「女性特有のニーズを認め、
価値を置くこと」とするフェミニズムの考え方とも深く結びついています。
生物学的な「性(Sex)」だけでなく、社会的・文化的な「性(Gender)」が
健康や医療アクセスにどう影響するかも広く議論されています。
あなたはどう思いましたか?
今日も最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。
良い1日を!
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