教わらなかった生理と身体を、
知って・仲良し・健康に!
タブーから自由な、
より健康で豊かな月経ライフを
サポートします。
こんにちは!
月経リテラシーで
いのちのエンパワメントを目指す、
ユミコです。
今日もこのブログを選んでくださり、
本当にありがとうございます!
(→プロフィールはこちらからどうぞ!)
今朝、TBSラジオ番組『森本毅郎スタンバイ!』の
コーナー「現場にアタック!」で(面白い名前だ)、
私がメンバーとして関わっる
「リプロ・リサーチ実行委員会」への
新型コロナ禍のお産について取材リポートが
放送されました。
今年4月に厚生労働省に提出した署名
(リプロ・リサーチ実行委員会の活動についてはこちら)
後日、番組ホームページに放送記事がアップされる予定です。
⇓
良かったらお聴きください♪ 6分ほどのコーナーです。
あなたのYESだけがYES
人間として尊厳ある暮らしのために
公平な扱い
自己決定の自由
が守られること。
それらが満たされ、
心も身体も健康であること。
当たり前に大切だけれど、
それが「満たされている!」と100%確信がある人は
意外と少ないと言われています。
「不快な思いをしている」
「自分の権利が侵されている」
この自覚があって初めて、
苦情や文句が言えるわけですが、
ちゃんと文句、言えてますか?
嫌なことを嫌、
気持ち良いを気持ち良いと
自由に表現していますか?
実際は、自由に発言するのは
場合や相手によっては難しいのよね…でしょうか。
文句だと言いやすい相手と、とてもとても言えない相手。
いますよね。
「言ってもどうせ何も変わらないし」と
自信や仲間がいなくて諦める時もあるかもしれません。
快か不快か。
意外と生まれた瞬間から
その感覚を抑えつけられることは少なくなく
(意図的・無意識的に)、
継続的かつ度が強い場合には
赤ちゃんは誰も理解者がいない、と
いずれ諦めたり、
生存のために続けてもいいことはない、と
その感覚が湧き出ないようセーブする、結果消す、
という
本能的な働きが起こることもあります。
なんとなく、「それはそうだよね」と
納得いく原理ではないでしょうか。
赤ちゃんは、言葉以外のあれこれを駆使して
周囲とコミュニケーションを取るしかありません。
人生で一番発達して、
安心・安全が必須な時期、
一番バイタリティがあって、
一生懸命生きようとしている
この新生児期に
自分の安心や愛情など、欲求が満たされなかったら
自然と自分を愛することが
できるようになるのだろうか。
成長してから、
誰かのそれを満たすということが
自然にできるだろうか。
これは、私の長男が生まれたとき、
周りの友達数人が宝のように自慢していた
1冊の本がきっかけで考えたことです。
その本は、今で言う「ねんねトレーニング」
メソッド本のハード版というかですね。。。
かれこれ15年前、
スペインには生まれる前から赤ちゃんの部屋を
すでに準備して、
生まれてすぐに一人で寝れるように、と
一生懸命な親御さんが多かったのです。
このメソッド発案者のスペイン人医師
(もともとのアイディアはアメリカの小児科医師)は
心理学者などに訴えられた末、
今では誰もする人はいないと思います。
私も医師が上げた動画を当時見ました。
簡潔に説明すると、
医師は、4~6か月の赤ちゃんは一人で寝ることが
できる!と言っていて、
親はまず落ち着いた環境を作って
時間が来たら赤ちゃんをベビーベッドに置いて
明かりを消し、
そのお部屋の外で姿を隠しながら、
「寝ましょうね~」と呪文のように繰り返す。
その間、嫌がる赤ちゃんは泣き始め、
いずれは泣き叫び、
親は辛抱強く心を鬼にして
医師に言われた通り続ける。
泣き始めてから時間をおいてお部屋にはいり、
抱っこなどはせず少し離れた位置から冷静に
なだめるのですが、
初めは1分後に、
次の日から5分、7日目には13分、17分と
引き伸ばしていく。
2週間ほど、これを続けるというのです。
この期間の子どもの立場になれば、
誰でも「おかしい、不自然だ」と思うはずだけれど、
産後のことを何も教わらない時代、
管理的にお産が扱われていた時代で
かつ、誰かが子育てをする姿を見たことがない
世代の親御さんたちは
名高い医師が発案したものだからと、
その本を信頼していたんですね。
その結果、何が起こったのかというと、
脳の発達、成長後の不安症、依存症、社会性の問題、
悪夢を見る、拒食症などに影響しているケースが
とても多いことが、何年も後の調査で分かったそうなのです。
この頃のニュースを、今でも鮮明に覚えています。
暴力的とも言える状況で
いずれ諦めるしかなかった赤ちゃんと
2週間で本当に効果があった!と喜び、
我が子を褒める親。
このミスコミュニケーションは、
良かれと思ってやっていた親にとっても
つらい結果になってしまいました。
泣き続けることによって
ストレスホルモンが大量に分泌されると、
いずれ脳は落ち着かせるために別のホルモンを
分泌して調整しようとします。
たとえ10分泣いた後寝付いたとしても、
それは疲れ切って限界に至っただけで、
その後のストレスホルモン量は
通常より高いままと言われています。
生後1年で、残りの人生と比べたら1番早い
脳の発達のためにも、
生後2,3年は
子どもが「この世界は安心できる場所なんだ」と
信頼感をはぐくめることが、とても大事です。
『子ども憲章』というのがありますが、
たとえ言葉で意見できない新生児でも
権利がある人間ですよね。
自分の育児以外に
乳幼児と接してきて、
手や目の動き、泣いて訴える
「あれがほしい」「あっちへ行きたい」
「こっち来て」「抱っこして」
「じっとしてるのはヤダ」「お腹すいてきた」
「おしっこ出そう」「出たよ~」
…。
赤ちゃんを見ていると時が止まるというか、
観察せずにはいられない私です。
何が言いたいのか、知るのが楽しい。
ありませんか?
周りにいるおとな、幼い子どもが
赤ちゃんの表現する気持ちを理解すること、
「受け止める力」が大切だなあ、と思うんです。
だからこそ、
言葉を発せる子ども、おとなが
自分を「感じる」
本能を「信じる」
主体的に「自覚する」
自分の気持ちを自由に表現でき、
それを相手が受け入れてくれたという経験を
積み重ねていればいるほど、
そのコミュニケーションはよりスムーズになります。
そうすると
より調和のとれた、平和な環境が増えることに
繋がる。
そう思いませんか?
色んな国で暮らしてきて、
「YES」と「NO」を堂々と言えること
相手のそれを尊重できること
アイデンティティを受け入れ合うこと
まずは自分を大切に という教育
色んな人と平和に一緒に暮らすために、
育児でも教育でもなんでも、
これからとても大事にされていくだろうと
感じています。
お知らせ♪
9月16日(金)日本時間21時~
「月経ワークショップ」を開催します!
約28日の周期中、
●身体のどこで
●どのホルモンが
●どのように作用するのか
その詳しいからくりと、
●より健康な月経
●悩みや不快の予防/改善
のヒント
何より「自分の一番の理解者」として
ありのままの自分を受け入れながら
身体を味方に暮らすために
参加者の皆さんそれぞれに発見があり、
よりエンパワーされることを願って開催します!
当日は小さなワークをする予定です。
詳細・お申込み
世界中の女性の数は、約38億人。
数多い月経にまつわるタブーや思い込みが、
遠い昔から引き継がれてきたことで、
いつの間にかそれは「普通」と考えられるようになり、
女性に限らず男性も含め、多くの人が
生理を「ネガティブな存在」ととらえています。
多くの方が生理中の痛みは仕方がないと思ったり、
不安や恥ずかしいという気持ち、不調の悩みを
抱きながら過ごしています。
でも、それは思い込み、誤解かもしれないとしたら?
それが、多くの女性のウェルビーングに
影響しているとしたら?
表面的に、用語や知識を一方的に伝えられておしまい!
という今の一般的な性教育を補うため、
そして私たちが自ら健康を守り、
ありのままのパワーを発揮するために、
月経について一緒に考えてみませんか?
40年ほど付き合う生理への見方が
ポジティブになればなるほど、
女性は窮屈な環境から解放されます。
身体が楽しい!と喜びになったり
女性の健康はもっと守られ、
調和のとれた環境が増えます。
月経ワークショップに申し込む
ぜひ、詳細をご覧ください。
あなたとも共有できたら嬉しいです!
バスクのユミコより。
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