「K防疫のまやかし」から韓国人は目覚めるか
幼いナショナリズムが生む国家の蹉跌
https://www.dailyshincho.jp/article/2021/12101700/?all=1
鈴置高史(스즈 오키 타카 부미,Takabu-mi Suzu-oki) 半島を読む 2021年12月10日
韓国医療システムが崩壊,予告クリスマス悪夢2日で113人の死
S-KoreaMedicalSystemCollapseNightmar113death2day
HigherMortalityThanEuropeLowKoreaVaccinationRate
CaseFatalityRateRisesOnlyWithCoronaS-Korea
S-KoreaCorpseProsNurseDrivenIntoExtremeSituation
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2021/12/09 ANNnewsCH
https://www.youtube.com/watch?v=5h0hu_51gIk
字幕ー設定ー字幕(1)ー自動翻訳ー言語韓国では新型コロナの一日の感染者が2日連続7000人を超え、重症者は再び過去最多となりました。
9日発表の新規感染者は7102人で、重症者は857人と再び最多となりました。
こうした状況に韓国メディアも様々な専門家予測を紹介し、飲食店の時間制限やより厳しい会食の人数制限など抜本的な規制強化の必要性を訴えています。
最大紙・朝鮮日報は「崩壊するK防疫」と題した記事で政府は「K防疫」の自画自賛に熱心で、感染者や重症者の増加予測を見誤ったと指摘しています。
世界一のコロナ対策と韓国人が誇ってきた「K防疫」。
そのお膝元で感染者が急増、12月には医療崩壊も始まった。
なぜ、国民こぞって「まやかし」を信じてきたのか――。
韓国観察者の鈴置高史が解説する。
自画自賛の文在寅に怒りが集中.
鈴置:韓国紙が社説で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領自慢の「K防疫」批判に乗り出しました。
コロナの感染者が急激に増え、入院できずに自宅で死亡する患者が相次いでいるからです。
保守派系紙、朝鮮日報の社説「 文は『1万人に備え』と言うが、感染者が5000人を超え『医療崩壊』の危機に 」(12月6日、韓国語版)から引用します。
[・専門家は政府のワクチン政策失敗が今の危機状況を作った可能性を提議している。
我が国韓国と日本はワクチン接種完了率で大きな差はないが、ファイザーとモデルナ中心に接種した日本は1日の新規陽性者は100人前後に抑制されている。
・半面、我々が初期に主に接種したアストラゼネカ(AZ)製ワクチンは接種して10週以降は感染予防の効果が急速に落ちることが確認されている。
初期のワクチン確保競争に出遅れたために陽性者数が急増した可能性があるということだ。
・抜け殻(casting off skin)だけ残ったK防疫の実態が明らかになっているというのに、ムン大統領は機会があれば「K防疫をはじめとする大韓民国の位相がたいそう高まった」と自画自賛を繰り返す。
・そして大統領が大声を出した直後に防疫が苦境に陥ることが繰り返されてきた。
口では自信があると言いながら、この状況になるまで何をしていたのか。]
――文在寅 大統領はいまだにK防疫を誇っているのですか?.
鈴置:最近では11月21日――陽性者数が急角度で増え始めた時に、K防疫を自らの実績として掲げました。
その無神経さに韓国人が怒りだしたのです。
中央日報も社説「 一拍遅れた防疫強化、オミクロンを抑えられるか 」(12月4日、韓国語版)で「1日の新規陽性者が3000人を超えた時点で文在寅 大統領は『国民との対話』に出演し、K防疫の成功を自画自賛した」と呆れて見せました。
문재인 대통령 취임 후 두 번째 '국민과의 대화
文在寅(ムン・ジェイン)大統領就任後の第二の「国民との会話」
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2021/11/21YTNニュース
https://www.youtube.com/watch?v=oetV_7Wem2Y
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、今日「コロナ危機克服関連防疫と民生経済」を主題に国民と直接疎通する場を持っています。
ムン大統領は本日午後7時10分から100分間生放送で行われる「2021国民との対話」で、成功的な段階的日常回復のための意見を求め、不動産問題など国民関心懸案に対する立場を明らかにする予定です。
今回の対談には、性別と地域、年齢を考慮して選定した国民パネル300人が参加し、このうち200人は直接現場で参加し、ワクチン未接種者100人は火傷でリアルタイム参加します。
ムン大統領はすべて発言を通じて国政全般に対する小会を明らかにし、日常回復と民生経済そしてポストコロナ時代課題など3つのに対する質問に直接答える予定です。
日本人よりも優秀な韓国人.
――保守派系紙は「K防疫」攻撃に乗り出しますね。
鈴置:そこが微妙なのです。
もちろん、文在寅 政権の防疫失敗や自画自賛は非難するでしょう。
でも、K防疫そのものは批判しにくい。
なぜなら、「K防疫」という言葉には政府の手柄だけではなく、「韓国人一人ひとりが優秀である」との含意もあるからです。
下手にK防疫を批判すれば、「自分たちは世界に冠たる民族だ」と信じる国民を敵に回してしまう。
だから朝鮮日報などは大統領の傲慢さや、ワクチン獲得の失敗に攻撃の対象を絞っているのです。
K防疫の皮切りは「検査数が日本よりも多い」ことでした。
2020年2月下旬、韓国で新型コロナの感染者数が激増、たちまち中国に次ぐ世界2位に躍り出ました。
巨大クラスターが発生した韓国第4の都市、大邱では医療崩壊が起きました。
病床不足で入院できずに死亡したコロナ患者や、単なる肺炎だったのにコロナと疑われ入院を断られて死んだ人も出ました。
そんな状況を見て、世界中の国が韓国からの入国を禁止・制限し、3月9日には100カ国を超えました。
「世界から除け者にされた」とショックを受けた韓国人は「入国を制限する国の数で日本に負けたのは、日本がインチキをしているためだ」と言い出しました。
感染者数は本当は日本の方が多い。
しかし、東京五輪を控えた日本が敢えて検査をしないで感染者の増加を隠蔽しているのだ――とのロジックでした。
一方、文在寅 政権は「習近平 訪韓を実現するため中国からの入国を規制しなかった」と非難され、保守派は弾劾の準備まで進めていた。
そこで、この政権が危機を打開するために利用したのが「検査能力の高い韓国」という神話でした。
青瓦台(大統領府)のサイトには毎日、検査件数を載せました。
そこには日本とイタリアのデータも並べ「韓国は日本の10倍以上も検査している」と胸を張ったのです。
政権は自分の手柄として検査数を誇ると同時に「検査キットをいち早く開発した我が国韓国の中小企業」も称賛し、民間にも花を持たせました。
12月9日、コロナウイルスの検査のため保健所に列をつくるソウルの人々
米国でお墨付き(a endorsement paper bearing the signature)のK防疫.
――検査数が多いと「優秀な国」なのでしょうか?.
鈴置:むしろ逆でしょう。
大邱に巨大なクラスターが発生したからこそ、大量の検査を余儀なくされたのです。
「検査数が少ない」と韓国人に馬鹿にされた日本は当時、クルーズ船以外で大きなクラスターが発生しておらず、大量検査の必要がなかったに過ぎません。
日本でも「韓国では望む人は誰でも検査を受けられる」といった情報が流されましたが、まったくの誤りです。
少なくともこの頃は「検査対象は濃厚接触者に限る」とのルールだったのです
(MoonJaeinBrainwashingKoreanCitizensWuhanVirus1
「コロナ対策で『文在寅』の人気急上昇 選挙を控え『韓国すごいぞ!』と国民を“洗脳”
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/03311731/?all=1」
参照)。
検査は医療関係者に大きな負担をかけるからです。
大邱のクラスターの全容が解明できた4月初めには、検査数はいったん減っています。
同月末には「余計な検査は止めるべきだ」との意見も出ました
("방역에서 세계를 선도"가슴을 편다 문재인, 냉정히 인 아베 신조1
参照)。
――「検査大国」のからくりを韓国人は見抜いたのですか?.
鈴置:いいえ。政府の宣伝を素直に受け入れ、自己満足にひたったのです。
韓国人は嘘でもいいから「世界で冠たる韓国」「日本人よりも優秀な韓国人」という神話を信じたいのです。
4月15日に実施された総選挙でも、少し前までの予想を裏切って与党「共に民主党」が圧勝しました。
大邱のクラスターの終息期とも重なって、文在寅 政権のプロパガンダが奏功したのです。
調子に乗った文在寅 政権は検査数と共に「感染拡大を起こさなかった選挙」を世界に向け宣伝しました。
この頃、米国では感染が広がり始めていましたから、CNNなど反トランプ(Donald Trump)メディアが「無策な」米政権を攻撃する際には「韓国方式」を褒め称えました。
この情報が逆輸入され、「世界で称賛されるK防疫」というキャッチフレーズが韓国で定着したのです。
異物混入のK注射器.
この後も文在寅 政権はK防疫のバリエーションを編み出しました。
先端の隙間をなくすことにより、瓶の中のワクチンを完全に吸い上げる「K注射器」。
スマホなどITによる位置情報を利用した濃厚接触者への警告システムなどです。
いずれも「日本には存在しない、我々の優秀さを示す証拠」として韓国メディアは宣伝しました。
もっとも、いずれも「オチ」が付いていて、「K注射器」は品質管理の甘さから異物の混入事件が多発。
スマホ利用の警告システムは泣かず飛ばずに終わりました。
この時期のコロナ株は感染力がさほど強くなく、映画館の席で隣り合ったぐらいではうつらなかったためと思われます。
大声で歌って踊るクラブのような場所では効果があるのかもしれませんが、こういう場にはスマホのスイッチを切って入る人も多い。
どこで遊んでいるかまで、政府に知られたくはないからです。
実際、2020年5月にゲイの集まるソウルのクラブで感染者が発生した時、保健当局は入場者をなかなか追跡できなくて困惑しました
(S-KoreaInfectionAgainLeadingWorldAutogynephilia1
「 韓国は『防疫の模範』が裏目でクラスター、それでも『世界を先導』という自己暗示 」
参照)。
外から見れば、早々にK防疫はその馬脚を現し(to reveal own's true nature)ていたのですが、韓国人のほとんどが神話を信じ続けてきたのです。
毛利元就の三本の矢の元ネタ。三子教訓状を現代風に紹介
4,489 回視聴
2020/11/09
https://www.youtube.com/watch?v=OzP160MTbjg
戦国武将の毛利元就が、子の隆元・元春(吉川氏に養子)・隆景(小早川氏に養子)に授けたという教え。
一本の矢は容易に折れるが、三本まとめてでは折れにくいことから、一族の結束を説いた。
毛利 元就 Motonari Mori
戦国時代の武将・大名。毛利氏の第12代当主。
安芸吉田荘の国人領主・毛利弘元の次男。
生年月日: 1497年4月16日
出生地: 広島県 安芸高田市 (鈴尾城跡)
毛利元就の教えが自虐ギャグに.
――なぜ、韓国は何にでも「K」を付けるのでしょうか?.
鈴置:20世紀の終わり頃まで、韓国企業が輸入品を代替した場合、「韓国国産品」と呼んでいました。
ただ、「韓国国産品」という言葉には「粗悪品」「日本製のまがい物」といったイメージが染みついていました。
1987年のことです。
ソウルでバラエティ番組を見ていたらショート・コントをやっていた。
おじいさんが矢を折って見せることで兄弟の協力の大事さを諭す、という話です。
韓国でも知られる毛利元就の逸話を下敷きにしたのでしょう。
定型通りにおじいさんが3人の息子の前で1本の矢を折ろうとする。
ところが元の逸話と異なり、どんなに力を入れても折れない。
結局、疲れはてたおじいさんが息を切らしながら「最近の韓国国産品はよくなったなあ」と感心する、というオチでした。
一緒に見ていた韓国人は一斉に笑いました。
「韓国国産品は粗悪である」という卑下を前提とした笑いであり、しかし同時に「韓国国産品もいつかは良くなる」との希望も感じさせる笑いでした。
21世紀に入る頃――韓国人が自信を持ち始めた頃から、「韓国国産品」ではなく、名称に「K」を付けて呼ぶのが定番になりました。
初めは護衛艦や戦車など、兵器への名付けが目立ちましたが、「Kポップ」といった文化から、果ては防疫という政策にまで広がったのです。
「粗悪品」ではなく「世界に冠たる製品」と言いたくなったからでしょう。
ドナルド・ジョン・トランプ, Donald John Trump, 도널드 존 트럼프
習近平 (Xi Jinping 习近平 시진핑)
「韓国政府は「和解・癒やし財団」の解散,The Korean government dissolves the 「Reconciliation and HealingFoundation, 한국 정부는 '화해·치유 재단'의해산」
「自称徴用工判決,Self-proclaimed forced victim workers judicial decision, 자칭강제징용피해자사 법적 결정」