今日は、
『スサノオと悪魔の世界を巡る旅』☆
３話目:悪魔さんがやってきた！
４話目:悪魔さんの大好物
５話目:神と悪魔の対立
悪魔「お、お、お前たち人間は、
何気ない気持ちで、
俺たち悪魔の力を借りるくせに、
そのことに、
気付いていないぃぃぃぃ！！」
悪魔「オレたち悪魔が、
人の願いを叶える時は、
お前たち人間が黒魔術によって、
オレたち悪魔を召喚する」
ス「ちなみに、
自分たちに何か、
実りのある成果を求めたり、
誰かや何かの幸せを祈るのは、
白魔術。
その逆に、
利己的な願いや欲望の成就、
他人に害を与えるように成果を求めるのは、
黒魔術な」
あ「…はぁ」
悪魔「そ、その、
願う内容が大きければ大きいほど、
無論必要とする、
代償は大きくなるっ！！
そうっ！所謂、
悪魔に魂を侵されるということだ！！」
ス「想像してみてほしいけど、
悪魔の力を借りてまで、
誰かを貶めてしまいたいとか、
人の失敗を願うって、
おかしいやん。
しかもひどい場合は、
そこに快楽や快感を、
感じてしまう。
もうこの時点で、
普通の精神状態じゃないやん。
だってそんなん、
何も良いことないねんから。
でもそれを、
してしまう。
その時点でもう、
その心は悪魔に、
蝕まれているわな」
僕らが日常的に、
悪魔の力を借りてるって、
ことになるの？？」
悪魔「黒魔術というのは、
よ、要するにっ！
人の不幸を願い、
人を貶めるために存在するものっ！！
そう考えたら、
お前たちも軽い気持ちで、
普段からやっているだろうっ！！」
あ「…？」
ス「要は、
悪口、陰口、
匿名でのネットでの誹謗中傷。
その類よ」
ス「特にこの、
技術の進化した今では、
みんな指先1つで、
軽い気持ちで人の悪口や陰口、
誹謗中傷をネットでするやろ。
それを実際に集団でされたことで、
気を病んで
死んでしまった人も、
いてるやんけ」
ス「あんなもん完全に、
悪魔の所業であり、
集団で呪い殺されたのと一緒やで。
それを今の人たちはみんな、
携帯を触る指先1つで、
考えも無しに気軽にするやん。
あれは見えないところで、
悪魔の力を借りている行為であり、
気付かないうちに魂が、
悪魔に蝕まれていることにも、
気付いていない」
本当に、
そうかもしれませんね…」
ス「ただ、
それをしてる時の、
自分の顔が、
どんな顔になっているかを、
振り返ってみてほしい。
罪なき気持ちで、
罪を犯すということは、
最も罪深い行為やねんから」
悪魔「ウケケケケケッ！！
オ、オレたち悪魔からしたら、
便利な時代ではあるがなっ！！
放っておいても、
勝手に墜ちてきてくれるのだからなっ！！」
ス「人の心って、
不思議なもんでな。
気を抜くと、
自然と悪い方、悪い方へと、
流れていってしまう。
確かに、
善行を重ねることは、
大変やろう。
そっちの方が、
めんどくさいこともあるやろう。
人を誉めるよりも、
悪口言ってる方が、
一時的には、
楽しいのかもせーへん。
誰かを認めて、
自分も頑張ろうと切磋琢磨するよりも、
人を貶めるだけで、
自分が優位な気持ちに立った方が、
楽なのかもせーへん。
でもそんな日々の先には、
良い未来なんて、
絶対にないねんって。
あるのはただの、
修羅の世界、
悪魔の世界やねんから。
例えどれだけ、
世の中に悪意が溢れたとしても、
『せめて自分だけは』と、
強い意志を持って歩いてくれたなら、
俺たち神も、
その人生を輝かせるために、
全力で力を貸すから。
つい芽生えてくる、
弱い心や誘惑に、
負けないでほしい」
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