荒川祐二&Teamスサノオです☆

 

 

 

 

 

 

 

 

7月7日 愛知で開催する、

 

『スサノオと瀬織津姫を巡る旅』出版記念イベント☆荒川祐二講演会と八百万の神喜劇。


ぜひ来てね☆

開催日:2018年7月7日(土)

会場:東建ホール

(名古屋市中区丸の内2-1-33)

開場:11:00 終演:15:00(予定)

料金:6000円(3歳以下無料)

(※6月30日まで前売り5000円)

スペシャルゲスト:江島直子


↓↓↓↓↓

↑↑↑↑↑

※『八百万の神喜劇』のPVが出来ました☆

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、

 

今日のお話。

 

 

 

 

 

 

 

 

スサノオさんは、

 

怒っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

それは先日起きた、

 

目黒区での、

 


5歳児虐待死事件を、

 

テレビで見ていた時のこと。

スサノオさんはいつも、

 

豪快にガハハハと笑い続けているが、

 

 

こういった『命』を、

 

蔑ろにする話に直面すると、

 

 

いつも見たことないほどの、

 

怖い形相になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

神さまにとっても、

 

それほど『命』というものは、

 

尊く、

 

未来に繋いでいくべき、

 

大切なものなのであろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「……あの……」

 

 

 

 

ス「何や?」

 

 

 

 

あ「こういう事件に直面する度に、

 

思うのですが、

 

僕らに出来ることって、

 

ないのでしょうか…?

 

 

このブログ読者さんたちからも、

 

こういった質問を、

 

多く頂いていて…」

ス「………」

 

 

 

 

あ「何でもいいんです…。

 

出来ることがあれば…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「忘れへんことや」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「…え?」

 

 

 

 

 

 

ス「何度も言わすな、

 

忘れへんことや」

 

 

 

 

 

 

あ「…っと言われましても…。

 

具体的にどうしたらいいのか…」

 

 

 

 

 

 

ス「正直な気持ちで答えてほしいんやけど。

 

 

君らこのままこの事件が、

 

何の続報も無く、

 

 

10日経ったらどうなる?」

 

 

 

 

 

 

あ「…確かに…、

 

風化して、忘れて、

 

普段の日常生活に戻ってしまうかもしれません…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「それじゃあかんねんって。

 

それじゃ…あかんねん…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・スサノオさんは、

 

泣いていた。

 

 

 

 

…どうしようもない悔しさを、

 

どこかにぶつけるように…、

 

泣いていた…。

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「それやったら…、

 

『無関心』と何も変われへんねんって…。

 

 

今回の事件を受けて、

 

例えどれだけ小さくても、

 

一人一人の心が少しでも、

 

変わるきっかけにならないと、

 

 

亡くなった魂が、

 

浮かばれへんねんって…」

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「…一人一人の心が少しでも、

 

変わるきっかけ…」

 

 


 

 

 


 

ス「そもそも、

 

これ見たら分かるやろ?



データだけでは、


一概には言われへんけど、



虐待の認知件数自体は、

 

年々増え続けてるわけや…」

あ「……」

 

 

 

 

 

 

ス「これが何を意味しているか、わかるか?

 

もうこれは『今』に、

 

始まったことじゃないねんって…。

 

 

例えば今回の事件を起こしてしまった、

 

親で言うなら、

 

 

その親が産まれ育った2~30年前、

 

もっと言うなら、

 

 

その親を産んだ、

 

そのまた親の代から、

 

 

今回の事件の種は、

 

存在していたわけやねんから…」

 

 

 

 

あ「………」

 

 

 

 

 

 

ス「こういう事件の話になったら、

 

必ず出る言葉でな、

 

 

『どうして止められなかったのか?』とか、

 

『行政や周囲は何をしていたんだ?』ってな。

 

 

そんな問題じゃない。

 

 

そんな所を見ていても、

 

問題の本質は、

 

いつまで経っても解決をしない。

 

 

虐待を止めるための制度なんか、

 

いくらでもあるし、

 

 

これまでだって、

 

手は打ってきてんねん。

 

 

そもそも、

 

虐待の発生源である、

 

『人の心』を、

 

何とかしないと、

 

 

どれだけ制度を作った所で、

 

虐待の数ばっかりが増えていくだけで、

 

一緒やねんって」

 

 

 

 

 

 

あ「…確かに…そうかもしれません…」

 

 

 

 

 

 

ス「それで結局、

 

『制度を変えるなんて、自分の力だけでは無理』ってなって。

 

 

そうして時間が経って、

 

事件が風化し、

 

無かったことのようになってしまう。

 

 

それを今まで、

 

何回繰り返してきたのかって話よ…」

 

 

 

 

 

 

あ「………」

 

 

 

 

 

 

ス「ここに至るまでの、

 

この国というものが、

 

何十年という時間をかけて、

 

ここまで来てしまったのなら…。

 

 

この痛ましい事件を、

 

せめて自分だけは忘れたくない…、

 

二度と起こしたくない…と、

 

 

思う心があるのなら…、

 

 

その上で、

 

『今』自分に出来ることを、

 

やってほしい…」

 

 

 

 

 

 

あ「『その上で、今自分に出来ること』…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「…自分の大切な人を、

 

せめて自分だけは大切にして、

 

生きていってほしい。

 

 

署名活動をしろ、とか、

 

政治家に陳情しろ、とか、

 

そんな大げさなことは言わん。



みんな制度が変われば、


人が変わると思ってしまうけど、



でも実は先に人の心が変わって初めて、


その空気が伝播していくことで、



現象として、


適切な制度が作られていくねん。 

 

 

そのためにまずは、



自分が自分の、

 

大切な人を大切に。

 

 

まず一人一人が、

 

それをすることが出来たなら、



本来こんな痛ましい事件は、

 

起きることがないんやから…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「…本当に…そうですね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「そうしてやがて、

 

何年、何十年…、

 

もしかしたら何百年…、

 

かかるかもせーへんけど…、

 

 

時代を経て、

 

そうして大切に育てられてきた世代が、

 

 

次の世代や周囲をまた大切にし、

 

その連鎖が繰り返されていく中で、

 

 

少しずつ、少しずつ、

 

固まったものが、

 

削ぎ落とされていくように、

 

 

街の空気が変わり、

 

人の気持ちが変わり、

 

 

やがてその結果として、

 

政治や行政の仕組みも変わっていく。

 

 

これが本来の形ではあるんやけど。

 

 

正直今の人の心の状態では、

 

そこまで至ることは、

 

難しいやろう…。

 

 

どれだけ新しい制度を作った所で、

 

それを運用する『人の心』が、

 

変わらない限り、

 

いたちごっこやから…」

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「…確かに…、

 

そうかもしれません…」

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「でもな、

 

 

信じて一人一人が、

 

積み重ねていくのなら…、

 

 

いつか時代が変わる時が来る

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「…はい…」

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「最後に俺からお願いしたいのはな、

 

少しだけ厳しいことを言うのかもしれんけど、

 

 

やっぱり、

 

『行動』やねん。

 

 

関心を持って悲しむだけでは、

 

それは正直、

 

行動にはならない。

 

 

でもな、

 

例え小さくても、

 

 

一見今回の事件とは、

 

関係の無いように見える、

 

 

自分の子どもや家族、

 

近所の人、

 

そういった一人一人を大切にする、

 

自分自身の『行動』の輪が、

 

 

自分、そして自分の周り、

 

そのまた周り…と。

 

 

一人、また一人…と、

 

やがて世界に、

 

広がっていくことこそがな、

 

 

本当の意味で、

 

悲しい現実を、

 

変えていってくれる。

 

 

そういう意味で、


一人の力というのは、


決して無力ではないし、



人はみんな見えない糸で、

 

繋がっているから。

 

 

悲しむだけでなく、

 

今の自分に出来ることを…。

 

 

嘆くだけでなく、

 

自分の大切な人を、

 

大切に…。

 

 

やがて、

 

それが未来を変えていく」

 

 

 

 

 

 

 

 

…。

……。

………。

…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

…今この現代に生きていると、

 

今回の事件のように、

 

 

どうしようもない悲しみに、

 

やるせない思いに、

 

 

心を蝕まれることがある。

 

 

 

 

それでも僕らは、

 

僕らに出来ることを、

 

積み重ねて生きていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

『大切な人を、大切に』。

 

 

 

 

 

 

 

 

やがてその一歩一歩、

 

一人一人の積み重ねが、

 

 

未来を変えていくことを、

 

信じて。

 

 



 

 



【リブログ、シェアのお願い】

僕も一人の子を持つ、


親として、



この世の中から、


虐待を本当に無くしたい。

 




その上での、

 

『今自分に出来ること』として、

 

今日のブログを書かせて頂きました。

 

 

どうぞもし少しでもご共感頂けましたら、

 

皆さまにとっても、

 

『今自分に出来ること』の一つとして、

 

 

今日のブログをリブログやシェアなど頂き、

 

 

皆様の大切な人に、

 

お届け頂けましたら幸いです。

 

 

 

 

いつの日か、

 

未来が変わる日を、

 

夢見て。

 

 

 

 



『今、出来ることを』。

 

 

 



 

2018年6月8日 荒川祐二