『源氏物語』解説 ~夕顔 | YUKARI /紫がたりのブログ

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紫がたりのブログ-夕顔3

みなさん、こんばんは。

今日は夕顔の解説です。


ここでまた私の100%創作の部分が出てくるのですが、それは六条御息所との馴れ初めの場面です。

この場面は失われた巻に描かれていたとされていますが、この部分で御息所のキャラクターを確立させようと思いましたので、あえて書きました。


六条御息所というと、どうしても=生霊嫉妬深い女、というような一般のイメージが強いですが、源氏を愛する心が抑えられぬ故のあわれな女性だと私は思います。

高貴な婦人であり、嗜みもある彼女の姿を念入りにすることで、愛ゆえに惑う悲しい女の姿を描こうと思いました。


そしてこの章で重要なのは「夕顔」の存在です。


「夕顔」は源氏物語に登場する女君の中でも、一、二を争うほど人気のあるキャラクターです。

男性に指示されるのはもちろんですが、その可憐さと儚さから女性にも人気があるので、表すのが難しいところです。


そこで実は夕顔の人物描写は少しぼかして書きました。


女は色白のすっきりとした美女で、笑い顔が屈託なく素直な様子で、源氏は大層愛おしく感じました。


外見に関して書いたのはこの部分のみです。


あとは夕顔と一緒にいる時の源氏の様子を念入りに書くことで、夕顔像というのを読み取っていただこうと思いました。


そして夕顔の死の場面がこの章のクライマックスということになりますが、その後の源氏の悲しみ、憔悴ぶりを多く描きました。

このことで夕顔の存在の大きさを表したつもりです。


源氏物語はさまざまなキャラクターがそれぞれの心を持って描かれています。

その部分を大切に描いたのがこの章の特徴でしょう。



次回花宴1月30日(月)より再開いたします。


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