お宿をどこでとるかは
お遍路さんがいつも頭を悩ますところ
いつものいきあたりばっちりで
今回は16番か18番で泊まれたらいいなと・・・
もしだめなら
徳島にバスで戻ればいいわと
お気楽そのものでした。
結構、後で思えば大変な状態だったりしますが(笑)
お宿も旅の楽しみです。
今回も思い出深いものとなりました。
15番札所國分寺では
ご住職に話しかけられて
お宿に勧められて
電話を架けなさいと言われるままに…(笑)
辞退できず・・・。
初めての善根宿に泊めていただきました。
この体験は
面白くもありがたい・・・。
善根宿って?
どんなところか全くわからない・・・。
タクシー会社の社長さんが
お子さんのお部屋だったところを
解放してくださっていますが
その日はいっぱいで
運転手さんの仮眠のお部屋をお借りしました。
いきなり
「あなたの顔には寂しさが滲んでいる。」
「こっちに来なさい!」と言われて
カウンセリング?(笑)
嘘でしょう!
こわごわ・・・
社長室?に付いていったら
「話したくなければ話さんでよろしい」
と言いながら
ご自分の話はフルオープン!
結局は、初めての人に
滅多に話さないことまで
話していました。
余程、私なんかより
腕のいいカウンセラーでヒーラーです。
17年間
色々な人をお世話なさって
人の人生を
観てこられたのでしょうね・・・。
お話はとても面白くて
すっかり和ませていただきました。
これからもお達者で
ずっと続けてくださいね。
ありがとうございました。
17日は
午後からの講座で
夜は、徳島で普通のビジネス旅館に
泊めてもらいました。
普通でした。
18日は
松茂の觀音寺のご住職のご紹介で
鶴林寺と太龍寺の間にあるペンションの碧さん。
有難い場所にあります。
この地区にお宿がなくて
お遍路さんは苦労なさっています。
ガイドブックに載っていないので
ご存知の方だけの特権!(笑)
本当に素敵なご夫婦がなさっている
素敵なお宿です。
もちろん
送迎くださいます。
へとへとだったので、本当に助かりました。
ご主人の握ってくださったおにぎりが
どれほど美味しかったか!
次は先達でもある
女将さんの手料理を是非食べたいな!
そして
19日
雨が降る日和佐で
お宿を捜す私の目に飛び込んだのが
お宿日和佐さんでした。
何も考えず
ただの勘だけで選んだのですが…。
こちらも少なからぬご縁
なんと前日のお宿碧さんともご縁が繋がっていました。
お食事は出ないのですが
すぐそばの「ひわさ」さんでは
リーズナブルで美味しくてびっくりのボリュームのお食事ができます。
いい気持ちで
お宿に帰ると
女将の優さんと
つい話込んでしまいました。
フランス人のご主人フィリップも話し好き!
朝からお喋りが止みません。
商船業を営んでいた古民家を
彫刻家のご主人がご自身でリフォームなさっていて
鏝絵(こてえ)を施した漆喰壁で
信じられないぐらい素敵な空間になっています。
貸し切り?で泊めていただきました。
私は、たいてい人気の無い空間は苦手なのですが・・・
ぐっすり休ませていただきました。
日和佐の海岸に
亀が上陸するところを見せてあげたい
孫っ子たちを連れて行きたいと思う!
また、必ず来たいと思うお宿でした。
この旅
これぐらい
お宿の恵まれていたことはないほど・・・。
お遍路の旅の情けか宿人とよもやま話夜更けて尽きず
私のお遍路は
徳島でのお仕事とは
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でした。
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