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映画『ドミノ』に学ぶ
最近は、『アバター2』にせよ『バビロン』にせよ、今度見る『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』にせよ、3時間を超える長い映画が多くて、時間を作らないと気軽に見れない映画が多いと感じていたが、本作は1時間半位なので、空いた時間にパッと見れた。
色々残念な中で、一番もったいないのがタイトル。原題の『Hypnotic(「催眠術」らしい)』の方が売れたのになぁと感じた。
まぁ時間も短いし、「衝撃のラスト」というラストも何となく創造の範疇ではあったが、この映画で最もよかったのは、存在感ある適役のウィリアム・フィクナー。
この名脇役は、私の好きな『ヒート』と『アルマゲドン』と『プリズンブレイク』の3作品だけでも20回近く見てるから、つい応援してしまうが、調べたらもうすぐ67歳とは。
かっこよく歳を取るっていいなぁ。
この映画では、あまりベン・アフレックは良くなかったな。
映画『デス・プルーフ in グラインドハウス』に学ぶ
『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』に寄ると、この作品までの『ジャッキー・ブラウン』『キル・ビル』とこの作品の3本を強い女性をテーマにしているとかで、事実、最後の高速運転のボンネットで危険な思いをするゾーイ・ベルは、『キル・ビル』のユマ・サーマンのスタントマンだったらしい。
本作は、映画館でも見たし、DVDでも見た三作目の映画で、タランティーノ自身が好きなことやって楽しんでいる(自分も作品に出て出演者とテキーラを飲みまくっている)印象。
何度見ても終わり方が痛快すぎて笑ってしまう。
映画『ヘイトフル・エイト』に学ぶ
2015年ということは、私が45歳の時で子どもも手がかからなくなってきたし、相変わらず映画は好きなはずなんだが、全くこの映画を知らなかった。
タランティーノにいったん興味がなくなったのかしら。
という訳で、この作品を初めて見たが、結論から言うと9作中一番好みではない映画だった。
65mmで撮ったという雪の中で馬が走る冒頭部など期待感が増すのだが、タランティーノ作品ばかり立て続けに見た私の勝手な事情で、サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ウォルトン・ゴギンズ、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ゾーイ・ベルなど、タランティーノ作品の同窓会のようで、なおかつレザボア・ドックスのような密室劇のせいか、新鮮味に欠けてしまった。
その中でも、紅一点だったジェニファー・ジェイソン・リーが異様な存在感で、逆にこの女優には引退作品の10作目にも出てほしいと思った。
『ジャンゴ 繋がれざる者』に学ぶ
これまた痛快という言葉が相応しい映画だった。
『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』で、レオナルド・ディカプリオが、ジャンゴとキング・シュルツの企みを見破った時に本当に手を切ってしまったが、そのまま熱演したとあったが、それが本当かな?と疑う位迫力があった。
思わず疑ったのは、その血をヒロインの黒人女性の顔で拭くのが、ちょっと出来過ぎというか、ヒロインもそんなに驚いてなかったので、後から演出したのかも。
イングロリアス・バスターズでは、恐怖の悪役だったクリストフ・ヴァルツが、本作ではとっても良い人で存在感があって、主役三人の個性が生きた、映画らしい映画だった。
最後はまさに痛快。
映画『ジャッキー・ブラウン』に学ぶ
改めてクエンティン・タランティーノ作品をドワッと見たら、この映画がもっともオトナな映画だと思った。
過去に映画館で見た後は、ロバート・デニーロのセックスシーンしか印象に残らなかったは、見直してみたら、デニーロをこんなにもポンコツな役で使うなんて、さすがにタランティーノは贅沢だわ。
9作の中でも残虐シーンも暴力シーンも少なく、妙に落ち着いた存在感のある映画でした。
『パルプ・フィクション』に学ぶ
クエンティン・タランティーノの出世作『パルプ・フィクション』を久々に見た。
社会人なり立ての頃に出た衝撃の映画で、とってもかっこよかった。
今回DVDが自宅にあったはずだから、アマプラで見る必要もないと思っていたら、記憶違いで、長年大切に持っていたのはVHSビデオの『パルプ・フィクション』であった。
そんな訳で、10年ぶり位に見たけど、サントラも聞きまくったし、そもそもビデオ擦り切れる位見たので、『キルビル』や『デス・プルーフ in グラインドハウス』みたく複数回見たはずのとは、全く記憶が違って、音楽をとても楽しめた。
それこそ自宅にこの映画のポスターも貼ったし、24歳の自分を思い出すと、随分お気楽だったと自分を恥ずかしく思ったりもするが、この映画こそ一度死んだ主役が普通にまた登場する素晴らしい演出と編集で、今の大学生の皆さんにも是非見て欲しい映画です。
『キル・ビル』に学ぶ
何度も見てるけど、20周年ということでAmazonプライムのスターチャンネルEXで放送されるというので、クエンティン・タランティーノシリーズも相まって観た。
やはり20年経って4回目位に観た甲斐があったのは、当時全然知らなかった高橋一生氏や田中要次氏が出ていたことがわかったり、千葉真一がわずかな登場シーンの中で2回も噛んでたけど、タランティーノが日本語分からないからそのまま放映されたことや、vol.1で悪役で活躍したハゲとvol.2のカンフー師匠パイ・メイが同一人物だったことなどは、全く知らなくて違った楽しみ方ができた。
特に謎なのは、vol.1は全部展開も分かっていたが、vol.2が全然覚えてなくて、初めて見たかのような新鮮さがあった。特に金髪碧眼の悪役との対決は見どころもあったし、笑ってしまった。
しかし、今の大学生にこんな血がブッシャーの映画を薦めて良いのかも悩ましいが、少なくとも映画好きを自負する大学生には9本しか撮ってないから、タランティーノの作品は是非まとめて見て欲しい。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 』に学ぶ
なんと私としたことが、タランティーノの最後から2番目になるはずの、キャストにもたくさん予算を掛けたこの映画をスルーしていたとは…。
レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの初共演もさることながら、マーゴット・ロビーも出ているは、憧れのアル・パチーノも出ていて、どこ行っちゃったんだとお思っていた元名子役のダコタ・ファニングまで出ていた。
ただ、この映画だけは、元ネタというかヒントにした史実をそもそも知らないので、イングロリアス・バスターズみたいな、ヒトラーを殺しちゃったよ。みたいな堂々とフィクションという面白さは伝わらなかった。
もっと言えば、色々も出るとなった俳優を調べたりもしたが、分かる俳優が少なくて、これだけのキャストで手放しで楽しめたかというと、こちらの勉強不足でそこまでには至らなかった。
しかし、『キル・ビル』や『ジェッキー・ブラウン』や『デス・プルーフ in グラインドハウス』で徹底的に強い女性でスカっとさせてきたタランティーノが、ブラッド・ピットを使って最後に徹底的に(強盗の)女性への暴力シーンを出したのは、名監督も少しは自身のイメージを裏切りたかったのかしら、なんて思った。
レザボア・ドッグスに学ぶ
もう30年以上の付き合いになる後輩の家にこの『レザボア・ドッグス』のポスターが飾ってあったので、すっかり見たことがあると思っていたが、初めて見たようだ。
『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』では、記念すべき第1回目の作品で、予算がなくて全員黒いスーツで参加させたが、スティーヴ・ブシェミが黒いジーンズで来たとか、マイケル・マドセンがダンスを嫌がったのでラジオに合わせて踊らせたとか、アドリブの裏話も聞けたので、とても楽しく観れた。
しかし、この映画にハーヴェイ・カイテルが出演してくれたことで、商業的にも成功をもたらした運もあった気がした。
暴力シーンは多いものの(タランティーノの映画は全てw)、出世作にふさわしい面白い台本で、肝となる強盗に押し入ったシーンが一切出ないで想像だけで進むのが素晴らしい。
イングロリアス・バスターズに学ぶ
…ということで、まさかのクエンティン・タランティーノ作品で、しかもブブラッド・ピットが初起用された『イングロリアス・バスターズ』を観ていない事実を知って、早速Amazonで観た。
結論、痛快で面白かった。
『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』で、冒頭のナチス親衛隊が、ヒロイン宅を訪問するシーンの緊張感を出していたので、まず最初にこの映画を観たいと思った。
「ユダヤの熊」こと軍曹ドニーが、ドイツ軍下士官をバットで撲殺するシーンには、撮影を引っ張って引っ張って、ドニーがアドレナリン出まくった状況で登場する裏話を先に聞いていたので、なおのこと面白く感じた。
音楽もさすがだし、暴力シーンもさすがだし、俳優たちもとっても良くて、タランティーノを惚れ直した。