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『ゴジラ-1.0』に学ぶ

映画好きを自負する私でも、全くこれまで興味のなかった『ゴジラ-1.0』を、見た。

 

私のようにアカデミーで視覚効果賞を受賞したのをきっかけに『ゴジラ-1.0』を見ようと決めた方も少なくないだろう。

 

そして、『ゴジラ-1.0』でヒロインの浜辺美波氏と『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』のヘイリー・アトウェルが全く、全く同じような列車落下シーンに気づいたのも、私だけでは当然なくて、検索したらいろいろな意見がありようだが、私はミッションインポッシブルの方が緊迫感も映像にリアリティもあってよかった。

 

ただ、戦争映画として若い人たちが当時を知るきっかけに『ゴジラー1.0』を見るのは、いいなと思った。

『ゴールデンカムイ』に学ぶ

久々にたっぷり時間を取って、漫画『ゴールデンカムイ』を読破した。

壬生義士伝ブームが終わって3月から4月頭はほぼゴールデンカムイがマイブームだった。

 

とても面白かったし、珍しくあの愛らしいキャラクターのイメージを崩したくないから実写映画を見ないでおこうとすら思っている。

 

本来の楽しみ方とは違う気がするけど。

 

おかげでアイヌ文化も学べたし、脱線して獣姦についての歴史も勉強した。

当初は獣姦が出てくるくだりで、子どもには見せられないと思ったが、人類の歴史とほぼ同じくらい獣姦の歴史があるので、まぁ広い意味では勉強になるから見せてもいいかとも思った。

 

土方歳三も『燃えよ剣』以来、久々に学びなおせた。

逆に今は司馬遼太郎がマイブームになっている。

 

何より勉強になったのは、普段漫画を読まない私が、この漫画を読むために『シーモア』とか『メチャコミ』とか『ピッコマ』を駆使して、デバイスを複数使ってイッキに読み進めたことだった。

 

どれかは、無料が多いとかコマごとに縦スクロールで進むとか、各サービス特徴があるんだと感心した。

もう忘れてしまったけど。

 

もうゴールデンカムイマイブームから1カ月位経って、いろいろ忘れてきているけど、なぜかキロランケという単語(名詞)だけ脳から離れない。

『嫌いなら呼ぶなよ』に学ぶ

 

を読んだ。

 

未成年での芥川賞受賞したあの作家が、いつの間にか40代になっているんだから、私も年を取るはずだ。

その間、私も起業して結婚して子どもも生まれて今に至るが、綿矢りさ氏も何かすごい作家になっていた。

 

この短編集でも、主人公が男性なのか女性なのか主人公との関係が友人なのか夫婦なのかなど、

「若い女性作家」という固定観念のせいか、「あ、主人公男性なのね!」とかしばらく読み進めないと分からない不親切さは絶対的にあるなとは思う。

 

それでも、人にできないワードの巧みさ面白さが、すごかった。

 

思わずメモってしまったのは、ユーチューバーの推し活をする女の子が「うれしさの余りウザがらみ」とか、

「段々好きになってリアコ」とか、「どうせ私なんかアダチルのファザコンだし」とか、

舌を巻くような表現の中に、フツーに「時すでにお寿司」と入ってきて、

ストーリーだけでない言葉のリズムができていて、やられた。

 

特に最後、綿矢りさ氏本人が登場する話は、彼女が自分をいい感じの距離感で弄っていて、また読もうと思わせる凄みがあった。

大学生時代から作家をやっていた彼女の作品を、是非今の大学生にも読んで欲しいです。

 

 

大阪マラソンに学ぶ(後半)

私は余裕を持って行動するのを、時間がもったいないと思うタイプなので、2月25日のレース当日も結局バタバタしたまま、脱いで預けて、はい出発!という感じに。

 

更衣室では、親切にも寒さ対策にどうぞとゴミ袋があったので、持参した袋と二重に被って雨と寒さ対策。

 

雨で足場が悪すぎて、渋滞が起きてしまったのが原因。靴下二重にしてよかったとつくづく思ったが、スタート前からシューズが濡れて、前途多難。

周辺の会話では、「コースが変わって導線が悪くなった」と文句を言っている方が多かった。

 

さて、いよいよスタート地点。

申請した過去のタイムでは、比較的早いブロックのスタートだったので、アンミカさんや芸人の方を手を振りながら、無事スタート。

ただ、雨が止んだと思って給水所でレインコート代わりのゴミ袋を捨ててしまったのが一つ目の失敗。

3万人も参加する大会は初めてだったのでペースが遅いと、序盤で無理して抜いていってしまったのが二つ目の失敗。

そして、雨がまた降りだしてずぶ濡れで随分足元が重いと思ったら、更衣室で脱ぐはずだった私服のパンツを履いたまま走っていたのが三つ目の失敗。

 

そんな訳でついに4時間を切れないタイムというのが30キロ前にわかってしまい、寒さで足がなかなか前に出ないまま、人生で2番目に辛いマラソン(一番は飛騨高山のウルトラマラソン)を終えた。

 

走りながら気になったのは、ゴミとマナー問題。

 

これだけの規模でレインコートもあると、かなり大量のゴミが出るが、ゴミ箱に捨てていないランナーが散見されたのが気になった。

中には道路脇にいるボランティアスタッフに向けて投げつけているランナーもいたり、ゼリーのゴミをコース上に捨てたり、問題になってないのかなぁと思ってしまった。

 

ちなみに1週間後東京マラソンに走った友人に聞くと、以前よりだいぶ改善されたということで、私も沿道で応援する側だとあまり気にならなかったので、そういうものなのかとも思ったりもした。

 

結局4時間を超えて、歩いたり休んだりしながら、なんとかゴール。

二重の手袋でもかじかんで手が冷たい。

着替えるにもズボンのまま走ってしまったので、天満橋駅の商店街で、大阪のおばちゃんが着るような洋服屋さんに入って、2000円で暖かズボンを購入。

 

ネットで見つけた温泉で蘇り、自分へのご褒美に予約した「東茶屋なかむら」へ。

店員の方も大将もとっても気さくに、カウンターの端に1人の私に話しかけてくださり、不本意な走り以上の労いになってしまった。

 

いずれ金沢の東茶屋で大将と一杯飲めたらななぁ。。

 

 

大阪マラソンに学ぶ

東京マラソンに17回連続落ちた後、大阪マラソンにエントリーできたので、勢いそのままに申し込んだら当選してしまった。

 

40代から数年に一度のペースで参加し、6回目のフルマラソンだ。

一昨年末の湘南国際マラソンでは、まさかの自己ベストが出たので、本来であれば記録更新を目指したい大会であった。


しかしながら、昨年末から喘息が発症して、ジョギングしてもすぐ呼吸が苦しくなってしまい、十分な準備ができなかった。

その上、レース当日の25日まで一週間を切っているのに毎晩のように飲み歩いていたら、体調を崩し、ついに病院へ。

21日には気管支肺炎と診断されて、人生初の点滴を経験。

 

医師に事情を話し、4日間で治るだけの薬を貰って、外側(がわ)を整えて臨むことにした。


具体的には、

NIKEのシューズペガサスシリーズを新調し、

靴下2枚履きで足の痛めを抑え、

前日に大阪の整骨院でテーピングをして筋肉疲労を抑え、

当日の雨対策にビニール袋を被る、という外側(がわ)対策だ。

 

前日エントリーなので、東京で家族サービスをした後、インテック大阪でエントリーを。

 

 

数日後には、就活生に向けてサンプリングの仕事が入っているこの会場で、お祭り気分にテンションも上がる。

ただ、ホテル近くの整体でテーピングの予約があるので、必要最低限のことだけやって、

551蓬莱の肉まん1個無料券も利用できる時間もないまま慌ただしく前日を終えた。

 

前日にはお酒は控えて十分休もうと思ったが、興奮で寝れずに結局晩酌して睡眠。

 

(後半へ続く)

 

 

映画『壬生義士伝』に学ぶ

壬生義士伝ブームで、2003年に公開された映画『壬生義士伝』をアマプラで見た。

 

原作を読んだ直後だったので、あれだけの力作長編をどう映像にするかと思ったら、削る所は大胆に削り、読者として一番面白かった骨の部分だけを抜き出しているように感じた。

 

驚いたのは、当時40代だった中井貴一氏や佐藤浩市氏他、脇役も含めて、その世代(つまり既におじさん)の俳優陣が、みごとに皆さん令和の今でも活躍されていて、感心してしまった。

逆に当時20代の子役をやっていた若い世代があまり、見かける方がいなくて、芸能の世界でも上が詰まっている現象があるのかなぁなんて思った。

 

年老いた新鮮組の斎藤一を佐藤浩市氏が演じていたが、やはり20年前だとメイク技術も違うとか、ちょっと違和感があった。

同様に、特にボロボロであるはずの主人公吉村貫一郎演じる中井貴一氏が、最期を迎える時に歯がキレイで上品さが出てしまって、最近のハリウッド作品(バビロンだったかナイトメアアリーだったか、歯も黄色く汚して目も淡いコンタクトを入れていた)のようなリアリティをつい求めてしまった。

 

 

小説『壬生義信伝』に学ぶ

昨年後半は、クエンティン・タランティーノがマイブームであったが、2024年年始は、まさに壬生義士伝ブームと言える。

浅田次郎氏の作品は、正直好みではないのだが、読むとやはり面白い。

 

ちょっと斜に構えた私には、浅田作品の巧くて泣ける所が、お望み通りに心動かされてしまうのが悔しいから好みでないのかもしれない。

 

2020年発行というから24年も前の、大学生の皆さんが生まれていない年の小説だ。ま、どのみち江戸明治の話なので、大学生の皆さんにもいつでも良いから是非読んでとお薦めできる小説です。

 

 

ただ、私の場合、上巻は浅田氏の作品の割に乗れるまで時間が掛かったというか、取材と回想との構成が把握できるまで時間を要した。

 

しかし、後半主人公吉村貫一郎と、旧友であり切腹の命を出す大野次郎右衛門

のお互いの息子同士が別れるシーンには、案の定うるっとさせられて、本当に浅田氏は人情揺さぶりが巧いと思った。

 

そういえば、プリズンホテルでも実感したが、この浅田次郎という作家はべらんめえ口調の堅気じゃない方を使って、感動的な話の効果を倍増させる技術がすごい。

 

一方で、この本を通じて最も実感した歴史小説の特徴がある。

 

もちろん読者の私が悪いのだが、歴史上の人物が出てくると、史実と混同してしまって、さもその人物が本当にそうであるかのように思ってしまうことだ。

 

司馬遼太郎氏の『竜馬行く』でそうなった方も多いと思うが、本編の主役吉村貫一郎を調べたら、大野次郎右衛門も架空の人物であれば妻子持ちだったことも確認できないなんて…勝手にこちらがその気になって落胆する、これまさに歴史小説あるあるだと思う。

 

ただ、どこまでか史実かどこからが創作かを調べながら読むと、これまた小説も歴史もどちらも好きになれるので、大学生の皆さん、是非チャレンジしてみてください。

 

 

 

 

 

 

フランク・ロイド・ライトに時代を学ぶ

建築家フランク・ロイド・ライト展が、汐留の美術館でやっているというので、見に行った。

というか本当はあまり興味がなかったけど付き合った。

 

結論から言えば、そんなに建築に興味がないので興奮こそしなかったが、

私の親友にも建築家がいるので、同じ個人の住宅の設計から始まって、

ライトのように公共的な仕事や美術館や海外の仕事まで広がるなんて、夢のある仕事だなぁと思った。

 

まぁそんな簡単にいく訳がないのも、AIとの闘いがあるのも聞いてはいるけど、

ライトの時は時代背景も違うので、ここもまた(松ちゃん世代が時代について考えさせられる昨今)時代って大事だと思った。

 

それにしても初めて行ったパナソニック美術館、このコンテンツでも入場まで20分以上待ち、

世の中に建築が好きな方がたくさんいるという事も学べた。

『パーフェクトデイズ』に学ぶ

カンヌ映画祭で役所広司氏が男優賞を受賞したことでも話題の『パーフェクトデイズ』を見た。

 

しかし、アナログなおじさん(大学生からしたら下手するとおじいさん)の何もない日常の映画を、果たして大学生に薦められるかというと、なかなか難しいと思う映画であった。

 

舞台に出てくる公衆トイレが私もジョギングで利用したり、近所でなじみのある場所だったので親近感を覚えたが、何日分もおじさんの日常を見せられることに、退屈さを感じたのも事実。

 

役所広司氏の演じる主人公が、若い女性から頬にチューされてニタニタする所や、油断した風呂での裸を見て、そういう大人にならないように気をつけなきゃと思ったが、50を過ぎても日々刺激を求めて新しいチャレンジや出会いを増やし続けている私には、パーフェクトな日々とはまだ思えない内容であった。

『ハンチバッグ』に学ぶ

芥川賞を受賞した市川沙央氏の『ハンチバッグ』

を、読んだ。

 

記者会見のニュースなどで、市川氏が先天性ミオパチーを患っているという断片的な情報だけで、

本の厚さも程よく薄いし読みやすそうと思って購入した。

(ちなみに『イーロン・マスク』など厚い本はkindleで読んでいる)

 

まず、冒頭から全く想像していなかった、官能小説というか(読んだことないけど)東スポの風俗記事というか、

出鼻をくじかれた。

 

どこかで、偏見を持って読もうとしている自分を恥じた。

 

読んでる途中に、市川氏に興味が沸いて検索したら、

受賞後に父親から破廉恥さに激怒されたという記事があったので、

主人公を市川氏と重ねてしまいそうだったけども、あくまでフィクションだと思って手綱を締め直して読んだ。

 

結論とても面白かったし、この方が出版業界に投げたボールの意義も大きいと思うし、

軽々に言える常態ではないかもしれないけど、別の作品も読みたいと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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