裏ユーキャンパス

ユーキャンパスは、大学生と企業を結び付ける広告会社ですが、このページは大学生に発信しています。


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金原ひとみ氏の『ヤブノナカ』に学ぶ

金原ひとみ氏の

 

を読んだ。

 

とっても読み応えのある本だった。

 

このブログは大学生を読者と想定して書いているが、出版業界を志望している学生には、OB訪問では聞けないようなことが分かると思うので是非読んで欲しい。

 

まだ読んでいない金原ひとみ氏の本も読みたくなった。とてもパワーのある本であった。

 

特に金原ひとみ氏の性描写はさすが。

性を綺麗に表現する必要がない場面での金原氏は、直球で乱暴で生々しくて、圧倒される。そこには本書のテーマの一つであるジェンダーの違いなんかなくて、男性作家でもこんな風に男性心理をついた性を描けない気がする。

 

そして、驚かされたのが、もはや金原氏は性別だけでなく年代の差も超越していた。特に最終章の女子高生の章は、本当に現代の女子高生の言葉でありツールを使いこなしていた。

 

その女子高生には、なぜか私が大好きな村上龍氏の『コインロッカーベイビーズ』のキクのような、将来を期待させる逞しさと清々しさを感じた。

 

そういえば、金原氏が世に出るきっかけとなった芥川賞の当時の選考委員には村上龍氏が入ってたなぁ。

芥川と言えば本書のタイトルも芥川龍之介の『藪の中』と同じだな…。

 

というこじつけはともかく、主人公の男性編集者が年齢的にも私と近くて、なんだか他人事ではなく読めた。

こういうこともあるかもしれない、と思わせる緊張感のある本でした。

 

 

映画『国宝』に学ぶ

今更ながら『国宝』を見に行った。

 

しかも発信も遅くなったので、もはや誰にも響かないであろうが、主演の吉澤亮氏にも横浜流星氏にも恥ずかしくないほどこちらも3時間、映画と対峙した。

 

というか本当に時計を見る暇もなく、原作は更に長いであろう部分を削りに削った感と、じっくり見せる部分は、高い緊張感で魅せていた。

 

特に吉澤亮氏の演じた『曽根崎心中』の緊張感。

李相日監督は、『フラガール』でもそうだったように、舞台をフィルムの中に収めるのが、お上手で、その場の舞台の客や演者にさせてくれる力があるなぁと思った。

 

その意味では、映画『バビロン』でマーゴットロビーが演じた舞台も同じように緊張感があって、どちらも思わず拍手したくなるほど没入できたけど、仮面ライダーメテオの時から見ている私としては、『国宝』は監督の力よりも吉澤亮氏の演技力に惹かれた気がする。

映画『F1』に学ぶ

アカデミー賞ノミネートの噂?を聞いて遅ればせながら、映画『F1』を観た。

 

なんか、たまにはこういうシンプルで期待通りの映画も良いなーっと思った。

 

残念ながら上映期間の後半のせいか、大型スクリーンのすごい音と映像では見れなかったが、こういう映画こそ大画面で見たいものだ。

 

ブラピも調べたら、もう61歳って…。「年寄りが若手よりも逞しくて、屈強」という役にはピッタリであった。見習いたいものだ。

志願者数1位を11年も続けた近畿大学に学ぶ

今春の受験関連で話題の主役は何と言っても、史上最多の16万2000人もの志願者を獲得した千葉工業大学だ。

 

共通テストの検定料の値引きを差し引いても、十分割に合うだけの広告宣伝費に値するであろう。

 

我々大学生マーケットに携わる者には常識だが、それまで11年連続で志願者数日本一を誇っていたのが、近畿大学であることを知っている大人は意外に少ない。

 

仕事柄必要なので、

 

 

を読んで、近畿大学を学んだ。

 

まず筆者でありキーマン中のキーマン世耕石弘氏が、近大の創設者である世耕弘一氏のお孫さんであることは大きいと思う。

私も30年以上大学マーケットに携わり、大学という組織の保守的な性格は嫌というほど学んだ。

何せ産官学の取り組みで仕事をした時にも官僚から「大学は保守的で動きが遅い」と言われるのだから、よっぽどだ。

 

しかし、近畿大学に限っては、世耕石弘氏という広報の天才が、創業者家系という責任の押し付けやすい立場にあることによって多くの奇跡を実現できたんだと思う。

 

例えば、近大まぐろを使用した新聞の全面広告や、「近大への願書請求はしないでください」という交通広告(オンラインでの応募を訴求するためのコピー)、週刊文春の中吊りと見間違えそうなオープンキャンパスの中吊り広告など、他大がマネしようにも稟議が通るとは思えない。

 

ユーキャンパスが運営する学食トレイ広告でも、キャッチコピーに「僕らの」と入っただけで、某大学のジェンダー問題を学ぶ教授に怒られて外したことがあった。

 

それだけ色々な思想や立場の人がいる大学で、近畿大学がかつて「近大美少女・近大美男子」や「Kindai Girls」などを手掛けたのは、世耕氏も相当ハートが強いというか、どう周囲を説得したのか興味があるし、畏敬の念まで抱いてしまう。

 

この10年以上人気校であり続けている(実際に在籍学部生数も10年で4000人以上増えている)ことは、とても意義があって、愛校心を持って近大を卒業した学生が、社会人として人事や採用の担当になり得るからだ。

 

この目先だけでなく、じっくりとブランドイメージを育てた戦略は、一時的な人気で終わることはないであろう。

 

 

 

 

道尾秀介氏の『いけない』に学ぶ

 

を読んだ。

 

これぞ道尾秀介氏の真骨頂。

 

かなり昔だと思うけど、道尾秀介氏のインタビュー記事で、映像化できないもの、小説であることでしか表現できないものを書きたいと読んだ記憶があって、道尾氏の作品の中でも幾つかは、そりゃ映像化できないわ!というものもあったが、本書はその究極の形。

 

短編の最後のページの写真で、オチというか大オチがあるのだが、これがまた難解なものも多い。

道夫氏の作品は優れているけど、映画『ユージュアルサスペクツ』のような、伏線がたくさん散りばめられていて、勢いで読めない所がどうも苦手であった。

 

今回もその意味では我慢できずず、疑問に思ったらすぐ「道尾秀介 いけない ネタばれ」とかで検索してしまったことだ。

 

読み進めると、きちんと登場人物がつながって、改めてオチを確認することができるのに、勿体なかった。

 

そんな訳で「いけないⅡ」読んでいたのだが、どこかで忘れてしまったのか、もう1カ月位出て来ない…。

 

 

 

 

 

『サブスタンス』に学ぶ

話題の映画『サブスタンス』を見た。

 

こんなに事前情報を得てしまってから見た映画は初めてかもしれない。

酷評も多いし、グロいのは苦手だし、でもテーマは面白そうだし。

 

デミ・ムーアの『ゴースト』世代ながら、見ようと思ったのは、

若く生まれ変わった時の役がマーガレット・クアリーだったことが決め手となった。

 

彼女は、私の好きな『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でも好演していたが、最後にブラピにボコボキにされるマイキー・マディソンも『アノーラ』で主演しているし、タランティーノってやっぱりすごいな。

 

…で、この『サブスタンス』は、3分の2位までの面白さと、最後3分の1のB級感も含め、グロさも芸術性も上からのアングルも監督が女性であることも、もちろん主演二人も含めて、覚悟さえすれば絶対見た方がいい映画だと思った。

 

この映画は、本当によくも悪くも記憶に残って、忘れさせてもらえない力がある。

『マクドナルド 失敗の本質: 賞味期限切れのビジネスモデル』に学ぶ

法政大学の小川孔輔先生の元教え子から薦められて

 

を読んだ。

 

本当は最近刊行された同著の『ローソン』の方を薦められて読み始めたのだけど、このマクドナルドの方がきっかけで『ローソン』を執筆することになったというまえがきがあったので、先に読んでみた。

 

2001年に私が会社経営を始めて以来、原田泳幸氏ほど私の中で評価が変化した社長が見当たらず、飛びつくようにして読んだ。本書には原田泳幸氏のマクドナルド時代の栄枯盛衰がデータつきで丁寧に説明してあって、面白い。行間から小川先生は、あまり原田氏に対して良い印象をお持ちじゃなかったのかな?と予想したりもしたが、まぁそれはご愛嬌。

 

キャッチーな副題の「賞味期限切れのビジネスモデル」は、出版社が入れた文言で、小川先生本人も戒めのために残したということだったが、ある意味その後のマクドナルドの回復は、学者も予想できなかったというところか。

 

まさか親会社出身で外国人のカサノバが、全国の店舗を訪問し、顧客や従業員の声を直接聞くスタイルの社長にるとは、当時では予想がつかなかったのであろう。

 

その意味では、経営と学問はもちろん違うし、優れた研究者がみな経営者になってしまうので、ほとんど直感とタイミングで25年生き残っている私からすると、予想通りでない方がありがたく感じる。

 

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』に学ぶ

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』を見た。

 

まず、ドルビーオーディオについての詳細な映像と音楽が流れて、映画好きとしてはそれだけでも見る価値がある位、技術の進歩を体感できた。

 

…で、肝心な映画の方は、私の雑な感想を言うと

・今までで一番良くなかった

・敵がAIというのもぼやけて良くない

・アクションも少ない

・ヒロインも含めて若い人が全然出ていないので、映像的にも美しくない

・トム・クルーズの孤軍奮闘だ

であった。

 

その内容を、20歳以上年下で、元ユーキャンパスのインターン生に話した所、多くの50代は同じ感想を話すそうだ。

そして、007シリーズのように、主人公がうまく引き継げるようにすればよかったという不毛な話になるらしい。

 

という事で、レビュー等でもあまり評判はよくないみたいだけど、敢えて違う角度で見つめ直すと、クリストファー・マッカリーという監督・脚本の方の存在だ。

 

5作目以降からミッションインポッシブルシリーズを撮っていて、それでも今回は自身が監督する前の出演者や脚本へのオマージュがあった。

 

きっと、本作への思い入れが強すぎて、盛り込もうとか、伏線を回収しようとか、がんばり過ぎちゃったような気がする。そう思うと何かもう一度見ても良い気もするw

 

 

 

 

『デートピア』に学ぶ

芥川賞を受賞した安堂ホセ氏の

 

を読んだ。

 

かつて『限りなく透明に近いブルー』で芥川賞を取った村上龍氏を思わせる文章とか世界観で、村上龍氏を敬愛する私にとっては、楽しく読めた。

 

特に設定から、そのままエンタメの話になるかと思ったら、いつの間にか逸れた話の方がメインになってしまってり、性やドラッグだけでなく、予想のつかない展開も似ているなと思った。

 

村上龍氏は、その後映画に行ったり、キューバに行ったり、経済番組の司会をやったりして変化をしながら作品を出し続けているが、安堂氏もどんな変化をもたらすか(もたらさなくてもいいけど)今後も読んで見たいと思える作家だった。

 

 

映画『ジョン・ウィック』シリーズに学ぶ

キアヌ・リーヴス主演のジョン・ウィックシリーズを4本とも見た。

 

最初の『ジョン・ウィック』を見たのは2~3年前だと思うが、1作目の最初に夜襲された主人公を思い出すと、4作目には随分とたくましさが増したと感じる。4作目のジョンウィックであれば、そもそもその場で復讐ができてしまって、シリーズが続かなかったかもと思ってしまうほど不死身。防弾スーツとかずるい気もするが、エンタメ作品としては全部面白かった。

 

しかし、この作品がなぜこんなにヒットするのか、疑問に思う部分もあって検索したら、

ここにとても分かりやすい記事があった。

 

なるほど銃とカンフーで「ガン・フー」か…。

 

私はゲームをやらないので、長い銃撃戦シーンなどは、ゲーム実況を見ている感覚なのかなぁと想像したり…。

ガラス張りだったり、鏡張りだったり、戦闘シーンがオシャレなのも印象に残りやすいと思った。

 

とはいえ、あの長尺を戦い続けるのはキアヌ・リーブスの年齢にかかわらず、絶対無理だ。多くの格闘技、武道の経験者は、そう感じながら見ているだろうと想像する。

 

でもこれは、エンタメだからいいのだ。

 

そして、私が絶賛した『フォールガイ』とこのシリーズの監督が立役者になって、アカデミー賞にスタント賞ができるようになるらしい。

 

これは、顔も写らない多くのスタントマンにとっても、励みになる賞だと思った。エンタメ界を支える監督ならではの計らいだと思う。

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