ハンチバック 市川 沙央 単行本
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芥川賞を受賞した市川沙央氏の『ハンチバッグ』
を、読んだ。
記者会見のニュースなどで、市川氏が先天性ミオパチーを患っているという断片的な情報だけで、
本の厚さも程よく薄いし読みやすそうと思って購入した。
(ちなみに『イーロン・マスク』など厚い本はkindleで読んでいる)
まず、冒頭から全く想像していなかった、官能小説というか(読んだことないけど)東スポの風俗記事というか、
出鼻をくじかれた。
どこかで、偏見を持って読もうとしている自分を恥じた。
読んでる途中に、市川氏に興味が沸いて検索したら、
受賞後に父親から破廉恥さに激怒されたという記事があったので、
主人公を市川氏と重ねてしまいそうだったけども、あくまでフィクションだと思って手綱を締め直して読んだ。
結論とても面白かったし、この方が出版業界に投げたボールの意義も大きいと思うし、
軽々に言える常態ではないかもしれないけど、別の作品も読みたいと思った。