裏ユーキャンパス -5ページ目

映画スラムダンク『THE FIRST SLAM DUNK』に学ぶ

好評な映画『THE FIRST SLAM DUNK』を見に行った。

 

世代を超えて四半世紀ぶりのヒット、みたいな話題になっているが、私はスラムダンク世代より少し上で、少年ジャンプからビッグコミックスピリッツに変わった頃だったので、フルネームの分かる登場人物と言えば桜木花道と流川楓くらいのものだった。

 

その程度の情報量でも十分面白かったし、泣けたし、何ならもう一度見に行ってもいいとすら思った。

 

冒頭のボールが転がっていく音や、我々世代には嬉しい元ミッシェルガンエレファントのいるザ・バースデイの曲を最初のBGMで使う演出、試合中の無音にする贅沢な時間など、細部に渡る拘りを感じた。

 

そして、プライベートな部分は何も知らないけども、この作品の原作者であり、脚本も監督も務めた井上雄彦氏の人生をとても羨ましく思った。

 

漫画家に限らず多くの作家やミュージシャンが、メディアミックスのチャレンジをするけれど、両方ヒットすること自体が稀だし、常に表現者として締め切りやヒット作のプレッシャーに追われている。しかし、この井上雄彦氏に関しては、ヒットの打率が良すぎるがゆえに、そうしたプレッシャーから解放されたところで、じっくりと自分の生んだ作品と向き合うことができて、本当に贅沢だと思う。

 

今年はFIBAバスケットボール・ワールドカップのある年だが、サッカー界のキャプテン翼のようなバスケットボール界の世界的コンテンツになって欲しいと思った。

 

そう思うと少年ジャンプの仕組みはホント凄かったな。

 

 

 

 

『母性』に学ぶ

湊かなえ氏の

 


を読んだ。

 

ちょっと最近おとなしめの小説を読んで、最後まで進まなかったので、そんな意味ではさすが湊作品、イッキに読ませる力があった。

 

表紙が映画化されが戸田恵梨香氏と永野芽郁氏の表紙だったので、なんとなく二人をイメージしながら読んだせいか、娘がちょっと気の毒に思いながら読んでいたが、単にマザコンの話ではなくて、マザコンが母親になったらという視点が面白い。

 

できれば映画でも見たいのだが、もう都内はやってないみたいなだなぁ…。

 

2022年に健康を学ぶ

クリスマスから年始にかけては毎年慌ただしいが、自分を振り返り、翌年に生かす節目になるので、大切にしている。
毎晩続いてお酒の飲み方のペースがおかしくなってきても、一旦新年を迎える段階で、来年はチェイサーをきちんと飲もうとか、記憶をなくすまで飲むのは止めようとか、できない目標を立てているのだが、そのリセットが大事なのだ。

 

2022年はユーキャンパスにとっては、社歴10年以上になる部長職が3人辞めるという試練の年だった。
ただ、恐れていた事態も、いざなってしまうと何とかなるもので、若い社員が急成長したことで助けられた。
サークルアップの事務局が終わるタイミングだったり、それぞれの道に旅立っていった部長もプライドを持って最後まできちんと引き継いでくれたことも大きかったし、対面授業が増えて仕事の問い合わせ自体が増えたことも大きかったし、総じて運が良かった。

運は運ぶと書くから、普段の行いや準備が大切だという意見には同調できるのだが、その前提になるのが、健康だ。

2022年は、アニサキス疑惑があり、結局盲腸になった。
気を失ったこともあったし、コロナも陽性になった。

そんな訳で、健康について考えさせられる年だったが、2023年は、運動だけではなく、睡眠やお酒にも気を使って運を運んで来れるようにしようと思う。

 

湘南国際マラソンに環境とテーピングを学ぶ(フルマラソンシリーズ②)

2010年に初めてフルマラソンに出て以来、5回目のフルマラソンに出た。

コロナで2年間大会がなかったので、だいたい2年に1回位のペースで参加していることになる。

完走直後は、もうしばらくでない!と思って、1年半もするとそろそろまたチャレンジしてみよう、の繰り返しだ。

 

今回は横浜マラソンのエントリーできなかった事件をきっかけに、年内開催でまだエントリーできる大会はないかとランネットで検索して、私が応援している河野太郎先生が会長を務める湘南国際マラソンの枠があったので、エントリーしてみた。

 

どうもこれまでの大会と比較して注意事項が多いなと思ってよく読んでみたら、給水所にコップがない世界初の大会とのことだった。いかにも河野先生らしい。

 

コロナ禍では、大会こそなくても、自分に月100キロ走のノルマを課して2年以上達成してきた。しかし、この5月に盲腸になったのをきっかけに、ちょっとサボり始めて、今回は十分な練習を積んだとは言えない状況であった。

 

12月4日の本番に向けて私が準備したのは、400ml以上のマイボトルをリュックに背負うのと、ウェストポーチに入れるのと、どちらが楽かの比較トレーニングと、膝の負担がないよう体重を4キロ落としたのと、レース中のエネルギー補給ゼリーの6個パックを買ったのと、いきつけの整骨院でのテーピングだった。

 

ウェストポーチにした判断は正解だった。

当日は想像以上に暑く、リュックだとかなり走り辛かったと思う。また、やはり給水に時間が掛かるので、みんな思った以上に補給を我慢しているのか、前半はあまり補給するランナーがいなかった。結果、400mlの重さを抱えたまま走るのが結構負担になるので、リュックだと肩にきたと思う。

 

しかし、一番良かったのはテーピングだった。特に足の裏が後半痛くなるのだが、今回は30キロ過ぎても足の裏には負担もなく、膝が痛む程度。

 

特に今回はペースを心配しながら走ると、気持ちに負担があるので、7キロを6回走るつもりで7キロごとのペースでサブフォーを目指していた。

 

35キロの時点で、まぁサブフォーは今回も大丈夫だろうと思っていたが、40キロ時点でひょっとしたら、12年前(つまり40歳の時)の記録を上回れるかもと思い必死の猛ダッシュ。

結果3時間52分と12年前の自分に1分だけ勝てた。

 

自慢するようなタイムでないことは十分承知しているけれど、52歳になった方でないと分からない、40からの12年は衰えの実感しかない12年なので、個人的には嬉しい記録でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

横浜マラソンにふるさと納税を学ぶ(フルマラソンシリーズ①)

この10月末に、友人と横浜マラソンに参加する予定だったのだが、ローソンチケットのUIがめんどくさすぎるので、ふるさと納税枠でエントリーした。

 

しかしながら、事務局から送信された無料用のIDとパスワードでローチケにログインして、Tシャツとかを選んだのだが、信じられないことに(今でも信じてはいない)、最終送信をしていないということで、出場できなくなってしまった。

 

本当は私のような思いをした方がいるのかもしれないと「横浜マラソン ふるさと納税枠 出場できない」で検索こそしたのだが、30回目位のコールでやっと出た事務局の女性が、「3万通に郵送したら、住所相違で毎日何百通と郵送対応に追われて、メールのチェックができていない」と、泣きそうな声だったので、諦めることにした。

 

来年は私の支払った12万円の横浜市へのふるさと納税から事務局の人員増員費用に活用してもらうことを祈る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『おいしいごはんが食べられますように』に学ぶ

芥川賞を受賞した

 


を読んだ。

 

なんか主人公の男性が、同性としてあまり共感できない怖さがあって、それはそれで面白かった。

 

どちらかと言えば、あまりおいしいごはんが食べたくなるような話ではなかったけど、このブログのターゲットである大学生には、生々しいまでの職場の人間関係が描かれていて、業種だの職種だの就活で悩んでいる時に、結局人間関係だな、と気づかされるかも。

 

そんな意味ではオススメです。

高瀬隼子氏は、不思議な温度の作家で、次回も読んでみたい。

 

 

 

村田 沙耶香氏に学ぶ

村田 沙耶香氏の短編集

 


を読んだ。

 

『コンビニ人間』の時は等身大の村田沙耶香氏の身近に起きたできごとを妄想によって書いている印象があったが、こんなにも妄想力によってストーリーが膨らむのかと感心する作品も幾つかあった。

 

ただ、中でも際立っていたのは、中盤を過ぎたあたりにあるエッセイだった。村田さんが、メディアによって作られてしまったキャラクターと、乗ってしまった自分への後悔を記述している文章だったが、妄想短編集の中に際立ったリアルがあった。しかも一番最後でも最初でもなく、こそっと中盤過ぎにいれているあたりに、なぜか妙に好感が持ててしまった。

 

これからも村田 沙耶香氏は読み続けたいと思う。

 

 

 

『同志少女よ敵を撃て』に戦争を学ぶ

第十一回アガサクリスティー賞に続き、今年の本屋大賞を受賞した『同志少女よ敵を撃て』を読んだ。

 

 

2月にロシアにウクライナ侵攻とあまりにもタイミングが重なってことで、逢坂氏が売り上げを戦争の被害者支援につなげたい」と、難民支援機関「国連難民高等弁務官事務所」(UNHCR)に寄付したというニュースを見て興味を持った。

私自身、ウクライナ侵攻に関してはあまりにも不勉強で、メディアからの情報を掻い摘んで知る程度なので、ロシアを描いた本作から学べる部分もあると思い、読んでみた。

 

かなりの長編だが、読みごたえもあるし、人物描写も丁寧で全く飽きない。第二次大戦中の独ソ戦で実在したソ連の女性スナイパー達を描いているが、ドイツとソ連の関係も学べるし、戦争における女性の役割を丁寧に描いていて、自然と主人公を応援している自分に気づく。

 

どんな経歴でこの作品を書けるのだろうと背表紙をみたら、この逢坂冬馬氏、私と同じ大学の15歳年下で、急に親近感が沸いたが、読み終えた時には。誇らしく思っていた。大学生の皆さんにも是非読んで欲しいと思う。

 

最後に、今のロシアとウクライナの関係を示唆する表現がエピローグで主人公が語っているので、参考になったから引用しておきます。

 

戦後、ソ連は連邦内にあった際激戦地のベラルーシとウクライナの二カ国を優遇した。国際連合でもこの二カ国は独自の議席を得ていた。半ば独立国家のような扱いは、ソ連の中で破格の待遇と言えた。(略)ロシア、ウクライナの友情は永遠に続くのであろうか。

 

 

スピードに学ぶ

先日、旅行先で小学校4年生の娘とトランプのスピードをして負けた。

 

びっくりした。

 

機敏さとか反射神経とか得意としていたもので、小学校時代はいつもMと決勝戦をしていた私が、娘に負けるとは…。

 

反射神経をこれから鍛えても、そうは戻りはしないだろうし、そこをがんばるよりも他に時間を掛けた方が賢明だろうから、ビジネスでも今の年齢でできることを強みにしていかなくてはと、思う。

 

ミニオンに学ぶ

こどもに付き合って映画『ミニオンズ・フィーバー』を見た。

 

実は私はミニオンに全く興味がなく、なんなら黄色の皮膚から毛が何本か出てるのは生理的に受付なくて、きちんと見たことがなかった。

 

通常よりも500円位高いチケットは渋谷のTOHOシネマズの入り口も壁もミニオン一色になっている特別仕様で、圧巻は、シートが全部ミニオンになっていること。来場者特典なのかうちわも貰ったけど、これで約300席×500円×5回転で1日75万円、2日で150万と考えると、そんな大儲けでもなくていいサービスな気もした。

 

…で、結論から言うとこんなに世の中にファンが多いという驚きもあったけど、音楽とか展開とかオトナも楽しめる映画になっていて、素晴らしいコンテンツだと思った。

 

まぁ今でもかわいいとは思えないけど。