吉田樹木医合同会社・若い奴は植木屋やんなよ -2ページ目

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25Jun
- 若い奴は植木屋やんなよ
  植木屋が嫌いなツルの筆頭は、クズだろう。クズがはびこる荒地の草刈なんて最悪だ。ツルが絡んで刈払機を振り回せないし、ランナーは縦横無尽に伸びてるし。またクズが元気なところは日当たり良く、暑いしね。大変だけど、はじめにバリカンなんかで下刈りをしておくと、その後の作業性が良くなる。その次にムカつくのはヘクソカズラだね。平地ではクズと同じくランナーが伸びて作業性を非常に悪くするし、フェンスに絡むと絡みが細かくて除去に時間を食う。ヒルガオなんかも細かく絡んで嫌だけど、なにしろ出現頻度が違う。その名もヤブカラシは、樹木を覆う勢いでどんどん勢力を伸ばすが、引っ張れば軽く取れる。ただし根はなかなか取れず、またすぐ出てくるので厄介。厄介だけど、フェンスに絡んだヤブカラシは簡単に取れるから、作業員にとっては息抜きみたいなもんだ。クズも絡みが荒いから、フェンスでは除去しやすい。ただし若いうちだ。月日が経つと茎が太くなり、フェンスと一体化を始める。若い奴、植木屋やんなよ！
15Jun
- 若い奴は植木屋やんなよ
  少数だが、樹木医を夢見る何人かの職人が、うちを通り過ぎた。彼らは大体意識が高く、自然に関する多くの知識を得ようとしていたが、未だ大成した人間はいない。まず僕が、資格だけ樹木医を嫌ってるし、彼らにも多くを望むからね。もちろん、僕こそ最高だなんて思ってないし、それどころか自分が樹木医だなんておこがましいと考えている点について、多くの樹木医達と共通すると思うけど。樹木医の活動の対象は樹木または自然だけど、客は人だ。人に自然を説明する第一歩は、測量だと思っている。そこでうちでは近年、測量に力を入れてきた。もちろんうちの職人達にも、知識を得ることを望んでいる。若い奴、植木屋やんなよ！
14Jun
- 若い奴は植木屋やんなよ
  コロナ自粛時には、時間が余った大量のバイト君達が入ってきたが、緊急事態宣言解除と同時に、彼らは一気にそれぞれの日常に戻っていった。気がついたら、元いた社員と3人で現場を回っていて、栄枯盛衰を感じている。同時期に多くの未経験者と接したので、彼らの戸惑いが見えてきた。例えば、ホウキの持ち方。俺たちが使う竹ホウキは、両手で使うものだ。しかし片手で使わなきゃいけないことは普通にある。そんなとき、ホウキの柄を脇で挟むようにし、腕とホウキを一体化させる。竹が束になった太いところを持った方が楽だ。肘が曲がってしまうと、一体化が難しい。そんなところに、経験の差が出る。若い奴、植木屋やんなよ！
07Jun
- 若い奴は植木屋やんなよ
  雨は嫌いだ。細いので、ただでさえ低い体温がすぐ奪われる。体温が奪われると気が短くなる。仕事ではゴアテックスのカッパを着ているが、決して虚栄心などではない。仕事を守る為だ。粗っぽくなっても、適当になっても、または出来ないからと言って仕事が遅くなっても、次の仕事に響くから。現場に出るからには、最大のパフォーマンスを出す。カッパは上下で3万。使うたびにニクワックスで洗っている。これとカシミアのセーター（ユニクロ）があれば、関東の平地なら冬の雨でもなんとか持つ。凄いね、カシミアのセーター。こんなに薄くて何の役に立つんだと思ったけど、すげえ軽くて暖かい。寒くなると、手が止まっちゃうからね。気が短くなると、仕事は粗くなるし、仲間とケンカを始めてしまう。やらなきゃ良かった仕事をするくらいなら、やらないほうがいい。大抵は、やったあとに後悔するんだけど！若い奴、植木屋やんなよ！
04Jun
- 若い奴は植木屋やんなよ
  現場に行く途中、見通しの悪い曲がり角で、大きなトラックとお見合いになった。タイミング的には向こうが引くはずだけど、距離を詰めてきて、頑としてさがる気配がない。しょうがなく、僕がクルマをバックさせた。バックしてる最中、急に向かっ腹が立った。クルマを止めて降り、「そっちがさがれ！」と言った。「そこが広いから、そっちがさがってよ」。「さがってもいいけどよ、怒って言われるとさ・・」と相手ドライバーがぐたぐた言いはじめたのは無視した。相手のトラックはさがり、クルマは無事すれ違うことが出来た。すれ違いざま、「ありがとう！」と叫んでやった。うちの職人には「看板しょってるのに・・」なんて言われたが、中和できたと思う。子供の頃に見て気分が悪かった、大人同士のケンカにはなってない、つもりだが？若い奴、植木屋やんなよ！
14May
- 若い奴は植木屋やんなよ
  掃除も楽じゃない。職人が出したゴミを持ってクルマに詰め込むだけなんだけど、能力にかなり差が出る。やっぱ現場慣れしてる人は飲み込みが早い。力が無くても、ステップワークの軽い人も仕事が早い。力があって体が軽くて現場慣れしてる人は、非常に重宝する。なかなか成果の上がらない人は、わざわざ大変なやり方をしていて、そのことに気がついていない。言われたことをやっているだけで、楽をしようと考えない。このブログでも何度も言っているが、楽な仕事は早い仕事だ。その方法を考えない。早くて楽なゴミ出しに必要な技能を書き出し、レベルを付与してみた。もうちょっと練ったのち、社内でテストしてみるつもり。若い奴、植木屋やんなよ！
30Apr
- 動画を含む記事
  若い奴は植木屋やんなよ
  外に出られないから、続けてFileMakerネタ。FileMakerが言うところの「動的ボタン」が好きでよく使う。動的ボタンとは、クリックするたびに見た目が変わるボタン。押すと☑︎が入り、再び押すと◻︎になるチェックボックスがわかりやすい。現場では、わざわざ文字を入力するより、ワンタップで済む取っ付きやすさが重宝する。今までは、ボタンごとにスクリプトを割り当ててこれを実現していた。ところがここに来て、大量の動的ボタンが必要な案件に出くわした。ボタン毎にスクリプトを作っていたら膨大な数になるし、第一時間がもったいない。そこで適当なスクリプトがないか調べてみると、「フィールドを名前で設定」というのがあることを知った。「フィールド設定」は初めに固有のフィールドを指定しなければならないが、「フィールドを名前で設定」ではデフォルトでアクティブフィールドを指定している。これを使う。こんな流れ。動的ボタンにしたいテキストフィールドに「アクティブになった時」発火するスクリプトトリガを仕掛ける→スクリプト　変数を設定[$check;値:Get(アクティブフィールド内容)]フィールドを名前で設定　[Case($check=“”;”✔︎”;$check=“✔︎”;””;””)]レコード/検索条件確定というような。ちなみにこの場合、「ターゲットフィールドの指定」オプションにチェックを入れない。これだといくらでもスクリプトを使いまわせるし、試してみたところ、レイアウト編集モードで複数のフィールドを選択して同時に設定することもできた。超時短。若い奴、植木屋やんなよ！
26Apr
- 若い奴は植木屋やんなよ
  カレンダーを見ると「もうGWが終わるまでそんなにない！」と焦る。休みすぎて、完全に感覚がおかしくなっている。今回のコロナ渦は、信じられないようなバカンスを経験した。外出られないけどね。打合せに向かうクルマの中で、ふと「GIＳで植栽図みたいなものが作れるのでは？」と思いついた。通常、樹木調査ではＨ（高さ）、Ｗ（葉張り）、Ｃ（幹周）を測るが、これらが利用されることはあまりない。あまりないが、無くはない。Ｈ（高さ）から管理の方向性を決めたり、生長度合をＣ（幹周）から知ることもあるから。しかし、特に不必要と思われるのがＷ（葉張り）。利用方法がない。測るの大変だし、剪定すれば一瞬で縮む、一夏ですぐ伸びる、だいいち縦横など方向が曖昧だ。そして出した数値も「ざっと」になり、それで良しとされている。そんなＷ（葉張り）に日を当てようという試みだ。データは他のアプリケーション（FileMaker）で同期したのち、再び取り込んだ。その一部。Ｗ（葉張り）を樹冠の大きさに反映させている。色分けは夏葉樹、照葉樹、針葉樹の3色。密な感じが分かると思う。円の中の点はＣ（幹周）を反映させている。大きい木、小さい木、いろいろ。左下にばかでかく3本株立ちになった樹木が確認出来る。GoogleMapで俯瞰写真と比べてみたところ、正確な俯瞰図であることを確認した。報告書を彩る手駒が増えたってことで、若い奴、植木屋やんなよ！
- 若い奴は植木屋やんなよ
  コロナ渦、収まらないね。うちも臨時休業をはじめて1週間、さすがに時間を持てあましてきた。子どもに「ヒマだな・・」とつぶやいたところ、「ヒマすぎて声出ちゃってんじゃん！」とつっこまれた。今まで、どんなにやること無くなっても、ヒマを認めたことなかったからな。「時間があるときにやることリスト」から、面倒で手を付けなかったことを、やっと始めた。例えば去年作ってほったらかしておいた、コンパス測量用データベース　by filemaker。かなりの力作で、かなりの力作なだけに、一度離れると手を付けられないもんだ。去年1月のブログhttps://ameblo.jp/yoshidamgo/entry-12433002606.html去年はコンパスから読み取った測量結果を図化するところまでだったが、このヒマな時間にiPhoneのセンサーを取り込むスクリプトを入れてみた。まあやってみたら恐ろしく簡単だったけど、手を付けるまでが面倒で大変なんだよね。現場での技術的なことを書く。斜距離を測るにはやはりメジャーが良い。レーザーで測ればひとりでやれると思い、LeicaのDISTO D510を試してみたが、かえって面倒だった。まず色々なものを持ち変えなきゃいけないのが嫌だ。ずっと首からぶら下げたiPhoneだけを持っていたい。そしてレーザーはロケーションに非常に左右される。相棒は必須。iPhoneのセンサーは信用しすぎてはいけない。方位角を測るとき、精度のタイムを1秒にしておくと計測は一瞬で終わるが、びっくりするほどズレることがある。精度3秒で体感5秒、精度10秒で体感15秒くらいかかるが、やっぱ3秒くらいは欲しいと思う。3秒を2回やっても結果がズレることはあるが、0.1度程度だった。高低角もよくズレるが、まあそんなに精度がいるものでもない。もちろんGPS精度は参考程度に留めておく。要は緩い測量ということだけど、緩い測量が必要なこと、結構あるからね。計測結果をその場で見れるのが強みだが、図化したものをエクスポートする機能は持っていない。だから利用するには一旦CSVなどで取り出し、適当なアプリケーションを通す必要がある。スクショを使う手もある。それとFileMaker内での図化方法。JavaScriptをいくつかのテキストフィールドに書き、最終的に計算フィールドでつなぎ合わせ、ブラウザで表示している。いくつかに分ける理由は、各レコードで作った線を最終的につなぎ合わせる必要があるため。ここにはリレーションを使わず、検索とソートのスクリプトで実現した。また、画面サイズや図のサイズなど、後で変更したいものはフィールドを指定できる。かなり自由度はある。若い奴、植木屋やんなよ！
15Apr
- 若い奴は植木屋やんなよ
  うちは4月に春休みをとる。今年はコロナがかぶってどこにも行けなくなったけど、まあちょうど休みでいいやと思ってたら、緊急事態宣言の発令で。休み明けの仕事がいきなり無くなった。外仕事だし、人とは距離を置くから、あまり影響を受けない仕事だと思ってたけど、そうではなかった。しょうがないから、うちも自粛することにした。休みの給料は助成金で補填することにした。満額ではないが、とても助かる。職人達は、給料が減って国から30万貰うより、普通に給料が出た方が良いんだって。まあ手続き面倒くさいからね。当てにしててもいつ貰えるかわかんないし。僕だってそうしたかもしれない。若い奴、安心して休んで、植木屋やんなよ！
02Mar
- 若い奴は植木屋やんなよ
  いや凄いね！コロナウイルスの影響で街がガラガラ！植木屋なのに花粉症で、春は厳しい季節だったが、これまではマスクでごまかしてきた。ところが今年はマスクが手に入らない。しょうがないので、大嫌いな医者に行ってきた。耳鼻科といえば、痛く苦しく、また悲しくも無いのに涙の出るところ（偏見）。かみさんに「嫌だなあ」とうっかり漏らしたら、電話をかけて、「これから主人が行きます」なんて話されちゃった。医者の何が嫌かって、しょうもなく待たされるところ。痛いのも苦しいのも嫌だけど、それはしょうがねえ。ただ待たすな。そんなこと言っても、患者が多いからしょうがない。ところが、医者も空いていた！　耳鼻科の待合室には僕しかいなかった。診察は1分で終わった。これはチャンスだと思った。もう20年も付き合っているウオノメ、左足のスネに鎮座する皮膚病。これらの対処に、今こそ医者に行くときだ。チャンスを窺っていれば、いつかは巡ってくる。仕事もそう。楽なところから攻めていけば、初めは手が付けられなかったところにも穴が見えてくる。若い奴、植木屋やんなよ！
13Feb
- 若い奴は植木屋やんなよ
  様々な業界にiPadが浸透しているようだけど、造園業界にはいまいち馴染みが薄いようだ。建築設計関係に従事する僕の妹は「これがなきゃ仕事にならない」と言っている。ではどんな使い方をしているのか聞いてみたら、図面や写真にさっと指示を書いて送る、みたいな「すぐ思いつく」程度のことだ。特別その業界に特化した使い方というわけでもない。もちろん造園業界でも即日導入出来るようなことだった。そしてそれらはタブレットらしい使い方だ。だがタブレットはそこに留まらず、パソコンに近づこうとしている。タブレットなら簡単だがパソコンでは面倒な領域は取った。今度は置き換わろうとしている。人面疽のように。パソコンの利点は、操作性だろう。ところで遅ればせながら、年末にiPad pro用のスマートキーボードを買ってみた。そしてショートカットが使えることに驚いた。いや確かに操作性ではノートブックの方がいいけど、これ十分パソコンの代用になるよ。若い奴、植木屋やんなよ！
05Feb
- 若い奴は植木屋やんなよ
  「パッカーは仕事する」とはよく聞いていた。パッカーとは、ゴミ収集車(パッカー車)のことだ。公共事業や大きなマンション管理をやっている造園屋さんは大抵使っている。圧縮機によりゴミが沢山入るし、トラック積みのように上に持ち上げなくていい分、体が楽だ。で注文してから半年以上経ってやっと納車された。デフォルトでバックカメラが付いている。確かに、これがなきゃ全く後ろが見えない。考えてみるとうちのクルマ、後ろが見にくいクルマばかりなので、この際全部にバックカメラを付けることにした。そうすると、運転中の携帯チラ見がうるさくなってきたからナビ付けようとか、どうせならナビ連動ドラレコがいいとか、etcも連動じゃなきゃ面白くねえとか、壊れちゃった無線も新しくしようとか。頭がこんがらがって、プロに全部頼んじゃった。さすがはプロ、納まりが綺麗。それによくわからないんだけど、24ボルトのクルマなのに12ボルトの配線が来てたから、そこから電源取ったんだって。若い奴、植木屋やんなよ！
04Feb
- 若い奴は植木屋やんなよ
  昔うちにいた奴が、それぞれ活躍している中で、ひとりぱっとしねえなと思っている奴がいた。今朝たまたまツリークライミングのショップをグーグルで発見し、こんなお店が近くにあるんだと驚きをもって訪ねてみた。するともっと驚いた、かつてうちにいたぱっとしない奴がオーナーだった！うちを退職した後の彼の頑張りや、お店をオープンさせるに至る経緯などを聞いた。僕は、現在うちが職人達に有給休暇やボーナスをあげられるのは過去のみんなが頑張ってくれたおかげだよと伝えた。それはみんなに伝えたいことで、こうして会えたかつての仲間には伝えるようにしている。若い奴、植木屋やんなよ！
03Feb
- 若い奴は植木屋やんなよ
  先日、造園に限らず多くの社長が集まる会に出席した。いや、造園はうちだけだった。おそらく会社の規模も最小だろう。何人かと名刺交換をした。みんなとても気さくな人たちだった。飯を食う間もなくしゃべり続けて、気がつくと、みんな大声で隣の声も聞こえない。樹木医の集まりもこんな感じだ。伝えたい熱気に溢れている。帰り際、知らない人が僕の作業服をかっこいいと言ってくれた。スーツじゃなく、作業服でいたのは僕だけ。ディッキーズに社名を入れた、いつも着ている正装。ネクタイが結べないから、スーツを着てないわけじゃないよと言ってみる。若い奴、植木屋やんなよ！
02Feb
- 若い奴は植木屋やんなよ
  今が真冬だけど、春のように暖かいね。植木屋にとって、春と言えば強風。強風は業務の大きな支障になるからね。で、目にゴミが入った。目が痛いなと擦っていると、かみさんには花粉症の症状だと思い込まれたようで、「早く医者に行きなよ！」と理不尽に怒られた。そこはいつものように、無言でスルー。医者嫌いだからね。寝りゃ取れるだろ、仕事してりゃ取れるだろと思ってたけど、一向に取れない。またかみさんの圧力に負けて、しょうがなく眼医者に行ってきた。女医さんは慣れたもんで、上まぶたをぺろっとめくって、ピンセットでひょいと取った。思ってたとおり、葉のカスだった。いやあ有難かった。ところで、風の強い日に舞い散らかる剪定ゴミを効率よく収集する方法として、昔、手押しスイーパーを使ったことがあるけど、あまり役に立たなかった。より細かいゴミの収集が得意なようだ。火山の近くでは、降灰の収集にいいらしい。若い奴、植木屋やんなよ！
26Jan
- 若い奴は植木屋やんなよ
  うちの本店、つまり僕の作業部屋だけど、天井が180cm程度と低い。170cmの僕なら頭を気にすることはないが、飛び跳ねることは出来ない。低い理由は、後付けで上にロフトを作ったから。狭い空間でいつでもすぐに寝られる工夫だ。ロフトは快適性が疑問視される事が多いが、僕のロフトは快適そのもの。窓もエアコンもあるから。「秘密基地のような」とよく言われる。僕もそう思っている。無線も常に繋がっているしね。この秘密基地で生み出したものが、外で広がったり、影響しあったり、発信されたりするのが楽しい。仕事って、そういうものだと思う。若い奴、植木屋やんなよ！
18Jan
- 若い奴は植木屋やんなよ
  去年も暮れに失敗しちゃった。業を黒髪と一緒に洗い流したのも、ちっとも効き目が無かったようだ。それでも今年も同じ方向で行く。人に会うことを怖がらない、日曜日はなるべく休む、体力強化を実施する。不安なまま新年を迎えたが、思ってたほど悪くはなさそうだ。人材の強化を今年やることリストに追加した。積極的な強化は僕の時間を削るから後回しにしてたんだけど。若い奴、植木屋やんなよ！
17Nov
- 若い奴は植木屋やんなよ
  望む望まないに関係なく、多くの先輩達に可愛がられてきた。そうして得てきたものを、返していきたい。もちろん先輩達にではなく、後輩に。裏切られるものだし、足を引っ張られるものだし、思い通りに動かせないものだ。自分のことは一番大事。でも知恵や技術やチャンスや運を自分のところで止めてはいけないと思う。バランスが大事。みんな次に繋げて欲しい。そして次を育てて欲しい。若い奴、植木屋やんなよ！
04Nov
- 若い奴は植木屋やんなよ
  剪定ゴミは処分屋さんに持って行き、お金を払って処分して貰う。通常、ゴミの種類によって値段が違う。草は何円、枝は何円、幹は何円というふうに。タケやササを受け入れない処分場も多い。固い繊維質だから刃がこぼれるのかな、と思ってたら、どうやらリサイクルの関係らしい。詳しくはわからないけど、処分屋さんはゴミをチップにして、燃料として再利用するそうだ。タケは「チップにならないから」という。火を付けるとめちゃめちゃ燃えるんだけどな。うちの職人が、ササとススキを混同しているみたいで、こんがらがっていた。ススキをゴミの中に入れて、「ササを入れちゃった」なんて言う。ササとススキは違うよと、何度言っても分からない。そこで言い方を変えてみた。「タケとササは同じ」「タケとススキの区別はつくでしょ？」「じゃあササとススキの区別もつくでしょ？」「ササとタケは同じだから」それで少しは違いが見えてきたようだ。ところで、シュロの幹なんかも処分屋さんには嫌がられる。幹はやっぱ繊維質で、チップになりそうにないのはよくわかる。火を付けると、やっぱりめちゃめちゃ燃えるんだけど。根は地面をがっちりホールドし、まず根反りなんて起こさない。でも先日の台風では、根元からボッキリ折れたシュロを見た。腐朽が入っていて、少し変色してた。若い奴、植木屋やんなよ！