剪定ゴミは処分屋さんに持って行き、お金を払って処分して貰う。

通常、ゴミの種類によって値段が違う。草は何円、枝は何円、幹は何円というふうに。

タケやササを受け入れない処分場も多い。固い繊維質だから刃がこぼれるのかな、と思ってたら、どうやらリサイクルの関係らしい。

詳しくはわからないけど、処分屋さんはゴミをチップにして、燃料として再利用するそうだ。タケは「チップにならないから」という。火を付けるとめちゃめちゃ燃えるんだけどな。

 

うちの職人が、ササとススキを混同しているみたいで、こんがらがっていた。ススキをゴミの中に入れて、「ササを入れちゃった」なんて言う。ササとススキは違うよと、何度言っても分からない。そこで言い方を変えてみた。

「タケとササは同じ」「タケとススキの区別はつくでしょ?」「じゃあササとススキの区別もつくでしょ?」「ササとタケは同じだから」

 

それで少しは違いが見えてきたようだ。

 

ところで、シュロの幹なんかも処分屋さんには嫌がられる。幹はやっぱ繊維質で、チップになりそうにないのはよくわかる。火を付けると、やっぱりめちゃめちゃ燃えるんだけど。根は地面をがっちりホールドし、まず根反りなんて起こさない。でも先日の台風では、根元からボッキリ折れたシュロを見た。腐朽が入っていて、少し変色してた。

 

若い奴、植木屋やんなよ!