さてさて。

 

今回のアメリカ旅が

 

 

 

なぜこんなに仰々しいタイトルのブログになったのかというと・・・

 

 

大きな気持ちの変化があったからです。

とてもとても大きな変化。

 

 

 

旅行に行く前からなんとなく兆候はあったのですが

それが何の兆候なのかは自分でもよく把握していなくて。

 

 

 

今回の旅は特に理由がない旅。

 

 

いや、作ろうと思えば理由はいくつでもあります。

 

 

現地に住む友人たちに会いたい。

憧れの聖地セドナへ行きたい。

今、ヘルシー食のメッカであるロサンゼルスへ行きたい。

 

 

でも特に理由がないまま導かれたこの旅。

今回のアメリカ旅のきっかけブログはこちら

 

👉『言葉に表したとき、既に実現することになっている。』

 

 

そんなふんわり靄に包まれたような気持ちのまま

出発した旅。

 

 

アメリカ旅2週間での予定は

 

①アリゾナ・カリフォルニア、それぞれに住む現地の友人のお家に1週間づつお世話になる

 

②アリゾナにある聖地セドナへ行く

 

③カリフォルニア最大規模の、サンタモニカのファーマーズマーケットへ行く(あわよくば大好きな映画『ラ・ラ・ランド』のロケ地へ行く♡)

 

以外は何も、なーーーーーんにも決まっていない旅。

 

 

1日だけ決まっていたセドナ以外は、有名な観光地を巡る予定も特になく。

 

 

そんなぼんやりとした旅が始まりました。

まずはアリゾナ州へゴー!

 

 

 

アリゾナでの旅の記録はこちら

 

その1

👉『今ある愛に気づくための旅inアメリカ vol.1(アリゾナ①)』

 

その2

👉『今ある愛に気付くための旅inアメリカ vol.2(アリゾナ②)』

 

 

食の記録はこちら

👉『今ある愛に気付くための旅inアメリカ vol.7(フード編①アリゾナ)』

 

 

お世話になったトンプソン家、起世子ちゃんのブログはこちら

👉ブログ『セラピスト起世子の~アリゾナ日記~』

 

 

 

リアル対面3回目の彼女とは、たくさんのドライブ時間がありました。

『現地のスーパーに買い出しに行きたい!』

 

とお願いし、

ワクワクのお買い物♡

 

 

 

そのドライブの間に

 

 

 

たくさんの話をしました。

ただ、以前からメールでは何度かやりとりしていたものの

 

 

リアル対面3回目につき

話しながらお互いを知っていく時間。

 

 

 

想像通りだった部分、

意外に感じた部分、

 

 

色々な気づがありながら

寄り添いながら

 

 

やはり同じところに気持ちが向いているのか

共感する部分は多く、彼女の話にはたくさんの学びがありました。

 

 

アリゾナに着いた2日目のドライブでのこと。

 

 

そんな他愛ない話をしていた中でふと

『そろそろ新しい彼氏がほしいな〜♡』

なんて話題になったら

 

 

じゃあどうやって彼氏を作ろうか、

どれくらいブランクがあるかなんて展開になり

 

 

過去の恋愛話的な女子トークで盛り上がっていたのですが

 

 

セラピストでもある彼女が一言

 

『misakoちゃんさ、父親との関係になにか問題がない??

お父さんとうまくいってる??』

 

と。うーむ、ズバリです。

父と私の間は長年、ギクシャク・モード。

 

 

彼女曰く、

父親は、この世に命を受けてから初めて出会う男性であり、

彼との関係性が、男性との関係性に大きく関わってくる可能性が存分に高いとのこと。

 

 

例えば。

 

 

悪い例でいうと

小さい頃からお父さんがお母さんに暴力を振るうような家庭で育った場合。

 

 

 

『男の人は女の人に暴力を振るって当たり前なんだ』

 

という意識が埋め込まれ、そういった状況が日常となる。

 

と、男性からちょっとふざけて肩をぽんと叩かれただけでも

それが『ああ、やっぱり男性はこうして女性に手を出すんだ』と歪んだ精神構造が創られていき、最終的には殴られるような状況になった時にも

 

『ああやっぱり・・・』

 

 

となっていく。

 

 

 

私はもちろん、父から暴力を振るわれたことは一切ありません。

 

 

 

でも、思春期の時の気持ちの歪みから始まり

その後に起こって積み重なっていく様々な出来事の中で培われる感情(主に反発心)は、

 

 

父に対する反抗心・嫌悪感が強くなっていきました。

 

 

それは年を重ねれば重ねるほど

『なんで私の父はこうなんだろう、こういう考え方しか出来ないんだろう』と壁を作るようになり

 

 

 

父といることが苦痛以外の何者でもありませんでした。

 

 

 

何度も歩み寄ろうと努力をしてみたけれど

『俺には俺の考え方がある』

と切り返され、

 

 

距離が縮まることはほぼ皆無。

 

 

 

母とはとてもいい関係性を築いている私。

彼女にもなんども相談しましたが、

 

 

彼女も『うーーーーーん』と唸るばかり。

 

 

 

今回のこの旅に出ることも、父は快く思っていなかったよう。

それは雰囲気としてよく伝わってきていました。

 

 

 

でも一応出かける前には、

『旅行に行かせてくれてありがとう、いつも感謝しています』

とは、伝えて。

 

 

父は私の顔は見ずに

『気をつけて』

とだけ言ってくれました。

 

 

 

そんなギクシャクした父との、長い、長〜い、思春期からの関係。

でも仲良くしたいとは思っている。

そう努力していると思っている。

 

でもなかなかうまくいかない・・・。

 

 

それをアリゾナの彼女に指摘され、

 

 

『ああ、そうかもしれない・・・』

と認めたくないながら、認めました。

 

 

 

そこで彼女から提案。

なななな、なんと、、、、、

 

 

『あのさあ、ハグしてみなよ、ハグ!

それも、misakoちゃんからするんじゃなくて

 

お父さんに“ハグしてください”ってお願いして

ハグしてもらうの!

 

 

やってみて!必ず何かが変わるから。』

 

 

えええええええーーーー

無理!

無理!!

無理ぃ!!!!!!

 

 

絶対に無理!!!!!

 

 

『起世子ちゃん、それは無理やわーーーー

絶対に無理!!!

 

顔を合わせるだけでもイヤなのに

ハグなんて・・・・

 

 

想像しただけで吐きそう!!!

無理、無理、無理!!!

 

 

しかも私からお願いしてハグしてもらうなんて・・・・

 

 

ぎゃーーーーーーー無理無理ムリ!!!』

 

 

アリゾナのハイウエイを走る車の助手席で

もがきながら断固拒否!!!!

 

 

 

『でもね、misakoちゃん。

絶対に変わるよ。私も母とそうだったの。

 

でもやった。そして泣いたよ。

必ず何かが変わる。

 

 

親は子供の幸せを常に願っている。

子供のことを嫌っている親なんていないよ。

 

 

きっと出来るから。

お父さんもしてくれる。

 

 

長期旅行に出て、帰国する今回が一番のチャンスだよ。

日常生活でいきなりは難しいけど、

今回がチャンス。

 

 

やってみよう!』

 

 

『やだ〜起世子ちゃん!

本当に、ムリ、ムリ、ムリ。

 

もう気が狂いそう〜吐きそうだよ〜〜〜!!!』

 

 

で、この時の会話は終わりました。

 

 

 

 

アリゾナでの生活は、

本当に私が求めていた『トンプソン家での日常生活』。

日常、といえど

 

おもてなしのBBQをしてくれたり

 

 

 

 

私も皆さんにお料理を作らせてもらったり

 

 

 

家族同士の戯れを眺めて心ほころんだり

 

 

 

していました。

 

 

 

ワンコとも毎朝密着♡

 

 

起世子ちゃんのアロマタッチにも癒され・・・

 

 

 

最終日まで本当に愛あるファミリーや友達と過ごしました。

(トンプソン家の皆さん、いきなり訪問することになった私のヨガ友たちのことも暖かく迎え入れてくださって・・・本当に感謝です♡)

 

 

こんな素晴らしい時間のなかで

いつも頭の片隅にあった

『父に“ハグしてください”とお願いする』

というミッション。

 

 

 

初めて言われた時は

『ムリムリ、絶対に無理ーーー!!!

本当に吐いてしまう!!!』

 

 

という感覚だけだったのが

 

 

 

この愛あるファミリーたちや友人たちとの交流時間、

アリゾナでの日常生活を過ごしているうちに

 

 

少しづつ私の中に変化が生まれてきました。

 

 

絶対に無理!から

 

 

『うーーむ、いつか出来るかな?

いやいや!!!無理無理!!!』

という、少し緩くなった『無理感情』との間を行き来するようになってきたのです。

 

 

 

そしてたくさんの感謝の気持ちとともにカリフォルニアへ移動!

 

 

 

カリフォルニアでの旅の記録はこちら

その1

動画編①👉『今ある愛に気付くための旅inアメリカ vol.3(カリフォルニア①)』

 

その2

動画編②👉『今ある愛に気付くための旅inアメリカ vol.4(カリフォルニア②)』

 

その4

👉『今ある愛に気付くための旅inアメリカ vol.5(カリフォルニア③瞑想の時間)』

 

その5

👉『今ある愛に気付くための旅inアメリカ vol.6(カリフォルニア④海時間)』

 

 

食の記録はこちら

👉『今ある愛に気付くための旅inアメリカ vol.8(フード編②カリフォルニア)』

 

 

ここでも、ヨガ仲間でもある人生の先輩たちとご一緒させて頂きながら

 

 

平和のエネルギーに満ち満ちた場所に連れて行って頂き、

様々なことを感じ取った時間。

 

 

 

ドライブ中も、トーク、トーク、トーク。。。

チャコさん、色々なところに連れて行ってくださってありがとうございました!

 

 

 

お世話になったお家のオーナーまゆみさんや

 

 

 

仲間たちと

 

 

お料理をしながら

 

 

夜のトーク祭り。

 

たくさんの『愛』について、yogaについての話をし

 

 

 

少しづつ、

本当に少しづつですが

 

私の心の中に変化が生まれてきました。

 

 

 

もしかしたら、、、、

 

もしかしたらだけど。。。

 

 

 

『父にハグしてって言えるかも???

 

あーーーーいやいや、言えない!!!

 

んーーーでも言える??』

 

 

 

と。。。。

 

 

 

そんな私の内側の変化は

ファッションにも表れてきて

 

 

 

いつも身につけるがっつり力強いシルバーのアクセサリーにあまり魅力を感じなくなり、

 

 

なんとなく今の自分の気分に合わないな〜と思っていたら

 

 

とあるカリフォルニアのファーマーズマーケットで立ち寄ったアクセサリー・デザイナーの方に声をかけられ

 

 

『あなた、なぜシルバーのアクセサリーを着けているの?

あなたのイメージはゴールドよ、しかも優しい光を放つ14Kがいい!』

 

 

と。

彼女のしなやかで力強く、美しい女性エネルギーにも惚れました♡

 

 

目にした優しい、繊細かつシンプルなデザインは今の私の気持ちにぴったりで・・・アクセサリーに目がない私、思わず購入です。

イメージも少し柔らかくなったのかもしれません。

 

 

こうして声をかけられる前から

気になっていたのはゴールド、しかも14Kのアクセサリー。

 

 

そして気になる石も

ターコイズ一辺倒から、ブレスレットとも同じ『ラブラドライト』というブルーグレーの優しい色合いのもの。

 

 

以前の私だったら絶対にチョイスしないタイプ。

 

 

 

そんな気持ちで帰国の途につきました。

 

 

 

さて。

さてさて。

 

 

 

父にハグをお願いするミッション。

 

 

 

旅の始まりの時

『絶対無理、無理無理無理ーーーーー!!!』

だったミッションは。

 

 

 

なんと。

 

 

なんと。

 

 

 

成し遂げられたのであります。

 

 

 

しかも。

 

 

空港、というドラマチックな設定ではなく、、、

 

 

地元JR静岡駅の新幹線改札口、という(笑)

 

 

今しかない、

今なら言える!

 

 

と思い切って、

改札口に迎えに来てくれた両親それぞれに

 

『ただいま!ハグしてください』

 

 

と、照れながらも伝えられたのです。

 

 

 

父は、照れながら優しくサクッと

母も、照れながら優しくギュッと

 

 

ハグしてくれました♡

 

 

私自身はハグ文化が当たり前のアメリカから帰国していたので

違和感がそれほどなかったものの

 

 

 

昭和人間で

ハグ文化がない日本で普通に過ごしていた恥ずかしがり屋の両親が

 

 

 

地元の駅の改札口でおっきな子供とハグ。。。

 

 

よくしてくれたな、と

彼らを見直しました!

 

 

私に殺気立ったものがあったのでしょうか??(笑)

それにしてもすごいことです!!!

 

お互いにものすごい変化です!!!!!

 

 

その後の家族関係は、というと・・・

 

 

 

まさしく『雪解け』という言葉がぴったりの

優しい時間となりました。

 

 

 

自分の中で大きな岩のようなものが

ガタガタと大きく大きく崩れ堕ちました。

 

 

お盆最終日ということでご先祖様を自宅で見送りながら

 

 

 

『なんだ、こんなことなの?

今まで私は父の何を見てきたのだろうか??

私はなにに意固地になっていたのだろうか???』

 

 

 

何度も何度も父と和解を試みて

成し遂げられなかった十数年間。

 

 

それがこの一つのハグですごく柔らかい時間へと流れている。

 

 

その事実に驚き、

しばらくは受け入れることが出来ず

まだしっかり自分のものとして理解できませんでしたが

 

 

 

旅から少しづつ時間が経つにつれ、

 

 

 

目に見えるもの全てが違って見えるような感覚でした。

 

 

目の中に入ってくるものが

確実に変わりました。

 

 

いつも私がyogaの生徒さんたちに

『自分が住む世界は、自分が思うようになっている。

自分というフィルターを常にクリアにしていたいね』

と伝えていたくせに

 

 

自分自身が、

とても曇った、

 

いや

 

 

曇っているどころか

 

 

まったく違う色のフィルターを着けて世の中を見ていたことに気づきました。

 

 

 

 

特に予定がなかった旅。

目的もなかった旅。

 

 

 

そうであったはずの旅でしたが

実は

 

 

今までの旅の中で

一番変化を感じた旅でした。

 

 

 

どんなヨガリトリートからも、

ティーチャー・トレーニングからも得られない

 

 

究極の人生哲学の学びを

今回の旅で得ることが出来ました。

 

 

 

この話を、いつもいろいろな人生哲学を語り合う仲間に伝えたところ

 

 

『みさ姉、まさしくチルチルミチルだね』

 

 

と。

その言葉もすんなり心に入ってきて・・・・。

 

 

 

そうなんです、

 

 

幸せは

すでに

 

 

一番近くにあったのです。

 

 

 

たくさんの時間、

ずっとずっと遠回りをしてきましたが、

 

 

 

この遠回りも全くもって無駄ではありません。

だからこそ気づくことが出来たのですから。

 

 

 

お父さん、ありがとう。

お母さん、ありがとう。

 

 

心からそう言えます。

本当にありがとう。

 

 

そして旅で関わってくださった方はもちろん、

私と関わってくださっている全ての方・ものごとに感謝します。

 

 

ありがとうございます。

たくさんの感謝と愛を込めて。

 

 

 

 

 

misako

 

 

 

 

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