建禄けんろくは十二運星の一つで、サラリーマンの星でもあります。
社会人としてベテランの域に達する世代ですね。
人物として形容すると、社長(帝旺)の補佐役(専務・常務)です。
運勢としての強弱は強く、11点(12点満点中)です。
ちなみに、年月日の柱のどこかにあれば『身強みきょう』とされる流派もあります。
ご自分の命式を調べる場合は
こちらから(マジックワンズさんのサイトよりお借りしています)
上の命式表では天干の通変星の下にあるのが十二運星ですが、建禄はないですね。
建禄を持つ人は、堅実で誠実で、冷静な人で信頼を得ます。またその性質から補佐役が合います。
会社でいえば社長を補佐する専務や常務、組織では『副』がつくポジション、家庭では夫を補佐する主婦となります。
通変星の『比肩』と組み合わせで持つことが多いです。
年柱にある場合
年柱は成人前を表します。
実年齢よりも上に見られやすく、子供の頃は落ち着いた(大人びた?)お子さんでしょう。
冠帯と違って冒険はせず、堅実で、用心深い性質です。
コツコツがんばることができるので、急かさずに見守ってあげてくださいね。
ちなみに・・
うちの娘はここに建禄と『比肩』をセットで持っています。
一人で遊ぶのもわりと上手で、「まちがいさがし」や「めいろ」「カタカナ」などのドリルを引っ張り出してきては一人でコツコツやっています。
月柱にある場合
月柱は成人~40歳くらいまでを表します。
年代と建禄の世代が合致しており、矛盾を感じることなく生きやすいです。
運勢としては強勢ですが、堅実・誠実・冷静な性質ゆえに転職はあまり向いていません。もし転職される場合は、同職種の方が良いです。
変化よりも、バランスを保つことが重要になります。
日柱にある場合⇒甲寅・乙卯・庚申・辛酉の人
日柱は40~60歳くらいまでを表します。
まだ年代と建禄の世代もほぼ合致していますが、トップに立つよりは補佐役にまわる方が良いですね。
堅実に業務を遂行できますが、時に冒険のような大きな決断は向いていませんので日本のトップでいうならば、総理大臣よりも官房長官向きです。
この日柱は、日干と日支の季節が同じものであるため、季節の後押しを受けられる強い人です。
たとえ陰干であっても、乙卯・辛酉の人も強い人が多いですが、やはり補佐役の方がしっくりときます(トップには立ちたがらない)。
時柱にある場合
時柱は60歳以降の現役を引退する世代をさします。
今のご時世では、60歳でなかなか引退することも減ってくるでしょうから、勤める人には良い星です。
運勢が強く元気ではありますが、性質的にトップよりも補佐にまわる方が良いので、前に前にと出ない方が良いですね。
十二運星のエネルギー値
ちなみに、十二運星は次の十二種類。
①長生ちょうせい 9 ②沐浴もくよく7
③冠帯かんたい10 ④建録けんろく11
⑤帝旺ていおう12 ⑥衰すい8
⑦病びょう4 ⑧死し2 ⑨墓ぼ5
⑩絶ぜつ1 ⑪胎たい3 ⑫養よう6
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