目の前のヒラより遠くの記念 -12ページ目

目の前のヒラより遠くの記念

いつまでもあると思うな年金と競輪場

小倉オールガールズは初日4着で早くも決勝はノーチャンス。二日目もようやく3着と、最近お決まりの「黄金のタレ」を発揮。どうなることやらと思っていたが、3日目は田中ま後位からの絶好の展開で頭。初日二日の走りで人気ウスになって結構な配当で財布も少しは癒されました。。。

続いて四日市。初日は中村の先行を交わせず2着、二日目は1Cからのカマシで1着。GGP勢が不在で初日別レースの大量落車で6車立て。ここでは負けられん。


四日市9


前節小林優を倒して小倉オールガールズを制した中村が相手だ。近況自力も出してきて調子が良さそうだが、こういう時にサクッと捲って勝つんだよね。盟友の落車でここは「こ、この動きは加瀬さん!!!」バリに加瀬さんが乗り移った走りでの優勝に期待。

データ対象:2011/04/07~2015/12/06 G3以上のレース


伊東の対象と決勝の結果
→訪問記 「37# 伊東温泉競輪場」


日付 1着 2着 3着 2車単 3連単 レース
2011/12/13 11 2 渡邉 一成 捲 B 3 市田 佳寿浩 5 村上 博幸 1,320 3,560 伊東記念 4日目
2012/12/17 11 3 長塚 智広 1 新田 康仁 8 飯野 祐太 570 6,740 伊東記念 4日目
2013/12/23 11 9 山崎 芳仁 捲 B 1 新田 康仁 8 林 巨人 1,270 14,800 伊東記念 4日目
2014/04/29 11 9 新田 祐大 捲 B 3 成田 和也 7 岩津 裕介 960 7,460 伊東共同通信社杯 4日目

前回の伊東は社杯。青板周回バックで、前受け深谷-岩津-小倉を新田祐-成田和が押さえに来て誘導退避。さらに稲垣-村上義-稲川が押さえて赤板で先頭に立つ。打鐘で後方から深谷が近畿ラインを叩きに行くが、村上のブロックで叩き切れず終了。


村上がブロックした開いたインを岩津、小倉、平原がシャクって大渋滞となるが、それを見計らって最終バックで豪快に新田が捲り切り直線へ。最後、直線振り切って新田の頭。2着は新田に続いた成田、3着は稲垣後位から抜け出した岩津の結果だった。



●決まり手


「国内の333mバンクで直線が最も長いため、ゴール線前が伸びやすく追い込み選手にもチャンスがある。また近隣の小田原競輪場程ではないもののカント(走路のカーブ角度)が立っており、バックストレッチ(反対側の直線)からの捲りが決まりやすいため、逃げ選手には少々厳しい所があるが、333mバンクの性格よろしく積極的に駆ければ力で押し切れるので、勝機さえ逃さなければどの選手にも不利はない。」(Wikipediaより)


1着決まり手「逃」が、33平均はおろか400平均に比べてもかなり少ない。33で早逃げになるものの残るのが難しいバンク。特に捲りが効きづらいということもない。2着「マ」は若干33平均に比べ少ない程度だが、「逃」が少ない。先行選手にとっては33でもきついバンクのようだ。配当は33平均に比べ若干低めだが、3着はウス目が来るのが特徴か。





●配当


高配当ランキング 2車単:33/43位 3連単:23/43位





データ対象:2011/04/07~2015/11/29 G3以上のレース


佐世保の対象と決勝の結果
→訪問記 「85# 佐世保競輪場


日付 1着 2着 3着 2車単 3連単 レース
2011/12/25 11 1 井上 昌己 7 坂本 亮馬 3 菊地 圭尚 720 3,470 佐世保記念 4日目
2012/12/11 11 9 木暮 安由 5 小倉 竜二 1 小野 俊之 11,900 58,620 佐世保記念 4日目
2013/12/16 11 5 川村 晃司 1 井上 昌己 8 坂上 忠克 1,700 7,530 佐世保記念 4日目
2014/12/23 12 2 井上 昌己 3 後閑 信一 9 菅原 晃 4,140 23,210 佐世保記念 4日目

昨年の記念、前受けは新田祐-金子貴-布井。赤板で荒井-中川-井上昌-菅原が上昇。打鐘で先頭の荒井が早くも退避し、中川の先行となる。菅原は後閑に絡まれ、後閑が3番手となりそのまま最終2Cへ。単騎桐山が捲ってくるが、井上が番手から発進し頭。2着は井上後位を奪取した後閑、3着は後閑に続いた菅原の結果だった。



●決まり手


「400mバンクだが、かつて500mバンクだったものを改修して造られたためカントが緩く、直線も400mバンクの中では最も短い。このため逃げ・先行タイプの選手に有利なバンクといわれている。」(Wikipediaより)


とあるが・・・、1着「逃」が決まり手が少なく、捲りが利きやすい傾向。逆に2着「逃」の割合が多めで、逃げ残りが多く、「マ」の割合が少ない。平均配当は全場平均に近い値となっている。





●配当


高配当ランキング 2車単:25/43位 3連単:24/43位





データ対象:2011/04/07~2015/11/23 G3以上のレース


京王閣の対象と決勝の結果
→訪問記 「27# 京王閣競輪場


日付 1着 2着 3着 2車単 3連単 レース
2011/10/25 11 2 後閑 信一 6 朝倉 佳弘 8 稲村 成浩 1,400 18,960 京王閣記念 4日目
2012/12/30 11 4 村上 義弘 3 成田 和也 8 浅井 康太 14,190 84,800 京王閣GP
2013/01/29 11 7 志智 俊夫 3 山崎 芳仁 2 武田 豊樹 19,560 116,350 京王閣記念 4日目
2013/09/17 11 4 後閑 信一 9 新田 祐大 逃 B 6 勝瀬 卓也 6,370 55,170 京王閣オールスター 5日目
2015/03/22 11 3 新田 祐大 9 平原 康多 5 浅井 康太 1,220 4,600 京王閣ダービー 6日目

前回の京王閣はダービー。前受け浅井-金子貴を、赤板で武田-平原-飯嶋が押さえ、さらにその上を原田-井上で押さえに来る。これで武田は3番手確保。その後ろを新田祐-大槻、浅井-金子の形で打鐘。原田はこれで先行勝負となり、武田は最終1Cから捲りに出る。6番手の新田も最終バックその上を捲りに行き、最後直線、武田後位から抜け出す平原、捲ってきた新田、捲り追込みの浅井の3車が並んでゴール線。この混戦を微差で制したのは新田。2着は平原、3着は浅井の結果となった。



●決まり手


「クセがなく直線の長さも標準的なバンクだが、カントが若干緩く全速で外側に膨れる傾向があり、併走時にはイン側有利。」(Wikipediaより)


1着決まり手は自力の決まり手の割合がかなり少なく特に「逃」の決まり手が少ない。2着決まり手は「逃」「マ」が少なめで特に「マ」少ない。自力型が不利で、ラインで決まりにくい500バンクのような傾向。平均配当は平均より高めで、特に3着が狂いにくいという傾向はない。





●配当


高配当ランキング 2車単:3/43位 3連単:8/43位





京急花月園前駅から貨物線、東海道線、京浜東北線、横須賀線の長い陸橋を渡ると小高い丘の上にある花月園競輪場が目に入る。麓には特観席の発売所があってその横を通り、長大なエスカレーターを登っていく。鶴見駅からはオケラバスも出ていた。


小高い丘にある競輪場で2Cから京浜工業地帯、ベイブリッジやみなとみらい地域を一望できる。ナイターやったら夜景がきれいだろうなあ、と思いつつついにそれが叶うことがなかった。やはり花月園2Cからの眺望は見事で、大好きな映画「マルサの女」のラストシーンで査察官に扮する宮本信子と社長に扮する山崎努の対決シーンがここだった。初めて訪れた時、映画と同じ風景に感動したもんだ。


売店はバンクをぐるっと囲むようにあったが、1Cと2C裏に固まっていた。寿司、串もの、揚げ物など一通りあったが、やはり名物1C裏のにこみライスが素晴らしかった。シロとクロが入っていて、クロだけとかお好みで注文できるが、シロ多めが自分の定番、入れ放題の漬物もまたよかった。東神奈川で居酒屋として継続しているらしいのでぜひ行ってみたい。


川崎記念が桜花賞を謳っていて、某校長の「春だというのに桜が咲いて・・・」という名言から川崎の方が桜のイメージがあるが、花月園の方が断然桜が多くてきれい。大量の桜吹雪の中、やられて帰る記憶が。。。


施設 ★★★☆☆
サービス ★★★☆☆
食い物 ★★★★☆
総合 ★★★☆☆



正門  撮影:へぼたろ さん 11年4月撮影
目の前のヒラより遠くの記念-花月園競輪場1


正門の左側にも坂道があって、最終外してトボトボとこの坂道を下ることになる。こちらも桜が多くきれい。
目の前のヒラより遠くの記念-花月園競輪場2


さよなら花月園競輪場イベント にて








2Cスタンドからの眺め


「貸金庫の暗証番号だ」あのラストシーンの公園は今はこんな感じ。



デルカへ

2010年3月に開催を終了した花月園競輪。跡地利用が決まらず競輪場施設はそのまま残っていたが、住宅地となるようで、ついに取り壊しが始まる。取り壊しに先立ち、「さよなら花月園競輪場イベント」が行われ、花月園の施設を目にする最後の機会ということで訪問した。


エスカレーター麓の駐車場にテントが建ち、いろいろイベントが行われていた。予想以上に人が多く、花月園を懐かしんで・・・というよりも、それ以外の人が圧倒的に多かった印象。もちろん思い出に浸りに来た人も少なくないだろうが。








正門。勿論エスカレーターは動いておらず階段で登っていく。ここまで来るのにも結構坂を登ってくる。往時は花月園駅から陸橋わたってきたところにマイクロバスが止まっていて、最初何のためにあるのかわからなかった。陸橋渡ってきた地点から、このエスカレータの麓までの2百メートルくらいをピストン輸送していた。





入場門をくぐった後の特観と4角スタンド。4角裏焼き鳥屋があった休憩所は雑草に覆われていた。






やっぱり2Cのスタンドからの眺めを見たかったので、入れるかな?と思っていたが、さすがに気が利いていて入れるようになっていた。天気は曇りだったが、やはりみなとみらい方面の眺めは素晴らしい。マルサの女ラストシーンに出てきた小っちゃい公園は雑草に覆われて面影もなくなっていた。




現役・OB選手によるエキジビションレースも行われていた。現役の方は大塚玲(神奈川89期)の1着。どうもケガで長期欠場していたらしく、復帰後初勝利。OBの方は出走表もなくなじみがなくてよくわからず。観衆から「はえー」と声が漏れていたところを見ると競輪見たことない人がやはり多かったようだ。


後はバンクウォーク。さすがに手入れされていない期間が長くバンクの内側はススキが生い茂っていた。






2010/3/31で時間が止まっていた。


敢闘門



データ対象:2011/04/07~2015/11/15 G3以上のレース


小倉の対象と決勝の結果
→訪問記 「81# 小倉競輪場 」「【番外編】ハイビジョンシアター門司


日付 1着 2着 3着 2車単 3連単 レース
2011/12/04 11 4 長塚 智広 2 武田 豊樹 捲 B 9 海老根 恵太 920 4,520 小倉競輪祭 4日目
2012/12/02 11 5 武田 豊樹 2 長塚 智広 9 飯嶋 則之 930 10,420 小倉競輪祭 4日目
2013/12/01 11 7 金子 貴志 1 深谷 知広 逃 B 6 大塚 健一郎 1,710 17,340 小倉競輪祭 4日目
2014/11/24 11 7 平原 康多 3 武田 豊樹 逃 HB 4 神山 雄一郎 1,530 3,370 小倉競輪祭 4日目


前回の競輪祭、赤板で前受け稲垣-浅井-金子貴を武田-平原-神山雄-木暮で押さえに来ると、稲垣は車を下げて関東ラインの後ろを稲垣と山崎芳-佐藤友の並走の形となるが山崎は引いて8番手。最終ホームで武田がそのまま先頭から発進。稲垣が捲りに行くも平原が車間を開けて牽制し、最終ホームで一杯。直線平原が武田を交わして頭。2着は武田の逃げ残り、3着は平原に続いた神山の関東ライン独占の結果となった。



●決まり手


「結構豪快な捲りを決めやすい節があるものの、少し踏み遅れるだけで後方に置いてけぼりになる自力選手もいるので一概に逃げ不利では無い。統計上は自力(逃げ・捲くり)、番手(差し)ともにほぼ互角であるが、上位選手が揃う競輪祭では番手がやや優位となっている。」(Wikipediaより)


1着決まり手は「逃」の決まり手の割合が少なく「捲」の割合も若干少ない。2着決まり手は「逃」の割合がかなり多い。普通、2着「逃」が多い場合「マ」も多くなる傾向になるが、小倉の場合「マ」が少ない。逃げ残りとスジ違いが狙い目か。集計対象がすべてG1ということで、2車単、3連単とも平均配当は高いが、3着が狂いやすいといった傾向はない。





●配当


高配当ランキング 2車単:3/43位 3連単:3/43位





今日は前受け。佐藤亜が切りに来るとこれを突っ張り、最終ホームから先行態勢。石井千なら入れたんだろうが、こうなると踏み直しの利かなさでは定評があるだけに頭はまずない。。。石井追走の白井と山口に交わされての4着。


あなた、変わりはないですか~
日ごとデルカが消えてます~
来てはもらえぬ1着を~
寒さこらえて買ってます~









まあ、直線後ろの落車で踏むのをやめてるから、4着もやむなしか。脚質的には脚溜めて直線勝負の方が成績を残せるんだろうが自力勝負のプライドでしょうなあ。無事完走でとりあえずはヨシといったところか。


次走は11/19~高知ミッドナイト。



震災前に一度行っていた が、その後震災で建物が罹災し休止。改修を行いリニューアルしたということで記念開催に再訪。前年の記念も改修中ながら開催していたが、暫定感バリバリらしかったので回避したが、今年は本格的に改修が完了したらしいので本場まで参戦してきた。


大きく変わった点はホームとバックの入れ替え。オンボロホームスタンドは取り壊され更地に。その隣にショートサイズの新しい特観が建っていた。旧バックスタンドは比較的新しい建物だったがこちらも大幅に改修されたようで、なんか短くて変な感じだったが立派な建物になっていた。


改修前はバンクをぐるっと回れたが、新1角から新バック側(大型モニタがある方)までは立ち入り禁止になっている。売店は立ち入り禁止になったところにもあったと記憶しているが、新4角裏にある掘っ建て小屋の売店を除いて、新ホーム特観か新バック特観に移動したようだ。改修前は無料でゴール前を高い位置から見られたが、今無料で行けるのは特観とバンクの間の狭いスペースしかなくなってちょっと残念。まあ、新しくてきれいなんでいいんだけど。


売店は結構存続しているようで、定番のモツ煮をいただく。また、15時過ぎの「100円!100円!」は今でも健在(笑)。小っちゃい器のかつ丼とかおにぎりとか100円で売っていた。マグロの握りずしは200円だったけど。


記念でも人出が・・・の場もある中、ホーム裏の空き地でイベントをやっていたり、若い人たちや家族連れ、カップルもいてなかなか賑わっていた。震災でやめちゃうのかと心配していたが、頑張ってほしい。



施設 ★★★★☆
サービス ★★★★☆
食い物 ★★★☆☆
総合 ★★★★☆





新ホームスタンド
目の前のヒラより遠くの記念


旧ホームスタンドは更地になっている。左にショートサイズの新バック特観。
目の前のヒラより遠くの記念

もつ煮
目の前のヒラより遠くの記念

ホーム1F食堂のマグロにぎり


100円!100円!のミニかつ丼




デルカへ