千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

第3回定例会の10月2日に行った一般質問と
答弁について分解して書いています。
今回で5回目になります。

【オリンピックに向けた踏み込んだ経済活性化策】

少し視点を変えた質問を行います。
海外の成長マーケットに対する販路開拓や
進出支援についてお伺いいたします。

日本の国内人口はこれから確実に減少しますが
一方で世界の人口は現在もなお増え続けており
70億人ともいわれております。

特にアジア地域においてはこれからも人口が
増える傾向にありますので海外マーケットを
視野に入れて市内企業の産品を海外へ輸出する
支援をしたり、市内企業の持つ技術の海外展開
を行う支援することで、既存マーケット以外の
新たなマーケットを開拓し、結果として市内
企業の活性化もはかれると考えております。

一般に中国マーケットへのゲートウェイは香港、
ASEANへのゲートウェイはシンガポール、
中東マーケットへのゲートウィはドバイ、
南アジアへのゲートウェイはスリランカと
言われています。

また今後ますますの経済的な発展が見込まれ
注目されている国としてアゼルバイジャン
という国があります。

人口930万人のカスピ海に面している
アゼルバイジャンは親日国といわれ、経済発展が
著しく将来はドバイを抜くのではないかとアラブの
大手金融機関も注目しているそうです。

先ほども申し上げましたがざっくりと申し上げて
日本の人口は1億人に対し世界を見渡すと70億人です。

その人口の増加が著しいのはアジア各国ですが、
現在は成長の過程でもあり経済力という視点で見ると
必ずしも国民所得が高い国ばかりではありません。

一方で石油などの天然資源を豊富に持つ中東は
国民所得がとても高く、その中東マーケットの
入口は「ドバイ」と言われています。

ちなみに、そのドバイには日本の鳥取砂丘で1玉
5000円前後で栽培された糖度が高く甘い「砂丘スイカ」が
ドバイへ1玉3万円前後で出荷されているそうです。

これは私見ですが国の施策や県の施策を待っていても
なかなか時間がかかったり制約があることが多いので
国や県の動きを待つのではなく、地場産業の企業や
地場産品を直接海外の大きなマーケットにつなげる
という「千葉版クールジャパン戦略」も非常に
有効だと考えております。

そこで

【山本直史:質問⑤】
中東への販路開拓についてお伺いいたします。


【経済農政局長答弁】
中東市場は東南アジアと同様、成長率が高く、
富裕層も存在するほか、我が国の技術や製品への
信頼性が高いことから注目されていますが、一方で、
宗教上の戒律に基づくルールや独特の商慣行など、
参入障壁が高い側面もございます。

市内企業に現地市場に関する情報提供行い、
中東への進出ニーズの掘り起こしを行うとともに、
具体的に進出意欲のある企業に対しましては、
産業振興財団のコーディネーターがハンズオン
支援を行い、「ジェトロ」及び金融機関の
ネットワークや事業を活用するなど、関係機関と
連携して支援を実施して参ります。

【山本直史:意見】
今回あえて「踏み込んだ」経済活性化策という
観点から質問しました。

2020年に東京オリンピックが開催されますから
海外からのお客様をお迎えするインバウンド
戦略も非常に大切だと考えております。

しかし一方で縮小する国内マーケットに比べ、
海外マーケットは拡大を続けています。
また海外では日本製品や産品に対して非常に
評価が高く、高い人気を誇っています。

なかなか自治体本腰を入れて市内企業の産品や
産業の海外進出支援するというのはチャレンジ
かも知れませんが日本製の優れた
製品を海外に
積極的に輸出するための支援するという、
いわば「
千葉発クールジャパン戦略」も大切な
視点であると
考えています。

是非とも積極果敢にクールジャパンをこの
千葉市から始めましょう。

※用語:クールジャパンとは(ウィキペディアより)
日本における近代文化、ゲーム・漫画・アニメや、J-POP
アイドルなどのポップカルチャーを指す場合が多い。
さらに、自動車・オートバイ・電気機器などの日本製品、
現代の食文化・ファッション・現代アート・建築などを指す。
また、日本の武士道に由来する武道、伝統的な日本料理
茶道・華道・日本舞踊など、日本に関するあらゆる事物が
対象となりうる。

※注:質問及び意見については、ブログを読んで
いただいている方によりわかりやすく
するために、
ブログ用に一部加筆修正しております。