2009年に The Chronicles Of Led Zeppelinレーベルからリリースされた 『 First Time At The Forum (TCOL 049/050/051/052) 』 が,再入荷と言う事で購入してみました.
丁度,この時期は,ブートレッグ熱が冷めており,殆どブートレッグを購入していない時期の関係から,所有していないタイトルも数多い状況であり,このような再入荷は嬉しい限りです.
1970年第一次北米ツアーは, 3月21日カナダはブリティッシュコロンビア州バンクーバーのパシフィック・コロシアム公演を皮切りに,4月18日アメリカはアリゾナ州フェニックスのアリゾナ・ベテランズ・メモリアル・コロシアム公演まで行われおり,初日の 3月21日は有名なブート 『 Pb 』 や 『 Mudslide 』 がリリースされています.
本CD は,この北米ツアーから序盤に当たる 3月27日カリフォルニア州はイングルウッドのグレート・ウェスタン・フォーラム(ザ・フォーラム/LAフォーラム)公演の現存する 2種類のオーディエンス録音を収録したもので 4枚組としてのリリースです.
メーカー情報には北米ツアー 3日目とありますが,これは誤りで,実際には 6日目となります.
この時期の演奏ですので,ドライブ感がありスリリングな演奏を展開していますし,"Dazed And Confused" や "How Many More Times" などは,鳥肌物ですし,何気に "Heartbreaker" の導入部でエコーチェンバー的にエコーを掛けて,ループさせているのも格好良い! また両方とも録音された年代を考えれば,高音質と言えるでしょうが,1st Source は,2nd Source
に比較して若干音が籠っており,私的には完全版では無いものの,2nd Source の方が聴き易いかと.
メーカー情報では
『1970年USツアー3日目、3月27日のL.A.フォーラム公演を収録した2種のオーディエンス録音テイクをどちらもマスター・クオリティで収録。
ソース1は139分でソース2は109分の収録です。音質はソース2のほうが良好ですが、ソース1も十分に良好な音質です。
ソース1でのみBring It On Home、White Summer/Black Mountain Side、Since I've Been Loving Youが聴けます。オープニングのWe're Gonna Grooveは結構劣化箇所がありますが、次第に安定します。ソース1のMoby Dickは24分39秒の収録ですが、ソース2は22分33秒(14分37秒でカット)内容的には初期からの定番曲 I Can't Quit You Babyが初めてセット落ちした日であり、代わりにDazed And Confusedが2曲目に繰り上がり、更にはBring It On Homeがセットインしています。How Many More Times の8分代後半ではボレロが登場(5分台では盛り上がり過ぎた会場をクールダウンさせるように諭すプラントの曲中MCが聞けます。)。アンコールのCommunication Breakdownはツアー初日のヴァンクーバーとこの日のみの演奏で、特にこのLAフォーラム公演ではニール・ヤングのDown By The Riverが即興でインサートされています。
ツェッペリンの歴史の中で、数々の名演を繰り広げたLAフォーラム公演の記念すべき最初のステージを、現存する2種のオーディエンス録音マスターからダイレクトに音盤化したコレクター必携盤。海外より限定プレスCD4枚組セットにて入荷しました。
★beatleg誌 vol.110(2009年9月号)のレビュー要約です。ご参考まで。
通称L.A.フォーラムとして有名なグレイト・ウエスタン・フォーラムにおいてレッド・ツェッペリンは通算16公演を行ったが、これはその最初のステージにあたる。
デビュー以来、演奏されて来た「I Can't Quit You Baby」は2日前のデンヴァー公演でも演奏されているものの、このツアーにおいて、少なくともこの公演以降は演奏されることがなくなり、代わりに「Bring It On Home」が演奏されている。
前日のソルト・レイク・シティ公演ではどちらが演奏されているのか興味津々といったところだが、その日の音源は残念ながら日の目を見ていない。既に演奏スタイルが完成してしまったような「I Can't Quit You Baby」を演奏し続けることよりも、ファンキーなリズムの繰り返しによるインプロヴィゼーションを大々的にフィーチャーした「Bring It On Home」を展開することの方が、この頃のツェッペリンには面白みが感じられるようになっていたのだろう。
そして、これを連日繰り返すことで得たものが後期のファンキーな音楽性に繋がって行ったという解釈も生まれるだけに、もし前日のソルト・レイク・シティ公演で「Bring It On Home」が演奏されていないとすると、正にターニング・ポイントとなったのがこのグレイト・ウエスタン・フォーラム公演だったということになるから不思議なものだ。
現在、日の目を見ている2種類のオーディエンス音源をどちらも可能な限り長く収録した4枚組というヴォリュームとなっている。後半に収録されている方は「Bring It On Home」,「White Summer / Black Mountain Side」,「Since I've Been Loving You」が完全に欠落してしまっているが、音質は前半に収録されている方よりも明らかに良い。しかし、フルセットが捕らえられた前半の方も、特に「Bring It On Home」がきちんと収録されている点で極めて重要なものであることも間違いない。数々の伝説を残したグレイト・ウエスタン・フォーラムにおける記念すべき最初の公演であることと、この時期をターニング・ポイントとしてファンキーなインプロヴィゼーションをフィーチャーした「Bring It On Home」が演奏されるようになったという二重の意味で、両音源とも必要不可欠といったところだろう。プレス盤。
★2009年にリリースされ、ファン・メディアから好評を博したタイトルが海外より限定入荷。1970年のL.A. FORUM公演(初演)を収録したタイトルは、当店はこれ以降はリリースはありません。マニア向けのタイトルですが、質的にも優れておりコレクター必携の一枚です。』
First Time At The Forum (TCOL 049/050/051/052)
Live At Great Western Forum,Inglewood,Los Angeles,CA,USA 27th March 1970
[1st Source]
Disc 1
1. We're Gonna Groove
2. Dazed And Confused
3. Heartbreaker
4. Bring It On Home
5. White Summer - Black Mountain Side
6. Since I've Been Loving You
7. Organ Solo
8. Thank You
9. What Is And What Should Never Be
Disc 2
1. Moby Dick
2. How Many More Times
3. Whole Lotta Love
4. Communication Breakdown
5. Announcements
[2nd Source]
Disc 3
1. We're Gonna Groove
2. Dazed And Confused
3. Heartbreaker
4. Organ Solo
5. Thank You
6. What Is And What Should Never Be
7. Moby Dick
Disc 4
1. How Many More Times
2. Whole Lotta Love
3. Communication Breakdown
We're Gonna Groove [Disc 1, Track 1]
Since I've Been Loving You [Disc 1, Track 6]
We're Gonna Groove [Disc 3, Track 1]
Thank You [Disc 3, Track 5]
Whole Lotta Love [Disc 4, Track 2]
Communication Breakdown [Disc 4, Track 3]
[参考]
Pb (No Label)
1970 1st (Spring) Tour Dates
March
21 Pacific Coliseum,Vancouver,BC,CANADA
22 Seattle Center Arena,Seattle,WA,USA
23 Memorial Coliseum,Portland,OR,USA
25 Denver Auditorium Arena,Denver,CO,USA
26 Salt Palace,Salt Lake City,UT,USA
27 The Forum,Inglewood,CA,USA
28 Memorial Auditorium,Dallas,TX,USA
29 Hofheinz Pavilion,Houston,TX,USA
30 Civic Arena,Pittsburgh,PA,USA
31 The Spectrum,Philadelphia,PA,USA
April
01 Boston Garden,Boston,MA,USA
02 Charleston Civic Center,Charleston,SC,USA
03 Macon Coliseum,Macon,GA,USA
04 Indiana State Fairgrounds Coliseum,Indianapolis,IN,USA
05 Baltimore Civic Center,Baltimore,MD,USA
06 Fulton County Stadium,Atlanta,GA,USA
07 Charlotte Coliseum,Charlotte,NC,USA
08 Dorton Auditorium,Raleigh,NC,USA
09 Curtis Hixon Hall,Tampa,FL,USA
10 Miami Beach Convention Center,Miami Beach,FL,USA
11 Kiel Auditorium,St. Louis,MO,USA
12 Met Center,Bloomington,MN,USA
13 Montreal Forum,Montreal,QC,CANADA
14 Ottawa Civic Centre,Ottawa,ON,CANADA
15 Winnipeg Arena,Winnipeg,MB,CANADA
16 Roberts Municipal Stadium,Evansville,IN,USA
17 Mid-South Coliseum,Memphis,TN,USA
18 Arizona Veterans Memorial Coliseum,Phoenix,AZ,USA
19 Las Vegas Convention Center,Las Vegas,NV,USA
[関連記事]
「Live On Blueberry Hill:Another Master (No Label)」
「The Nobs - Copemhagen 1970 (No Label)」
「Copenhagen 1970 Master (Gift CDR)」
「Memphis 1970 (No Label)」
「Milwaukee 1970 (Gift CDR)」
「Live On Blueberry Hill (No Label)」
「Madison Square Garden 1970 (No Label)」
「Honolulu 1970 (No Label)」
「Live On Blueberry Hill (No Label)」
「Denver 1970 (Gift CDR)」
「Pb (No Label)」
「Hamburg 1970 2nd Night (No Label)」
「Hamburg 1970 1st Night (No Label)」
「Royal Albert Hall 1970 (No Label)」
「Pb (SUGAR MAMA 200)」
丁度,この時期は,ブートレッグ熱が冷めており,殆どブートレッグを購入していない時期の関係から,所有していないタイトルも数多い状況であり,このような再入荷は嬉しい限りです.
1970年第一次北米ツアーは, 3月21日カナダはブリティッシュコロンビア州バンクーバーのパシフィック・コロシアム公演を皮切りに,4月18日アメリカはアリゾナ州フェニックスのアリゾナ・ベテランズ・メモリアル・コロシアム公演まで行われおり,初日の 3月21日は有名なブート 『 Pb 』 や 『 Mudslide 』 がリリースされています.
本CD は,この北米ツアーから序盤に当たる 3月27日カリフォルニア州はイングルウッドのグレート・ウェスタン・フォーラム(ザ・フォーラム/LAフォーラム)公演の現存する 2種類のオーディエンス録音を収録したもので 4枚組としてのリリースです.
メーカー情報には北米ツアー 3日目とありますが,これは誤りで,実際には 6日目となります.
この時期の演奏ですので,ドライブ感がありスリリングな演奏を展開していますし,"Dazed And Confused" や "How Many More Times" などは,鳥肌物ですし,何気に "Heartbreaker" の導入部でエコーチェンバー的にエコーを掛けて,ループさせているのも格好良い! また両方とも録音された年代を考えれば,高音質と言えるでしょうが,1st Source は,2nd Source
に比較して若干音が籠っており,私的には完全版では無いものの,2nd Source の方が聴き易いかと.
メーカー情報では
『1970年USツアー3日目、3月27日のL.A.フォーラム公演を収録した2種のオーディエンス録音テイクをどちらもマスター・クオリティで収録。
ソース1は139分でソース2は109分の収録です。音質はソース2のほうが良好ですが、ソース1も十分に良好な音質です。
ソース1でのみBring It On Home、White Summer/Black Mountain Side、Since I've Been Loving Youが聴けます。オープニングのWe're Gonna Grooveは結構劣化箇所がありますが、次第に安定します。ソース1のMoby Dickは24分39秒の収録ですが、ソース2は22分33秒(14分37秒でカット)内容的には初期からの定番曲 I Can't Quit You Babyが初めてセット落ちした日であり、代わりにDazed And Confusedが2曲目に繰り上がり、更にはBring It On Homeがセットインしています。How Many More Times の8分代後半ではボレロが登場(5分台では盛り上がり過ぎた会場をクールダウンさせるように諭すプラントの曲中MCが聞けます。)。アンコールのCommunication Breakdownはツアー初日のヴァンクーバーとこの日のみの演奏で、特にこのLAフォーラム公演ではニール・ヤングのDown By The Riverが即興でインサートされています。
ツェッペリンの歴史の中で、数々の名演を繰り広げたLAフォーラム公演の記念すべき最初のステージを、現存する2種のオーディエンス録音マスターからダイレクトに音盤化したコレクター必携盤。海外より限定プレスCD4枚組セットにて入荷しました。
★beatleg誌 vol.110(2009年9月号)のレビュー要約です。ご参考まで。
通称L.A.フォーラムとして有名なグレイト・ウエスタン・フォーラムにおいてレッド・ツェッペリンは通算16公演を行ったが、これはその最初のステージにあたる。
デビュー以来、演奏されて来た「I Can't Quit You Baby」は2日前のデンヴァー公演でも演奏されているものの、このツアーにおいて、少なくともこの公演以降は演奏されることがなくなり、代わりに「Bring It On Home」が演奏されている。
前日のソルト・レイク・シティ公演ではどちらが演奏されているのか興味津々といったところだが、その日の音源は残念ながら日の目を見ていない。既に演奏スタイルが完成してしまったような「I Can't Quit You Baby」を演奏し続けることよりも、ファンキーなリズムの繰り返しによるインプロヴィゼーションを大々的にフィーチャーした「Bring It On Home」を展開することの方が、この頃のツェッペリンには面白みが感じられるようになっていたのだろう。
そして、これを連日繰り返すことで得たものが後期のファンキーな音楽性に繋がって行ったという解釈も生まれるだけに、もし前日のソルト・レイク・シティ公演で「Bring It On Home」が演奏されていないとすると、正にターニング・ポイントとなったのがこのグレイト・ウエスタン・フォーラム公演だったということになるから不思議なものだ。
現在、日の目を見ている2種類のオーディエンス音源をどちらも可能な限り長く収録した4枚組というヴォリュームとなっている。後半に収録されている方は「Bring It On Home」,「White Summer / Black Mountain Side」,「Since I've Been Loving You」が完全に欠落してしまっているが、音質は前半に収録されている方よりも明らかに良い。しかし、フルセットが捕らえられた前半の方も、特に「Bring It On Home」がきちんと収録されている点で極めて重要なものであることも間違いない。数々の伝説を残したグレイト・ウエスタン・フォーラムにおける記念すべき最初の公演であることと、この時期をターニング・ポイントとしてファンキーなインプロヴィゼーションをフィーチャーした「Bring It On Home」が演奏されるようになったという二重の意味で、両音源とも必要不可欠といったところだろう。プレス盤。
★2009年にリリースされ、ファン・メディアから好評を博したタイトルが海外より限定入荷。1970年のL.A. FORUM公演(初演)を収録したタイトルは、当店はこれ以降はリリースはありません。マニア向けのタイトルですが、質的にも優れておりコレクター必携の一枚です。』
First Time At The Forum (TCOL 049/050/051/052)
Live At Great Western Forum,Inglewood,Los Angeles,CA,USA 27th March 1970
[1st Source]
Disc 1
1. We're Gonna Groove
2. Dazed And Confused
3. Heartbreaker
4. Bring It On Home
5. White Summer - Black Mountain Side
6. Since I've Been Loving You
7. Organ Solo
8. Thank You
9. What Is And What Should Never Be
Disc 2
1. Moby Dick
2. How Many More Times
3. Whole Lotta Love
4. Communication Breakdown
5. Announcements
[2nd Source]
Disc 3
1. We're Gonna Groove
2. Dazed And Confused
3. Heartbreaker
4. Organ Solo
5. Thank You
6. What Is And What Should Never Be
7. Moby Dick
Disc 4
1. How Many More Times
2. Whole Lotta Love
3. Communication Breakdown
We're Gonna Groove [Disc 1, Track 1]
Since I've Been Loving You [Disc 1, Track 6]
We're Gonna Groove [Disc 3, Track 1]
Thank You [Disc 3, Track 5]
Whole Lotta Love [Disc 4, Track 2]
Communication Breakdown [Disc 4, Track 3]
[参考]
Pb (No Label)
1970 1st (Spring) Tour Dates
March
21 Pacific Coliseum,Vancouver,BC,CANADA
22 Seattle Center Arena,Seattle,WA,USA
23 Memorial Coliseum,Portland,OR,USA
25 Denver Auditorium Arena,Denver,CO,USA
26 Salt Palace,Salt Lake City,UT,USA
27 The Forum,Inglewood,CA,USA
28 Memorial Auditorium,Dallas,TX,USA
29 Hofheinz Pavilion,Houston,TX,USA
30 Civic Arena,Pittsburgh,PA,USA
31 The Spectrum,Philadelphia,PA,USA
April
01 Boston Garden,Boston,MA,USA
02 Charleston Civic Center,Charleston,SC,USA
03 Macon Coliseum,Macon,GA,USA
04 Indiana State Fairgrounds Coliseum,Indianapolis,IN,USA
05 Baltimore Civic Center,Baltimore,MD,USA
06 Fulton County Stadium,Atlanta,GA,USA
07 Charlotte Coliseum,Charlotte,NC,USA
08 Dorton Auditorium,Raleigh,NC,USA
09 Curtis Hixon Hall,Tampa,FL,USA
10 Miami Beach Convention Center,Miami Beach,FL,USA
11 Kiel Auditorium,St. Louis,MO,USA
12 Met Center,Bloomington,MN,USA
13 Montreal Forum,Montreal,QC,CANADA
14 Ottawa Civic Centre,Ottawa,ON,CANADA
15 Winnipeg Arena,Winnipeg,MB,CANADA
16 Roberts Municipal Stadium,Evansville,IN,USA
17 Mid-South Coliseum,Memphis,TN,USA
18 Arizona Veterans Memorial Coliseum,Phoenix,AZ,USA
19 Las Vegas Convention Center,Las Vegas,NV,USA
[関連記事]
「Live On Blueberry Hill:Another Master (No Label)」
「The Nobs - Copemhagen 1970 (No Label)」
「Copenhagen 1970 Master (Gift CDR)」
「Memphis 1970 (No Label)」
「Milwaukee 1970 (Gift CDR)」
「Live On Blueberry Hill (No Label)」
「Madison Square Garden 1970 (No Label)」
「Honolulu 1970 (No Label)」
「Live On Blueberry Hill (No Label)」
「Denver 1970 (Gift CDR)」
「Pb (No Label)」
「Hamburg 1970 2nd Night (No Label)」
「Hamburg 1970 1st Night (No Label)」
「Royal Albert Hall 1970 (No Label)」
「Pb (SUGAR MAMA 200)」