1970年8月15日コネチカット州はニューヘブンのイェール・ボウル公演を皮切りに,9月19日ニューヨーク州はニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン公演(昼夜 2公演) まで 20公演行われた,レッド・ツェッペリンの 1970年夏の北米ツアー.

 このツアーから,今年に入って,名演と評された最終日のマディソン・スクエア・ガーデンの昼夜 2公演を収録した 『 Madison Square Garden 1970 (No Label) 』 や,その 4公演前の 9月4日のザ・フォーラム公演を Winston Remasters版を元にトリートメントを施した 『 Live On Blueberry Hill (No Label) 』 がリリースさてれいますが,今回も,同 9月4日公演を,最近ネット上にアップされた 「 Looney's Blueberry Hill 」 を元に補填やトリートメントを施した 『 Live On Blueberry Hill:Another Master (No Label) 』 がリリースされました,

 この 『 Live On Blueberry Hill 』 と言うタイトルは,ツェッペリンのブートの中では,1~ 2 を争う有名なタイトルなので,このブログを読まれている方は,ご存知だと思いますので,細かくは記載しません.

 前回リリースした Winston Remasters版を元にした 『 Live On Blueberry Hill (No Label) 』 が予約完売状態になっている現状では,今回のものを購入するのはありでしょう.
 個人的には 「 Looney's Blueberry Hill 」 を元にした,今回のリリース盤の方が音的に好きです.

 それにしても相変わらずのツェッペリン人気.
 リリース告知後,3日強で,120枚って...
 「 7/28 ★レッド・ツェッペリン「LIVE ON BLUEBERRY HILL: ANOTHER MASTER」のナンバー入りシール・ステッカー付きは完売致しました。お問合せ多数の為、急遽20セット(No.121~140)を用意させて頂きました。ナンバー入りステッカー付に限り、ボーナス・タイトル「LIVE AT THE LOS ANGELES FORUM 9-4-70」をお付け致します。

 久し振りに 「 Live On Blueberry Hill 」 を聴きましたが,この時期の演奏は素晴らしいし,"Whole Lotta Love" や,”Communication Breakdown" 中等で展開される,即興的な演奏は,このメンバーだからできる事なんですよね.

 メーカー情報では
 『ZEPライブの魅力を世に知らしめた傑作「LIVE ON BLUEBERRY HILL」と言えば、本来ならTMOQがBLIMPというブランド名を使ってリリースしたLPが当てはまるでしょう。
 そこに収められた1970年9月4日、LAフォーラムでのコンサートといえば、そのLPのソースであり、ライバル的レーベルだったRUBBER DUBBERがリリースした「LIVE AT THE LOS ANGELES FORUM 9-4-70」に収められた別のオーディエンス録音はかろうじてマニアの間で知られているというレベルでした。それほどまでにTMOQ/BLIMPソースやLPの存在が絶大だったということです。実際にこの日のコンサートが初めてCDに封じ込められたのも同音源だったのだから、その音質の良さは時代を超越したものがあります。

 そうして長い間TMOQ/BLIMPソースやLPが当たり前だと思っていた状況は90年代に入って突如地殻変動を起こします。それは「あのLPの音源が実はステレオ録音だった」という触れ込みで登場したもの。
 懐かしのMUD DOGSレーベルを始めとして、新たに登場したブルーベリーヒル音源はそれまでにないステレオ音質のオーディエンス録音というインパクトでアイテムが作られたのです。この頃は9月4日のショーが二種類の音源しか存在しないと思い込まれていた時代ですので、このステレオ音源はTMOQソースのステレオ・アッパー版だと喧伝されてしまいました。

 ところがどうでしょう、実際に聞いてみると「Heartbreaker」のイントロが始まった瞬間、TMOQソースにはない女性の絶叫が右チャンネルから響き渡ります。彼女の声のおかげで、マニアはあっという間にTMOQソースとは別の音源であることを見抜いてしまいます。ちょっとでも冷静に聞き比べればまったく別の録音であることが容易に判別できたというのに、あのブルーベリーヒルの日というだけで、同じ音源のステレオ版と言う誤解がまかり通ってしまったのだから、まだまだ素朴な時代でしたね。

 実のところは第三のソースが登場したに過ぎなかったのですが、このステレオ音源がTMOQソースと誤解されたのには訳があります。何と言ってもそれに負けじとオンな音像でZEPの演奏を捉えていたということ。そこまで音像の近い音源がいくつも存在するはずがない…そんな思いがTMOQソースのステレオ版という誤解を生んだのでしょう。
 ところが90年代に入り、さらに別のステレオ・オーディエンス録音までもが発掘されてしまい、伝説のブルーベリーヒル・ショーは高音質の音源がいくつも存在するという実態が明らかとなったのです。

 そんな別音源の先鞭をつけた第三の音源、つまり「source 3」が今週の限定プレスCDリリースと相成ります。
 この日の別ステレオ音源といえばWinston Remasterバージョンを元にした当店からのリリースも記憶に新しいところですが、それと比べて今回の音源はより豊かな臨場感と広がりのあるクリアネスが大きな魅力でしょう。Winston Remasterの元になった音源と比べてもよりアナログチックな音質であり、それもまたsource 3の魅力ではないでしょうか。

 TMOQソースはローリング・ストーンズの「LIVE’R THAN YOU’LL EVER BE」と同じテーパーがその時と同じくAKGのショットガン・マイクを使って録音したことからモノラル音質となり、しかも歓声レベルの低い独特な録音状態を身上としています。確かに演奏を聞き込めるという点において、ショットガン・マイクでの収録には大きなメリットがあった訳ですが、そのせいで会場がしんみりとしているように映ってしまう場面があったのは事実。

 その点、今回のsource 3はLAフォーラムとZEPのスイートな関係が生まれ始めたウォーミーな臨場感を見事に捉えており、何よりもアメリカでの人気が膨らみ始めたZEPコンサートの熱狂が伝わってくるのが魅力でしょう。それでいて演奏を遮るほどのバランスではなく、ストレスなく聞き込めてしまうところが素晴らしい。
 さらにsource 3のさらなる魅力は演奏に及んでしまったカットがほとんど無いということも挙げられるでしょう。当店が過去にWinston Remasterバージョンを含めて二度に渡ってリリースした音源(「source 5」)には「Bron-Yr-Aur」の途中で録音が終わってしまうという致命的なカットが入ってしまいましたが、こちらにはそのようなトラブルはなく、あのアコースティックな小品を同一音源で聞き通せるのです。
 source 3の数少ない曲中カットは「Dazed and Confused」の前半に起きていますが、先の別ソースにて、しかも丁寧に補填してみせたことによって違和感を覚えることはほとんどないかと思われます。同じステレオ録音による、これまた当時としては別格なクオリティを誇ったsource 5とはまた違う極上音質の聞き比べも楽しめるはず。今回の音源の臨場感と、そちらの音源の迫力のどちらもが大きな魅力だからです。

 そして今回のリリースに当たっては、「LOONEY'S BLUEBERRY HILL」というタイトルでネット上に現れたバージョンを元に収録。
 十分に素晴らしい音質や状態ですので、もちろん余計なイコライズは施さず、むしろ「Moby Dick」以降で顕著だった、ピッチの極端な下降をすべて完璧にアジャスト。過去にリリースされたアイテム、特に21世紀に入ってからリリースされたアイテムは他のソースと組み合わせる際の辻褄を合わせるべく、過剰でなくともイコライズが大なり小なりと施されていたものです。その点において、今回のナチュラルな状態でのリリースも世界中のマニアに注目を浴びることでしょう。同じ高音質ステレオ・オーディエンス録音でありながらも、Winston Remasterバージョンとはまった違った極上音質に聞き惚れること間違いなし!』


Live On Blueberry Hill:Another Master (No Label)
 
 Live At The Forum,Inglewood,CA,USA 04th September 1970

 Disc 1
  1. Introduction
  2. Immigrant Song
  3. Heartbreaker
  4. Dazed And Confused
  5. Bring It On Home
  6. That's The Way
  7. Bron-Yr-Aur
  8. Since I've Been Loving You
  9. Organ Solo
  10. Thank You
  TOTAL TIME (71:11)

 Disc 2
  1. What Is And What Should Never Be 
  2. Moby Dick
  3. Whole Lotta Love
  4. Communication Breakdown
  5. Out On The Tiles
  6. Blueberry Hill
  TOTAL TIME (60:30)

 Immigrant Song 
 
 Bron-Yr-Aur 
 
 Since I've Been Loving You 
 
 Communication Breakdown 
 

 本商品の初回ナンバー入りステッカー付きに限って,同公演を収録し,過去に Rubber Dubber Recordsレーベルからリリースされていたアナログ・ブートレッグ 『 Live At The Los Angeles Forum 9-4-70 (70-007-01A-04D) 』 から,ダイレクトに音盤化したボーナス・ディスク 『 Live At The Los Angeles Forum 9-4-70 (Special Bonus CDR) 』 が付属しています.
 この音源は,今年の 3月に Winston Remasters版を元にしたリリース盤 『 Live On Blueberry Hill (No Label) 』 にも,付属していたものですが,今回はジャケットが一新されています. 

 『1970年9月4日のLAフォーラム公演を収録した「LIVE AT THE LOS ANGELES FORUM 9-4-70」(Rubber Dubber Records/70-007-01A-04D)を、コンディション良好の原盤よりデジタル化したテイクを収録しています。
 言うまでもなくBlimp/TMOQ盤の「Live On Blueberry Hill」とは別マスターであり、未だに元のテープ音源が流通していないばかりか、Blimp/TMOQ盤がさまざまな形態で同じスタンパーからの再プレスが繰り返されてきたのとは対象的に、本盤は実質的に再プレスがされていません(元々ジャケには複数種類存在しますが)。状態良好な原盤レコードをハイエンドな機材を使って再生したとのことで、鮮度抜群・未加工の、まさにレコード通りのフレッシュなサウンドでこのクラシックな1枚を楽しむことが出来ます。
 静かな曲では流石に針パチが気になる部分もありますが、十分に「聴ける」サウンドであるばかりか、実はTMOQソースや近年有名なアントラバータ、コブラソースなどにも匹敵、いやそれ以上の極上サウンドであることに気づくでしょう。
 本盤は元々レア盤であり中古市場にも滅多に流通しない入手困難盤であることや、近年ロングバージョンの別ソース・テープ・マスターなども流通したため、それらの陰に隠れて見過ごされがちなソースですが、ファンは必携間違いありません。』

Live At The Los Angeles Forum 9-4-70 (Special Bonus CDR)
 
 Taken From The Original Bootleg LPs (Rubber Dubber Records 70-007)
 Live At The Forum,Inglewood,CA,USA 04th September 1970

  1. Bring It On Home
  2. That's The Way
  3. Brahamrarr (Cottage)
  4. Since I've Been Loving You
  5. Organ Solo
  6. Thank You
  7. What Is And What Should Never Be
  8. Whole Lotta Love incl. Boogie Mama & The Lemon Song
  9. Communication Breakdown
     incl. Good Times Bad Times,
      For What It's Worth,
      & I Saw Her Standing There
  TOTAL TIME (69:02)

 Bring It On Home 
 
 Communication Breakdown 
 

[参考]
1970 North American Tour Dates [Summer]
 August
  15 Yale Bowl,New Haven,CT,USA
  17 Hampton Roads Coliseum,Hampton,VA,USA
  19 Municipal Auditorium,Kansas City,KS,USA
  20 State Fair Coliseum,Oklahoma City,OK,USA
  21 Assembly Center,Tulsa,OK,USA
  22 Tarrant County Convention Center,Fort Worth,TX,USA
  25 Nashville Municipal Auditorium,Nashville,TN,USA
  26 Public Auditorium,Cleveland,OH,USA
  28 Olympia Stadium,Detroit,MI,USA
  29 Man-Pop Festival,Winnipeg Arena,Winnipeg,MB,CANADA
  31 Milwaukee Arena,Milwaukee,WI,USA


 September
  01 Seattle Center Coliseum,Seattle,WA,USA
  02 Oakland Coliseum,Oakland,CA,USA
  03 San Diego Sports Arena,San Diego,CA,USA
  04 The Forum,Inglewood,CA,USA
  05 Neal S. Blaisdell Arena,Honolulu,HI,USA
  06 Neal S. Blaisdell Arena,Honolulu,HI,USA
  09 Boston Garden,Boston,MA,USA
  19 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
      [2 Shows]

 Seagull Records
 Live On Blueberryu Hill (SEAGULL CD 014/2)


 Empress Valley Supreme Disc (2006)
 Live On Blueberry Hill 35th Anniversary Edition
(EVSD 385/386/387/388/389/390/391/392/393)

 
 Live On Blueberry Hill (EVSD-530/531/532/533)
 
 Wendy
 Blueberry Hill II (WECD-84/85)

 
 Tarantura (1996)
 Live On Blueberry Hill II (OAK-1,2)


 Eat A Peach!
 Live On Blueberry Hill (EAT 1/2)

 Cobra Standard Series
 Live On Blueberry Hill (005)

 
 Live On Blueberry Hill (No Label)
 
 Live On Blueberry Hill (No Label)
 

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