高校の時に観てもなんとも思わなかったこの作品。
25くらいの時に観たら、すごかった。
人生の縮図。悲しい哲学。
5年に一回くらい観てみようかなと思ってます。
僕の周りでは、パート3のソフィア・コッポラが不評ですが僕は気になりませんでした。
娘使うのかよ(´Д`;)
っていう感じはありますけど。
このシリーズ、コッポラ監督はやりたくてやった訳ではないらしいですね。
お金を稼ぐ為に引き受けたみたいな感じらしい。
それであのパート1が出来たってのがすごいなぁ。
パート1では若造だったアルパチーノが、2では頼れる冷酷なボスに。
そして3では悲しみを帯びたゴッドファーザーに。
一大叙事詩。
2でドン・コルレオーネの若かりし頃を演じたデニーロは、わざわざシチリア島に行ってイタリア語をマスターしたんだとか。
やりすぎ(´Д`;)
ちなみに、1~3でドンを演じたマーロン・ブランドは、
同じ飛行機に三船敏郎が乗っていると知り、わざわざ挨拶に行ったんだとか。←このエピソード好き(^w^)
マー「初めまして、マーロンです」
三「サインなら後にしてくれるか」
警「部外者だ!賊の侵入だ!」
マー「いや違っっ!ゴッドファーザーの!ほら…!」
三「叩っ斬るぞ!」
警「つまみ出せ!」
ワイワイガヤガヤ
マー「助けてー!」
…となったかどうかは知りませんがね。
だいたいが想像ですから(98%)。
シリーズ中、アルパチーノが沈黙してるだけのカットや、ただ立ってるだけのカットがありますけど、あれがとても良いと思います。
2のラストとかね、いいよね。
非常に頭が良く、情に厚いのにあえて冷酷になったりする物静かなマイケル・コルレオーネ(アルパチーノ)。
3の最後の方はねぇ、切なくて仕方がない。
何度もやり直そうとしたのに…。
悪しきカルマは返ってくる。
1~3まで全部観ると1日潰れますが、少しでも映画が好きなら観てほしい作品です。
僕のように学生時代に観たという人も、出来れば大人になってからまた観てほしい。
深みが。
もう深みが。
底なしだから。
なんかヘドロが凄いから。
一歩足を踏み入れたらもう…ズボズボー!って。
ソニー!!って。