七人の侍
簡単に言ってしまえば、
農民が、村を荒らす野武士たちを倒すために、侍を雇う
という話です。
誤解を恐れずに言ってしまおう。
世界一面白い映画!
あ、でも「アクション映画」として。あと男性向けという注釈付きで←誤解を恐れてる
好きな映画は?
と聞かれたら真っ先に出てくる映画です。
1954年度作品。
完璧なシナリオ
完璧な演出
完璧な構図
そして配役。
これが邦画であるということに誇りを持ちたい。
3時間以上ありますが、
全く長く感じません。
アクションあり、人間ドラマあり、ラブロマンスあり、意外とギャグあり、
そして、悲哀、哀愁がある。
七人の侍全員に個性があって、ひとりひとりお気に入りを見つけて…。
僕は孤高の武士、久蔵(きゅうぞう)が好きです。
宮口精二さんが演じました。
ストイックで厳しい、寡黙で、でも実は優しい侍。
七人の中で一番の達人。
彼、この映画に出るまで剣術やったことなかったんだそうな…。
まさに
映画マジック
本編では完全に達人に見えます。
そしてやっぱり気になる、
菊千代。
世界のミフネ。
はっちゃけ過ぎじゃね?!
あんた野武士側の人じゃね?!Σ(´Д`;)
本人は
「ほとんど地でやった」
と言ってます。
だからあなた野武士側の…!!!Σ(´Д`;)
野武士側の…!!!Σ(´Д`;)
あの長い刀もかっこいい!!
前半、農民が侍を集めるところも好きです。
よへえカワイイ。
そこでも人間ドラマが。
声をかけた侍たちは皆、冷たい。
…というか、戦の褒美が「腹いっぱいに飯が食える」ってだけじゃね。
普通いないでしょ。
そこで出会う一人の侍。
名優・志村喬演じる、勘兵衛。
いた━━━(゚∀゚)━━━!!!
登場するなり、いきなり頭丸め出したー!
袈裟着たー!
坊さんになったー!
や、観れば分りますので。
このシーンで三船演じる菊千代も登場しますが、エキストラみたいな映り方(笑)
こういうフェードインみたいな感じ、好きです。
で、勘兵衛。
彼はほんとにいい人。
優しく、時に厳しい。
人間というのはこうあるべきなのでは?
年を取ると勘兵衛の良さが分ってくると人に言われたけど、なんとなく分ってきた。
勘兵衛の人柄に、侍たちが集まり出す。
よへえたち嬉しそう(●´ω`●)ゞ
しかし村で待ち受けたのは村人たちの冷たい態度だけだった・・・。
あとは観てのお楽しみ♪
ラストの雨の合戦は大迫力!
絶句!
まさに死闘!
そして、観た者に深く余韻を残すエンディング…。
クロサワ映画は白黒時代が面白いので、是非観て下さい。
特に男子に観てほしい!!
日本映画最高傑作!!