母の日に子育てを振り返ってみて | 我が家はいつも西海岸日和

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Angelina & Tommy です。

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今日は母の日ですね。 

日ごろ忙しくしておられるお母さん達も今日はちょっと手を抜いて一日過ごしてみませんか?

 

PRESIDENT Onlineで子育て中の親御さんにご紹介したい記事を読みました。

 

なぜ「ゆるゆる母さん」の子は世界で“食える大人”になるのか?「オール5タイプはいらない」
 

記事の冒頭で教育制度の改革について書いています。

 

2020年に行われる教育制度改革は、明治維新以来の大改革といわれる。
大学入試ではセンター試験が廃止され、記述問題の多い「大学入学希望者学力評価テスト(仮)」が実施される。

国立大学の定員の3割がAOや推薦入試に変わり、一般入試でも2次試験では小論文やプレゼンテーション、面接などを取り入れることが検討されている。
評価されるのは、例えば、「単に正解が出せる子ではなく、最適な答えを探って出せる子」や「オール5タイプではなく、1つのことに秀でている学生」だ。
こうした新しい大学受験に対応するため、小学校~高校までのカリキュラムも大幅に見直されている。”

 

[今後は個性的な考え方をもっている人を育てていきたいということなのでしょうかね。

だとしたら大賛成です。大人も子供も、もっと個性的な日本人がいても良いと思うからです。

そして自分と違う人たちを受け入れて、日ごろから色々なことを学んでいく姿勢は大事だと思います。]

 

記事の中では、欧米の超一流校の教育を知る若者へのインタビューを紹介していて、「留学して何を学びましたか?」「どんな力が身につきましたか?」と聞いた時の答えが「同じ」だったことだったそうです。

 

彼らが異口同音に留学で得た財産と語ったのは、「多様性への理解」

答えは1つではない。世界にはいろんな視点や価値観があり、それを理解する上で「自分が正しい」と思い込むのは望ましくない。

寛容性を持つことや相互理解することは一朝一夕にはいかず、粘り強さや精神的なタフさも求めらるが、今後生きていく上でそうしたスキルを身につけることがとても重要。

海外に出てそんな学びを得たと、彼らは口をそろえるのだ。”

 

[この記事で少し残念だと思ったのは超一流の教育を受けた若者だけへのインタビューで、そのような経験ができるのはほんのひと握りであり、なかなか共感され難いのでは・・・

その中の一人が「みんなと違っていい。人と違う感性や視点を持っていることが、世界を革新する力になるんです」というコメントは確かに素晴らしいと思いますが、日本で一般的な視点ではないですよね・・・。

記事を読んで感じたことは、子供や若者を変えるのも大事だけれど、それと同時に子供を育ている親や大人も考え方を大改革することが必用ではないのかと思いました。]

 

 

”彼らが学んだという「多様性」への理解力を高めることは、国内でもできなくはない。街中には外国人がたくさんいるし、ネットをつなげば、世界中とアクセスできる。“環境”は案外整っているのだ。
課題となるのは、まず親自身が心の壁を取り払い、自分とは言葉も価値観も文化も違う人と向き合えるのかということだ。似通った価値観の人間だけのコミュニティは居心地がいいが、そこにとどまらず、いろんなバックグラウンドを持つ人と誠実に向き合っていく。”

 

[筆者がおっしゃりたいことはご尤もで、私もその意見には同感です。 しかし、問題は同じ価値観を大事にするという古い考え方で生きてきた大人達が突然価値観の違った人たちとスムーズに交流ができるのか? という点です。

価値観の違った人間と交流して、なぜ自分が相手を理解する必要があるのかと思わないだろうか?  その辺りがクリアに理解できなければ、子供達だけが成長しても日本は変わらないと思うのです。 ですから、教育制度の改革とともに、大人が学べる場所も国をあげて作らなければいけないのではないのではないでしょうか?]

 

これからは「かっちり」母さんより、「ゆるゆる」母さん
2020年の教育改革の推進役でもある文部科学大臣補佐官・鈴木寛さん(東京大学・慶應義塾大学教授)は、これからの社会で活躍できる子を育てるには「親が心構えを変える必要がある」と話す。”

 

[凝り固まった考えはそう簡単には変わりませんから、必要なのは両親学級ですね。親が子供への対応の仕方をまず学ぶことが最初のステップなのでは・・・ 。 ]

 

”「『ちゃんとしなさい』と口ぐせのように叱っているお母さんがいますが、たとえば、時間通りに言われたことをきちんとこなすような作業は、コンピュータがやってくれる時代になります。それよりも、子供の好きなことや得意なことを伸ばしてやることが大事です」
言ってみれば、ステレオタイプな「いい子像」を捨てることが「新しい教育」への対応の第一歩だと語るのだ。”

 

[これは、私が子育て中に一番学んだことです。 特に中学以降からは息子たちにあまりウルサく言った記憶がありません。 それは私の話なんて聞かなかったのでキッパリ諦めたから。 笑

勉強が嫌いなら、何か好きなものを探しなさい!と言ってきました。

実はこの子育て法はリスキーだなぁと私自身が不安で一杯でした。 子供たちは大丈夫だろうか? 

将来、ちゃんと仕事して生きてくれるのだろうか? いつ目を覚ましてくれるのだろう・・・。 

まるでギャンブルをしているようで、いつも心の中ではドキドキしていたのです。

でも、子供たちを信じて見守った結果、彼らは失敗を恐れる事なく、好きなように生きてこれたのだと思います。]

 

”子育てしていると、わが子が自分の常識では到底理解できないことをしでかしたり、選択をしたりすることもあるだろう。そんな時に問われるのは親の「多様性への理解度」だ。
「お母さん、いままでこれが正解と思っていたけど、違うかもしれないね」という具合に、自分とは異なる価値観の子供の気持ちに寄り添い、子供の立場で考える。そんな寛容さがある、フレキシブルな“ゆるゆる”としたお母さんのほうが、几帳面で固定概念に縛られた“かっちり”母さんよりも、多様性への共感力があり精神的にもタフな“食っていける”子を育てられるのかもしれない。

 

[まさに私が通った道です。 子育て中は私の常識では理解できないことに沢山直面して生きてきました。

でも、親が寛大な心で見守り、そして子供たちを信じ続けると、子供たちはゆったりとして気持ちで思う存分好きなように生きていけて、自分の選択に責任をもてる大人に成長すると思います。 そして、どこにいても食っていける大人になれるのだと思います。]

 

子育てには成功や失敗というはっきりとした答えはないのだと思いますが、どこにいても自分の責任で生きていける人に育ってくれたら、それで良しだと思うのです。

 

最後までお読みいただき有難うございました。