アニメ感想 魔導具師ダリヤはうつむかない第3,4話(ネタバレがっつり)
こんにちは。weedyです。今日はアニメ魔導具師ダリヤはうつむかないの3,4話の感想などを。いやあ、やっとヴォルフが出てきました。ちょっとね、作画がアレで、ヴォルフが人を無闇に魅了してしまう美男子だという設定がどこまで伝わったのか、あるいはこんなに高い声だったの???という疑問も生まれなくはないですが、今のところ好きが上回っているので良いでしょう。マイナス探ししてしまうときりがないですしね。タイトル回収回でもありましたが、ここはコミカライズの方が効果的だったかなあ。トビアスのモラハラでコマごとに次第にうつむき加減になるダリヤからの、もううつむかない前向きダリヤでしたから。背筋も伸びてスッキリした顔になっているダリヤの表現がアニメだとあまりうまくなかった気がします。なかなかのクズのトビアス、特許的なものも勝手するし、商会長でもないのに紹介の名前を盾にするし、あんな男のせいでうつむいている場合じゃないですよ。コミカライズと同じ時系列で進むならここからは魔剣好きヴォルフと便利なもの作りたいダリヤの交流がメインになるわけですが“気の合う二人”の片鱗がすでに見受けられていやあ楽しみ。あらすじ紹介しながらもっと細かく見ていくと、第3回は浮気者トビアスが新居で明日から暮らし始める前日に浮気相手と一緒になりたいからダリヤは出ていけ(超意訳)というシーンから始まります。このあと、この物件が借りたものではなく新築したものであることが判明するわけですが、一人で買えないような物件を共同購入しておいてそこで浮気相手と暮らす約束までするなんて図々しいにもほどがある。案の定、お金を全部用意できないので名義変更について公証人にも難色を示されてるし。浮気相手はダリヤの花嫁道具(結構な高級品)をそのまま使おうとしていた節もあり、ベッドはすでにマーキング済み。これ、アニメ中ではまだ言及されていませんが花嫁道具は貴族令嬢だったダリヤの母親のものだから相当に良いものだったと思います。浮気相手は貴族の娘(ただし、正式な令嬢ではない)であるというプライドのようなものがあって、家具を使いたかったんでしょうか。一緒に怒ってくれるマルチェラさん(ダリヤが信頼する年上女性の旦那さん)いい人。んで、なんだかんだと家具を引き上げて一人になった緑の塔で前を向くことを決心したダリヤ。髪色も戻し、森に素材探しに出ることに。そこで怪我をしているヴォルフと出会い、というのが3話の主な流れ。第4話はヴォルフを助けるところから。ひどい怪我をしているのでポーションを使って助けるダリヤ。食事も振る舞い、好きな魔導具(ヴォルフは魔剣)の話をして、一緒に王都に戻ることにする。このときダリヤは変声機と変装で男の子のふりをしており、ヴォルフは女性だと思っていない。途中川で血を洗い流すんだけど、このあたりの血まみれの表現がとっても雑。乾いた血の表現だと気づくのにえらく時間がかかりました。北朝鮮に委託しちゃったから作り直した回なのかなあ。影の付け方も一辺倒で、光源の位置を意識している気配がない。二人は王都に戻ると、次に会ったときにはダリヤが奢ってもらう約束をして別れる。ダリヤは本名も住んでる場所も教えてないからその約束は果たされないだろうと思っているのよね。帰ってきたら今度はダリヤが制作した小型魔導コンロの権利(特許のようなもの?)がトビアス名義になっていることを知る。多分トビアスは収入源として欲しかったんだろうけど、これは駄目ですよ、駄目。幸い商業ギルドはダリヤの発明であることを認めているので、名義の書き直しをすることになるのですが、肝心のトビアスはオルランド商会の名前を盾にダリヤを脅してきて・・・・・・磨きのかかったクズですわあ。そこからダリヤが自分の商会を立ち上げることに、というのが第4話の大筋。王都に戻ってからのヴォルフの隊長さん?との会話に死にたがりっぽい反応がコミカライズより強く感じられました。実際に死にかけたのに切込み隊である赤鎧であることにこだわっているんですよ。ダリヤとの出会いで無邪気に魔剣について語り合っていたのがうそのよう。とはいえ真の相方ヴォルフ登場で、お話はもっと良い方向にいくはず。今季でどこまで書くのかわかりませんが、這い寄る魔剣とかちょっと楽しみです。