昨日は「長野を元気にする」というテーマで、
東京で長野にゆかりのある人たちが集まって会食をする会がありました。
10人ほどのこぢんまりとした集まりでしたが、
それぞれが自分なりの立場で
「どうやって長野に関われるか」「何ができるか」を考えていて、
とても前向きで、居心地の良い時間でした。
レベルの高い経営者の方が多く、
知識も経験も豊富で、話を聞いているだけでも刺激になる。
美味しい食事を囲みながら、自然な形でネットワーキングができて、
とても有意義な会だったなと思います。
会の中で、僕自身の話も少しさせてもらいました。
ASKとして4年間続けている
「長野スタートアップスタジオ」の取り組みについてです。
これまでに200名ほどの起業家の支援をしてきました。
形式的には長野市から委託を受けた事業ですが、
正直に言うと、
これを収益のためにやっているという感覚はあまりありません。
僕の中では、
経営者が
後輩の起業家を育てることは、
義務というよりも「流儀」に近いもの。
そんな感覚です。
以前、シリコンバレーを訪れたときに、
とても印象に残った言葉があります。
「パートタイムCEO」という考え方です。
人生の時間を
・3分の1は仕事
・3分の1は遊び
・3分の1は社会貢献
このバランスが大切だ、という話でした。
社会貢献というと、
どうしても「余裕ができてからやるもの」
「仕事の外側にあるもの」という印象を持たれがちですが、
その方はこう言っていました。
これは、遊びの時間でもあり、
同時に社会貢献の時間なんだ、と。
この考え方を聞いたとき、
すごく健全で、長く続くスタイルだなと感じました。
長野スタートアップスタジオも、
僕にとっては、まさにその位置づけです。
やっていて楽しいし、
純粋に面白い。
同時に、社会的な意味も大きい。
だから僕は、
スタートアップ支援を
慈善活動ではなく「未来への投資」だと思っています。
金銭的なリターンを前提にはしていません。
でも、社会的なリターンは、必ずどこかに残る。
挑戦する人が増えること。
挑戦していい空気が地域に残ること。
応援する側の存在が記憶されること。
それらはすぐに数字にはなりませんが、
時間をかけて「信用」という形で積み上がっていく。
ここで一つ、
社内のメンバーにもちゃんと伝えておきたいことがあります。
僕は、社会貢献を
「社外のための活動」だとは思っていません。
むしろ、社内を強くするためにやっている
という感覚に近いです。
一つの会社の中だけで、
優れた人材を育て続けることには限界があります。
人は、どんな環境に身を置くかで、大きく成長が変わるからです。
ASKだけが良い状態であればいい、とは思っていません。
長野というコミュニティ全体が元気で、
挑戦する人が多く、
多様な価値観が行き交っていること。
その環境があってこそ、
ASKの社員一人ひとりも刺激を受け、
視野を広げ、成長していく。
いいコミュニティがあって、いい会社ができる。
そして、いい会社が、またコミュニティを良くしていく。
その循環をつくることが、
経営者としての役割なんじゃないかと、
昨日の会を通じて、あらためて感じました。
仕事・遊び・社会貢献。
どれか一つに偏るのではなく、
バランスを取りながら、
長く、健やかに続けていく。
そんなスタンスを、
これからも大切にしていきたいと思います。







