今日はEOのフォーラムだった。

フォーラムでは毎月、自分の「感情の上位5%」を共有する。
それは、普段は人に話さない領域だ。
むしろ、話せない領域と言った方が正しい。
経営者という立場にいると、強くあろうとする。
迷っていないように振る舞う。
不安を見せない。
正しい判断をしている側でいようとする。
それ自体は、役割として必要な面もある。
でも同時に、プライドという鎧をまとってしまう。
フォーラムでは、その鎧を脱ぐ。
格好をつけずに話す。
強く見せようとしない。
正解を言おうとしない。
これが、驚くほど難しい。
ジョハリの窓という考え方
心理学に「ジョハリの窓」というモデルがある。
人の自己認識は、4つの領域に分かれると言われている。
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Open(自分も他人も知っている自分)
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Blind(他人は知っているが自分は気づいていない自分)
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Hidden(自分は知っているが他人には見せていない自分)
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Unknown(誰も気づいていない自分)
多くの人は、OpenとBlindの範囲で生きている。
フィードバックを受ければBlindは少し見えるようになる。
でも、Hiddenは自分から開示しない限り、永遠に開かない。
フォーラムでやっていることは、
このHiddenを意図的にOpenへ移す作業だ。
自分の中では分かっているけれど、プライドが邪魔をして言えないこと。
評価が下がるかもしれないと思って隠していること。
弱さだと思ってしまう感情。
それをあえて出す。
すると何が起こるか。
Hiddenを開いた瞬間、Blindが浮かび上がる。
「その不安は、別の行動に出ているよ」
「その焦りが、組織に伝わっているかもしれない」
そんな経験シェアを通じて、
自分では見えなかった盲点が見えてくる。
成長は“自己開示の量”に比例する
成長し続ける人の共通点は、
能力の高さではない。
自己開示の深さだと思う。
自分の弱さを認められる人は、改善できる。
自分の恐れを言語化できる人は、向き合える。
自分の未熟さを出せる人は、学べる。
逆に、プライドが強すぎるとどうなるか。
・失敗を隠す
・弱さを見せない
・正解側に立とうとする
・指摘を防御する
すると、Blindは広がり続ける。
これは経営者だけの話ではない。
どんな立場でも同じだ。
格好つけない勇気
正直に言うと、フォーラムは毎回緊張する。
格好をつけずに話すのは、怖い。
評価が下がる気もする。
小さく見える気もする。
でも実際は逆だ。
鎧を脱いだ人のほうが、強い。
なぜなら、現実を直視しているからだ。
組織の中でも同じだと思う。
本音を出せるチームは強い。
失敗を共有できる組織は強い。
「実は不安です」と言える人は強い。
挑戦し続けるとは、
外に向かうことだけではない。
自分の内面に向き合うことでもある。
フォーラムは、そのトレーニングの場だ。
プライドを脱ぐというトレーニング。
それは経営者だけでなく、
誰にとっても必要な力なのだと思う。