今日は大阪で若水会。

 

 

日本経営合理化協会の後継社長塾OBが集まり、

各業界の近況と取り組みを共有する時間だった。

 

今回の話は、かなりリアルだった。

 

 

 

 

賃金は確実に上がっている

 

人材不足は全業界共通。

 

賃金を上げないと採用できない。

賃金を上げないと定着しない。

 

もはや「上げるかどうか」ではなく、

「どうやって原資をつくるか」という議論になっている。

 

ただし、強いブランド力のある会社は、賃金が安くても

社員採用ができる状態を作れている。

 

 

 

金利のある世界へ

 

業績の良い会社は

TIBOR+0%という水準で借りられるケースもあるという。

 

金利がある世界に戻ったとはいえ、

信用力の差がそのまま資金調達力の差になる。

 

財務が強い会社ほど、

この局面をチャンスに変えている。

 

 

一括償却で“攻める”

 

利益が出ている会社ほど、

一括償却を活用して積極投資している。

 

設備、システム、人材育成。

 

節税のために使うのではなく、

未来のために前倒しで使う。

 

守りではなく、攻めの償却。

 

 

 

EVは伸び悩み、車業界はトヨタ一強の様相

 

EV市場は想定ほど伸びていない。

 

結果として、ハイブリッドを軸にした

トヨタ自動車の強さが際立っている。

 

潮目が変わるスピードが早い。

 

「未来っぽい」ことが必ずしも勝つわけではない。

 

 

 

百貨店のテナントモデル

 

 

デパートでは、

テナントの売上に対して10%以下の手数料で成り立つのが

一つの収益目安らしい。

 

この水準であれば安定的に利益を出せる構造になる。

 

ビジネスモデルの設計の妙を感じる。

 

 

 

社員のAI活用に本気投資

 

そして印象的だったのが、

社員のAI活用への積極投資。

 

単なるツール導入ではない。

 

研修を行い、

実務で使わせ、

生産性を数字で追う。

 

AIは“実験”ではなく“前提”になりつつある。

 

 

 

業界の良し悪しは確かにある。

 

でも、それ以上に感じたのは

「姿勢」の差。

 

賃金上昇を嘆くか、

構造改革のきっかけにするか。

 

金利上昇を恐れるか、

信用力を磨く動機にするか。

 

EVの潮目を眺めるだけか、

自社のポジションを再定義するか。

 

環境は平等ではない。

でも、意思決定の質は平等だ。

 

大阪で、そんなことを静かに考えていた。

 

 

どの方向でいこうか?