今日は会社で「ペイント&シップ」のイベントを開催した。

 

 

キャンバスに向かって絵を描きながら、飲み物を飲んでリラックスして楽しむイベントだ。

今回はみんなでゴッホの「星月夜」をモチーフにして描いてみた。

 

会場にはたくさんの社員が集まってくれて、それだけでも嬉しかったのだけれど、

さらに嬉しかったのは社員のお子さんたちがたくさん来てくれたことだった。

 

小さな子どもたちがエプロンをつけて、大人に混ざって一生懸命キャンバスに向かっている姿はとても微笑ましい。

絵の具で手を汚しながら夢中で描いている様子を見ていると、こちらまで楽しい気持ちになってくる。

 

同じモチーフを描いているのに、完成した作品は本当にそれぞれ違う。
大胆に描く人もいれば、丁寧に細部まで描く人もいる。
 

子どもたちの作品は、大人にはなかなか出せない自由さがあって面白かった。

会社というと、どうしても仕事の場所というイメージが強いけれど、こうやって家族が来て、

子どもたちの声が聞こえる空間になると、また違った温かさが生まれる。

 

社員の家族も含めて、みんなで時間を共有できるこういう機会はとてもいいなと思った。

 

仕事とは直接関係ない時間だけれど、こういう場があることで人の距離は少し近くなる。
そして、その関係性がまた日々の仕事を少し豊かにしてくれるんだと思う。

 

またこういうイベントをやりたいな。

今日はEOの集まりがあった。

 

いろいろな経営者の話を聞く中で、ある社長の言葉が印象に残った。
「経営とは、ゴールのないレースのようなものだ」という話だった。

 

 

確かにそうだと思う。

いい時もあれば、悪い時もある。
順調な時期が続く会社もあるけれど、永遠にそれが続く会社なんてない。

必ずどこかで苦しい局面がやってくる。

 

そして、その時もチームは解散するわけではない。
同じメンバーで、同じ会社で、戦い続けていかなければならない。

 

その社長は、その時に必要なのは
「反撃の狼煙を上げること」だと言っていた。

 

とてもいい言葉だと思った。

経営では、計画を立てる。
目標を掲げる。
その目標を実現するために人材を採用し、組織をつくる。

 

だからこそ、その目標が未達に終わったとき、
その責任はやはり社長にある。

 

株主に対してもそうだし、
一緒に戦ってくれている社員に対しても同じだ。

 

かっこいいことを言ったのに、
それが実現できなかったときの気恥ずかしさ。

申し訳なさ。

経営者であれば、きっと誰もが経験する感情だと思う。

 

もちろん、最初から達成できる目標だけを作る、という考え方もある。

でも、それでは大きな挑戦は生まれない。
限界を突破するような成長も生まれない。

 

挑戦にはリスクがある。
大きな挑戦ほど、失敗したときのダメージも大きい。

 

それでも、挑戦をやめてしまったら、
組織は少しずつ守りに入ってしまう。

 

だからこそ、うまくいかなかった時こそ、
トップの役割が問われるのだと思う。

 

気恥ずかしさを恐れずに、
うまくいかなかったことを認める。

 

そして、こう言える社長でありたい。

 

「ここからがチャンスだ」
「ここから反撃するぞ」

 

そうやって、もう一度みんなを前に向かせる。
もう一度、同じチームで上を目指す。

 

反撃の狼煙を上げる。

 

そんなリーダーでありたいと、今日は改めて思った。

今日は人間ドックを受けてきた。

 

 

毎年この時期になると、少しだけ緊張する。

大きな問題がないと分かると、ほっとする。

 

胃にはポリープがあるのだけれど、去年と比べて大きくなっていないとのことで、今年も経過観察。まずは一安心だ。

 

身体の数値も少しずつ良くなっていた。

 

体重は62キロで去年と変わらない。

ただ、体脂肪率もウエストも少しだけ改善していた。

 

ほんのわずかな変化だけれど、こういう数字を見ると、日々の習慣はやはり身体に表れるんだなと思う。

 

ここ数年、パーソナルトレーニングを続けたり、ストレッチを取り入れたり、食事にも少し気をつけるようにしている。

劇的に何かを変えたわけではないけれど、こうした小さな習慣の積み重ねが少しずつ体を変えてくれているのかもしれない。

 

ビジネスマンにとって、体は資本だと思う。

 

どんなに優れた戦略やアイデアがあっても、

それを実行するのは自分の体だ。

 

体調が悪ければ、判断も鈍る。

エネルギーがなければ、挑戦する気力も生まれない。

 

だからこそ、

 

  • 定期的に体をチェックすること
  • 少しでも体調が良くなる習慣を取り入れること

 

そんなことを、淡々と続けていくことが大切なんだと思う。

 

経営もきっと同じで、

大きな変化は突然起こるものではなく、

日々の小さな積み重ねの先に現れる。

 

来年の人間ドックでは、また少しだけ良い数字になっているといいなと思う。

 

そのためにも、今日からまたコツコツと続けていこう。

3月12日に、NSSで生成AIを活用した新規事業開発ハッカソンを開催します。

 

 

今回のテーマは、とてもシンプルです。

 

スライドをつくるのではなく、
実際に“動くプロトタイプ”をつくる。

 

AIがここまで進化したことで、
事業構築のハードルは、明らかに下がりました。

 

かつて新規事業を立ち上げるには、

・エンジニアを探し
・外注費を確保し
・仕様を詰め
・数ヶ月待つ

それが当たり前だった。

 

でも今は違います。

 

生成AIとノーコードツールを使えば、
経営者自身が、数時間でプロトタイプをつくれる。

 

これは本当に大きな変化です。

なぜなら、構想している本人が、そのまま手を動かせるから。

 

説明資料をつくる前に、
社内稟議を通す前に、
まず“形”にできる。

 

アイデアの鮮度を失わないまま、世に出せる。

 


中小企業こそ、挑戦しやすい時代

特に感じるのは、
中小企業でも新規事業に挑戦しやすくなった、ということです。

 

これまでは、

・人材がいない
・技術がない
・予算がない

そんな理由で、アイデアが止まることが多かった。

 

でも今は、

・市場リサーチ
・事業設計
・サービスページ制作
・簡易アプリ開発

まで、経営者自身が試せる。

 

つまり、「できるかどうか」ではなく
「やるかどうか」の問題になった。

 

そしてこれは、大企業よりも
意思決定の速い中小企業のほうが有利かもしれません。

地方企業にとっても、大きな追い風です。

 


NSSがつくりたいもの

NSSは、起業家だけの場所ではありません。

 

既存企業の中に眠っている挑戦心を、
実験できる場でありたい。

 

会議で終わらせない。
企画書で満足しない。

まず、つくる。

小さく出す。
反応を見る。
改善する。

 

このサイクルを回せる企業が、
これから強くなると思っています。

 

3月12日は、その最初の一歩になるかもしれません。

 

今日は、事業承継における個人保証の引き継ぎについて書いてみたい。

 

 

M&Aの現場では、ときどき「1円譲渡」というケースがある。

 

財務が厳しく、
純資産がマイナスで、
実質的には負債ごと引き継ぐ形になる案件だ。

 

価格は1円。
しかし、実態は負債の承継である。

 


個人保証がついている会社

中小企業では、多くの場合、
代表者が金融機関借入に対して個人保証を付けている。

 

つまり、

会社の借金 = 社長個人の責任

という構造になっていることが少なくない。

 

事業承継を行う場合、
理想はこの「個人保証」も新たな経営者に引き継ぐことだ。

 

そうでなければ、
株式は譲渡したのに、
前社長だけが借金の保証人として残る、
という状態になってしまう。

 


しかし、個人保証は必ず引き継げるわけではない

ここが実務上の難しいところ。

 

金融機関は通常、

・株式譲渡契約が締結され
・代表者変更の登記が完了し

この状態にならないと、
保証切替の審査を正式には行ってくれない。

 

つまり、

譲渡前に「保証が外れるかどうか」を確定できないことがある。

これが最大のリスクだ。

 


譲渡は成立、でも保証が外れない

実務上、ときどき起きる。

株式譲渡は完了。
代表者変更も登記済み。

 

しかし金融機関の審査の結果、
「新経営者では保証の切替は難しい」と判断される。

 

その場合どうなるか。

譲渡や登記を「なかったこと」にはできない。

 

つまり、

経営権は移転しているのに、
前社長の個人保証だけが残る。

 

という極めて不安定な状態が生まれる可能性がある。

 


事前に考えておくべきこと

だからこそ、

・金融機関との事前相談
・保証解除を前提とした条件設計
・万一切替できなかった場合の契約条項整理

こういった設計が非常に重要になる。

 

価格交渉よりも、
実はこうした“構造リスク”の整理のほうが
はるかに重要なこともある。

 


事業承継は「経営権」だけの話ではない

事業承継とは、
株式を渡すことではない。

 

責任をどう移転するかの設計だ。

 

財務が厳しい会社ほど、
この論点は避けて通れない。

 

承継後に「こんなはずじゃなかった」とならないために、
個人保証というテーマを正面から扱うことが必要だと思う。

 

今日は日曜日。

 

 

久しぶりに長野の実家に戻り、
両親と、昔から通っている寿司屋のカウンターで食事をした。

 

家族の話。
仕事の話。
アスクの社員の話。

 

話題は自然に行き来しながら、
時間はゆっくり流れていく。

 

ここでは、社長でもなく、
経営者でもなく、
ただの息子だ。

 

決断も、指示も、評価もいらない。

 

ただ、寿司をつまみ、
言葉を交わす。

 

こういう時間があるから、
また明日から前に進める。

 

今日は、充電の日。

今日はアスクのメンバー、そして一緒にプロジェクトに入ってくれている仲間たちと、
毎年恒例の白馬スノーボード合宿へ。

 



昼は 白馬五竜スキー場 で滑り、
夜は近くの民泊に泊まって、極寒の中でバーベキュー。


天気はあいにくの曇り。

コンディションは完璧とは言えなかったけれど、それでも十分楽しかった。

今年は、アスクの社員だけでなく、
一緒にプロジェクトに関わってくれている人たちも参加してくれた。
中には、1年ぶりに会う人もいる。
 

久しぶりに顔を合わせて、
「最近どう?」
「今こんなことやってるよ」
「実はこんな構想があってさ…」
そんな近況報告や、新しい事業のアイデアの話が自然と始まる。

 

うれしかったのは、アスクを卒業したメンバーも来てくれたこと。

会社という枠を越えて、
「また会いたい」と思える関係が続いていること。
それって、経営者として本当にありがたい。
 

組織は変化する。
人は出入りする。
でも、時間を共にした縁は、消えない。
 

こうしてまた一緒に滑り、
火を囲み、
笑い合える。
それが何よりうれしい。

この会は、いつもすごく気楽だ。


誰でも来られる。
立場も関係ない。
オープンで、フラットで、自然体。
 

仕事の悩みも、
プライベートの葛藤も、
将来の構想も、
ふとした瞬間にこぼれてくる。
 

効率だけを求める組織では、
こういう時間は削られてしまうかもしれない。


でも、挑戦する組織には、
挑戦を支える“温度”が必要だと思う。

また来年も来たい。
曇りでもいい。
雪が重くてもいい。


仲間と同じ時間を共有できること。
それが、いちばんの財産だと感じる。

今日は渋谷QWSで、長野のスタートアップ環境について話してきた。

 

 

移住ランキング1位。
自然と都市アクセスのハイブリッド。
行政の本気度。
女性起業家の多さ。
NSSという優しいコミュニティ。

 

いろんな話が出た。

でも、今日いちばん大きな気づきは、そこではなかった。

 


地方にいると、課題の解像度が高い。

これだ。

 


僕は東京でコンサルをしていた。

 

大企業を相手に、
構造を整理し、戦略を描き、
数字を動かす仕事をしていた。

 

でも、長野に戻って初めて、
中小企業の事業承継問題を“身をもって”感じるようになった。

 

後継者がいない。
資金に余裕がない。
デジタル化が進んでいない。
地域に依存した商圏。

 

大手と比べると、課題だらけだ。

 

そしてそこで働く人たちは、
みんな身の丈に合った生き方をしている。

 

そのリアルさは、東京にいると見えにくい。

東京にいると、
問題が抽象化され、データ化され、
どこか“遠い話”になる。

 

でも地方では違う。

顔が見える。
困っている人が見える。
家族が見える。

 

課題が、具体的だ。

 


スタートアップに必要なのは「ペイン」だ。

 

強い痛み。
放置できない問題。

 

僕は思う。

起業に必要なペインは、地方のほうが見つけやすい。

 

人口減少も、産業の衰退も、
事業承継も、空き店舗も、医療も、教育も。

全部、目の前にある。

 


地方は不利だ、と言われることが多い。

 

でも僕は逆だと思っている。

課題の解像度が高いということは、
チャンスの解像度も高いということだ。

 

問題が見える場所にしか、
本当のスタートアップは生まれない。

 


都市のスピードと、自然の余白。

そして、課題のリアルさ。

 

長野は今、
「移住したい街」から
「挑戦したい街」へと進化しようとしている。

 

僕自身も、
東京を離れて初めて、
本当に向き合うべき課題が見えた。

 

挑戦は、気合いではなく、設計できる。

そして、その設計図は
解像度の高い課題からしか生まれない。

 

今日はそんなことを、渋谷で話してきた。

 

今日は長野スタートアップスタジオの進捗報告会だった。

 

 

アスクが長野市から委託を受けて運営しているアクセラレーションプログラム。
実施が始まってもう4年目になる。

 

参加者は、アイディア段階から事業を形にしていく挑戦者たち。
審査を通過すれば少額の支援金を受け取り、それを元手に事業化を進める。

 

3月19日にはDemoDayがある。

 


ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家が集まり、挑戦者達のプレゼンテーションを聞く場だ。

 

今日はその前のブラッシュアップ、いわば本番前の壁打ちの時間だった。

毎年感じるけれど、今年も本当に熱い。

 

みんな、自分なりの問いを持っている。
なぜその事業をやるのかが明確で、解決したい課題がはっきりしている。

だから、進みが早い。

 

仮説を立てる。
検証する。
修正する。
また前に進む。

 

そのサイクルがとにかく速い。

やらされているのではなく、
やりたいからやっている。

 

その「想い」が、迷いを減らし、スピードを生む。

 

今日改めて思ったのは、
支援しているつもりで、実は自分のほうが学ばせてもらっているということだ。

 

特に、そのスピード感。

 

経営を長くやっていると、
慎重になる場面も増える。
リスクも、失敗も知っている。

でも挑戦者たちは違う。
熱量がそのまま推進力になっている。

 

あの前のめりなスピードは、
自分ももっと取り戻さなければいけない。

 

挑戦が育つ場所をつくる。

 

それは単にプログラムを設計することではなく、
挑戦し続ける人たちと同じ空気を吸い続けることなのかもしれない。

 

この場を運営しているのは僕らだけれど、
実は、この場が僕自身を育てている。

 

今年のDemoDayも楽しみだ。

 

そしてその前に、
まずは自分が、もっと挑戦者であり続けたい。

今日はトランビで事業承継を促進するための会議を開催していた。その中でふと思ったことがある。

 

事業承継に必要なのは、バトンではなく「希望」かもしれない。

 

 

これまで本当に多くの親子間の事業承継の現場を見てきた。

そこには、ほぼ同じ構図がある。

 

先代社長は言う。
「継いでほしい」

 

後継者は思う。
「変えたい」

 

このズレが、静かに、しかし確実に溝をつくっていく。

 

先代には悪気があるわけではない。
むしろ逆だ。

失敗させたくない。
守ってあげたい。
 

自分が苦労して築いたやり方を信じている。

でもその“優しさ”が、
次の世代の挑戦を止めてしまうことがある。

 


世代交代は、思想の交代でもある

事業承継は、株式や肩書きを渡すことではない。

それは「思想の交代」でもあるのだ。

 

ところが現実には、

・役職は渡さない
・決裁権も渡さない
・でも責任は負わせる

 

そんな構図が少なくない。

するとどうなるか。

 

後継者は現場に閉じ込められ、
社員は相変わらず先代の顔色を見る。

 

これでは若い世代に希望は生まれない。

 

特に地方ではなおさらだ。

市場は縮小し、人口は減り、業界は高齢化している。


その中で若手に「今まで通り頑張れ」と言っても、
未来の輪郭が見えなければ、人は本気になれない。

 


若手が挑戦するには、戦略がいる

最近、強く思うことがある。

経済が縮小している地方で、若い世代が挑戦するためには、
明確な戦略が必要だ。

 

ただ守るのではなく、

・古い体質からの脱却
・古い業界でも若い人へ希望が見える
・挑戦と希望が語られている
・田舎からでも世界を目指せる

 

そんなストーリーがあるかどうか。

 

それがなければ、事業承継は単なる延命になる。

 

でも、方向性が示された瞬間、
会社は一気に「挑戦の場」に変わる。

 


今治タオルの話は、象徴的だ

例えば、今治タオルの再生。

 

価格競争に巻き込まれ、産地は疲弊していた。
それでも彼らは決めた。

 

「安さではなく、品質で世界と戦う」

その覚悟をブランドという形で再設計した。

 

大事なのはロゴではない。
未来の描き方を変えたことだ。

 

地方でも、古い産業でも、
世界を目指せるという戦略を示した。

 


事業承継の本当の問い

親が子に継がせたいと思うなら、
まず問うべきことは何か。

 

「継ぐかどうか」ではない。

 

この会社はどこへ向かうのか。
誰と戦うのか。
どんな誇りを持つのか。

そこを一緒に描けるかどうか。

 

若い世代が

「ここで挑戦したい」

そう思える物語をつくれるかどうか。

それが、事業承継の分岐点なのだと思う。

 


事業承継とは、
会社の未来を「誰に渡すか」の話ではない。

未来を「どう描くか」の話だ。

 

今日の会議で、そんなことを考えていた。

 

トランビとしてできることは、
単にマッチングの場をつくることではない。

 

挑戦が正当化される未来を、
構造として用意すること。

 

事業承継の先に「希望」が見える社会を、
本気でつくりたいと思う。