今日は渋谷QWSで、長野のスタートアップ環境について話してきた。

 

 

移住ランキング1位。
自然と都市アクセスのハイブリッド。
行政の本気度。
女性起業家の多さ。
NSSという優しいコミュニティ。

 

いろんな話が出た。

でも、今日いちばん大きな気づきは、そこではなかった。

 


地方にいると、課題の解像度が高い。

これだ。

 


僕は東京でコンサルをしていた。

 

大企業を相手に、
構造を整理し、戦略を描き、
数字を動かす仕事をしていた。

 

でも、長野に戻って初めて、
中小企業の事業承継問題を“身をもって”感じるようになった。

 

後継者がいない。
資金に余裕がない。
デジタル化が進んでいない。
地域に依存した商圏。

 

大手と比べると、課題だらけだ。

 

そしてそこで働く人たちは、
みんな身の丈に合った生き方をしている。

 

そのリアルさは、東京にいると見えにくい。

東京にいると、
問題が抽象化され、データ化され、
どこか“遠い話”になる。

 

でも地方では違う。

顔が見える。
困っている人が見える。
家族が見える。

 

課題が、具体的だ。

 


スタートアップに必要なのは「ペイン」だ。

 

強い痛み。
放置できない問題。

 

僕は思う。

起業に必要なペインは、地方のほうが見つけやすい。

 

人口減少も、産業の衰退も、
事業承継も、空き店舗も、医療も、教育も。

全部、目の前にある。

 


地方は不利だ、と言われることが多い。

 

でも僕は逆だと思っている。

課題の解像度が高いということは、
チャンスの解像度も高いということだ。

 

問題が見える場所にしか、
本当のスタートアップは生まれない。

 


都市のスピードと、自然の余白。

そして、課題のリアルさ。

 

長野は今、
「移住したい街」から
「挑戦したい街」へと進化しようとしている。

 

僕自身も、
東京を離れて初めて、
本当に向き合うべき課題が見えた。

 

挑戦は、気合いではなく、設計できる。

そして、その設計図は
解像度の高い課題からしか生まれない。

 

今日はそんなことを、渋谷で話してきた。