バレーボールワールド     中西美雁の日々是排球 -11ページ目

雑感

今回はほんとに個人的な心情の雑感なので、レポートなんかはないです。すいません。

しばらく沈んだりちょっと浮上したりの繰り返しでした。

忙しくしてると、何も考えなくていいなと思ったり、心がすり切れてしまうような気持ちになったり。

私は人にも物事にも思い入れが強い方なので、あまり何にも思い入れずに軽やかに生きている人がとてもうらやましいです。

でもまあ諦めてしまったらそこで終わりですから、諦めず。苦しくても投げ出さず。ただひたすら愚直でも真摯に誠実に生きていければいいなと思います。

人間だからどうしても見返りを期待したくなることもあるけど、覚悟して決めたなら、貫くしかないとか。

バレーボールという競技自体にしろ、人にしろ。

自分にとって大切な存在が、ちゃんとこの世の中に存在していることに感謝しないといけないかなとか。

なんかちょっと宗教がかってるかな…。あ、既存の宗教の方、勧誘は結構ですんで…。前も書きましたけど、私は自分自身とバレーの神様しか信じてません。

目標を持ってがんばること、何かのために、誰かのためにがんばることも、あまり思い詰めすぎると視野狭窄に陥ってしまうし、独善的になってしまう可能性がある。

悩んでいるといつも「何悩んでるんだ~?」と笑い飛ばしてくれた人はもういないことを思い出すたびに。

自分も、大切な誰かも、なんか死にかかってるような気がするこの国のある競技も。生きてあること、今もあることをまず感謝しないといけないのだなと。

その上で、思い入れが強い自分を客観視して、ある程度は受け入れて、修正できるところはぶつかったときに修正して、やっていくしかないですね。辛くても。

でも、わずかでも何事か後世に残せるような何かをしたいとか、書きたいとか。どこかしら業があるひとでなければ成し遂げられないのだとも思います。

バレーボールにも何らかの業を背負った人は存在するのですが、なんでか一つの方向性に収束できてないような気もするんですよね。

自分が出来ることは何なのか、もっかい見つめ直して頑張ります。時々沈んだりぼーっとしながら(笑)。

昔は自分一人で何でもできると思っていました。んーなんちゅう若気の至りだ!

自分の無力さといかにいろんな人たちに支えられていたかを痛感しながら、それでも自分が出来ることも手探りで確立していきたいなと。はい。

そんじゃまた。。。。

日々是雑感

仕事で筑波まで行ってきた。
久しぶりに行ったので、建物の場所を忘れて寒風吹きすさぶ中をさまよってしまった。待ち合わせの時間には間に合ったので、迷ったなんておくびにも出さないでいたつもりだったんだけど、都澤先生は開口一番「迷わずに来れたか?」といきなり。バレバレだ……。まあ極度の方向音痴なのはもう治らないと思われます。


本題から始まって、今スペインにいる柴田の話、勝野の話、加藤の話、石島の話、山口の話……とつながって、気づいたらユナイテッド構想について熱く語られてました。
アツいと言えば山口がサンガイアのアツい監督をやってるそうなので、練習を見に行きたかったのですが、次の予定があったので断念。ていうか先生お話し盛り上がりすぎです。筑波エキスプレスがなかった頃は、産官学構想を拝聴しているうちに高速バスがなくなって土浦あたりで泊まったこともありましたね…。エキスプレスが開通してほんとに良かった。
山口はデンマークでもクラブのGMにコーチとしてのアツさを誉められていたので、きっと良いチームになってることでしょう。

バレーボール学会の大会がつくばであるんだけど、毎度私は出れなかったのだが今回は出れそうです。大体いつもVの佳境でやるんで、大学の先生ってバレーに関係する人でもVリーグに興味全然ないんだなーといつも残念に思っていましたが、つくばは学会のプログラムの後サンガイアのゲームがあるという。したたたかだ。
でもそういうしたたかさはどんどんやって良いと思います。
今後の学会もVの試合と連動してくれると良いなー。
地域クラブ化のテーマにしてシーガルズのホーム大会とか。堺の金岡大会でもいいし。もちろん大学の中での持ち回りとかあるから簡単にはいかないかも知れないけどそこは実行委員会の先生方に頑張っていただくとか。


女子のリーグは混戦模様ですね。車体の今西がおもしろそうかなと思ったんですが、Tさんに聞くと、杉山明美さんがいた頃のNECみたい……ということで「つまりそれって」「そう、葛和さんのバレーってことですね。今西も悪くないんですが、都築も同じくらいかそれ以上に良いので今西だけ突出してるわけじゃないかもです」「なるほど」。

JTB本でとりあげた狩野姉妹も、舞子ちゃんの調子がいまいちっぽいのが心配です。
華もあり、ディフェンスもいい大型選手なのでロンドンまで見据えて成長して下さいまし。
この辺とか、女子関連はTさんにお任せいたしまする。

男子も混戦っちゃ混戦ですよね。それまで無敗のサントリーに土着けた翌週にホームで三好に初白星献上した東レとか、やっぱり三好に白星献上しといてサントリーに2つめの黒星もプレゼントした合成とか。


堺はjpが不在の穴をどう埋めるかが問われる試合でしたが、1日目のいいとこなしを何とか盛り返してきてたのはよかったんですけど、ワールドカップでも露呈して、エジプト戦以後徹底的にやられた、ゴッツの前にフローターで落とすサーブを集中的に狙って、サーブレシーブも乱し(センター線やコンビネーションを封じ)、ゴッツのレフトからの攻撃もつぶすというのが非常に機能してましたね。小林コーチあたりの指示だと思いますが、容赦ないですな。
齋藤さんが久しぶりに活躍してたのも、OQTに向けて明るい材料の一つだったと思います。
阿部と齋藤さんが去年までより合ってたような気がするのもよかったですね。篠田とは元々結構合ってるはずなので、後はトミーですな。ありきたりな言い方で申し訳ないですが、「2年目の壁」というやつなんですかね。
荒木絵里香ちゃんは「2年目の壁なんかじゃありません!」と力強く宣言して(inグランプリ)、確かにワールドカップでちゃんと活躍してましたから、同じ東レセンター線としてトミーも「2年目の壁? なんですかそれ」くらい言って欲しいものです。

だいさくはだいさくとしては135%位頑張ってたと思いますが、レアンドロとの打ち合いを打ち勝つのはちょっと荷が重かったかも。

全日本の試合見てるみたいだなーともう一つ思ったのが、ゴッツが執拗にサーブで狙われて見るからに頭の中がぐるぐるになってるのに、いったん下げて…という場面が見られなかったこと。流れを変えるために一度ベンチからコートを見させるのも有効だと思うんですが……。

ワールドカップ後半、千葉がカットでも攻撃でもイマイチでゴッツを引っ込めるに引っ込められません。頼むから自分で立ち直ってね!byたつや。みたいな展開でしたが、堺でも同じようなことになってるのか……。千葉の復活が待たれます。

それ以外は、武もずっと調子良いし、センター線も伊藤様が確変起こしてる間は素晴らしいし、澤畠もなにげに働いてるし、状況的にはそこそこ悪くないと。

サントリーは手堅い。優勝メンバーがそのままいて、そこに杉山が加わってるのも強み。栗原さんのトス回しも素晴らしい。あと10㎝高かったら全日本の司令塔でも十分だったと思います。ハンドリングだけでなく、アタッカーを乗せていく配球というか組み立てがほんと巧みですね。越川みたいな、おだてればどこまでも登り切っていくような選手を上手いこと乗せてるといいますか。セッターらしいセッターだと思います。
でもその分サーブレシーブに精密さが要求されてるのかも知れませんね。

ここ2試合程、山村がえらいこと調子良いのでこのまま瞬間冷凍保存して5月になったら解凍したい……と思いました。ちょっと前の隆弘にもそう思いましたけど。君たち、今のそれ、そのままキープして! みたいな。

占いで「懐かしい人から連絡が来るでしょう」みたいなことがあちこちにかいてあったんですが、非常に久しぶりに西村から年賀メールが来て、近況をきいたりしました。
そういや西村について書きかけて都築がそれっきりになってたのがあったので、近いうちに書きます。

心身ともに沈没してたのから徐々に脱してきたので、ワールドをやっと始動することになりました。
年鑑どころか、2年分まとめることになりそうですが……ま、いっか!



明け切ってます

年末から年始、公私ともにかつ心身ともに大沈没していて、マリアナ海溝くらいの深さに沈殿していたので全然後進できませんでした。って後ろに進んでどうする。ATOKまで弱まってるようです。すみません。年賀状も1枚も書けずじまいでした。年賀状下さった方もすごいごめんなさい。


やっとちょっと浮上できたので広島大会に行きました。
それも3日目だけ…。どんだけ弱ってるねん>自分


今日の感想は

タレントがちゃんと輝いているのを見るのはちょっと泣ける。


です。タレントってのは「テレビタレント」っていう意味じゃなくて、原語の方です。神様から才能(タレント)もらった人たちがちゃんとそれを行使して試合が進んでました。

具体的に言うと加藤が久しぶりに王子でした。ほんとすごい久しぶりに。カットもつなぎもスパイクも全部王子でした。泣けました。自分が弱ってたからかも知れないけど。

加藤だけじゃなくて、武もちゃんと筑波の頃の武でした。カットもつなぎもスパイクも。顔つきも。ここ数年の、血統の良いハンサムなでかい犬がしょんぼりしてるような印象はみじんもありませんでした。

武とゴッツがフル回転して、増野がびゅんびゅん飛び回ってると、ボールが落ちない。
JTも、今年のJTはずいぶんつなぎが良くなってるのでボールが落ちない。両チームともブロックがいいのも関係しているかも。

「男子バレーはラリーがなくて大味だからつまらない」というよくある知ったかぶりを粉砕してくれるような良いゲームでした。やってるバレーの質が高くなれば、決してそんなことはないのです。


直弘もちゃんと最後まで良いスパイクを決めていました。
前の日のJTはみんなしてすごく駄目だったそうなんですけど、今日の試合を見る限りでは全員が同じ水準で働ける良いチームだったと思います。栗生澤監督によれば、リーグが進むにつれて、たとえば平野といった今ベンチ外にいる選手も様子を見て使っていくかもとのこと。

その前の試合のサントリー東レ戦では桑田がそこそこ良い働きをしていましたし、なんていうかこう、将来を嘱望されていた大学バレーの星だった子達が活躍するのを見るのは純粋に嬉しいですね。そうじゃなかった選手が活躍するのももちろん大事なんですけど、日本は何かそういうタレントがなかなか成長できない環境があるように思う。ラリーポイントのせいなのかなあ……。


でも大学バレーの存在意義について過去も今も思うところはたくさんあるのですが、最近もある人とそのことについて話していてお互いに「そうだよね」となったことが一つ。

前にも書いたことがありますが、監督のスキルと経験値という意味では、大学バレー、高校バレーの名監督は、Vの監督も学べるものがたくさんあるような気がします。

選手の士気の上げ方、組織の作り方、試合への持って行き方、そして試合中の流れの読み方、変え方。上手い人は見ていて「やっぱり上手い!」って思いますもん。
男子のVには外国人監督以外はプロの監督がいないわけですけど、学校バレーの監督さんはプロじゃないけどプロに近い感覚があるような。いや、プロだったら全部良いかっていうとそうでもないんだけど……。
そして学校バレーの指導者が全部すごいかっていうともちろんそんなことは全然なくて、単に怒鳴ってるだけの人も結構いるんですけどね。

私は両親ともに国文の先生という超文化系の家庭に育ってるので、そもそも体育会系のノリっていうのが生理的にそんなに得意じゃないんですけど、記者としてずっと見ているうちにだんだん分かってきました。
自分が威張りたくて、感情的にむかつくから怒鳴ってるだけの人と、感情をコントロールして生徒や学生を「叱る」人の違いが。


閑話休題。

「アウェイの大盛り上がり(日本と違ってブーイングなんかも当然ある)の中で試合をするのは大変じゃない?」

という質問に、ずっと以前加藤は
「敵の応援でも、誰もいない中でやるよりは見てる人がいっぱいいる方が全然モチベーション上がりますよ」

と答えてくれたものだが、数年後に同じ質問を山村にしたら全く同じ答えが返ってきて、そのまた翌年に柴田にしたらやっぱり全く同じ回答が返ってきたし、去年だったかにゴッツにしても同じ答えだった。今年ドイツに行ってる勝野に聞いても同じだった。

いや、同じ質問、他の選手にもたくさんしてるんですよ。でもこの回答を、本心からちゃんとそう思ってるんだなという印象で返してくれた人たちが上記の選手だったわけ。
んで、「ん?」と思ったら全員同じ大学の卒業生だったという。
こういうのがかいま見えるとなかなかおもしろい。東海や日体、順天の選手にある質問をし続けたら、やっぱり一本筋が流れてるのが見えるのかなとか想像するのもね。
あの上野先生が指導する大商大出身のセッターにもいろいろ聞いてみたいな……筆頭は柳本さんか。うーん…………ちょっと難儀だな。

とちょっと脇道にそれちゃったけど、トップチームの数が限られていて選手生命も限られている中で、どうあるのがシステム的に一番良いのか自分にはだんだんわかんなくなってきた。
法政が強かった最後の頃、筑波対法政の決勝は、ファンもたくさんいたし試合の内容も結構ハイレベルだった記憶がある。朝日、桑田、綿貫、脇戸、大森、増村、加藤、山口……全日本シニアに呼ばれた経験がある選手をぱっと思い出しただけでもこれだけいた世代。本当だったら全員脂ののりきった中堅からベテランへっていうところなのに、今Vプレミアリーグにいるのってかろうじて加藤と桑田だけですよ。ってごめん脇戸を忘れてた。でもまあ当時期待されていたほどには誰も活躍してないんですよ。なんで? なんでなの?
この世代に限らない。

海外の指導者や選手から、「自分がジュニアで対戦した時に素晴らしかった●●は今どうしてるの?」「●●っていう選手はなかなか良かったから、彼がいたらもっと自分たちは苦しめられたと思うけど、今はいないね。なぜ?」と聞かれて言葉に詰まることはよくある。

才能もあって経験もたくさん積んでいる子達が伸び悩んで、くすんだまま消えていってしまうのはなぜなんだろう。

いろんな仮説は立てられるけど、今自分が強く思うのは、「限りある資源を大切にしよう」……ってあれ? 何かしまらないな。人を資源呼ばわりはいけませんでしたかね。。。。
しかし、「ガチで勝ちに行くチーム」と「タレントの長期育成、とりわけ国際レベルで通用する選手の」ってのの両立は非常に難しいところだ。今のままの状態では、男女ともにナショナルの選手の育成とリーグとの両立がかなり難しくなってきているように思う。山田日立時代は遠くになりにけり、です。でも今更あれに帰れとも言えないし……。

それ考えると堺は偉かったなーと思う。思うから頑張れ堺。子供のころからエースで4番……ルートの対極にいる伊藤様も復活してきていて、「え、バレーやってるの? その国(勉強不足ですいません)」という国からの親子同じ髪型の助っ人がバレーエリートと混在して良いチームを作っている、今季要注目チームの筆頭です。


栗生澤監督の起用法は結構おもしろいなあと思うんですが、この方、大学バレー監督経験者でした。
なんかまとまりつかないですけど今日はこの辺で。





フルセット2試合


VBWスタッフのTです。お久しぶりです。

私の今季Vプレミア初取材は、12/16の神奈川会場でした。

なんと、2試合ともフルセットにもつれこむとは……!

大変遅くなりましたが、会見コメントをUPしておきますね!



■第1試合  岡山3-2デンソー

○デンソー

・達川監督

我々のミスが多かった。相手はきちんとしたバレーをしてきたと思う。

ブロックとディフェンスの関係を強化しているが、今日はつなぎが悪く、センターも機能していなかった。

新外国人のロンドン選手は25日まで五輪予選があり、27日に来日予定。いつから出場するかは本人の体調を見て決めたい。


○岡山

・河本監督

ある意味似たチームカラー同士の対戦だった。我々はパワーがない分、粘りと我慢が必要だった。

我々は後半リードをしながら負けるクセがあるが、今回はうちの方が失点が多かったにもかかわらず、デンソーさんがチャンスをくれて、勝つことができた。

若浦のケガがあり、レフト陣がどう頑張るかと思ったが、神田が体調が万全でない中、頑張ってくれて、それにみんなが引っ張られた。村田や小林も最後まで調子を維持してくれて、若手の小林の大きなミスが出なかったことも逃げ切れた要因ではないかと思う。

チームとしては力が出せてなかった印象。ブロードのキレもなく、粘りがあまりなかった。

負けている時も、応援している人が「気持ちで攻めてる」と思ってくれるようなチームを目指したい。


・岡野選手

中盤のミスはいつもやってしまうクセ。ゲームの中で乗り越えなければならないと思った。

リズムをつかみかけている時に相手に得点を与えてしまうのは悪いクセなので、反省している。

試合中は切り替えて何をするかを考えながらプレーした。


・山口選手

前日、相手にチャンスを与え、勝てそうな試合を落としてしまったので、ミスした後、次に何ができるかを考えてプレーした。







■第2試合 トヨタ車体3-2NEC



○トヨタ車体

・谷口監督

どちらに転ぶかわからない試合だったが、1点1点の積み重ねがひとつの勝利を生むと信じて戦った。目の前の1点を取りに行こうと頑張った結果、勝利につながったと思う。

ようやく葛和総監督がいつも話している「ひとつのボールに対する執着心」という思いがチームに浸透してきたかな?という気がする。

ジョインズは10日に合流。時差ボケもあり、3日間しか合わせていないので、今回は2日間とも今までのメンバーで行こうと思っていたが、機会があればジョインズも使うと選手にはあらかじめ話してあった。

ジョインズ加入のきっかけは、ワールドカップ前にアメリカチームが合宿に来て、3セット練習試合を行ったこと。ブロックのしつこさ、正確さを見て、我々のレシーブと合わせれば勝負できると思ったため、スカウトした。

センター線が弱いところがあるので、センターを積極的に使うトス回しを指示し、来週からはセンター・ライトが機能するよう調整していきたい。

我々のチームは、スター選手がいないので、チーム力が大事。全員の思いをひとつに戦っていきたい。


・ジョインズ選手

ワールドカップ中にひざを傷めたため、大会後、2週間半くらい帰国し、休みをとった。現在は時々痛むが、かなりよくなっている。バレー選手はひざを傷めている選手が多いので、今回はその気持ちがよくわかった。

日本のリーグを経験するのは初めて。ゲーム展開が速く、ハード。レシーブもいいので、ポイントを取るのが大変だと感じた。

日本人は熱いハートを持っているので、参加させてもらい、光栄に感じている。トヨタ車体も強い気持ちで練習しているよいチームだと思う。




○NEC

・吉川監督

我々の粘り負け。どちらがとってもおかしくない、緊迫したゲームだった。

課題は見えているので、いろんな形で見直し、初心に戻って立て直したい。

特に、昨日・今日の試合は失点が20~30点と非常に多かった。失点を「なくす」というよりは「防ぐ」ことができるはず。それをチームプレーの中で修正していきたいと思う。


・泉選手

初めてのフル出場だったが、声と元気でチームに貢献したいと思って戦った。

自分の持ち味はパワーだと思うので、これからもそれを生かしていきたいと思う。


・エリン選手

(陸上とバレーの両立について)

ケガをしない体に恵まれて、両立できている。

走り高跳びはブロードジャンプと似ている。アプローチの仕方と入り方が変わらないので、相互に生かされている。

私にとって、陸上とバレーを両立することは、メンタル面での切り替えができ、ずっと同じことをするよりもバランスがよいので、ずっと両方続けていきたいと思っている。







NECのホームゲームのセット間は、こんな映像も流れました

つけたし

うちのスタッフの中にも誤解してた人がいたので念のため。

松本富松は1ミクロンも悪くないです。

スタートメンバーリストの確認は、選手がするものではありません。

ベンチが書いて提出し、副審がセット開始前に確認し、試合中は記録員が確認するものです。

選手はスタッフの指示通り出ただけなので、どちらの選手のミスでもありません。


11Vのファイナルについては記憶が定かでなかったので、小林コーチに電話して確認してしまいました。夜分に唐突な電話にきちんと応対していただいてありがとうございました>コバ

やはりあのときはサーブ権が移動しただけで(1点は入ったかも知れませんが)、得点は没収されなかったとのこと。

その時の対戦相手が松本だったんですよね。松本は二重に悔しかったでしょうね。

ブラジル戦

納得がいかん。

日本側のミスもさることながら、7-2までいくところまで気づかなかった(本当は5点で気づいたと言っているが、なぜその時に止めなかった?)副審と記録員の責任はないのか?

11Vファイナルで同じ事があった時は、点数は没収されなかった記憶がある。

日本はメダルに絡むことのない試合ではあったけど、ブラジルは優勝がかかった試合だったわけで。

1セットめを先取し、2,3はとられ、しかし富松が入って越川のサーブが切れて、素晴らしい展開だったのに……。


ジュリーサイドの記者会見を聞いても「責任は日本のコーチと副審にある」「副審については、レフェリー会議を開いてそこで処分があるかどうかは話し合われる」「試合についてはすでに終結しており、1-3でブラジルが勝利した。バルセロナ五輪のようにひっくり返ることはない」「我々も人間なので、ミスをすることがある(おい!)」「これはルールだ」


とのことでした。


ブラジルから金星が挙げられたかも知れない、少なくともあのセットはとれた可能性が結構高い、そんなゲームをそんなミスで……。


切符がすでにとれないことがはっきりしていて、長丁場を戦ってきて、地力の差が大きいチームを相手に戦うのは、モチベーションという意味では大変に困難なことです。

それをみんなよくここまで、というくらいにあげてきていたのに……


ていうか越川と山本はもっと早いうちから調子上げて下さい。5月にはね。
ゴッツは波を作らないで下さい。5月にはね。

みんな怪我しないように。

お疲れ様!

ブルガリア戦会見コメント

■ ブルガリア


・ ストエフ監督
日本のホームゲームで1万人余りのサポーターがいる中での試合であり、大変になることは最初からわかっていたが、集中力を維持して勝つことができた。北京五輪へ一歩前進できたと思う。


・ コンスタンティノフ主将
最初に重要なのは勝てたことであり、とにかくうれしい。序盤は大変になることを予想していた。昨日はロシアにフルセット勝ちをしたが、そのための準備をしてきており、今日はそのままのモチベーションで臨まないと危険になると思った。勝ててうれしい。


・ ツベタノフ選手
ゲームの序盤が大変になることは、最初からわかっていた。1セット目は苦しんだが、そこから脱するきっかけをつかめたことがよかったと思う。



■ 日本


・植田監督
ブルガリアはサーブランキングが2位で、カジースキやニコロフをはじめ、みんな強いサーブを持っている。そのため、サーブカットを返す位置やセッターの宇佐美がセットアップする位置も確認してゲームに臨み、1セット目はそれがうまくいったと思う。
課題の修正という意味で、選手たちはよく動いてくれている。感触としては昨日のアメリカ戦とそれほど変わりない印象だった。ただ、(データが)わかっていても、6番のカジースキを止められなかったのが残念。
手ごたえとして、レセプションからの展開の速さはできていると思う。今日はブロックが9本出ているが、以前は0本という試合もあったくらいなので、ブロックとディフェンスの関係はこれまでやってきた成果が出てきている。
しかし、我々はもっと急速に強くなっていかないと、来年5月のOQTに間に合わないので、課題はすぐに修正していかなければならないと思う。


・荻野主将
1セット目はいい形で取れたが、2セット目以降、つなぎの面など目立たないミスがあった。つながったボールがしっかりしたトスにならず、相手に点を取られてしまったことが敗因だと思う。


・ 越川選手
1セット目は山本さんのブロックなどでいい形で取ることができたが、2セット目以降、相手の攻撃パターンが変わり、それに対応しきれず、ポイントできなかった。


・石島選手
1セット目は、山本さんのブロックが2本連続で出て、いい形だったが、2セット目以降、大事なところでサービスエースを取られたり、ディフェンスを崩されてしまった。明日のブラジル戦は、こちらの先手で展開できるよう、頑張りたい。


・ 宇佐美選手
荻野さんの話にもあったように、2セット目以降、せっかくつながったボールを自分が処理できていないところがあった。
サーブは攻めているが、ミスもあった。確かに相手のサーブはいいが、頑張って上げていかなければならない。サーブも攻めつつ、ミスがないよう考えなければならないと思う。

(Bカットの処理がうまくいっていないのではないかという質問に対して)
現在は、強いサーブが入った場合、カットをアタックラインに返すという練習をしている。1セット目の返球率は29%ということだったが、自分にとっては十分で、そこからの速い攻撃(パイプなど)は展開できていたと思う。ただ、クイックはもっと効果的に使っていかなければならないと思った。


(文責:T)

プエルトリコ戦

なんなの?なんなのー?
と聞きたくなるような展開でした。

ロシアみたいに「絶対地力でめちゃくちゃ差がついていて勝てないけど最後までみんな諦めずに頑張った」スト負けじゃなくて、「勝てたよね? 勝てましたよね?」という感じのスト負け。

プエルトリコチーム監督
16番と17番をサーブなどで狙っていった。それは彼らの攻撃をつぶす目的で。彼らはサーブレシーブがあまり得意でなく、レセプションをしてから攻撃になかなか入れないというデータもあった。また、彼らのサーブレシーブが崩れれば、センター攻撃も封じ込められるため、残りはオポジットを封じるだけである。その戦術は成功し、それらのアタッカーはコートを去った。攻撃力が高い3選手が去ったので、ディフェンス面で精神的な余裕ができた。
次に入ってきたアタッカーたちはブロックが低いので、ソトにサイドの上から打っていかせた。
上手く機能したと思う。


残りはまた後で。

コメントなど

千葉
--昨日の公開練習でなかなかいい動きをされてましたが、今日に繋がったという感じですか?
千葉 昨日まで運動不足だったからさ。今日解消したの。

--公開練習後のコメントでは、自分の役割を果たすだけだと言われてましたが、今日は果たせたと思います?
千葉 たぶん。見てる人が判断してくれると思います。

--長丁場の大会なので、今後もどんどん出番が増えてくると思いますが。
千葉 調子はあがってきてるし、呼ばれたらいつでも行くから大丈夫。まあ呼ばれないに越したことはないんだけどね、チーム的にはね。楽に勝てる方がいいに決まってるから。
でも呼ばれたらやる。

山本
--4セット目、トスが集中しましたが。特にラストの点差が離れたところで連続して得点したとき、何を思っていましたか?
山本 自分の役割はああいう場面で決めることですから、そのように気持ちを強く持っていました。

--一度シャットされたあと、難しいトスーほとんどスタンディングで打つようなシーンもありましたが、よく思い切って攻めていきましたね。
山本 あそこで弱気になってしまってはいけないと思いましたから。トスを呼んで、あとはセッターが上げてくれることを信じて待っていました。

--技術的なところで言うと、ブロックを見て打てていたと思いますが、相手はどんなブロックできてたんでしょうか。

山本
ストレートをしめるふりしてクロスをしめるみたいなことをやってましたね。だから、そこは最後までよく見て、どこをしめてくるのか。ストレートをしっかり 打っていこうというように判断しました。その辺の修正は早くできるように、チームでも対応してもらいました。広島までは、選手同士のミーティングはもちろ んやっていたんですけど、データをもう少し選手にもどんどんあげてもらうようにお願いしたんです。だから広島からは割と早く修正して行っていると思いま す。その点は、スタッフも選手も、大会中にもどんどん対応していけるよう、どん欲に取り組んでいます。

--田中JAPAN時代はフルセットに弱いという印象がありましたが、昨年に引き続き、競り合いに打ち勝つようになりました。何がかわったのでしょうか。
山本 5セット目まで行くということは、技術的なところはもちろんですが、最後はそうじゃないと思うんです。勝ちたいと思う気持ちを5セット目の終わる瞬 間まで切らさずに持ち続けられた方が勝つと思います。それを全員で認識している方が、今の男子のような力が拮抗した状態では強いのだと思います。
北京に向けて、それをもっと強くしていきたいですね。

荻野主将

結果的に苦しいゲームを勝てて良かったなと本当に思います。全員で12人全員で戦おうというのがあったので。

 

誰が出てもつなぎとかをスムーズにできましたし、いったん下がった選手がまた戻っても気持ちよくプレーできて、自分の代わりに入ったゴッツとか、千葉とかも頑張ってくれて全員で勝った試合でした。


宇佐美

2セット目3セット目がよくない展開になってしまいました。1セット目あれだけ楽にとったのに、その後バタバタしてしまったのがよくなかった。サーブカットも崩れたんですけど、自分自身も浮き足立ってしまったところがあったので、ビデオやデータを見て、もう一回修正をして本当にアタッカーが欲しいとすを、ブロック1枚にしてあげられるよう考えて、また明日からトスを上げていきたいと思います。

 


清水

一枚ブロックにかかってしまい、チームの雰囲気が悪くなってしまい、反省しました。3セット目、諦めず

みんなで粘っていって勝てて良かったです。チームの勝利だったと思います。


(おまけ)
オーストラリア戦後の山本
自分が出るのは苦しい時だということは分かっているのですが、まだ全然リズムが出来ておらず、その他の勘も早く取り戻したいと思っています。チームとして はいい感じになってきているのですが、決めてのっていくところまでは行っていなません。自分としては先発だろうが、控えだろうが出た時に自分のパフォーマ ンスが出せるようにしないといけないと思います。
また、目標は飽くまで北京ですから、WCだけでなく、今後につながるようなプレーをしていきたいです。

エジプト戦

あまりにも心臓に悪いフルセット勝ち。
なぜ君たちはいつもエジプトにはそうなんだ!!!

いわゆる一つの総力戦ていう奴でした。みんな頑張りました。

4セット目の最後は必見です。ちょっと泣けます。

そんじゃまたっていうかまたあとで。