キハ40系 北海道エリアを楽しむ!? | キハでGo!

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こんばんは!

3連休の初日ですが、昨日の雨からの影響で、天候はよかったのですが、さほど猛暑にはならず、過ごしやすい一日でした。

明日は一日、雨のようですが・・・orz

 

本日は上記のTOMIXからの新製品発表(詳しくはコチラ)の影響を受けて・・・・

 

キハすきすき線区に所属している北海道エリアのキハ40系車両を引っ張り出してきました。

キハすきすきは「日に一回、キハ40系を目にしないと死んでしまう」特性を持っており、キハ40系は数多く所属していますが、北海道エリアを改めて出してみて・・・

こんなにあったのか・・・

と、軽く衝撃をうけましたw

北海道エリアのキハ40系には他にも第三セクター化した「道南いさりび鉄道」(詳しくはコチラ)もありますが、今回は国鉄~JR北海道に限定してみました。(39両もありました・・・)

簡単に所属車両を時代順にみていきたいと思います。(大まかで、間違っていたら、すみませんです・・m(. .)m)

 

まずは1977年に酷寒地向けの普通列車用気動車として登場した車両です。

左と上がキハ40の100番台、真ん中がキハ48の300番台(トイレあり)、右と下がキハ48の1300番台(トイレなし)です。

北海道の酷寒地用なので、台車は凍り付かないように空気ばねのDT44・TR227となっており、車内も客室内の保温目的にデッキ仕様で窓も他の番台と違い、1段上昇式でアルミ枠の外窓に、心材に木を用いたFRP製窓枠による内窓を組み合わせた二重窓となっており、模型でも一段上式の小型窓がしっかりと再現されています。

北海道にはこのキハ40の100番台が150両とキハ48の300・1300番台(4と3両)のみが配備されました。

 

そして1987年に国鉄が爆発解体し、JR7社へ分割された際、酷寒地仕様のキハ40系はすべてJR北海道に押し付けられました。JR移行後にJR各社では地域色に塗装変更され、JR北海道でも写真ように「北海道色」に変更されました。(こちらは後年に上部の帯色が若草色からライラック色に変わるので、一般的には「旧北海道色」と呼ばれています。)

模型では1枚目は左からTOMIXのキハ40の100番台のMとT車、マイクロエースのキハ48の300番台、TOMIXのキハ48の300番台のMとT車となっており、2枚目は上からTOMIXのキハ40の100番台のMとT車、マイクロエースのキハ48の300番台、TOMIXのキハ48の300番台のT車となっています。

1枚目の右端はキハ48の300番台ですが、側面の若草とライラック色の帯が妻面までしっかりと再現されています。(ちなみにマイクロエースの300番台は省略されていました。)

マイクロエースのキハ48ですが、造形はさほど気になりませんが、塗装が昔の厚ぼったい感じであり、ベースの白もTOMIXと比べてやや乳白色っぽい色になっています。

TOMIXの旧北海道色のキハ48が手に入る(詳しくはコチラ)まではマイクロエースの製品が唯一だったので、重宝はしていました。

 

お次はキハ400系です。こちらはJR北海道で勾配区間のある宗谷本線で急行列車として運用するためにキハ40の100番台を9両とキハ48の300・1300番台を1と3両を機関換装して改造した車両です。

機関換装により330馬力を手に入れ、従来の客車時代よりも同じ区間を40分も短縮し、さらに急行用のキハ56(詳しくはコチラ)よりも20分短縮する性能となりました。

模型はマイクロエースの急行「利尻」(詳しくはコチラ)ですが、左と上からキハ400、キハ400、キハ480となっています。他にも14系のスハネフ14とキハ183系の中間車キハ182がセットに収録されています。

同じキハ40系でもかなりのパワーアップが図られ、キハ182の特急型気動車の中間車との併結運転もこなすほどとなりました。

 

お次はキハ40の100番台をワンマン化した700番台です。写真は側面を撮り忘れたので、正面のみで、左からマイクロエース、TOMIX、TOMIXの首都圏色です。

ワンマン化改造のみであり、外観は100番台と全く変わりがない改造であり、模型ではいずれも車番が最初からプリントされているので、かろうじて700番台とわかりますw

ちなみに真ん中の700番台はタイフォン撤去車であり、1700番台の宗谷急行色(詳しくはコチラ)と抱き合わせで入っていた車両ですが、なかなかのレアぶりにキハすきすきとしてはたまらない車両ですw

そして右の車両は1700番台に改造されなかった数少ない700番台ですが、JR北海道色から復刻塗装として首都圏色に戻された車両です。さらに車番は「777」(詳しくはコチラ)となんとなく縁起の良い番号も気に入っています。

 

1997年にJR発足10周年を記念してキハ40の700番台の3両に塗装変更を施したもので、左と上から「キタキツネ」「カニ」「イカ」と、ご当地に因んだキャラクターイラストがイベントラッピングされました。

模型はマイクロエース製であり、ラッピングはきれいに再現されており、さすがのマイクロエースです。

 

こちらは日高本線のキハ40の350番台です。(詳しくはコチラ)

元々、日高本線では700番台のキハ40が活躍していましたが、入れ替えを行ったキハ130(詳しくはコチラ)が車体構造の悪さから早々に老朽化してしまい、700番台の10両をキハ130形時のダイヤを維持するため機関を換装して出力を増強し、落ち葉などによる空転対策として砂撒き装置を台車に装備し、700番台を入れ替えたキハ130から入れ替えて350番台として運用されました。

塗装も日高色として白地に青とピンクを配した独自のものに変更されました。

 

こちらはキハ400の500番台のお座敷列車です。

老朽化したキハ56系のお座敷車両のキロ59と29を置き換えるために急行用気動車に改造されたキハ400の100番台を改造し、登場しています。

改造は内装は客室を可能な限り広く取るため前位側のデッキを撤去し、床面をかさ上げしてカーペット敷きとし、深さ30 cmの掘り炬燵構造となり、外装は黒、深い赤、暗い灰色のブロックパターンに変更されています。

お座敷列車として500番台となりました。

製品はマイクロエースですが、この手のニッチな製品はマイクロエースからしか発売されないので、「ありがたやま」ですw(TOMIXからは同時期に改造されたキハ183系のお座敷列車(詳しくはコチラ)は製品化されていますけどね・・)

 

こちらは700番台から延命目的で改造された1700番台で、1枚目は上からタイフォンあり、タイフォン無し、首都圏色で32枚目は上から首都圏色、タイフォンあり、タイフォン無しとなっています。

こちらは引き続きの長期使用を見越した延命工事であり、機関換装や水タンクの車内移設などを行い、各線での特急との運用や耐久性の向上を図っています。

1700番台は機関換装されているので、模型でもエンジン部分がN-DMF13HZIになっており、一番の特徴でもある水タンクが屋根上から撤去されています。

首都圏色の1700番台は先ほどの「777」と同じく、首都圏色の復刻として1700番台は2両、塗装変更されています。

 

1700番台も色々な観光やイベント列車化されています。

まずはバーべキューが楽しめるナシ290000をサンドするために塗装変更された「バーベキュー塗装」の1700番台です。(詳しくはコチラ

正面から見るとダークブラウンの一色で暗い感じがしますが、側面はビールで乾杯するタコとイカのイラストや「BARBE CUE」などのカッティング文字も入っており、なかなかのデザインとなっています。(お気に入りの編成です)

 

こちらは2018年に登場した「北海道の恵み」シリーズとして1700番台を4両を改造し、道北・道東・道南・道央各エリアの特色をイメージした外装と内装は木目の床・木材を使用した背もたれなどに変更されています。(詳しくはコチラコチラ

写真は左と上から「道北 流氷の恵み」(1720)「道東 森の恵み」(1779)、「道南 海の恵み」(1809)、「道央 花の恵み」(1780)となっています。

模型の塗装はインクジェットなのでよく見るとぶつぶつ感があるのですが、遠目には色鮮やかであり、走行させていると、ほとんど気にならないレベルです。

当初はスルーしていましたが、発売日すぐに無性に欲しくなり、何とか割引価格で道南、道央を入手し、あとの道北、道東はちゃんと予約して入手しました。(こちらは後から人気が出てしまい、現在ではかなりのプレ値で取引されています)

 

こちらも1700番台で左と上から観光列車として改造された「山明」、「紫水」(詳しくはコチラ)と「北の復刻40(ヨンマル)リクエスト」キャンペーン(詳しくはコチラ)の投票で1位となった「宗谷急行色」(詳しくはコチラ)です。

「山明紫水」は「北海道の恵み」シリーズの好評を受け、調子に乗ったJR北海道がさらに2両改造し、外観は広大な大地をイメージした深い緑色(山明)、と紫(紫水)に変更し、内装には座席に木を用いた物へ変更し、脱着式のテーブルも取り付けられており、「北海道の恵み」シリーズよりも、より観光列車化しています。

「宗谷急行色」は先ほどのキハ400系をイメージした塗装変更のみですが、往年の北海道における気動車急行のファンにはたまらない一品となっています。

 

最後はイベント用に国鉄気動車の一般色に塗装変更された1700番台(詳しくはコチラ)です。

キハ40系の登場時は首都圏色となっており、キハ10系~45系までに使用されていた一般色は使用されていませんが、JR各社で国鉄の塗装を懐かしむ車両として一般色が登場したこともあり、JR北海道でも多分に漏れず登場していますw

首都圏色に見慣れていても、意外とキハ40系にも国鉄一般色は似合っていると個人的には感じています。

この一般色は北海道色や宗谷急行色とも編成を組んでおり、色んな編成が楽しめるようになっており、1700番台のコレクターには必携の商品と思われます。

 

一通り、車両を眺めてからは写真のように、お座敷レイアウトに入線させ、走行を楽しみました。

 

先ほどの紹介でバーベキューのナシ29000や急行「利尻」の14系、キハ182系の中間車は掲載していないので、動画で走行しながらアップしておきますw

 

時代や所属などの違いがあり、同時に走行させるのは実車では、あり得ないのですが、模型ならではの楽しみとして、キハ40系の走行を楽しみました。

 

あとは1700番台の色んな組み合わせをネットの実車写真を参考に楽しみました。

 

これだけ北海道で活躍したキハ40系がキハすきすき線区には、溢れかえっているのですが、やはり昨日に発表された「ありがとう根室線のキハ40(ヨンマル)」の特別企画品セットは魅力的であり、ますます欲しいと感じてしまいました。

こうしてキハすきすき線区には似たようなキハ40系がますます増えていくのでしたw

でわでわ

 

北海道のキハ40系は在庫が乏しく、ドエライ値段になっていますね・・・・