PRIDE29雑感 ―ヒョードルの次なる相手、あの男はどうだろうか?
ゴングが鳴ってのファーストコンタクト、最初に仕掛けたのは、なんとヒョードル。
ミルコもこれには当然、肝を冷やしたはず。なんとなれば普通、パンチャー、キッカー相手だと、相手は間合いを取り、タイミングをずらして隙をうかがうのが相場。ところがヒョードルは攻撃に打って出た。このファーストコンタクトとがこの試合の全てを物語る結果となった。
あの立ち上がりにおいて、ヒョードルがアウトファイトに徹する耐久戦法を取っていたら、ミルコはストレート、ハイキックというコンビネーションを駆使して、ヒョードルをどんどん窮地に追いやって、早い回でKOに結び付けていたかも知れない。それほどヒョードルのファイティング・スピリットはミルコの攻撃のリズムそのものを狂わせたように思う。
しかし、まかり間違えば、カウンターパンチを食らって、一発撃沈というあやうい場面がヒョードルには何度もあった。それを間一髪で乗り越えられたのはミルコより闘魂が上回り、先手先手と相手の懐に入って攻めたからだろう。まさに「虎穴に入らずんば虎児を得ず」のたとえそのもの。ミルコからテイクダウンを取れば、もうヒョードルのものだと思っていたが、パウンドに徹して殴りまくる姿勢もミルコの反撃の闘志の芽を掴んでしまった。
とにかく「絶対に勝つ」という精神力の権化を見るような戦慄に私はとらわれた。凄い!これでノゲイラ、ミルコと制して、文字通り総合No.1! ミルコが勝てば様々なマッチメイクも可能だったが、さて、ヒョードル、次は誰とやるのか。リマッチはあるけど新鮮なカードは見当たらない。
だからこそだ、「最強」を賭けてヒクソンとやったらどうか。ヒクソン本人も「大晦日には出たい」といって、5年ぶりの復活を宣言している。
今までのヒクソンの試合は、どちらかというと試合前に大抵、結果予想がつくようなマッチだったが、ヒョードルはそうはいかない。
45歳のヒクソン、29歳のヒョードル、確かに年齢差はあるが、試合となれば私は未だヒクソンが有利と見る。「闘う精密機械」ヒクソンはやはりモノが違う。UPPER第2号で、ヒクソン本人が「ヒョードルも、ノゲイラもミルコも私から見たらまだ足りないものがある」と断言した。その足りないものとは一体何なのか・・・是非、リング上で証明して欲しいと思うのだ。
最も「100%勝てる相手としか戦わない」と酷評されるヒクソンが危うい相手と闘うのかどうか・・・、これも興味がある。ヒクソン×ヒョードルこそ、総合NO.1を決める一戦であると私は信じるがみなさんは如何か。
アローナは予想通りシウバを倒したが、優勝は出来なかった。やはりシウバ戦で全てが燃え尽きた感がある。ショーグンとのリマッチが楽しみ。
今回はテレビ観戦だが、PRIDEの放送は構成がしっかりしていて、観ていて愉しいし、わかり易い。
ボクシング界の超新星・亀田興毅に思うこと
「1人のスーパースターは1000人の並のボクサーを凌駕する」・・・とはけだし名言か。畑山、辰吉らのスターが引退、リングを離れて以来、沈滞していた日本のボクシング界にやっとというか、待望の新星が現れたように思える。亀田興毅(協栄)のまさに闘犬を思わせるファイトは、その型破りなキャラクターと相まってスター性十分だ。
ワンミーチョーク(タイ)の東洋太平洋フライ級王者に挑戦して、圧倒的なパワーで3回KO、OPBFの王座に手中にした。さて、そこからが亀田親子らしい。ベルトを腰に巻くのを拒否した。「目標は世界のベルトだから」と。「あるべき結果」を明確にし、その目標に向かってバク進する親子―これはやはり並みではない、鉄の誓いだ。とにかく亀田親子は周囲の雑言なんか気にせず、我がスタイルを押し通してもらいたい。テーゼ(体制)に対するアンチテーゼ(反体制)として。時代を切り開いたのは、いつの世も型破りな男達だった。織田信長しかり。とにかく格闘技に最も必要な「闘争心」をこれほど満たしている選手もいまい。行く手に待ち構えるであろう多くのハードルをものともせず、是非夢を実現させんことを!
UPPERの第4号は、9月6日に発売されますが、付録のDVDは力道山のスクープカラー映像と、竹山晴友vs鈴木秀男の"龍虎決戦"です。竹山vs鈴木はその第1戦・・・なぜあんなに盛り上がったのか、今思うと不思議ですが、やはり昇り龍の二人を惜しげもなくぶっつけた、その関係者の心意気が好影響を及ぼしたのではないか。
格闘家の旬の時期は短い。ライバルがいつまでもライバルのままいられるのはごくマレ。で、多くは対戦するチャンスを逸して、ライバル対決は幻に終わるケースがほとんど。その点、竹山vs鈴木は「鉄は熱いうちに。」の思いで実現させたからこそ価値があったと。
第1戦は竹山が一瞬のヒザ蹴りを決め、KO勝ちした。
第2戦はミドル級タイトルを賭けた試合だった。結果は鈴木が雪辱。 日豊MAキックボクシング連盟は短い間だったが、この竹山vs鈴木に限らず、向山vsパーヤップなど多くの名勝負を残した。それらを一本のDVDにまとめ、10月下旬小社から発売する。特製ミニチュアベルトも特典につける。UPPER創立3周年記念事業の一環。それにはじない最高級のものをと編集作業は暑い中、進行中。お愉しみください。
桃にアームレスリングに甲子園・・・私の夏の風物詩
さて、皆さん、福島県が果物王国だということを知っていますか。これ、意外に知られていないのが残念です。桃、梨、リンゴと福島の名産品は多いんです。どうぞ一度ご賞味を。
同級生(福島県鮫川村で小・中学)の高橋さんは、永年高校に勤務していた関係で教え子が沢山いる。その中には農業高を卒業後、実家の果樹園を継ぐ者もいて、定年退職した高橋さんは折にふれて手伝いに行くという。従って、生産者の情熱、肥料の有・無害など、どれだけこだわって育成するか全てを知る・・・美味しいだけでなく、安心して食べられるものをと、そんな気配りで高橋さんはいつも私に送ってくれるのだ。有り難い同級生だとつくづく思う。
UPPERの本も第1号が出たときは、わざわざ2冊も買ってくれた。売れ行きを心配してくれているのだ。同級生というのは、何年経っても変わらない。うれしい。
さて、お盆も終わり東京には、喧騒が戻って来ました。残暑がつづいてます。夏になると、恒例の「アームレスリング大会」が御宿で行われていたけど、あれもいい思い出だ。
夏が終わったら、静かな御宿海岸に行ってみたいと思う。あの、いつも大会の折にお世話になったレストランのオバチャン元気かな・・・。
それにしても今年の夏の甲子園高校野球はレベルが高い。スケールが大きいというべきか。大阪桐蔭は桑田、清原の頃のPLの迫力がある。ピッチャー辻内、4番の平田は将来プロ野球を背負う逸材、そう確信する。二人共オーラがある。特に東北戦で3本もホームランを打った平田は、清原、松井クラス。久しぶりの超スラッガーには心躍るものあり。さて、優勝校は?
プロレス論? 政治論? 三者座談会ヨモヤマ話
「今の政界はプロレスですよおぉ!昔の新日プロみたいですよおぉ・・・ヒットマンだの、刺客だの凄いですよおぉ。郵政民営化賛成派が正義の味方で、反対派は悪役の構図がしっかり決まっていて、国民にも実にわかりやすい。これ、小泉総理っていう人は、とんでもない有能なプロデューサーですよ。もう民主党も、すっかり影が薄くなってしまった!」とは、先日、来月6日発売UPPER Vol.4の恒例の座談会冒頭に発したターザン山本!氏の発言。さすがに山本氏、たとえがおもしろい。座談会に弾みがつく。吉田豪ちゃんは司会役だが、思わぬ切り口にさっそく乗りまくった。
竹内宏介氏も身を乗り出していつの間にかプロレス論ならず政治論。
「昔、新日プロが全日プロ潰しに次々と、論戦を挑んだけど、あのときにそっくり! そうでしょう竹内さん! 馬場全日プロのプロレスは、ショーでこちらはストロング・スタイルだ、なんて激しく攻撃しまくって。そしてそれを踏み台に、新日プロは勢力をまんまと拡大していって。小泉手法は迫力があるよ。反対派は負け犬っぽくなって押しまくられてるし、今度の選挙は小泉総理の思うままだ」(山本氏)果たして本番、選挙の結果はいかに。
それに引きかえプロレスは、もう終わったと。「W-1の両国」を指して。
村上や柴田が破れ、マスカラス、テリー、長州、天龍ら、そして曙までオールスター的な興行に関わらず、大会のコンセプトも見えず将来も展望できないものだったと酷評。ビッグ・マウスの存在意義もなしだと三者とも一刀両断。プロレス命の山本氏に「プロレスはもうダメ!」といわせしめないように、関係者、選手の奮起をうながしたい。
暑い日がつづき、夏休みで故郷に帰省している方も多いのでは。朝夕は涼しくていいだろうなぁ・・・少年の頃、朝から、川遊びしたり、野球に明け暮れた頃が懐かしい。今年もお盆には帰れない。編集者なんて因果な商売だ。まずは、残暑お見舞い申し上げます。
気の合った人たちと飲む酒ほど旨しい酒はなし!
今週は月曜日から愉しい飲み会があった。愉しい飲み会、気の合った人たちと腹を割って飲めるほど旨しい酒はない。最も最近は芋焼酎を2,3杯煽り、温かいお茶にかえてしまうから、とことん飲むわけでもない。こうした集いが、職業の違った者同士であればあるほど趣きがある。
で、月曜は、西葛西へ東西線で出掛けて、K-1の審議員であられる島三雄さん(本名・榎本三男)と、その島さんと運送業仲間の目黒善繁さん、それに自動車修復会社を経営する村上丸雄さんの3人。このお二人はとにかく酒が強い。「山崎」をガンガン飲んでいた。島さんと私は、お茶を飲みチョビチョビ飲む。駅前の「花水季」から二次会は「案山子」へ行って、又、歌った。私はへたなフォルテシモ(ハウウンドドッグ)を一曲歌った。島さんは何でもこなす。しゃれた飲み方をするので、女の子によくモテるから羨ましい限りだ。その夜もミチコちゃんが誕生日ということでカウンターには所狭しと胡蝶蘭が置かれていた。お客さんからのプレゼントらしいが、下町の触れ合いを、ほのぼの感じさせる。で、ここの店の凄いところは、ビルの5階にあるのに、従業員は全員エレベーターを使って出勤できない。ここの法律だ。女の子はお客と同伴しても、エレベーターの前で別れ、暑い夏でも会談をせっせと上る。「お客さんは神様です」といった言葉を経営スタンスとしてしっかり持ってるママと店だから、お客はいつも満員なのだろう。我々も学ぶべきことだ。
さて、「KAKUTOUGI GRAPHIC UPPER」Vol.3はいかがでしたか。
忌憚のないご意見を編集部宛、私宛に送っていただければ幸いです。
まだまだ試行錯誤の段階です。皆さんのご意見を反映しながら、より素晴らしい格闘技誌に発展させたいと思います。変化、改革こそが発展への道と信じます。
尚、「UPPER」は秋には色々な書籍、MOOK及びDVDを次々に仕掛けます。目下は仕込みの最中です。斬新なアイデアで業界に、新風を巻き起こす!これがUPPERの心意気。どうぞご支援下さいますように。とにかく連日の猛暑、夏休みに入った人は水の事故には暮々もご注意下さい。楽しい夏休みでありますようにお祈り申し上げます。私は夏休み無しでがんばります!
「二十四の瞳」は帰らぬ郷愁・・・。 【「UPPER」Vol.3は本日発売!】
テレビ嫌いな私が、たまたま帰宅が早かったこともあり終戦60周年記念番組と題した「二十四の瞳」(NTV)を最後まで見た。昔、高峰秀子さん演じる大石先生の印象が余りにも強いので相当違和感があったが、黒木瞳の大石先生登用は、それなりに成功していたと思うし、子役もいいキャラクターをそれなりに集めたと思った。だけれども、全体に黒木・大石先生のキャラクターにおんぶに抱っこで、ストーリー展開が平坦、奥行きがなく、戦時のせっぱつまった緊迫感が全く感じられなかったと。
お粗末だったのは、庭先のカボチャを取るシーン。あきらかにビニール製の葉っぱで安っぽく、かつ子供が病人に上げるためにと、もぎり取る場面ではいとも簡単にもぎり取っていたこと。カボチャの茎は太くて硬くてなかなか取れないのは、私は山村育ちだからよくわかる。演技指導に現実性がないのが少し失望した。
坂道の石垣が、やたら新しかったり、運動場がやたら整備されていたりして、風景からして戦時の暗さが感じられなかった。これは私の思い過ごしか。
それでも「あした浜辺を・・・」なんて歌い出すと、オジサンは涙してしまった。
つまり「二十四の瞳」は良くも悪くも、オジサンには、帰らぬ郷愁なのだ。だからしてあのモノトーンの中での高峰・大石先生は、全てにおいて、その声音、笑い、泣くシーンのあらゆる演技、しぐさが記憶に残り私にとって一番なのだと思う。年寄りのたわごととお聞き流しを。
さて、本日は「KAKUTOUGI GRAPHIC UPPER」が発売されました。全国の書店・コンビニ(特にローソン)に沢山入ってます。御買い上げ下さい。表紙は魔裟斗選手。K-1 MAXや、中量級総合とたっぷり載ってます。
又好評のDVDは、藤原敏男会長と佐山聡さんが「ヒョードルvsミルコを斬る」と題して、解説実演しているのもセールスポイントです。観戦の手引きにどうぞ。他に藤原会長のタイでのムエタイ選手との対決、そして初公開の「ミャンマーラウェイ」の試合と迫力たっぷり。とにかくDVD付録―これを全部揃えれば、あなたの部屋は一大「格闘技ライブラリー」になります。1,2号欠番の方はお早めに小社にお問合せ下さい。
「UPPER」Vol.3完成! 締切前後こぼれ話
義兄(岸波彦雄)が、7月23日、84歳で死去。27日通夜、28日葬儀告別式と泉岳寺本堂で行われた。丁度、「UPPER」の第3号の締切と重なって、かなりハードな一週間を送った。そんな理由で、このサイトも休まざるを得なかった。申し訳ありません。義兄は福島県東白川郡鮫川村という、寒村から出て徒手空拳で、一代で岸波運輸株式会社を柱に、関連会社四社を擁する大きな会社に育て上げた。実家が貧しく、小学5年の時早くも雪深い会津の鍛冶屋に丁稚奉公に出されたという。戦争中は海軍に配属され、中国奥地へ派遣されたが、その間も貧しい実家に、給金の全てを仕送りしていたというのだ。
そんな義兄宅(東京・両国)に、私は高校時代夏休みになるとトラックの助手として、アルバイトに上京していた。大学時代は居候もしていたので、何かと思い出がある。
お通夜も告別式も盛大だった。草葉の陰で、さぞ喜んでくれたことだろう。
四十七士で鳴る泉岳寺に、ミンミン蝉がよくにあう、とても暑い、台風一過の夏炎天日・・・ともかくも初七日も終えホッとした。8月4日は、「UPPER」Vol.3の発売日。是非お買い上げを。
昨日(8月1日)は、シーザー武志氏率いる「シュートボクシング設立20周年パーティー」が、赤坂プリンスで開かれたが、都合悪く出席できなかった。キックボクシングから、シュートボクシングという新しい格闘技を興し20年。その不退転の努力に敬意を表します。アンディ・サワーがK-1 MAXで優勝して、立派に20周年に花を添えたあたり、シーザー武志さんは強運の持ち主だとつくづく思います。さらなるご発展を!
さて、昨夜は夜遅く、すっぽん「田吾作」へ女房と寄ったら、俳優の西田敏行さんと今やCMにも登場する人気の井筒和幸監督が仲間とにぎやかに飲んでいた。同じカウンターだったので、その情熱的な映画、俳優論を小耳にはさみ、我ながら貴重な話をうかがえて、愉しいひとときを過ごした。西田氏は同じ福島県人なので、時に福島弁であいさつを交わすが、いつも笑顔で返してくれる。人なつっこい、あの笑顔はたまらない。日本酒が大好きで相当飲まれる・・・お体を大事にと思う。井筒監督とは帰り際「お会いできて光栄です」と握手を求めた。そして「私の倅が京大でシネケンにいて映画に凝ってます」といったら驚いた様子で「それじゃ大島渚さんの後輩だ」といって頂いた。
「田吾作」は、いつもながらビッグな人が集う、と感心した次第。先週はKID君が家族で来たのに「満員で断ってしまった。申し訳なかった」と、親方がいっていた。KID君、予約してネ。超人気の店だから。それとも次は私がご馳走しましょうか。
サイトは、今後はなるべく三日に一度は更新します。お付き合いの程を!
あわただしくも有意義な週末
今後はターザン・グッズも売ります、というから山崎社長の実業家としてのアイデアもなかなかだ。「私は鬼婆、お金はしっかり管理させて頂きますよ!」と。さあ、山本さん、競馬の金はどこからネコババするか・・・その腕前も見どころです。
それにしても山本人脈の幅広いこと。出版関係はもとより、グリーングラスで菊花賞を制覇したジョッキーから、公営の調教師、さらには怪人と名乗る奇人や、ミネ麗しき女性までと、どこにそんな接点ありやと感心。そして、それらの人、中には九州や広島から駆けつけた人もいて、分けへだてなく壇上で紹介するなどそのホストぶりは、みのもんた並み。堂々、会話も絶妙であり爆笑絶えず。右手をポケットに入れ、左手で、会釈、あれって長島現象?脳梗塞は大丈夫と思いましたが、そっちの方は、まだ大丈夫だそうです。とにかくご自愛よろしく。UPPERのために健康あらんこと切にお祈りします。とにかくアットホームで、すばらしいパーティでありました。会社の限りなきご発展をお祈りします。
愉しかったので帰りに一人、すっぽん「田吾作」のカウンターで飲んだ。2次会は代々木上原のGood-manで、田吾作の井上夫妻とカラオケ。午前1時半まで歌いまくる。
土曜日は2時から藤原スポーツジムでDVD用の藤原敏男会長と佐山聡氏の対談と実技を撮影す。「頂上対決!ヒョードルとミルコを斬る」
藤原会長は右ヒザの十字じん帯を切っており撮影は心配されたが、必死で協力して頂いた。感謝します。二人共、実力もさることながら、その理論は整然としており、誰にもわかり易い。
どうぞ皆さん8月4日売りのDVD、そして本文対談、実技分析をお楽しみに。
終わって、近くの喫茶店で佐山さんは、本日4個目のケーキを食べた。私は入谷の「友」で藤原会長と待ち合わせ、芋焼酎と家庭料理を食べて帰った。うまいよ、このお店!ママ、ミキちゃん、サンキュー!!
日曜日(10日)は横浜文化体育館にパンクラスを見に行った。玉海力が、着流し、座頭市のテーマでの入場するあたりは、なんとも童心を呼び起こされた。こういう想定外の出来事が、会場の雰囲気を盛り上げるものだ。残念ながら試合の方はあっという間に、河野真幸(元・全日プロ)のアームロックに敗れ去ったが・・・。続く、元大相撲の小椋誠志も佐藤のチョークスリーパーにギブアップした。いずれにせよ、オスモウさん上がりは、打撃よりも関節技を身につけ有利な体重を生かすべきではないか、と思った。そういえば、二人のセコンドに立った積田進さんは、キックの協同ジム以来の知人、本村ジムでボクシングのトレーナーなどをしていたが、会場で会うとは思わなかった。懐かしい人に会ってうれしかった。
松井大二郎(高田道場)が出たりメインには高橋義生×桜木裕司の対戦があったり、とにかくバラエティーに富んだマッチメイクは私を十分楽しませてくれた。選手離脱が続くパンクラス。どうか、踏ん張ってファンにパンクラスイズムを永遠に伝えて行って欲しいもの。
さて、この稿の終わりに、橋本真也選手の死去の報が入った。死因は脳梗塞とか。いずれにしても、週刊ゴング時代に大変取材でお世話になった。好漢であった。悔やまれる。心からご冥福をお祈りします。合掌。
6月をよき月にした愉しい1日―山本さんの来社、島さんの誕生会
さて、6月はあわただしく、かつ公私共に心休まる日がなかった1ヵ月であった。そんな月末の30日、午後(昼)ターザン山本さんがひょっこりと社に現れた。例によってピンクの帽子を被り、笑顔で右手を挙げて。「UPPER」の第2号を見たくて、出来立てを取りに水道橋駅から歩いて来たという。「一番最初に見たいんだよね。これはいい表紙だよ、これ凄いよ。売れますよおぉぉ。DVD付きで880円、これ安いよおぉ。1000円でも売れますよおぉぉ」
こちらがテレ臭くなるほどお褒めに預かった。正直、内心はうれしいのだが・・・。
ちなみに今号で、山本さんにはお忙しい中、八面六臂の活躍でUPPERを助けて頂いた。座談会に、巻頭PRIDE速報総評、そしてヒクソン論まで。まさに縦横無尽とはこの事。「朝4時に起こされて、原稿を書かされたもの・・・オレもよく頑張るよなあぁぁ」
お蔭様で、第2号は編集子が思い描き、望んだような雑誌ができました。DVDもTBSが特別にPROMOTION版を作ってくれました。
いずれにせよ、「誰よりも一番最初に自分の書いたものを見たい」という山本氏の、そのライターとしての気概、心意気に只々圧倒されました。見識、教養、文章力は言うに及ばず、格闘技ライターとしての一番大事なファイティング・スピリットこそ我々は見習わなければと思います。「ターザン山本の前にターザン無く、ターザンの後にターザン無しか」
その日、私はかつての名キックボクサー島三雄(本名:榎木三雄)氏に誘われて、東西線で西葛西駅まで出掛けた。知人の女性の誕生日のお祝い会だという。出掛けてみれば、島君自身7月1日は54歳の誕生日という。併せて誕生祝いの酒盛りとなった。北口駅前の「花水季」で島氏の同業者(運送業)の目黒社長夫妻、それに整備会社経営村上社長、そして昔目白ジムで後輩だった辻社長(協立テック)が集まった。気の合う仲間ばかり。
自然、島さんの現役時代のことなど辻社長も加わって大いに盛り上がる。目黒社長と村上さんも、島さんをとても信頼していて、もう何十年もの親友のように会話が弾む。私が昭和48年8月、バンコク・キティカチョン・スタジアムでの日・タイ8階級東洋王者決定戦の模様を語るとみんな静かに聞き入ってくれた。サイアム・シーソトーンから右ストレート一閃ダウンを奪ったときの状況は、我ながらいつも興奮してしまうのだ。あれは、まさしく「島時代」がキックのリングに訪れた狼火のような一発だった。
島時代は1年半後に、藤原敏男時代へと引き継がれて行くのだが、まぎれもなく島時代は存在した-と私は語った。こんな話を老編集者と現役を引退して、何十年も経って酒をくみ交わしながら語れる幸せを私はかみしめた。
二次会は「案山子」(かかし)というサパークラブ。ここは女の子たちが素朴で、テキパキとしていて本当に感じがいい。いつもお客が絶えないのは、料金も安心して飲めるからだろう。ママも、控えめで感じがよい。島君の行きつけの店でいよいよ盛り上がったが、私は11時30分で店をあとにした。
「1ヵ月で1日でもいい日があったら、その1ヵ月は素晴らしかったと思いなさい」
これは尊敬する黒崎健時の言葉。と考えると6月の締めの一日が、山本さんの来社、そして島さんとの誕生会と私にとって、すこぶる愉しい1日だったのだから、6月もいい月だった・・・と自分に納得した次第です。
「UPPER」第2号は本日発売デス!お忘れなきように・・・。
私の一日 ~「速歩き」から「芋焼酎」まで~
私の一日・・・どう過ごしているか書き綴ってみましょう。朝は早いですよ。4時半起床。4時50分から散歩に出ます。俗にいう速歩きです。代々木上原の自宅を出て、初台のオペラシティをぐるりと回り、本町へ。本町の裏通りを抜けて、京王線の幡ヶ谷駅へ出ます。そして幡ヶ谷斉場前を通り約7000歩、時間にして50分程歩いて我が家にたどりつきます。毎日では疲れが残るので、最近は一日置きにして体調の維持につとめております。
6時に帰宅したあとはシャワーを浴び、ヒゲをそって、少しスポーツ紙に目を通したあと一時間ばかり仮眠をとります。
8時再起床、朝食は決まっています。近くのパン屋さんから、焼きたてのクロワッサンを買って来て、妻と二人で食べます。息子は京都の大学に行っているので、静かな一日のスタートになります。パンに果物にヨーグルト(自家製)は毎日欠かせません。
朝食の前に、仏壇と神棚には欠かさず水を入れかえて上げます。仏壇といっても小さなもので、細長い食器棚にスッポリ入っていて、亡き母の遺影が飾ってあり、神棚も小さく、これは農耕民族としての太陽や自然界への私の感謝の印として祭ってあります。手を合わせるとなにかしら心安らぐものがあるんです。1日のスタート、こうして身も心も締まるのです。
会社は神田神保町にあって11時が出勤時間なので、早いときは幡ヶ谷駅の近くの「日高」というところでコーヒーを飲みます。私は砂糖もミルクも入れず、氷を一ヶ、コーヒーに落とすのです。それがちょうどいい温度ということになります。
一日の仕事が終われば、大好きな芋焼酎で締めくくります。会社の近くの「辰巳家」は魚がし料理ということで新鮮な海の幸に舌鼓みを打ちながら、特に好きな「満膳庵」や、「晴耕雨読」を一升ビンでボトルして呑んでます。飲み方は、まずお湯を6割コップに入れ、そのあと氷を一ヶ入れ、そのあとに焼酎を4割注ぐのです。これは舟木流で、藤原敏男会長も見習って、美味しいとグビグビ二人でやってます。
ときに、よく雑誌の対談で使わしてもらう渋谷区富ヶ谷の東海大学本部前のすっぽん「田吾作」へは夫婦で出掛けます。
すっぽんの唐揚げは絶品で、この味を求めて、多くの芸能人、スポーツ選手、勿論、格闘家、政治家とひっきも切らず、いまや名店です。我々夫婦はオーナーで親方の井上光男さん夫婦、それにご長男、宏明君と店が終わってから、四方山話でゆっくり飲むのが愉しみで、いつもフラフラになって、上原の家まで帰るのです。
平凡な人生ですか・・・これって。