プロレス論? 政治論? 三者座談会ヨモヤマ話 | 舟木昭太郎の日々つれづれ

プロレス論? 政治論? 三者座談会ヨモヤマ話

 「今の政界はプロレスですよおぉ!昔の新日プロみたいですよおぉ・・・ヒットマンだの、刺客だの凄いですよおぉ。郵政民営化賛成派が正義の味方で、反対派は悪役の構図がしっかり決まっていて、国民にも実にわかりやすい。これ、小泉総理っていう人は、とんでもない有能なプロデューサーですよ。もう民主党も、すっかり影が薄くなってしまった!」とは、先日、来月6日発売UPPER Vol.4の恒例の座談会冒頭に発したターザン山本!氏の発言。さすがに山本氏、たとえがおもしろい。座談会に弾みがつく。吉田豪ちゃんは司会役だが、思わぬ切り口にさっそく乗りまくった。
 竹内宏介氏も身を乗り出していつの間にかプロレス論ならず政治論。
「昔、新日プロが全日プロ潰しに次々と、論戦を挑んだけど、あのときにそっくり! そうでしょう竹内さん! 馬場全日プロのプロレスは、ショーでこちらはストロング・スタイルだ、なんて激しく攻撃しまくって。そしてそれを踏み台に、新日プロは勢力をまんまと拡大していって。小泉手法は迫力があるよ。反対派は負け犬っぽくなって押しまくられてるし、今度の選挙は小泉総理の思うままだ」(山本氏)果たして本番、選挙の結果はいかに。
 それに引きかえプロレスは、もう終わったと。「W-1の両国」を指して。
 村上や柴田が破れ、マスカラス、テリー、長州、天龍ら、そして曙までオールスター的な興行に関わらず、大会のコンセプトも見えず将来も展望できないものだったと酷評。ビッグ・マウスの存在意義もなしだと三者とも一刀両断。プロレス命の山本氏に「プロレスはもうダメ!」といわせしめないように、関係者、選手の奮起をうながしたい。
 暑い日がつづき、夏休みで故郷に帰省している方も多いのでは。朝夕は涼しくていいだろうなぁ・・・少年の頃、朝から、川遊びしたり、野球に明け暮れた頃が懐かしい。今年もお盆には帰れない。編集者なんて因果な商売だ。まずは、残暑お見舞い申し上げます。