「UPPER」Vol.3完成! 締切前後こぼれ話
義兄(岸波彦雄)が、7月23日、84歳で死去。27日通夜、28日葬儀告別式と泉岳寺本堂で行われた。丁度、「UPPER」の第3号の締切と重なって、かなりハードな一週間を送った。そんな理由で、このサイトも休まざるを得なかった。申し訳ありません。義兄は福島県東白川郡鮫川村という、寒村から出て徒手空拳で、一代で岸波運輸株式会社を柱に、関連会社四社を擁する大きな会社に育て上げた。実家が貧しく、小学5年の時早くも雪深い会津の鍛冶屋に丁稚奉公に出されたという。戦争中は海軍に配属され、中国奥地へ派遣されたが、その間も貧しい実家に、給金の全てを仕送りしていたというのだ。
そんな義兄宅(東京・両国)に、私は高校時代夏休みになるとトラックの助手として、アルバイトに上京していた。大学時代は居候もしていたので、何かと思い出がある。
お通夜も告別式も盛大だった。草葉の陰で、さぞ喜んでくれたことだろう。
四十七士で鳴る泉岳寺に、ミンミン蝉がよくにあう、とても暑い、台風一過の夏炎天日・・・ともかくも初七日も終えホッとした。8月4日は、「UPPER」Vol.3の発売日。是非お買い上げを。
昨日(8月1日)は、シーザー武志氏率いる「シュートボクシング設立20周年パーティー」が、赤坂プリンスで開かれたが、都合悪く出席できなかった。キックボクシングから、シュートボクシングという新しい格闘技を興し20年。その不退転の努力に敬意を表します。アンディ・サワーがK-1 MAXで優勝して、立派に20周年に花を添えたあたり、シーザー武志さんは強運の持ち主だとつくづく思います。さらなるご発展を!
さて、昨夜は夜遅く、すっぽん「田吾作」へ女房と寄ったら、俳優の西田敏行さんと今やCMにも登場する人気の井筒和幸監督が仲間とにぎやかに飲んでいた。同じカウンターだったので、その情熱的な映画、俳優論を小耳にはさみ、我ながら貴重な話をうかがえて、愉しいひとときを過ごした。西田氏は同じ福島県人なので、時に福島弁であいさつを交わすが、いつも笑顔で返してくれる。人なつっこい、あの笑顔はたまらない。日本酒が大好きで相当飲まれる・・・お体を大事にと思う。井筒監督とは帰り際「お会いできて光栄です」と握手を求めた。そして「私の倅が京大でシネケンにいて映画に凝ってます」といったら驚いた様子で「それじゃ大島渚さんの後輩だ」といって頂いた。
「田吾作」は、いつもながらビッグな人が集う、と感心した次第。先週はKID君が家族で来たのに「満員で断ってしまった。申し訳なかった」と、親方がいっていた。KID君、予約してネ。超人気の店だから。それとも次は私がご馳走しましょうか。
サイトは、今後はなるべく三日に一度は更新します。お付き合いの程を!