あわただしくも有意義な週末 | 舟木昭太郎の日々つれづれ

あわただしくも有意義な週末

 7月8日~10日の週末はなにかとあわただしく、しかも有意義に過ごした。まず8日(金)は、ターザン山本さんの㈲ターザンギャルド開設パーティが、7時より虎ノ門パストラルのロゼで行われた。なんでも山本さんは、お金の管理があまりにズサンなので見るに見かねた公認会計士を御主人にもつ山崎二三代夫人が、助っ人を買って出たのだという。なんとも羨ましいこと!山本さんは、競馬が生き甲斐(人生そのもの!)とあって、せっかく汗水流して稼いだ原稿料や講演料も、一瞬のうちに失してしまうのだ、という。そんな快楽と地獄の日々から、新会社設立により解放され仕事に没頭できるというのだからこれ以上有難いことは無い。既に借金の3分の2は、山崎社長の手腕によって、圧縮されたというからモチ屋はモチ屋か。
 今後はターザン・グッズも売ります、というから山崎社長の実業家としてのアイデアもなかなかだ。「私は鬼婆、お金はしっかり管理させて頂きますよ!」と。さあ、山本さん、競馬の金はどこからネコババするか・・・その腕前も見どころです。
 それにしても山本人脈の幅広いこと。出版関係はもとより、グリーングラスで菊花賞を制覇したジョッキーから、公営の調教師、さらには怪人と名乗る奇人や、ミネ麗しき女性までと、どこにそんな接点ありやと感心。そして、それらの人、中には九州や広島から駆けつけた人もいて、分けへだてなく壇上で紹介するなどそのホストぶりは、みのもんた並み。堂々、会話も絶妙であり爆笑絶えず。右手をポケットに入れ、左手で、会釈、あれって長島現象?脳梗塞は大丈夫と思いましたが、そっちの方は、まだ大丈夫だそうです。とにかくご自愛よろしく。UPPERのために健康あらんこと切にお祈りします。とにかくアットホームで、すばらしいパーティでありました。会社の限りなきご発展をお祈りします。
 愉しかったので帰りに一人、すっぽん「田吾作」のカウンターで飲んだ。2次会は代々木上原のGood-manで、田吾作の井上夫妻とカラオケ。午前1時半まで歌いまくる。
 土曜日は2時から藤原スポーツジムでDVD用の藤原敏男会長と佐山聡氏の対談と実技を撮影す。「頂上対決!ヒョードルとミルコを斬る」
 藤原会長は右ヒザの十字じん帯を切っており撮影は心配されたが、必死で協力して頂いた。感謝します。二人共、実力もさることながら、その理論は整然としており、誰にもわかり易い。
 どうぞ皆さん8月4日売りのDVD、そして本文対談、実技分析をお楽しみに。
 終わって、近くの喫茶店で佐山さんは、本日4個目のケーキを食べた。私は入谷の「友」で藤原会長と待ち合わせ、芋焼酎と家庭料理を食べて帰った。うまいよ、このお店!ママ、ミキちゃん、サンキュー!!
 日曜日(10日)は横浜文化体育館にパンクラスを見に行った。玉海力が、着流し、座頭市のテーマでの入場するあたりは、なんとも童心を呼び起こされた。こういう想定外の出来事が、会場の雰囲気を盛り上げるものだ。残念ながら試合の方はあっという間に、河野真幸(元・全日プロ)のアームロックに敗れ去ったが・・・。続く、元大相撲の小椋誠志も佐藤のチョークスリーパーにギブアップした。いずれにせよ、オスモウさん上がりは、打撃よりも関節技を身につけ有利な体重を生かすべきではないか、と思った。そういえば、二人のセコンドに立った積田進さんは、キックの協同ジム以来の知人、本村ジムでボクシングのトレーナーなどをしていたが、会場で会うとは思わなかった。懐かしい人に会ってうれしかった。
 松井大二郎(高田道場)が出たりメインには高橋義生×桜木裕司の対戦があったり、とにかくバラエティーに富んだマッチメイクは私を十分楽しませてくれた。選手離脱が続くパンクラス。どうか、踏ん張ってファンにパンクラスイズムを永遠に伝えて行って欲しいもの。 
 さて、この稿の終わりに、橋本真也選手の死去の報が入った。死因は脳梗塞とか。いずれにしても、週刊ゴング時代に大変取材でお世話になった。好漢であった。悔やまれる。心からご冥福をお祈りします。合掌。