オリンピックを挟んだので、だいぶ 間が開いてし
まいましたが…ミラノ、ヴェネツィア、サン マリノ、
フィレンツェときて、いよいよイタリア旅行記も 最
後の地 ローマへとやってきました。ローマで、最
初に訪れたのはヴァティカン市国です。
サンマリノの記事でも 触れましたが…ヴァティカ
ン市国は 世界最小の独立国家です。面積は 約
0.44㎢と 東京ディズニーランド(約0.52㎢)よりも
狭く、皇居(約1.15㎢)のおよそ8分の3です。その
狭い国土の中に サン・ピエトロ大聖堂、バティカ
ン宮殿、バティカン美術館、サン・ピエトロ広場な
どがあります。
人口は 800人ほどですが…ほとんどが、枢機卿・
司祭などの聖職者です。聖職者以外にも、3000
人ほどの一般職員がいますが、そのほとんどは
市国外のイタリアの地に住んでいるのです。 聖
職者は結婚を禁じられているため、ヴァティカン
市国の人口は年々減少しています。
まずは、ヴァティカン美術館へ入場します。 カトリ
ック教会の総本山サン・ピエトロ大聖堂の北側に
隣接する、ヴァティカン宮殿の大部分を占める 巨
大な美術館です。キリスト教の教会建築としては
世界最大級の大きさで、床面積2万3,000㎡です。
入り口を入ると 見事な🌀二重螺旋階段🧬があ
りますね…👀上から見ても、下から見ても、巻貝
🐚というかアンモナイトのような美しい曲線が印
象的です。さあここから フィレンツェのウフィッツィ
美術館と並ぶイタリアの至宝コレクションです✋
中には ピナコテーカと呼ばれる 絵画館の他にも、
近代宗教画のコレクション、古代ギリシャ・ローマ
彫刻、エジプト美術、エルトリア美術など、異教の
美術や、世界各地の民族美術なども、幅広く収集
展示されています。
あまりにも巨大な美術館は、その収蔵品が膨大な
ために、有名な【システィーナ礼拝堂】は別の記事
にすることにします。ここでは、その他の館内の 天
井画や、壁画、絵画、彫刻、などに的を絞った記事
にしましょう。
見学できる部屋数は 約1400、それらをつなぐ通路
は全長7km。毎年 1800万人以上の来場者が1400
もの部屋と、廊下に展示された至宝の美術作品を
鑑賞しに来訪します。コロナ禍の今ではどうなって
いるのでしょうか…
ヴァティカン美術館の起源は 1508年。教皇ユリウ
ス2世の時代です。ラファエロに『聖体の論議』『ア
テネの学堂』などの作品を 発注した後に、世界一
有名な天井画を 天才ミケランジェロに描かせまし
た。その 『天地創造』は、次の次になるかな~