頑固不器用ワンパターン -165ページ目

DEVOの「Are we not men? We are DEVO.」

日本でテクノブームが沸き起こった時、テクノに分類されてしまったDEVO。
だけど彼らの独創性はテクノの枠には捕らわれない、先進的なものだった。

だって、テクノロジーのことをコケにした音楽をやっていたのだもの。
ね? だからテクノに分類するなんて、変でしょ?
devo
このアルバム、ブライアン・イーノをプロデューサーに迎え、アメリカのオハイオ州からわざわざドイツまで行ってレコーディングしたんですって。実際このアルバム、気合が入った良い演奏をしています。

当時その快進撃は留まることを知らず、このアルバムを出した後ワールドツアーに出て、ポッと出の色物バンドなのに初来日で武道館を埋め尽くし、翌年もアルバムを出して渋谷公会堂に来ましたね。(すみません、東京以外でのコンサート事情は知りません)
ボクも2年続けて見に行きました。

DEVOのデビュー時期は、ちょうど日本でミュージッククリップの文化が芽生え始めた頃だったので、テレビで見たDEVOのクリップの独創性/メッセージ性にも、度肝を抜かれたことを覚えています。
覚えているというか、LDが出たんで買っちゃいました(笑)
 
ボクはDEVOのことが気になりつつ、2年程度でトラッキングを止めてしまったが、どうやら今でも活動しているらしく、2003年にも来日したそうです。
熱心なファンがいらっしゃるんですね(脱帽)

DEVOと恋は無縁のように見えますが、2度目のコンサートは女性と行きましたよ。
坂本龍一の「千のナイフ」で仲良くなったひとも、DEVO好きでしたしね。
トレンディードラマより、DEVOの方が女性吸引力は強いのではないか、、、(そんなことないってば)
 

アレンビックベース

alembic



このベース、アレンビック製です。

正式な型番は良く分かりませんが、多分受注生産品だと思います。
Low Dの出せるドロップ・チューナーが付いてますし、ピックアップがプレベ+ジャズベというのもカタログラインにはありません。

ネックシェイプは太めで、メイプル3Pのスルーネックと相まって芯があって倍音も豊富な良い音がします。
過去にエレキベースは6本所有してきましたが、これが一番良い楽器です。

でも、今これ、売ろうと思って方々に プロモーションしています。
今年の夏に、別のギターを買おうと思って、お金を工面しているものですから。


どなたか、一本いかがですか?

家族と休日

buke



今日はクルマでちょっと行ったところにある、武家屋敷へ行きました。
画像はそこで撮ったもの。。
女性の身だしなみ道具が並んでいました。

他の部屋には甲冑があったりして、如何にも武家屋敷。

うちのメロキチ(息子のコードネーム)は歴史が大好きなので、方々のこういったお屋敷や博物館に連れて行きます。
そういうところへ行くと、どこでも小民具や、土地にまつわる歴史の説明などが見られますが、どこに行っても見つけられないのが、昔のエンターテイメント関係の情報です。

歌舞音曲という言葉がありますが、この言葉の使い方はこれらをさげすむ時にしか使われません。
決して一般代名詞としては使われません。
「歌舞音曲は禁止」「歌舞音曲は慎む事」「歌舞音曲まかりならぬ」という感じですね。
「歌舞音曲大歓迎」とか「歌舞音曲奨励」なんて使い方見た事ありません。

どうして日本は歴史的に音楽の立場ってこうも低かったんでしょう?
楽士達がどの時代にも居たからこそ、今でも雅楽邦楽は残っているんだと思いますが、歴史の説明には全く出て来ません。
勝手な想像ですけど、雅楽邦楽は封建的な仕組みの中でしか活動してこなかったのかもしれませんね。
最初から市民権を得ようという気が無かったと。

最初の画像の話に戻るけど、武士に仕える女性は身だしなみをきちんとしなくてはいけなかったんですね。
本当は歌舞音曲が大好きな武士って、居たと思うんですけどねぇ。。。。
そのことを堂々と口に出せない、歴史的ナニカがあったんでしょうね。

 

新幹線こだま号で勘違い

このブログを始めるよりも少し前に、愛知博へ行った時のこと、、。
こだま号で行く方がひかり号よりも少し安かったので(なにしろ家族3人分ですから)のんびり行く事にしました。

停車駅毎に車内アナウンスがある訳ですが、必ずお決まりのオルゴールのメロディがイントロに流れます。

出だしの音が、「♪ソ~ミ~」って上がりながらゆっくりしたテンポで2つ出て来ます。この2音でボクは、「酒とバラの日々」が頭の中に鳴るのですけど、そのメロディーの続きは「いい日旅立ち」のサビ部分へ行ってしまうんですね。

こだま号ですから東京から名古屋までは何度も停まります。
その都度このメロディーが流れるのですが、出だしの2音はたまに「川の流れのように」のサビに聞こえる事もありました。

でもその続きは、「いい日旅立ち」なんです。

どうも違和感があるのだけど、ビールで酔っぱらっているし、家族と一緒にバカ話ししている間のほんの一瞬で流れて消えてしまうので、車内では確証が持てなかった。
新幹線を降りた後も気持ち悪かったから、帰宅後楽器を鳴らして確かめて、やっぱり変であることがわかりました。

「いい日旅立ち」のサビは、本当は「♪ソ#~ミ~(ド~ラb~)」ではありませんか。
たしかに、ここのメロディーを単独で流すなら#無しの方が、安定しているのは事実だけど、それは「いい日旅立ち」じゃぁ無いよ~~!

JR東海さんよ~~、いい加減にしてくれよな!!
勝手に曲を書き換えるんじゃないよぉ!!
まったくぅ!!

作曲は谷村新司氏らしいけど、ご本人はこのことご存知なのかしら??
 

今日のLP ロジャー・イーノ

イーノさんって、兄弟なんです。
有名な方のブライアンがお兄さんで、こちらは弟のロジャー。
兄のブライアンがどうして有名かというと、トーキングへッズのメンバーだから。
voice
ボクが持っている「ヴォイス」は、とても優しいサウンド。
ちょうど蚕(かいこ)のまゆに包まれているような、アンビエントっぽいけど、心にメッセージが届く音楽です。
発売当時の雑誌記事によると、このアルバムは心が病んだ人向けに作ったとのことでした。

ボク、自分でこれ聴くの忘れていましたけど、ブログのネタを探していて発見しました。
買ったときは元気はつらつで、「ふーん、心の病ねぇ、、」って思ったことを思い出します。
今聴いてみると、確かに心にじーんと効きます。
ぎゅーっと縮こまってしまっている胸の中心に、ほわーんと空間を広げてくれる、そんな音楽です。

リハーサルバンドの日

ジャズやってます、ってはっきり言える根拠はこれ、月2回ペースでやっているリハーサルバンド、細見オーケストラ。

今日は集まりが悪くて、ボクともう一人だけだった。


人数が少なそうとわかっていたので、ノートパソコンを持ち込んで、機械に演奏させてそれに合わせて演奏したのだった。


機械は温かみが無いけど、リズムの正確さは疑いようがない。

こちらのいい加減さが露呈するので、音楽そのものは余り面白くなくても、ある意味タフなトレーニングとなる。

2人で機械相手に3時間ですよ、疲れました。


今夜はもう寝ます。

おやすみなさい。。。


今日のLP 「ポーツマス・シンフォニー」

pots


ブライアン・イーノがプロデュースした、ほのぼの冗談音楽です。

演目は、クラシックのシンフォニーです。
ロンドンのアートスクールで、「オーケストラ楽器に少しでも心得がある人は参加してくださいと」声を掛けて集めて、曲を無理やり頭から最後まで演奏し通すという無茶を、ロイヤル・アルバータ・ホール(日本で言えば上野の文化会館級)でお客さんを入れてやるという企画です。

チャイコフスキー・ピアノコンチェルト1番
ロッシーニのウイリアム・テル序曲
ヘンデルのハレルヤ・コーラス(合唱付き)
チャイコフスキーのくるみ割り人形の1曲目だけ
などなど、8曲。

お客さんは最初からこれが冗談音楽とわかっていますから、演奏中でも笑いあり拍手ありで、ほのぼの感 いっぱいです。

イーノの冗談音楽なんて、これ以上のことは、口で説明できる訳ありませんです。
でも、とてもレベルが高いエンターテイメントと言えます。
イーノさんは、たまたまキーボードで音を出す仕事もしてますけど、基本的にはインスタレーションが好きなんですね。そういうスタンスの活動の仕方に、ボクは憧れちゃうんです。

このLP、多分もうどこに行っても手に入りません。
ボクも15,000円で買いました(自慢)

なんでこんなものそんな値段で買ったかというと、、、、
昔々の20年以上前、渡辺香津美さんがFM番組を持っていたとき、「面白いレコードを手に入れた」といってこのLPのさわりを15秒くらい聞かせてくれまして、、、

その直後に都内のそれっぽい輸入版屋を回りましたが、もう無いとのこと。

その後もこのレコードの音は、頭のかたすみに残っていました。
やがてネットの時代が到来し、たまに検索していましたが、やっと出会えたと言う訳です。

15,000円については、友人が「38,000円というのをかつて店頭で見たことがある」と言っていたので、まったくためらうことなく、ポンと買えたという訳です。
 
買って後悔していないかって?
全然してませんー。。

驚いたよ~

shu


ボクの職場の近くの飲食街に、3ヶ月くらい前に新しい店がオープンしたんですよ。
その店にはたまに昼飯を食いに行くだけだったんだけど、店の奥にドラムセットがちらっと見えていたので、なんとなく気になっていました。

ナニカ情報は無いかと、今日、店の前にあったチラシを見て、びっくり!!
毎週水曜日に木村秀子さんが出ているではありませんか!!

秀子さんはイチロウ師匠とたまに一緒に活動されているピアニスト。

いえ、それだけではなくて、秀子さんが音楽活動をスタートしたのは、ボクの家から歩いて5分のお店です。言うなれば、地元出身ミュージシャンな訳であります。
セッション友達だった秀子さんは、熱心に活動を続けて、今ではれっきとしたプロになっちゃいました。

よーし、今度の水曜に、連絡しないで出かけて行って、驚かしちゃおっと。。。

ボクのセミアコ

ボクのギター第4段は、ヘイマーのコリーナアーチストを紹介します。

ヘイマー


このギターは定価が53万円でしたが、在庫一掃叩き売りでずーっと安く買いました。
絶対に必要な楽器ではなかったのですが、価格に対するパフォーマンスが十分に良かったので衝動買いでした。。。

セミホローボディですから、音色的にはGibsonのES-335と似通っています。
でもサイズはレスポールクラスですし、とても軽量なので、その分アドバンテージがありますね。
軽い楽器というのは、歳とってくると本当に有難いんですよ、、、
作りはたいへんに丁寧で、仕上げも極上で上品です。

でもなによりも優れている点は、演奏のミスをカバーしてくれるところです。
どうしてそんなことが可能なのか、理屈でうまく説明できないのですが、とにかく本当に、ちょっとぐらいヘマしても、ちゃんとした音が出てくれるんです。
多分楽器全体のセッティングがとても整っているからなんだろう、としか思えません。
ボクにとっては、魔法のギターです。

でもね、魔法とは言っても、自分の実力以上の事は起きないんですよ。
当たり前ですけど。。。。。

旧いピンク・フロイド

rel


最近再びスイッチが入ったボクのプログレ・チャンネル。こんなLPを十何年ぶりかで聴きました。
ピンクフロイドの「RELICS」です。

1967年から1969年の録音です。
まだシンセサイザーが無いので、サウンドそのものはおとなしいものです。
でも、その後のピンクフロイドでやりたかったであろうことが、この初期アルバムに凝縮されていることが良く分ります。
つまり、このアルバムを今聴いても、そんなに面白くはないです。だけど、昔から考えて考えて考え抜いて音楽をやっていたんだなってことが、良くわかります。

この時期、キース・エマーソンがいたナイスや、カール・パーマ-がいたアトミック・ルースターってバンドがありました。
それらと比較すると、このピンク・フロイドは、すでに高い完成度をもった音楽を奏でています。
前者の2バンドは、エネルギーをただそのまま楽器テクニックに置き換えて演奏しておしまいって感じですが、ピンク・フロイドはもっと内面を見つめて、ため込んで、表現方法を探していく過程が見えて来ます。

だから、このコンセプトで現在も生き残っているんですね。