今日のLP 「ポーツマス・シンフォニー」
ブライアン・イーノがプロデュースした、ほのぼの冗談音楽です。
演目は、クラシックのシンフォニーです。
ロンドンのアートスクールで、「オーケストラ楽器に少しでも心得がある人は参加してくださいと」声を掛けて集めて、曲を無理やり頭から最後まで演奏し通すという無茶を、ロイヤル・アルバータ・ホール(日本で言えば上野の文化会館級)でお客さんを入れてやるという企画です。
チャイコフスキー・ピアノコンチェルト1番
ロッシーニのウイリアム・テル序曲
ヘンデルのハレルヤ・コーラス(合唱付き)
チャイコフスキーのくるみ割り人形の1曲目だけ
などなど、8曲。
お客さんは最初からこれが冗談音楽とわかっていますから、演奏中でも笑いあり拍手ありで、ほのぼの感 いっぱいです。
イーノの冗談音楽なんて、これ以上のことは、口で説明できる訳ありませんです。
でも、とてもレベルが高いエンターテイメントと言えます。
イーノさんは、たまたまキーボードで音を出す仕事もしてますけど、基本的にはインスタレーションが好きなんですね。そういうスタンスの活動の仕方に、ボクは憧れちゃうんです。
このLP、多分もうどこに行っても手に入りません。
ボクも15,000円で買いました(自慢)
なんでこんなものそんな値段で買ったかというと、、、、
昔々の20年以上前、渡辺香津美さんがFM番組を持っていたとき、「面白いレコードを手に入れた」といってこのLPのさわりを15秒くらい聞かせてくれまして、、、
その直後に都内のそれっぽい輸入版屋を回りましたが、もう無いとのこと。
その後もこのレコードの音は、頭のかたすみに残っていました。
やがてネットの時代が到来し、たまに検索していましたが、やっと出会えたと言う訳です。
15,000円については、友人が「38,000円というのをかつて店頭で見たことがある」と言っていたので、まったくためらうことなく、ポンと買えたという訳です。
買って後悔していないかって?
全然してませんー。。