アントニオ・カルロス・ジョビンのストーン・フラワー
![stone](https://stat.ameba.jp/user_images/d8/86/10000907755_s.jpg?caw=800)
このアルバムから有名な曲は生まれなかったけど、ボクはこのアルバムのリラックスしたムードが大好き。
1970年代初頭のアルバムで、この時期のご多分に漏れず、何らかの電子楽器を使ってはいるのだけど、ミキシングが巧みでどういう音作りなのかが、どうしても聞き分けられない。
結果だけを言うと、生ピアノとユニゾンで多分ムーグかアープが被せてあるのだけど、完全にこの2つが混ざっています。
それで、何とも不思議な枯れた音が鳴っています。
シンセにもこういう大人の味を出す使い方があるんだな、と関心しました。
その他、フェンダーローズも使っていて、タイトル曲のストーンフラワーではロン・カーターと最高のコラボレーションを聴かせてくれます。
ジャケットの紳士は、ジョビン本人です。
たまらん美男子で、嫉妬してしまいます。
こういうオヤジになりたいのに、何が違うのだろうか、、、、。
夏のリゾートホテルの夕暮れ、カクテル片手に、どうぞ。
冬になったら、リゾートペンションの暖炉の前で、スコッチ片手でもOKです。
ギター弾きの恋
ウッディー・アレン監督(+ちょい出演)の映画です。
ショーン・ペンが主役張ってます。
タイトルがギターがらみでウッディー・アレンものだというので、劇場公開時に母が「夫婦で行ってらっしゃい」とペア・チケットをくれた。
ジャンゴと同時代にアメリカでそこそこの演奏をしていた、エメット・レイという実在したギタリストを描いたドタバタ・ラブコメディ。
映画ですから、人柄を思いっきりデフォルメしている。
でも、ギタリストの特徴をこれほどリアルに浮き上がらせるとは、脱帽。
はっきり言って、ボクは随所で赤面してしまった。
アメリカンなドタバタが随所に盛り込まれているし、ショーン・ペンも好演しているので、気楽に楽しめる。
ウッディー・アレンものだからと構える必要なし。
楽曲「スペイン」
この画像が意味すること、わかりますかね?
左がラリー・コリエル、右がアル・ディメオラ。
86年のライブ・アンダー・ザ・スカイの一場面です。
ボクはこの放送で初めてスペインを聞きました。
これは衝撃的な出合いでした。
その当時、ボクはまだギターがヘタクソで、一生掛ってもこの曲は出来ないと思いました。
でも時間というのは有難いもので、今では何とか弾けるようになりました。
言わずと知れたチック・コリア作の名曲です。
この曲を演奏しようとすると、中上級者の曲というイメージが強いですね。
なぜなら、複雑なビートのテーマを、全員がユニゾンで合わせなければならないからです。
もうひとつは、曲の構成が予め決まっていて、ブリッジへ正しく入るには合図が必要だからです。
だけど、課題は上記だけなんですよ。裏を返せばこれだけ押さえてしまえば、誰もが憧れるスペインが自分のものになるのです!
テーマを全員で「これでもかっ!!」ってくらい盛り立てますから、アドリブは一からエンジン掛けなくても、そのままいけますから、ガンガンアドリブしたい人には最高の曲です。
更にアドリブ部のコード進行は、バリバリ弾ける構造になっています。
G-Gb7-Em-A7-D-G-C#m7(G#dim)-Gb7-Bm-B7
キーはBmですから、G-Gb7は半音上からIVへ向かっていますから、出だしからとても自由度が大きい進行です。
なおかつこの出だしはBmに対するIV度ということを明らかに意識させるサウンドです。
続くEm7-A7-D-Gは4度づつ上がっています。つまり放っておいても盛り上がっていってくれます。
4度進行って、チックコリアお得意のパターンで、他の曲でも良く出てきますね。
その先のC#m7-Gb7-BmはII-V-Iです。さらにC#m7はG#dimにも解釈可能なので、置き換えてしまえば更に自由度が広がります。
最後の最後にBmからB7へ展開して、「まだ続きがあるよ。」と宣言しています。
自分のソロを終えたいときはここでB7へ行かない、完結するフレーズを鳴らせばそれが合図となって、その先のブリッジフレーズへ行きます。
このコード進行は、皮膚感覚で覚えてしまわないとアドリブしにくいものです。
譜を見ながらルートを探すってことしていると、いわゆるスタンダードのパターンからは外れているので、演奏が間に合わないでしょう。
だけど、一度身に付けてしまうと、なにやってもサマになるありがたい進行になっているわけです。
以前にオフ会セッションしたとき、この曲を延々40分以上やったことがあります。何人でソロを回したか忘れましたが、ひとり5分はやっていたと思います。
これはおバカですね。ラッキョウをむくサルと一緒です。。。
レッド・ツェッペリンのII
この中のハートブレイカーとリビングラビングメイドは、高校の文化祭で演奏しました。
そういう昔の音楽なのですが、今聴いても古さを感じさせませんね。
ツェッペリンI~IVについては、ひとつの流れに乗っている感じがあります。
別々のアルバムだけど、どれも明らかに同じバンドであると分かるという感じです。
しかしこのバンドのカッコよさは何なんでしょ。
ボンゾの音はムチャクチャにヘビーです。
ジョンポールジョーンズは、このバンドで一番クールで、絶対にでしゃばらないけど、全てを受入れ支えている。
ジミーペイジのギターは粘っこいですね。
ロバートプラントはロマンチスト。
ま、4人とも、とてもカッコイイ。
So Cool!
もって生まれた華がある。
おっさんは今でも、こういうカッコよさに憧れるのであります。
コンタクト
1996年に亡くなった、カール・セーガン作の小説を映画化したもの。
地球外高度知的生命との遭遇を描いたSF。
はっきり言って、理科が好きでないと内容が理解できないような、かなり偏った作品でございます。
(あ、でも、主役のジュディー・フォスターはアカデミーなんとか賞を取ったんですよ)
偏っている分、好きな人にはたまらない、「良くここまで作ってくれた!」という作品。
非科学的な場面も色々あるけど、科学的娯楽映画としてはハイレベル。
音楽とは関係無い映画です。
ただ、普遍的なものを追求するという意味で、ボクの中では強く心に残る映画となったのでした。
科学のロマンがわかる大人には、夢を与えてくれます。
この作品の空想の延長には、宇宙人も音楽をやるのだろうか、というものがあります。
原作の中には、地球外高度知的生命が地球の音楽を誉める場面があり、この文化は宇宙的規模で誇れるものであるという設定になっている。
個人的には、宇宙人も音楽をやるといいなと思っています。
そうすれば宇宙人語は操れなくても、音楽で友好は確立するからね。
「未知との遭遇」では、音楽で相互に友好的姿勢であることを確認しあっていたね。
でもあの作品はちょっとお子様ランチ過ぎですね。
世界の共通語である音楽は、宇宙の共通語でもあったらいいなというのがボクの願い。
あ、だけど、カルト映画「マーズ・アタック」では、火星人を音楽でやっつけてましたね^^
一日順延の運動会
なんでも校長先生が祈祷師の所へ行って、土日のお天気を占ってもらったそうだ(ウソ)
運動会のBGMや出し物も、ボクらが子供の頃とは随分と様変わりしたものだ。
今時のアニメソングや、○△ダ-(キカイダーみたいなのの現代版ね)のテーマソングなど、さっぱりわかりませんがな。
だけどそれって、ボクらの時代に置き換えると、学校行事(=文部省傘下)で仮面ライダーの歌に振り付けして、創作ダンスするようなものなわけで、当時としては考えられないことだったな。
そういう事言い出す奴は、不良扱いって感じだった。
教育現場から、ようやく石頭が排除されたということなのかな?
だけど、家で○△ダ-関係のテレビを見ないメロキチは、曲を知らないから困ってたみたい。
昔も今も変わらないものもある。
騎馬戦をやってた。
メロキチ頑張れ!!(親ばかモード)
お弁当を食べ終わったら、そのまま木漏れ日の下で居眠りしちゃいました。
気持ちの良い初夏の風がさわさわと、、、、
夏のリゾートホテル気分にトランスして、○万円得した気分。
ボクのギターアンプ
ボクはアメリカのブギーというメーカの、「Studio 22+」というモデルを使っています。
ギターに縁が無い人は、ギターにしか目がいかないと思いますが、実はアンプもひとつの楽器と言え、音色を決める重要な役割を担っているんです。
音が大きくなればよいだけと考えて、エレキギターをステレオ装置につなぐと、なんとも情けない音しか出ません。
ギターの電気的音響特性は、低音寄りが強くて中高音は弱いのです。だからアンプで高音側を増強しなくてはいけません。
増強しなくてはならない量は、ステレオに付いているトーンコントロールの範囲を大きく越えています。
さらにギターには各々固有の共振点があって、これがその楽器の音色を特徴付けています。
アンプにも固有の共振点があって、音色に特徴が付きます。
だからステレオアンプにグライコを通してギターをつないでも、やっぱりいまひとつそれっぽい音になりません。
ギターアンプの音にどれくらい特徴(=クセ)があるかは、ボーカルマイクをつないで歌ってみると良く分かります。
自分の声がエレキギターになったような?キンキン/カサカサした音が出てきます。
その他、乱暴に扱っても壊れない頑丈なキャビネット、フルボリュームで何時間連続演奏しても大丈夫な回路設計やスピーカーなど、ヘビーデューティさが求められます。
一つの箱に増幅器と簡単なエフェクターとスピーカーが一体になっていますから、重量は結構あります。
ボクのは22W真空管アンプで、約20Kgです。
我が家はエレベータ無し団地の3Fなので、これが限界ですね。
以前に60W級のも持ってましたが、運搬を諦めて手放しました。
もしベーシストだったらと想像すると、嫌気が差してきます。
コントラバスはでかいし、エレキベースのアンプは大きくて重たいですから。
しかし、ニューヨークには手押し車にグランドピアノを乗せて来て、ストリート演奏する人も居るといいますから、頭が下がります。
妹さんのこと
説得に当たっては電話したりメール送ったりで、大変なことだったようで、ハッピーエンドを迎えて良かったですね。
成り行きを見ていて、ひとつだけブログを読んでいるだけではわからない、気になったことがあるので、ここに書いておきますね。
画面を通して読める文章は、「読者に迷惑を掛けた」、「そんな事気にするな」というやりとりに終わっていますが、あの方の心の中には「会社のPCを使ってばちが当たった」という罪悪感もあったと思います。
この部分のケアも無事になされたかどうかだけ、ボクは心配しています。
ブログの世界に戻って来てくれてハッピーなのですが、社内で居ずらい気持ちが高まってしまうなど、実生活に影響が出たら可哀想だなと思った次第です。