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ゆづTVまとめ
いやあ、それにしても、
SOI八戸の動画は、分かっていますね(^^)/
毎日リピして応援です
さて。
もう1年前以上に出た本ですが、
一応、気になってはいたので、
図書館で見つけたので読んでみました。
『大谷翔平・羽生結弦の育て方
子どもの自己肯定感を高める41のヒント 』
2020.4.16発売 / 児玉 光雄著 / 幻冬舎
【内容】
世界を驚かせ続ける2人の共通点とは?
発言・エピソードから見えてきた、一流を育てる極意
●メモ魔だった!
●夢や目標を声に出し続けた!
●つらい練習にも楽しさを見つけ出す天才だった! ……
スポーツ心理学の第一人者が分析。わが子に自信をもたせるために、親ができること
【目次】
第2部 羽生結弦の育て方
●自信満々な子どもが成功する理由
●子どもの努力に「ご褒美」は効果的?
●羽生選手はなぜプレッシャーに強いのか?
●一流アスリートもやっている「自己暗示」の力
●寝る前5分のイメージトレーニング
●親子で決めたいスマホのルール
●人と比較しない。自己ベストを目指そう
●「夢」を語るときは断定し、主語を入れる
●「才能」ではなく「努力」を褒める ……ほか
【著者について】
1947年、兵庫県生まれ。追手門学院大学スポーツ研究センター特別顧問。京都大学工学部卒業。学生時代、テニスプレーヤーとして活躍し、全日本選手権にも出場。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院に学び、工学修士号を取得。米国オリンピック委員会スポーツ科学部門本部の客員研究員として、オリンピック選手のデータ分析に従事。過去20年以上にわたり臨床スポーツ心理学者として、プロスポーツ選手のメンタルカウンセラーを務める。日本では数少ないプロスポーツ選手・スポーツ指導者のコメント心理分析のエキスパートとして知られる。また、右脳活性プログラムのトレーナーとして、多くの受験雑誌や大手学習塾に右脳活性トレーニングを提供している。著書多数。日本スポーツ心理学会会員、日本体育学会会員。
なるほど。
全日本に出たこともある元テニス選手で、京大工学部卒で、プロスポーツ選手のメンタルカウンセラーを務めてる方なのね。
当事者としてもサポート側としても、スポーツの現場を知り、教育にも携わってるかたなのね、ふむふむ、と読み始めた訳です。
ところが!!!
結弦くんの1ページ目で、
いきなり、モヤ案件発生。
平昌で、男子シングル史上66年ぶりの二連覇という偉業を成し遂げた凄い選手なんですよと、
説明するくだりなのですが・・・
そもそも、
この本って、
結弦くんの良い点を挙げ、分析していくために書かれた本なのに、
いきなりのサゲ表現。
「4回転ループを回避」
(レベルを下げて無難に点数稼ぎに走ったってイメージを醸しだしたいの?大怪我からの復帰ってことも書かずに。意図不明。)
「大きなミスは4回転トゥループのひとつだけ」
(たしかに2つ目の4Tは、崩れたしREPになったけど、手も付かずに堪えたミラクル着氷。わざわざ大きなミスってあげつらう必要ないでしょ!)
「自己ベストには及ばないものの」
(五輪で自己ベストが出せることを当たり前みたいに書く時点で、フィギュアスケート選手について語る資格無しと思うのだが。)
ねー、いきなり、これって、ないでしょ?
結弦くんが大怪我してたこと知らずに書いたんじゃないの?
(いやいや、読み進めていったら、怪我のこと知ってたって分かったなり。・・・なんだかなあ・・。)
ていうか、そもそもコノお方、
平昌五輪の試合を見てなかったんじゃないの?
人気んがあるからって、ろくに調べもせずに書いたんじゃないの?
だいたいね、
「4回転ループを回避」の回避って、何でしょね。
何で、こういう後ろ向き、かつ、狡猾なイメージに繋がる言葉を持ってくるかな?
そもそも、この二連覇というエピで結弦くんの凄さを伝えるために必須なのが、
”大怪我からの復帰戦が五輪で、ぶっつけ本番で演技”ってこと。
トップアスリートでも難しい状況で、
それでも、ほぼノーミスの演技を成し遂げて優勝したってこと。
(もちろん、それ以外にもスゲー!!って称賛すべき点は多々あるが。)
だからこそ、
この二連覇は多くの日本人を勇気づけ、
国民栄誉賞まで贈られた訳じゃない。
なのに、
怪我には一切触れずに、
「出し惜しみしたしミスもあって、実力を全て出し切ることはできなかったけど、二連覇という稀有な成果を掴みました」的な物言いって、
なーんか、アンチ臭が漂ってきて、いやーな予感。
このお方、『羽生結弦 誇り高き日本人の心を育てる言葉』というソチ後の本の監修もしてるから、平昌後に結弦くんを知った訳じゃないと思うんだよね。
もうね、この時点で読むのやめようかとも思いましたよ。
でも一応、記録としても残しておきたいと想ったので、
(3冊目のドジョウを狙ってくるかもしれないしね。)
最後まで、頑張って読みました。
で、
結論としては、
役立たずですなあ。
もちろんね、グリットとかレジリエンスとか、結弦くんから学ぶべきキーワードは一応、説明していますよ。
でも、あんまり、分かりやすくない。
対応させてる事例、というか、
言葉も、
テキトーに『蒼い炎』とか『夢を生きる』とか野口美恵氏松原孝臣氏の著書や記事から引用して載せた的な感じ。
結弦くんについて、全く知らない人ならともかく、
ファンが読むとモヤモヤするばかりじゃないかな。
一方、
『育て方』ってタイトルなんだから、具体的な育児や言葉がけのアドバイスがあるかと思いきや、
母親目線から言わせてもらえば、意味不明。
ていうか、ほぼない。
「頭の中で考えてるだけでは欲しいものは決して手に入りません。(中略)一番欲しいものを強烈に意識することでお子さんの心が突き動かされ、それを獲得するために行動を起こす起爆剤になるのです」
とか、せいぜい、こんな感じ。
ううむむむ。
なんていうか、
ファンのみなさまにおススメするという観点でいえば、
もし、未読であればまず結弦くんの著書を一通り読んで・・・
その足で佐々木正美先生の子育て本を読む方が、
よっぽど役立つ気がする。
どれも、
自己肯定感が高く、自らを高みへと成長させるタイプに
我が子を育てたい方に沢山の応援と具体的なノウハウと勇気元気を与えてくださいます。
ちなみに、完結編である3冊めは、発達障害がテーマです。関わる方々すべての方必読のバイブルだと思います
幼児期ではなく、
学童期、思春期までの
関わり方、育て方についての新著もあり。
もちろん、もっと薄くてコンパクトな子育て本も沢山あるので、佐々木正美先生の著書にまず、触れてみる方がいい気がする。
という訳で、
なんかちょっと時間の無駄遣いをしたなあという感じですね。
(追記) 中高生男子の母親向けなら
おすすめは、これ(^-^)/
男子校(伝統的進学校)の先生たちに学んだ、中高生男子を育てるコツ、みたいな本。
週刊誌の大学合格特集号のランキング常連校って、ガリ勉推奨じゃないんですよ、実は。ウチのムスコの学校も、野球部とか、高3の夏までフツーに甲子園目指してるし。で、さくっと現役で難関校に合格しちゃう、みたいな子が珍しくない訳で。そういう学校の指導の肝みたいなのをまとめた本。
何が凄いって、一昨年に書かれた本なんだけど、コロナ禍みたいに世界が一変することも視野に入れて子育てを語ってること。読み物としても面白いので、ご興味のある方は、是非(*^-^*)
やっぱり、最も示唆に富むものは、結弦くん本人の言葉ってことですね。
結弦くんの言葉尻にのっかって、
『他人の褌で相撲を取ろう』としても、
まあ、恥をかいて終りってことかな?
それにしても・・・・
10代の若き頃から、
印象的な言葉をいくつもいくつも紡ぎ出してきた結弦くんって、
真の天才なんだろな。
その天才が、
身体能力も高く、
プロポーションも抜群で顔も良くって
努力家で心根も美しいって、
はあ・・・・ため息しか、出ませんわ。
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【初めましての方へ
◆不正ジャッジ甚だしい件、ガンディーさん分析、本田先生「ひるおび」発言、ネイサンのスポンサーの謎※コメントポリシー
以下、オマケ
日本記者クラブの会報に載った別府育郎さんの記事。
結弦くんの会見の素晴らしさを端的に記して下さった名文です。
アマビエさま、どうか、どうか、日本をお救い下さい
左から、リアド・サトゥフ氏、ねこまさむね、水木しげるさん