離れて暮らす子どものメンタルヘルスケア | 子の連れ去り被害に遭わないために。親子断絶防止(共同養育)するために。

子の連れ去り被害に遭わないために。親子断絶防止(共同養育)するために。

有責配偶者による子どもの連れ去りを防止。また親子断絶にならないように法律を学び、より良い世の中に変えていく。共同親権、共同監護、共同養育を大切に。子にとって親という存在は一番の宝物。ツイッター(@hanabizone)でも情報発信中。

【概要】

短い時間でも子どものメンタルヘルスケアはとても大事です。親子交流(面会交流)として心がけておくとよい言葉があります。また以下の言葉は、親子交流(面会交流)の調停や審判(附帯訴訟を含む)のなかの陳述書あるいは口頭陳述として、子どもへの心理的なケアを具体的に説明し、子どもをまんなかにした視点(こどもまんなか)として姿勢を示すことができるかと思います。

 

(目次)

1.自己肯定感
2.I言葉(Iメッセージ)を使った感謝

3.モチベーションを維持

4.周りと比べない

5.子どもに無理をさせない

6.子どもから学ぶ

7.親が高圧的にならない(謙虚な姿勢)

8.言葉の表現方法を一緒に考えてみる

9.幼年期こそ親子の基盤

10.あるがままを認める

11.親のメンタルヘルスケア

12.最初の一歩を支える

 

【本文】
1.自己肯定感
褒め方は、できれば『えらい』という報酬型の言葉を避けてたほうがよいです。『よく頑張ったね』『一緒懸命なのがいいよ』『できなくてもやってみたことがいいよ』『失敗してもやってみることがいいよ』という前向きな言葉をかけると、子どもが親に存在を認めてほしいという気持ちを受け止めることができます。うまくいかなかったときに子どもから相談しやすい雰囲気を作ることができます。これは、どんな状況でも自分らしくいてよいんだという自己肯定感を高めることに繋がります。

2.I言葉(Iメッセージ)を使った感謝
言葉を伝えるときには、『私(パパ、ママ)は』という単語を積極的に使ってあげると、誰の意思であるかどうかはっきり区別することができます。『私は、〇〇ちゃん、〇〇くんのこんなところをしてくれるのが嬉しかったよ』という形で自然に言葉にすると、感情の伝達がスムーズです。年齢に関わらず、子どもだって1人の人間として、普段から名前を使って呼ぶことを尊重しましょう。

3.モチベーションを維持
大人に比べると、子どもは持続するということが苦手です。誰かの期待に応えるために頑張るというきっかけでは、疲れてしまいます。好奇心をもって自発的に歩みを進めるために、大人はゆとりをもつ休憩を促しながら、褒めていくのがいいのかと思います。『疲れたときは休憩していいからね。』『(ご飯中)食べれなかったら途中でやめてもいいから、食べたことのない野菜を一口味見してみようか』などやんわりしたアプローチが良いと思います。

4.周りと比べない
兄弟(姉妹)同士を比べるのではなく、『〇〇が前よりもできるようになったね』と過去に遡って子ども自身の成長を比べてみましょう。

5.子どもに無理をさせない
子どもの気持ちを遮って従わせるような言葉や態度は雑な関わりになりやすく、むしろ子どもとの信頼関係を崩し、子どもの大人への不信感が強くなることから、気持ちに寄り添うことを大切にしましょう。

 

6.子どもから学ぶ

大人になると固定概念に縛られて自由な発想で、子どものようにできなくなることがあります。また子どものほうが新しいことを取り入れるスピードが早いこともあります。『どんなふうに得意にできるようになったか教えて欲しい』という言葉をかけることで、いつも子どもは大人から助言されているばかりだったことが、双方向のやりとりとなり、自信を持つことができるようになるでしょう。

 

7.親が高圧的にならない(謙虚な姿勢)

子どもはアイデンティティが形成されるまでは、親の顔を伺いながら良い子を演じることもあります。親の機嫌が悪いとそれは自分のせいだと思い、その場を取り繕うようになっていきます。親は不機嫌(怒った表情)をすれば、簡単に聞いてくれるのではないかと体験を得てしまって再び話をするのではなく、過剰な態度で示してしまうことが出てきます。これでは子どもが萎縮してしまうので、本心はどこにあるのかということを考えて話をする姿勢が大事だと思います。また親の姿勢として誤ったことがあれば、正しく『間違っていた。ごめんなさい』という言葉を示すことで、やはり子どもが真似をしていきます。

 

8.言葉の表現方法を一緒に考えてみる

おすすめなのは『「表現力」に差がつく! 12歳までに知っておきたい言い換え図鑑』の本です。片親のことを悪くいうセリフを聞いたときには、本当の表現方法を知らずに育つかもしれないので、苦労させないように、子どもの手元に1冊あると興味をもってくれるかもしれません。

 

 

9.幼年期こそ親子の基盤

子ども自身が親という立場になったときに、育てる子どもと自分自身が育ってきた同じ年齢の感情を思い出すことがあります。このとき、不憫な想いをしてきたという気持ちに駆られることがないように、周りの人から愛されてきたことを実感してる方が望ましいと思います。幼い年齢のときほど、愛されて育つということが実感できるように、心がけましょう。

 

10.あるがままを認める

親子であっても考え方は違うことがあります。大人は良い親である印象を保ちたい心理が強いと、過ちを見つけた時は、素直に認めず、自己便宜を図ろうとします。子どもは日頃から親の姿勢をみているので、その考え方を真似てしまうことがあります。間違ったことに対してはきちんと事実を謝り、次に向けてできることを考えていくようにした方よいでしょう。

 

11.親のメンタルヘルスケア

親は、子育てに注ぎ込むと、それなりに子どもに対する反応が敏感であるという一面もあるかと思います。あまり気になって一喜一憂してしまうと疲れてしまいますので、はっきりとした良し悪しをつけるのではなく、今日は一日こんなことがあったというふんわりした振り返りをするのがよいと思います。

 

12.最初の一歩を支える

初めの体験をするときには予期不安がつきものですが、「もし〇〇だったらどうしよう」という言葉があるときには、「それがもし起こったとしても、(最悪なケースを想定しても)これ以上のことは起きることがないから安心しよう」という言葉をかけることが背中を押すことにつながるものでしょう。 


▼掛川市

かけがわ家族の学びポータルで意義がある。




 

 

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