この記事は6345文字です。(読破予想時間:約15分6秒)
■はじめに
僕がYouTubeチャンネルを開設したのは2015年の事でした。
開設当初は勢いよく更新を続けていましたが、今では長い間放置したままの状態となっています。
そうなった理由は一つではありません。
色々な気持ちや事情が複雑に絡み合っています。
今回は、放置するに至った心情や理由、経緯などを話したいと思います。
■YouTubeでやりたい事がなくなった
大雑把に平たく言うと、現時点では、YouTubeでやりたい事がなくなったと言う事になる。
全くないと言う訳でもないのだが、あったとしても、今はそこまで前のめりにやりたい事でもない。
ただ、サブチャンネルとしてオカリナチャンネルでも新設しようかと、最近、ちょくちょくそんな事が頭をよぎる。
■やる気が失せるルール変更
僕がYouTubeチャンネルを開設した時は、広告収入を得る為の条件と言うものはなく、例え、登録者が少なくとも、ひょんな事でたまたま一時的に再生回数が伸びた動画があって、広告を見る人が増えれば広告収入を得る事が出来た。
しかし、ある時突然、広告を付ける条件が、月間の公開動画の総再生時間が4,000時間、かつ、チャンネル登録者が1,000人に達していることが条件と言うルールに変更されたのだ。
僕は、YouTuberとして生きるつもりはないので、これがやる気が失せた決定的な要因なのかと言えばそうでもない。
でも、僕のモチベーションを下げる一因であった事は間違いない。
ブログからSNSからYouTubeに至るまでフォロワーを増やす事ばかりに力を使ってる場合では無い。
YouTubeやSNSは音楽をする為に利用しているツールであって、フォロワー獲得の為に力を使うと、音楽に使う時間も労力も削られてしまうので、それこそ本末転倒になりかねない。
■曲のカバー
曲のカバーのアップは、YouTubeチャンネル開設当初からずっとメインのコンテンツであり、ほぼ、これがしたくてYouTubeチャンネルを開設した様なものだ。
でも、今ではそれも5曲アップした所で更新はされていない。
◇昭和カバー曲集/皆見つかさ
(『せっかくだから、少しでもいい音で音楽を楽しんで欲しい。 』)
※ご視聴頂いて良かったと思われた方は、お手数ですが、YouTubeへ移動して頂いて、是非、グッドボタンのクリックをお願い致します。(動画内のタイトル部分をクリックするとYouTubeへ飛ぶ事が出来ます)
曲のカバーについては、曲の人格権や編曲権などについて悩み始めたのが、カバー動画作成を停止させた要因だ。
本来、著作者に無断で曲のカバーをしてはならないのである。
この問題は著作者人格権や同一性保持権など色々複雑に絡み合っており、自分も曲を作る権利者の一人としては、決して無視出来ない問題だと思って悩み抜いたのだ。
因みに、これらの法律はJASRACの管轄外の話で、単純に法律の話になる。
『著作者に無断で曲のカバーをしちゃダメなの?』の中でも書いた事だが、自分の中では一応の結論はついている。
それでも、どこか罪悪感を残しながら、カバー曲を公開したままにしている。
そして、一応の結論は出たものの重い腰を上げられずにいる。
勿論、アップされているカバー動画はどれも、今でも視聴して欲しい動画である事は言うまでもない事である。
■カバーしても何の問題もない曲
カバーしても何の問題もない曲と言うと、著作者の許可を取った曲なのだが、その敷居はけっこう高い。
となると、そこで思い浮かぶのは、自分の楽曲のカバーくらいだ。
自分の曲を弾き語りでセルフカバーしたスタジオライブ映像なら何曲かアップしたのだが、今は、二曲を残して他は全て非公開にしている。
その理由は後述するので、ここでは触れないが、ライブ動画ではなく、今アップしているカバー動画の様に、自分の曲のカバーをレコーディングしてアップするのならいいのかも知れないと思ったのだが、それなら、別バージョンとして正式にリリースした方がいい。
なので、この案はボツだ。
■コピーならば法的にも問題はないが・・・
コピーならば、法的も問題はないし、YouTubeとJASRACが包括契約を結んでいるので著作権の問題もクリアされている。
しかし、僕はコピーを公開する気はない。
コピーする事そのものには、テクニックの幅を広げたりと意味があるとは思うが、原曲と同じ事をしているのを公開する事にあまり意味を感じない。
原曲が存在するのだがら、リスナーは原曲を聴けばいいだけなのだから。
ライブでコピー曲を披露するのは、それなりに意味はあると思うが、YouTubeへのコピー曲のアップは、自分にとって意味が薄い様に感じている。
■トレイラー動画
僕がYouTubeを始めた目的は、曲のカバーを公開する以外に、トレイラー動画の公開と言うのも主な目的の一つとしてあった。
トレイラーと言うのはティーザーとも呼ばれ、楽曲を短く紹介用にまとめた試聴サンプル動画の事で、何度かアルバムトレイラーを公開してみたのだが、短い動画では伝わらないと悟って、トレイラー動画は全て非公開にしている。
伝わらなければ、寧ろ、マイナスのイメージを宣伝して回っている様なもので、これでは、逆効果だと考えた結果だ。
その代わりと言っては何だが、今は、『皆見つかさ - トピック』と言うチャンネルで、1stシングルを除く全曲を一曲丸ごとYouTube及びYouTube Musicで公開していて、試聴して貰うのならいっそ、全てを聞いて貰った方がいいのではないかと今は思っている。
ただ、この『皆見つかさ - トピック』と言うチャンネルはYouTubeによる自動生成で出来るチャンネルで、自分で管理出来ないチャンネルである事が難点ではある。
■つかさRadioについて
つかさRadio(通称:つかラジ!)とは、YouTubeにアップしている僕の自主制作ラジオ番組の事である。
ラジオは今でもやりたいのだが、労力が半端なくかかるので今はストップしている状態だ。
つかラジ!に関しては辞めたつもりも辞める予定もない。
そして、カバー動画と同じく視聴して貰えると嬉しい。
■ストーカーが出た!
アンチでありストーカーであるバカが出現して、僕のチャンネルのボタンによる評価はけっこう荒れている。
こんな事があるので僕は評価ボタンなど必要ないとアンチが出る前から思っている。
頭の悪そうなストーカーが複数のアカウントを使ってどんどんバッドボタンを押してくるのだが、それがけっこうウザい。
僕自身、アンチやストーカーが出る事自体悪い事だとは思っていない。
なので、そいつがウザいからYouTubeを更新しなくなったと言う訳ではない。
そんな嫌がらせでいちいちやめていたら、ミュージシャンですらいられなくなる。
でも、そんな奴らを野放しにしている空間、そんな嫌がらせが出来る空間が楽しい空間である筈がない。
そこの所は、YouTubeの運営側に考えて欲しいと思っているだけの話だ。
■ライブ動画
自分のライブ動画に関しては古い物から最近の物までけっこうな数を保存している。
しかし、ライブ動画は意外とギャラリーが写り込んでいる事も多く、肖像権の問題だとかプライバシーの問題もあるので、編集なしにそのままアップするには無理がある。
昔のバンドのライブ動画などは、同じく肖像権などの問題でメンバーに許可を取る必要があったりするので面倒だ。
第一、元バンドメンバーで、今でも付き合いのある人間など一人もいない。
先程も少しだけ触れたスタジオライブ動画に関しては、一人でスタジオで生演奏の動画を撮影して編集してアップするだけなので、写っているのは自分一人だけだ。
しかし、スタジオ撮影でもライブ本番の撮影でも同じ事が言えるのだが、現場での臨場感は動画では絶対に伝わらない。
そのライブを生で観た人間はそれを体感として覚えていて、臨場感を思い出しながら動画を観る事が出来るのだが、そのライブを生で観ていない人間にとっては、どうしても生ライブより劣るパフォーマンスになってしまう。
これも、場合によっては視聴して貰えば貰う程、却って評判を下げる結果になりかねない。
出すのなら、観せる為の映像を撮って、同じく観せる為の編集をしなくてはダメだ。
つまり、プロが撮った映像だったり、それなりに工夫した編集ならば、伝わらない臨場感をカバー出来るライブ映像になったりもするのだろうが、今の自分が一人でその境地に達しているとは思えないし、今は、自分で自分の動画を固定カメラで撮って、自分で編集した所で、ライブ当日の良さを超える事は出来ないと思っている。
僕たちがハマった昔のスーパースター達の映像はプロが撮って編集したものだ。
見せる工夫、聴かせる工夫は終始施されている。
例え、後から素人が撮ったフィルムが出てきても、既にそのアーティストの凄さは知っているので、やはり、僕たちはその素人映像にフィルターをかけて観ていて、その上で感動しているのだ。
そう言う結論が出てから、どんどんスタジオライブ動画を非公開にしていったのである。
でも流石に、音楽アーティストとして、一つも本人映像がないのも問題だと言う事で、スタンディングスタイルで弾き語る動画とシッティングスタイルで弾き語る動画を1つずつだけ公開のままにしてあるのだが、これも、そのうちどうするのかは未定のままだ。
これは、カバー動画や自主制作ラジオ番組動画と違って、別に観て欲しいとは思っていない。
■プロモーションビデオやミュージックビデオ
僕は以前も記事にした事があるが、PVやMVを作ってYouTubeにアップする事のメリットには懐疑的だ。
また同じ事を書くが、テレビでPVやMVを流して貰えるのならそれなりに反響もあるだろうし意味はあると思うが、YouTubeにPVやMVをアップするのは、デメリットの方が大きいと思っている。
誰でも簡単にダウンロードされてしまう動画サイトにアップロードした瞬間、きっと、音源の売り上げ自体に影響が出る。
これでは手間暇かけて資金も投入してPV・MVを作る意味がない。
なので、今の所僕は、PV・MVを作るという計画はない。
■結局、動画の宣伝に時間と労力を割く事になる
先程、YouTubeやSNSのフォロワーを増やす為に時間と労力を割いていると、音楽アーティストとして本末転倒になりかねないと言う話をしたが、YouTubeのチャンネル登録者を増やす努力のみならず、動画を見て貰う為の創意工夫に時間と労力を割くのも同じ事を意味する。
YouTubeに動画をアップしたからと言って、勝手に爆発的に再生回数が増える訳ではない。
アップしただけでは、YouTubeに動画がアップされている事すらなかなか気付いては貰えない。
確かに、YouTubeのオススメなどに自分の動画のアイコンが表示されたりしてそこから見て貰える場合もあるが、ある程度、工夫や宣伝をしない限り、それだけでは大した再生回数は望めないし、チャンネル登録者数も増えない。
要はバランスの問題ではあるのだが、YouTubeの再生回数をアップさせる為の時間と労力は、今の自分には、ちょっと確保出来そうにない。
■最後に
1日は全ての人に平等で24時間と決まっています。
その24時間をどういったバランスで配分していくのか、そのさじ加減はとても難しいものです。
僕だけでなく、世の中の音楽アーティスト達は、自分の作品を一人でもたくさんの人に届けようと毎日毎日、何かしら行動しています。
毎日行っても、何の変化もなければ、また作戦を練り直さなければなりません。
僕の中で毎日やっておきたい事はたくさんありますが、その全てをこなす事は出来ません。
例えば、ブログを書いて、SNSをアップして、ボイストレーニングに励んで、ギターの練習をしてドラムやベースも弾いて、オカリナの練習もして、そして短歌の勉強もし、曲作りもする。
更に、動画も作ってYouTubeに挙げて、レコーディングもこなして、ゆっくり音楽を聴く時間も欲しいし読書もしたいし体も鍛えようなんて思っていても、そんなにたくさんの事を毎日出来る訳がありません。
そこで取捨選択と言う事になる訳ですが、僕は、YouTubeの更新を止めたのです。
止めたと言うより、ここまで書いた色々要因が重なって、自然とエンストするかの様に止まってそのままになっていると言う感じでしょうか。
YouTubeの更新が止まる事になった要因は、これ以外にもたくさんあります。
本当に小さな物がたくさん積もった結果が、YouTubeの更新停止に繋がったのだと思います。
また、いつか気が向いたら更新するかもしれませんが、今の所、更新休止が続く予定です。
更新が再開されるその日まで、今、公開されている動画を楽しんで頂けたら嬉しいです。
終始、完全な私事で申し訳ありませんでしたが、今回はこれにて。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
もし、こんな僕に興味を持ったと言う方がいらっしゃったら、是非、この下のリンクをクリックしてみて下さい。
ミュージシャン、皆見つかさの世界が広がっています。o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪
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