サドル破損の原因と弦をよく切る様になった原因 | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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この記事は3708文字です。(読破予想時間:約8分49秒)

 

先月、アコースティックギターのサドルが短期間で破損したって記事を書きましたが、昨日、別のリペアショップでサドルの製作を依頼してきました。

 

 

プロのリペア職人さんといろいろ話して、いろんな事が分かりましたので、シェアしたいと思います。

 

 

アコギのサドルの材質には、いろいろ種類があって、新品で買った時にセットしてある純正サドルと言うと大抵、聞く所によるとプラスチック樹脂かTUSQ(人工象牙)で出来ている様です。

 

僕の使ってるアコギの純正サドルも全て、プラスチック樹脂で出来たサドルです。

 

そして、上のリンク記事に書いた、交換して貰って破損したサドルは最もスタンダードな素材の一つである牛骨で出来たものでした。

 

そんなにたくさんの種類の素材の音を知っている訳ではありませんが、個人的には、牛骨の音が一番無難な音で、いいんじゃないかと思っています。

 

そしてまず、この牛骨のサドルの破損について、昨日訪れたリペアショップで、新しく作った牛骨のサドルが2年半で破損すると言うのは、どうなのかを聞いてみたんですね。

 

すると、職人さんの答えは、「あまりある事ではないけど、絶対にないとは言い切れない。たまに起こる事ではある」と言う答えでした。

 

牛骨についての詳しい説明もいろいろして頂きましたが、取り敢えず、ここでは端折らせて貰って、要点だけを書いておく事にします。

 

更に突っ込んで訊いてみると、「素材が粗悪な場合もあるだろうけど、例え、素材が良くても、弾き方だったり運だったりで、そういう事は起こりうる」との事でした。

 

そして、お店の方に、その破損したサドルを見て貰ったんですが、素材も悪くないし、作り方も悪くなくいい仕事をしていると言う事だったんですね。

 

僕の中では、素材が粗悪なのではないかと疑ってたんですが、どうやら違ってた様で、前に作って貰ったショップには申し訳ない気持ちが湧いてます。ヽ(;´Д`)ノ

 

ほんとに、疑ってごめんなさい。(><;)

 

でも、お医者さんで言うと、セカンドオピニオンみたいなもので、訊いて良かったと思いましたね。

 

罪のない職人さんの疑いが晴れたと言う意味でも。

 

ただ、今回訪れたショップの方の話を聞いてると、僕の場合は、運が悪かったのではなく、どうやら、僕自身のプレイスタイルにその原因はある様です。

 

前に、僕のプレイスタイルが最近、変化してきてる様で、弦をよく切る様になったと言う事を記事にした事がありますが、やはり、弦をよく切る様になったのも、プレイスタイルの変化によるものだと言う結論が出ました。

 

 

僕が弦を切る時はいつも大抵はサドル付近で切れます。

 

そして、僕のギター(GUILD F30NT)のサウンドホールの削れ方を見て、その総合的な判断でいろいろ話をして頂いたのですが、まず、相当パワフルに弾くタイプだと言うのは、楽器を見ただけで言い当てられました。

 

そう言うタイプは、大抵、サドル側で弦が切れるそうです。

 

更に僕の場合、パワフルはパワフルでも、低音弦へのアタックを強くかけるタイプなんです。

 

弦全体を上下に行ったり来たり、まんべんなくストロークする様な弾き方ではなく、低音弦のみを狙って、ガンガンアタックをかけていく様な弾き方は、本当によくします。

 

ショップの職人さんが言うには、弦全体を上下に行ったり来たり、まんべんなくストロークする様な弾き方と言うのは、弦の並ぶ向きにまっすぐに上下してストロークが行ったり来たりしていて、弦にはまんべんなく負荷がかかっているけど、僕の様な低音アタッカーの場合、弦に向かって斜めに突き刺さる様にストロークが当たるそうです。

 

確かにそんな感じで弾いてます。

 

しかも、以前に比べて低音へのアタックは段々激しくなってきてますし、全体の力加減も確かに増しています。

 

そういう音が気持ちよくて、それを追求するうちに、徐々に自然とそうなってしまってましたね。

 

そんな時は、右手でピックガードの辺りをチョップしている事も多く、年々、そのチョップが激しさを増していて、最近では、右手のチョップした部分がけっこう痛いと感じるくらいに激しくなっていたと言う自覚もあります。

 

そう言うタイプのプレイヤーの場合、サウンドホールの下側がどんどん削れていくらしいです。

 

プラスチック樹脂のサドルの場合は、牛骨に比べて表面の滑りがいいらしいんです。

 

つまり、牛骨と違って、バキ!っと割れる様な事はなく、弦に衝撃が加わった瞬間、サドルの上で弦が滑って少し動くらしいです。

 

要は、その分、力がうまく逃げてくれる訳です。

 

しかし、プラスチック樹脂に比べて牛骨の場合は、弦の滑りはそこまである訳ではなく、衝撃をモロに受けてしまうのだそうです。

 

しかも、僕の場合、力があまり逃げない角度でアタックをかけているので、牛骨だとまた欠けたり割れたりする可能性は十分にあると言う事でした。

 

牛骨の幅を太くするとかって方法もあるそうですが、サドルの溝を削って広げる事には何だか抵抗があります。

 

しかし、まず割れたりしない金属や合成樹脂の類いは音が堅くて、いいと感じる音が出るものに出会った事はありません。

 

結局は、また、牛骨で作って貰う事にしたんですが、楽器を見て、ちょっと聞き取りをしただけでプレイも見た事がないのに、全てを言い当てられてしまった事には、ちょっとびっくりですね。

 

過去にも、他の職人さんに、似た様な事で驚かされてますが、なかなか慣れないものです。

 

その感覚を例えるなら、まるで、メンタリストDaiGoさんと話してる様な気分です。( ;゚─゚)ゴクリ

 

 

弦を切ったり、サドルを破損したりと言うのは、弾き方が原因だと言うのは分かりましたが、弾き方が原因で破損すると言う事と、一つのプレイとしてその弾き方が悪いのかどうかとは別問題です。

 

僕が出したい音は、そういう弾き方でこそ出せる音である訳で、どうやら、他にそういう音を出せる弾き方がある訳でもなく、間違った弾き方と言う訳ではない様です。

 

さてそこで、その牛骨サドルと今後どう付き合うかと言う事なんですが、しかしながら、そういう音が心地良くて追い求めた結果がそのプレイスタイルなのです。

 

このスタイルは追求したいスタイルでもありますし、自然なスタイルでもあります。

 

結局は、弾き方が悪いとか下手とかそう言う問題ではないと言う結論です。

 

牛骨のサドルでいくと言う事ならば、そう言う音を諦めるか、そういう音を出したいのなら、他で工夫をするかの二択です。

 

そこで、ふと思いついた事があって、職人さんでその場で訊いてみたんですが、サドルへの負担についても、弦を切る問題についても、それはかなり有効だそうです。

 

その方法と言うのは、ピックの厚みを変えてみる事

 

昔から僕は、ピックと言えば、いつも厚くて硬いいわゆるハードばかりを使ってきました。

 

 

勿論、もっと薄いピックを使った事もありますが、どうも、音がしっかり鳴っていなくて、ピックのペラペラ感が音に乗った感じと、重厚の音がピックによって全て逃がされている感じが好きになれなかったのですが、もう一度、もう少し細かく試してみてもいいのではないかと思って、昨日、取り敢えず、ミディアムピックを3種類程購入してきました。

 

GUILD F30NTはリペアショップに預けてきたので、代わりにYAMAHAのFG-725でちょっと弾いてみた感じでは、ガツン!とアタックが響く感じはやはり落ちますが、弾き手と聴き手が感じているものには差があるものです。

 

ギターのボディーを抱えて、その音の振動を直接感じているプレイヤー自身程は、聴き手はさほどの違いを感じていないなんて場合も多々あります。

 

しばらくいろいろ試しながら、俯瞰で、いろいろ弾き比べていきたいと思っています。

 

 

今回はこんな感じです。

 

何か参考になったと言う方はいらっしゃるのでしょうか?

 

一人でもいらっしゃるのなら、それはとても嬉しい事です。。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚

 

 

【追記】2016.6.24

 

この話の続編『音楽スタジオ、デッドとライブ』をアップしました。

 

 

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