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DTM、DAWの初心者にありがちな傾向として、ソフトウェアに付属のプラグインがたくさんあるものに、やたら惹かれるというのがあるようだ。
これは、パソコン初心者にもある事で、僕も、Macを初めて買った時には、買い立てのMacに片っ端からアプリケーションをインストールして、やたらMacが便利にグレードアップした気がして、それだけで嬉しかったものだ。
でも、結局、いらないアプリケーションだらけで、後にハードディスクが切迫して、ほぼ使わないままにアンインストールする事になった。(;^_^A
ネット上には、DAWソフトに無料でインストール出来る秀逸なプラグインが、かなりたくさんある。
他人がいいと言うものを片っ端からインストールなんて、とてもじゃないけどやってられないって程にある。
そして、僕の知る限り、まだ本体のDAWソフトそのものもキチンと操作出来ない段階で、どんどんインストールしてしまう人の多い事。(;°皿°)
でも、今まさに、或いは、これからその道を辿ろうと言う人はそのインストールをちょっと待った方がいい。
僕が使ってるDigital Performer(以下DP)と言うアプリケーションは、プロ向けと言われるソフトの中では、トップクラスにプラグインの初期搭載が少ないソフトだ。
それでも、そんなに不便は感じない。
DTMで全てを仕上げたい人にとっては、音源の搭載は少ないだろうなとは思う。
DTM目的でDPを使うなら、ソフト音源なりハード音源なり何かメインで使うものを一つ、仕入れた方がいいだろう。
僕の場合は、MIDIを打ち込みで使うのは、曲を考える時だとかいくつかの限られた目的で便利に使ってるだけなので、そこまでいい音源は必要としていない。
付属のソフト音源かQuickTime音源でも十分だと思うが、実際には、かなり古いが当時は高価だったハード音源を使っている。
ソフトウェア音源よりハードウェア音源の方がメモリを食わないので、軽く動作するからだ。
参考までに、機種を書いておくとRolandのSC-88Proと言って、確か、1998年頃にG3 Macで鳴らす為に買ったものをいまだに使っている。
通称『ハチプロ』と言って、当時は衝撃的なデビューをした高価なモデルだったのだが、今となっては、既に骨董品と言える。
しかし、曲作りの土台やイメージを作るだけなら、これで十分過ぎるくらい贅沢な機材なのだ。
それでも、根強い人気があるらしく、ソフトウェア音源としてiOS版で復刻した様だ。
それ以外の付属のエフェクターに関しても、確かにDPは他のソフトに比べて、搭載数は少ない。
初心者でDPを買ってしまった人が、他のソフトの編集画面を見たら、羨ましくて仕方がないと思う人が凄く多い様だ。
しかし、僕の体験上から言わせて貰うと、DPのプラグインですら数が多過ぎるくらいだ。
実際には、搭載されてるプラグインを全て使う事はなく、必要なプラグインは全て一通り揃っている。
例えば、リバーブ一つとってみても、いろんなメーカーが開発したリバーブが数種類搭載されているのだが、今までに、実際に僕が本番のレコーディングで使ったリバーブはその中でたったの2種類だけだ。
しかも、そのうち一種類はたった一カ所、ギターの音作りに使っただけで、おそらくもう使う事はないと思う。
そうして作られたアルバムが『解放』と言うアルバムだ。
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要は、リバーブだけでもいろいろ入っているが、使い勝手や音の好みを聴き比べていく内に一つに決まってしまったのだ。
これ一つで大抵の事はこなせる。
あとは、どうしても物足りない時に他のリバーブをまた試すだけだ。
その搭載されてる全てのリバーブを使いこなしても、まだ、物足りない音があれば初めてサードパーティー製のリバーブを検討する事になるだろう。
他のエフェクターについても皆、同じ様な感じだ。
ダイナミクスもほとんど一種類に固定されてるし、イコライザーもほぼ一種類ばかりを使っている。
気が付いたら、それ意外は不要だったってだけで、出したい音のイメージがしっかりしてれば、同じ種類のエフェクターはそんなに何種類も必要とはしない。
実際には、録音されるまでに、ハードエフェクターの掛け録りもしてるし、音そのものはほぼ出来上がった状態で録音されてる事も多い。
勿論、後から音を作ろうって場合でも、使うプラグインエフェクトは、大体決まってるが。
最終的には、一つが馴染んで手慣れてしまうと、他のプラグインをアンインストールしたら、もっとDPが軽くなるのではないか?とか、システムダイエットの方に気がいき始める様になる。
それに最新のMacBook Proを使ってても、そんなに何種類もプラグインを起動するとすぐにメモリー不足におちいるし、今くらいで、ギリギリだと感じている。
何もしないうちから、気が、フリーのプラグインやサードパーティー製にいってしまっても、結局、最初のうちは、搭載させてるものを理解するだけでも大変だと思うので、おそらくそんなにいろいろ使う余裕はない。
長年DPを使ってる僕でも、ちょこっと触ったきりで長い間触ってなくて完全に、使った事がないに等しい状態のプラグインの方が多いくらいだ。
今、よく使ってるもので思った通りの音が作れない場合でも、まだまだ何種類も控えの選手がいるってそんな感じだ。
サードパーティー製ソフトが登場する様な余地は、今のところ、ほぼない。
DPですらそんな感じなので、その他のソフトを買った場合なんて尚更だ。
まず、足下をしっかり見て、今あるプラグインをじっくり精査、習得してみてはいかがだろうか。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
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